リオ・ブラボー
Rio Bravo
解説
「赤い河」「ピラミッド(1955)」のハワード・ホークス監督が久しぶりに作った西部劇。B・H・マッキャンベルの短編小説から、ジュールス・ファースマンとリー・ブラッケットがシナリオを書いている。撮影は「深く静かに潜航せよ」のラッセル・ハーラン。音楽ディミトリ・ティオムキン。「黒船」のジョン・ウェインが扮するシェリフを主人公として、「走る来る人々」のディーン・マーティン、「誇り高き男」のウォルター・ブレナン、「捜索者」のワード・ボンド、ロックン・ロール歌手のリッキー・ネルソン等が彼をめぐって活躍する。その他の出演者はアンジー・ディッキンソン、ジョン・ラッセル、ゴンザレス・ゴンザレス等。製作はハワード・ホークスが監督と兼任している。ワーナーカラー・ワーナースコープ。1959年作品。READ MORE
あらすじ
メキシコとの国境に近いテキサスの町リオ・ブラボ--保安官のチャンス(ジョン・ウェイン)は、殺人犯ジョーを捕えた。しかし、ジョーの兄バーデットはこの地方の勢力家で、彼の部下に命じて町を封鎖したため、チャンスは窮地に陥った。チャンスはジョーを町から連れ出すことも、応援を頼むことも出来なかった。チャンスの味方は、身体の不自由なスタンピイ老人(ウォルター・ブレナン)と早射ちの名人デュード(ディーン・マーティン)の2人だった。町を封鎖されたため、若い美人のフェザース(アンジー・ディッキンソン)や、チャンスの親友パットも外へ出られなかった。パットは燃料やダイナマイトを輸送する馬車隊を、護衛のコロラドと一緒に指揮していた。チャンスはフェザースがホテル・カシノでイカサマ賭博をしていると知らされ、彼女を尋問した。が、コロラドの証言で、フェザースは無罪だった。パットはパーデットの雇った殺し屋に射ち殺された。チャンスはフェザースの不幸な身の上を知り、なにかと世話をしてやった。これを機会に、2人の仲は接近した。ある日、デュードはバーデッドの配下に、不意をつかれて捕まった。バーデットはチャンスに、ジョーとデュードを交換しようと申し込んだ。チャンスは周囲の状況から、それを承諾せねばならなかった。翌朝、2人を交換することになった。デュードはスキをみてジョーに飛びかかった。これを機に両者の凄烈な射ち合いとなった。チャンスたちが苦戦していると、スタンピイ老人がパットの残していったダイナマイトを、バーデットのたてこもる倉庫に投げつけた。それをチャンスがピストルで射った。さしものバーデットも、遂に降服した。バーデットはジョーと共に監禁された。そして、チャンスとフェザースはめでたく結ばれることになった。READ MORE
スタッフ
監督
ハワード・ホークス
脚本
ジュールス・ファースマン
脚本
リー・ブラッケット
音楽
ディミトリ・ティオムキン
キャスト
ジョン・ウェイン
ディーン・マーティン
リッキー・ネルソン
アンジー・ディッキンソン
ウォルター・ブレナン
ワード・ボンド
ジョン・ラッセル
ペドロ・ゴンザレス・ゴンザレス
エステリータ・ロドリゲス