アメリカン・ギャングスター
American Gangster
解説
ニューヨークの裏社会で麻薬王に登り詰める黒人のギャングと、彼を追い詰めていく白人の刑事の駆け引きを描く実録サスペンス。出演は「デジャヴ」のデンゼル・ワシントン、「プロヴァンスの贈りもの」のラッセル・クロウ。監督は「ハンニバル」のリドリー・スコット。
あらすじ
1968年、ニューヨーク。地元住民たちに慕われていた黒人ギャングのボス、バンピー・ジョンソンが急死。彼に長年仕えてきた運転手、フランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、今後は自分のために生きることを心に誓う。まもなくフランクは、東南アジアから麻薬を安価で手に入れて売りさばくビジネスを考えつく。タイから軍用機で運んだヘロインは、“ブルー・マジック”のブランド名で、ハーレムの麻薬市場にセンセーションを巻き起こした。ビジネスの成功を確信したフランクは、故郷のノースカロライナから家族を呼び寄せ、最愛の母親(ルビー・ディー)に豪邸をプレゼントする。その頃、私生活のトラブルを抱えながら司法試験の合格を目指していたニュージャージーの刑事、リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は、賄賂に汚れていない者のみを部下にするという条件で、新たに設立された麻薬捜査班の責任者を引き受ける。彼は、かつての相棒ジェイ(ジョン・オーティス)の命を奪った“ブルー・マジック”の供給元を突き止めようと調査を開始。そして1971年、世界ヘヴィ級タイトル・マッチの会場で、試合観戦するフランクに初めて目をつけた。同じ日に、悪徳刑事トルーポ(ジョシュ・ブローリン)もフランクに注目。彼は、エヴァ(ライマリ・ナダル)と結婚式を挙げた直後のフランクを取り囲み、賄賂を要求。さらに麻薬を横取りする機会を狙って、執拗に後を付け回した。やがてベトナム戦争から米軍が撤退を始め、フランクは麻薬の輸送手段を失くす危機を迎える。そしていよいよリッチーは、“ブルー・マジック”の元締めがフランクであることを掴み、彼を逮捕。フランクは、トルーポに母親の豪邸を襲われ、すべてを失って服役することになった。しかしリッチーは、警察内部を蝕む汚職刑事たちを洗い出そうと、フランクに協力を依頼。二人は力を合わせ、トルーポをはじめ汚職刑事を次々と逮捕していった。時は流れ1991年、模範囚となったフランクは、出所して久々にニューヨークの地を踏むのだった。READ MORE
スタッフ
監督
リドリー・スコット
脚本
スティーヴン・ザイリアン
音楽
マーク・シュトレイテンフェルド
キャスト
デンゼル・ワシントン
ラッセル・クロウ
キウェテル・イジョフォー
キューバ・グッディング・ジュニア
ジョシュ・ブローリン
テッド・レヴィン
アーマンド・アサンテ
ジョン・オーティス
John Hawkes
アールゼットエー
ルビー・ディー
コモン
ライマリ・ナダル