『クレイマー、クレイマー』あらすじネタバレ解説/名シーンとラストの考察
アメリカ映画『クレイマー、クレイマー』のタイトルは聞いたことがあるという方はとても多いのではないでしょうか?
本作は1組の夫婦の離婚と子供の親権をめぐる裁判を描いた感動のヒューマン映画。エイヴリー・コーマンの小説原作で、ロバート・ベントンが監督と脚本を担当しました。
今見ても古さを感じることは無く、主演のダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ、そして子役の演技も素晴らしく、序盤からストーリーにぐいぐい引き込まれます。
映画『クレイマー、クレイマー』のネタバレあらすじ、登場人物・キャストの紹介、そして話題となったフレンチトーストの名シーンをふくめて、みどころを詳しく紹介していきます。
目次
映画 『クレイマー、クレイマー』について
出典:IMDb
1979年にダスティン・ホフマン主演で公開されるや、大ヒットし高い評価を得た映画です。原題は「Kramer vs. Kramer」で、これは離婚調停の法廷の原告Mrs.Kramer(妻)と被告Mr.Kramer(夫)のことを指したタイトルとなっています。
1980年に第52回アカデミー賞で作品賞を受賞し、その他最多の賞を受賞しました。
- 作品賞:『クレイマー、クレイマー』
- 監督賞:ロバート・ベントン
- 脚色賞:ロバート・ベントン
- 主演男優賞:ダスティン・ホフマン
- 助演女優賞:メリル・ストリープ
当時アメリカでは社会問題となっていた離婚や親権争いを真正面から捉えたこの作品は、共感や感動を持って迎えられました。そしてとにかく子役がもう可愛くて可愛くて、幼いながらも現状を受け入れて育っていく姿に幸せになる結末を望まずに入られません。
離婚率が上昇しひとり親で育てる家庭も多くなってきた現代、胸熱くなるラストに切ないながらも小さな希望を見いだせるのではないでしょうか。
10秒で分かる!映画『クレイマー、クレイマー』の簡単なあらすじ
出典:Movieclips Classic Trailer公式YouTube
仕事人間の男テッド(ダスティン・ホフマン)がその日も夜遅く帰宅すると、荷物をまとめた妻ジョアンナ(メリル・ストリープ)が、この家を出ると彼を待ち受けていました。
本気にしなかったテッドでしたが、妻は本当に息子ビリー(ジャスティン・ヘンリー)を置いて出ていったのです。ビリーとニ人残されたテッドは、失意のなか家事に育児に奮闘することになります。
最初は距離があった父と息子でしたが、一緒に生活するなかで失敗やケンカを乗り越え、だんだんと心が通じ合い二人で助け合って暮らしていくようになります。
テッドとビリーの間に深い絆が生まれた頃、息子の養育権を主張するジョアンナがテッドの前に現れます。二人はビリーの親権をめぐり裁判で争うことになるのでしたーー。
映画『クレイマー、クレイマー』のネタバレあらすじ
【あらすじ1】妻ジョアンナの家出
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ジョアンナ・クレイマー(メリル・ストリープ)はテッド(ダスティン・ホフマン)と結婚して8年がたつ。夫のテッドは仕事第一主義で、帰宅はいつも遅く夫婦には会話もなくなっていた。今日も夜中まで帰らぬ夫を待っている。最初は幸せだった結婚生活も、今ではもう苦しくてここから逃げ出したい一心だった。
子供ビリー(ジャスティン・ヘンリー)のことを気にかけながらも、ジョアンナは自分をとり戻すために家を出る決心をする。寝ているビリーに“アイ・ラブ・ユー”とささやきスーツケースに荷物を詰め込む。夜中、昇進できるチャンスを掴んだテッドは上機嫌で帰って来た。
そのテッドに別れの言葉を告げるジョアンナ。しかしテッドは本気にしない。ジョアンナは、こうしてエレベーターの向こうに消えていった。冗談だと思っていたテッドだったが、翌日ジョアンナは帰ってこなかったーー。
【あらすじ2】初めての父親業
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テッドの生活は翌日から一変しする。これまでノータッチだった家事をやらなくてはならなくなった。ビリーが日頃何を食べているのかも知らないテッド。朝食のフレンチトーストを作るがうまくいかない。そしてビリーを学校まで送っていき、それからタクシーに飛び乗って会社に向かうのだった。
会社では大きな広告案件を受け持ち、重役への昇進もかかっていたテッド。状況を聞いたテッドの上司は、子供を親戚に預けるよう進言する。しかしジョアンナはじき戻るとテッドは考えていた。
父子2人の生活はうまくかみ合わず、ぎこちない関係は続いていた。そんなある日、ジョアンナから手紙が届く。ジョアンナの帰りを待つ二人は喜んで手紙を読むが、そこに書いてあったのは、ママは一人で生きていく、という内容だった。じき戻ると信じていた二人は落胆する。
隣室に住むマーガレット(ジェーン・アレクサンダー)はジョアンナの友人でもあり、離婚して、1人で子供を育てていた。マーガレットが余計な口出しをしてジョアンナに知恵をつけたのではないかとテッドは疑っていたが、彼女はテッドのよき相談相手になっていった。
しかし父子の仲も順調に行き始めたある日、ビリーは公園のジャングルジムから落ちて、顔を大ケガしてしまう。
【あらすじ3】Kramer vs. Kramer
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そして突然1年以上も音沙汰なかったジョアンナから連絡があった。ジョアンナはニューヨークで仕事を見つけ、やっと自分の居場所を見つけた、とテッドに告げる。
にこやかに再会した二人だったが、ジョアンナが職を得て自分を取り戻した、ビリーを引き取りたいと言い出すと、とたんに険悪になる。テッドは怒り「ビリーは渡さない」と言い捨て出ていった。
テッドとジョアンナは親権をめぐり裁判で争うことになる。
テッドの弁護士によると、裁判は母親が有利だという。手元にビリーを残したければ、相手を徹底的に叩きのめせ、と弁護士に言い渡された。
そんななか、テッドは仕事に失敗しクビになり窮地に陥る。焦るテッドはクリスマス前に東奔西走してやっと職を見つけた。給料も低くなるが、全てはビリーと暮らすためとテッドは決断する。
そして裁判が始まった。
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ジョアンナは語る。8年の結婚生活のなか、幸せだったのは最初の2年間だけだった。彼女は結婚後も仕事に就きたかったけれど、その話し合いを持つことさえ夫は拒否した。しかし家を出てから、心の平安を持ちやりがいさえ持てれば良い母親になれると気づいた、とジョアンナは言う。母親のほうがビリーには必要とジョアンナは主張した。
今度はテッドの番。テッドは必死に「息子の幸せを考えて結論を出してほしい。良い親になるのに性別は関係ない。ビリーには僕と作った家庭があるんだ」と伝えた。隣人のマーガレットもテッドが無関心な父親から変わったことを証言した。ジョアンナはテッドの変化を感じていた。
しかしテッドは負け、結局ビリーはジョアンナの手に渡されるという結審がくだされた。
【あらすじ4】ジョアンナの決意
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ビリーに母親のもとに行くことになったことを話すテッド。二人で最後の朝食であるフレンチトーストを手ぎわよく作る。ビリーの目に涙であふれテッドに抱きつく。そんなビリーを見て、テッドも悲しみをこらえられない。
ジョアンナがくるのを待つ二人。その時ジョアンナからの電話がきてテッドは階下に降りていった。彼女は泣いていた。その様子を見て肩を抱くテッド。ジョアンナは「ビリーのためにはこの家にいるのが一番いい。私は連れてはいけない」とテッドに伝えエレベーターに乗り込んで行った。
映画『クレイマー、クレイマー』の登場人物・キャスト
テッド・クレイマー/ダスティン・ホフマン
ビリーの父親。仕事人間で外でも家でも仕事優先。家事や育児は妻ジョアンナに任せっきりでした。ジョアンナが家出して息子との二人きりの生活がテッドの肩にのしかかります。
ダスティン・ホフマンは本作『クレイマー、クレイマー』(1979年)と『レインマン』(1988年)で2度アカデミー主演男優賞を受賞しています。
完璧主義者として知られるホフマンは、時にスタッフ間との確執を生み制作困難を引き起こすこともあったと言われています。それだけ俳優業に命をかけているということですね。
ジョアンナ/メリル・ストリープ
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ビリーの母親。家事と育児の毎日が苦しくて、テッドとビリーを残して家出をします。のちにビリーを迎えに来ますが、テッドと対立し親権をめぐる裁判を起こします。
メリル・ストリープは本作『クレイマー、クレイマー』でアカデミー助演女優賞をを受賞。その後『ソフィーの選択』1982『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』2011年でも、同じく主演女優賞を受賞しています。
演技力はもちろん完璧ですが、もう一つ彼女が完璧と言われるのが訛りです。どんな役でも登場人物の訛り(アクセント)を再現できる最高のスキルを持っているようですよ。
ビリー/ジャスティン・ヘンリー
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テッドとジョアンナの息子。母親が家出し、慣れない父親との二人暮らしに寂しさが募ります。母親が出ていったのは自分が悪い子だったからか、と心を痛めていました。
ビリー役のジャスティン・ヘンリーはわずか8歳でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、史上最年少記録を樹立しました。
その後『ファンタジー・アイランド』などのテレビドラマや映画などへ出演しますが、途中で学業を優先させ1993年大学卒業後は再び役者としてのキャリアを構築しています。本作が代表作です。
マーガレット/ジェーン・アレクサンダー
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テッドとジョアンナの友人で、一人で娘を育てています。元夫はチャーリーは浮気して出ていきました。ジョアンナが悩んでいた時、その場から逃げ出す道もあると助言しました。
ジェーン・アレクサンダーは、ダスティン・ホフマンとの演技に吃音が出るほどプレッシャーを与えられた、とのこと。その甲斐もあってか本作でもアカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。舞台『ボクサー』でトニー賞を受賞し、映画版『ボクサー』で映画デビューしました。
映画『クレイマー、クレイマー』のみどころを考察
みどころの名シーン3つとラスト結末そして音楽サントラを紹介します。
【みどころ1】映画史に残る数々の名シーン
名シーン1・フレンチトーストを作る父と息子
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ジョアンナが出ていった翌朝からテッドの試練は始まりました。ビリーの好物であるフレンチトーストもまともに作れないのです。
黒焦げにしてしまい、結局食べれませんでした。テッドとビリーの生活の悲惨さを示すようなエピソードです。
しかし裁判に負けて、ビリーがジョアンナの元に行く日の朝もテッドがビリーとともにフレンチトーストを作ります。もうテッドは失敗すること無く無言でテキパキと作っていく姿からは、父と息子の距離が縮んだこと、そしてテッドの家事能力が上がったことが伝わってきます。作りながら、最後抱き合う姿は涙なしには見られません。
そして公開された当時、フレンチトーストは日本ではメジャーではなくそのトーストが食べてみたい!と思った方は多かったと思いますよ。
名シーン2・アイスクリームを食べて怒られるビリー
ジョアンナが、家を出て8ヶ月、テッドは契約に失敗し上司に叱られます。そして家に帰ってもイライラしてビリーに「嫌いな食べ物を残すな!」と叱ってしまうのでした。一方ビリーは母親が恋しく父は仕事を家にまでもって帰り自分の相手をしてくれない、そんな生活に不満なのです。するとビリーは、わざと夕食を食べずにアイスクリームを冷蔵庫から取り出し食べてしまいます。
そのことに激怒するテッドにベッドに放り込まれ、ビリーは母に会いたいと泣きます。お互い大嫌い!と言い合う二人。しかし時間が経って謝りあうと、自分が悪い子だから母が出ていった、と思っているビリーの気持ちをテッドは知り、そうじゃない、愛してると伝えます。ようやくテッドが父としてしっかり息子と向き合い出した転換点でした。
またこのシーンは脚本にもともとあったわけではなく、ホフマンがヘンリーにどんなことで母親に怒られたかと聞いたところ「ご飯を食べずにアイスを食べたこと」という話から作られたシーンでした。
名シーン3・親権をめぐる裁判
どのような結婚生活だったかとの弁護士に答える形で、ジョアンナの心情が語られます。親や夫の望む自分を生きてきたが、働きたいという気持ちを持ちながらも受けあってもらえず、精神的限界を迎え息子を手放したと切々と明かされました。専業主婦の型へ押し込められることに苦しむ女性の姿を描き、多くの女性の言葉にできなかった違和感や辛さを表現してくれました。そして後悔しやり直す決意と渾身の「I am a mother(私は母親です)」には力がありました。
また逆にその裁判の場を通して、テッドが息子に対して愛を持って育てているということがジョアンナにわかる、という展開でした。
ウーマンリブ運動というのを聞いたことがありますでしょうか?
1960年代から1970年代にかけてアメリカで発生した女性解放運動です。女性たちが自己実現や、性別による役割分担からの解放を目指したものでした。本作が制作されたのは、そのような中流家庭の主婦たちの鬱々とした不満が渦巻いていた時代なのです。
【みどころ2】ラスト結末は?
出典:IMDb
裁判の結果、ビリーと離れ離れになることを伝えるシーンからは、ビリーの気持ちになりここまで築いた父との関係をまた切られるのは、たまらなく辛く感じました。
しかし、階下まで迎えに来たジョアンナは「ここが、ビリーの家だ。ここから連れていくことはできない」とテッドに伝えました。
そして一人で、ビリーに会いに行うためエレベーターに乗ったところでのエンディングになりました。
余韻が残り、そのあとジョアンナがビリーを抱きしめながら「ここでパパと暮らして。ママはいつでも会いに来るわ」と話す映像が頭の中で流れるようでした。
しかし、はっきりとは描かれなかったので、ラストの意味は?という問いも多く見られました。子供の立場からすると復縁して欲しい気持ちになりますが、裁判でテッドが言っていたように「やり直せるものならやり直したいけれど、そうはいかない」のがこの二人のケースなのではないでしょうか。
家族の幸せを描いているのではなく、タイトルどおり「Kramer vs. Krame」rなのです。
音楽・主題歌
「クレイマー、クレイマー」の音楽には、アントニオ・ヴィヴァルディのクラシック音楽が使用されています。
ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi)の「マンドリン協奏曲ハ長調RV.425」
オープニングや初めの方に路上で演奏するシーンなどで流れます。
この映画で大注目され、サントラもヒットしました。
心地よいマンドリンの高音とギターの音色が息子と父のコンビネーションを想像させます。この曲を聴くと映画を思い出す方は多いでしょう。
映画『クレイマー、クレイマー』のトリビア解説
映画『クレイマー、クレイマー』の撮影裏話や俳優のエピソード、原作との違いを紹介します。
撮影裏話・エピソード
ダスティン・ホフマンは実生活でも離婚調停中だった!
出典:IMDb
撮影当時、ダスティン・ホフマンは実生活でも離婚調停中で、その経験が映画にも生かされました。とくに裁判のシーンでは多くのアイディアを監督に提供し、監督に脚本のクレジットに名前を入れるか打診されたほどでした。後に本作は脚本賞を受賞したので「入れておけば僕は2冠だった(主演男優賞と)」とジョークを言っていたとか。
また、本作ではアドリブが多かったことも有名です。
例えばジョアンナが家出した後ビリーを引き取りたいと喫茶店で話し、テッドが怒ってワイングラスを投げつけるシーン。
ホフマンはカメラマンには壁を撮るよう知らせましたが、ストリープは事前に知らされずとても驚いた、ということです。
メリル・ストリープは妊娠中だった!
出典:IMDb
メリル・ストリープは1976年の舞台『尺には尺を』で共演したジョン・カザールと交際していました。しかし彼が1978年3月12日骨腫瘍で亡くなり、結婚には至ることはありませんでした。
メリルが恋人のジョン・カザールさんを癌で亡くしたばかりで、失意のどん底にいた時弱っていたメリルを支えたのが、彫刻家のドン・ガマーさんであると言われています。その後ジョン・カザールが亡くなった1978年の9月に、メリルはドン・ガマーと結婚しました。以来、結婚生活は現在まで続いています。そして本作撮影時には妊娠中だったのです。
原作との違いは?
出典:IMDb
原作では、ジョアンナがテッドに電話で泣きながら「ビリーは引き取らないわ。その代わり、時々会っても良いかしら?破綻の原因は私にあるのよ」と伝えて終わっています。
映画では映画ではジョアンナが三人で住んでいたアパートにやって来て、ビリーの為にも連れて行くべきではないと感じ、一人で最後にビリーに会ってさよならを言いたいとテッドに伝え、一人ビリーの元に向かうエレベーターのシーンで終わりました。
泣き顔でエレベーターに乗り込んだジョアンナに「素敵だ」と安心させる言葉をかけたテッド。二人の間に優しい気持ちが流れた瞬間に、映画が終わったので「え?」と思いましたが、これは出だしと同じく無駄のない素晴らしいラストだったと思います。
感想と評価は?
出典:IMDb
アメリカにおいても日本においても、『クレイマークレイマー』は映画評論家からも観客からも高い評価を受けました。
なかでも感想を調べてみると、誰の視点に立つかによって感想がとても変わるということがわかりました。
親権をめぐる離婚劇なので、テッドの立場に立つとジョアンナは子供を捨てたわがままな母親です。ジョアンナは勝手すぎるという感想です。
ダメダメなパパから、息子を一番に考えるようになるその成長過程には胸が熱くなりテッドを応援したくなります。
そしてビリーの立場に立つと、父親が愛情深く変わってきたので母に戻ってきてほしい、と願います。父子の絆が強くなっているのに、裁判の結果無理やり引き離されるのは、辛くてたまりません。元の家族に戻るのがハッピーエンドという感想です。
ジョアンナの立場に立つと、自分が苦しんで病んでいくのに助けてもらえないし、働く自由を奪われどうしようもなく追い詰められて家を出るしかなかった、と理解できます。もし夫が家事・育児を担当していて、仕事もしたいと言えば妻はそうそう反対できるでしょうか。
逃げてしまったけれど、自尊心を取り戻した今、息子ともう一度暮らしたい、と願うのは当然だと思えます。ジョアンナの気持ちもわかるという感想も多くありました。
男性であろうが、女性であろうが働きたい人は働きながら子供や家族を愛して生きていくことが、当たり前の世の中になってほしいと思いました。どちらかが大きな犠牲を払って成り立つのでは、幸せな結婚とは言えないでしょう。40年たった今も、この映画が示すテーマは人々を再考させるものがあると思います。
まとめ
出典:IMDb
子役のヘンリー君の演技に泣かされつつ、気づけば夫婦の離婚問題や子供の親権、女性の社会進出など様々なテーマを考えさせられる映画『クレイマー、クレイマー』です。
夫婦やパートナーと一緒に観ると感想が分かれるかも知れませんが、それもお互いを知るいい機会になるでしょう。心にしみるヒューマン映画『クレイマー、クレイマー』をぜひ、チェックしてくださいね!