ジェイク・ギレンホール出演のおすすめ映画10選｜カメレオン俳優として知られる名俳優
演技力の幅が広いことから「カメレオン俳優」とも称されているアメリカ合衆国の俳優ジェイク・ギレンホール。
劇中では完全にその役になりきるため、作品によってカッコいい印象だったり怖かったり、可愛らしかったりと様々な印象を与えてくれる面白い俳優で、これまでにも数々の賞を受賞してきました。
本記事では、そんなジェイク・ギレンホールが出演する数々の映画の中から特におすすめしたい10本を厳選してご紹介！
話題の最新作から旧作まで、ジェイク・ギレンホールの演技が際立つさまざまなジャンルの作品を集めました。各映画ごとの簡単なあらすじやジェイク・ギレンホールの役どころ・映画の見どころにも言及しているので、ぜひ気になる作品を見つけてくださいね。
目次
ジェイク・ギレンホールのプロフィール
出典：『Jake Gyllenhaal』公式Facebook
ジェイク・ギレンホールは1980年12月19日生まれ、アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス出身のアメリカ俳優。
本名はジェイコブ・ベンジャミン・ジレンホール（Jacob Benjamin Gyllenhaal）で、「Gyllenhaal」の正しい発音はかなり難しくアメリカでの発音は「ジレンホール」に近いですが、日本では「ギレンホール」という発音が定着しています。
ジェイク・ギレンホールのデビュー作は1991年公開映画『シティ・スリッカーズ』。ビリー・クリスタルの息子役として出演しました。
若手の頃から演技力は評価されており、1999年の映画『遠い空の向こうに』で初主演を獲得。2001年公開の『ドニー・ダーコ』ではインディペンデント・スピリット賞主演男優賞候補になり、期待の若手俳優として注目を集めました。
現在に至るまで多くの映画に出演しており、どの役も完璧に演じ分けることから「カメレオン俳優」と称されることも。
役者としての実力がある彼は恋愛方面も充実しており、結婚歴こそないものの過去にはジェイミー・キングやナタリー・ポートマン、リース・ウィザースプーンなど複数の女性との交際。とりわけテイラー・スウィフトとの交際は世間を騒がせました。
ファンなら見逃せない！ジェイク・ギレンホールのおすすめ映画10選
1.THE GUILTY／ギルティ
出典：IMDb
あらすじ
緊急通報指令室のオペレーターとして働くジョー（ジェイク・ギレンホール）のもとに、誘拐されたと思しき女性・エミリー（ライリー・キーオ）から電話がかかってくる。女性は子供に電話するふりをしてかけており、うまく情報を引き出せずにいた。なんとか白いバンに乗せられ誘拐されていることまでは把握したものの、誘拐犯に勘づかれ通話は終了。少ない情報を頼りに彼女を助けようとするジョーだが……。
見どころ
2018年に公開されたデンマーク映画『THE GUILTY/ギルティ』のリメイク版。
被害者の声を頼りに事件を追っていく会話型サスペンス・スリラーものです。そのため画面に映されるのは全編ジェイク・ギレンホールのみという攻めた図ですが、一切飽きさせない圧巻の演技力が見どころ。正義の味方のはずなのに、どこか病んでるように見えるキャラクターがばっちしハマっています。
こんな人におすすめ
- ちょっと変わったサスペンスを見たい方
- 終始ハラハラする映画が見たい方
- ジェイク・ギレンホールの顔が大好きな方
こんな人には向かないかも
- もどかしい映画が苦手な方
- ひとりの主人公・ひとつの舞台で物語が進行する映画を退屈と感じる方
2.スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム
出典：映画『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』公式サイト
あらすじ
夏休みのヨーロッパ旅行にMJも参加することを知り、楽しみにしていたピーター（トム・ホランド）は最初の観光地・ヴェネツィアで水の怪物に襲撃される。
スパイダースーツをホテルに置いてきたため上手く身動きが取れないでいると、謎のヒーロー・ミステリオ（ ジェイク・ジレンホール）が現れ、化物を倒してくれるのだった。
その後、ホテルに現れたフューリー（ サミュエル・L・ジャクソン）の紹介で再会した2人は一緒にエレメンタルズ退治をすることになり……。
見どころ
ジェイク・ギレンホールは別アースからやってきたミステリオ役として登場。ピーターと共闘して敵を倒したり、良き兄貴分として話し相手になったり……と、スパイダーマンの相棒として大活躍します。だからこそ中盤からの展開はまさに「裏切られた！」という感じで、演技力の高さを再認識するでしょう。表情の使い分けが上手く、スッとモードが切り替わる様は必見ですよ！
こんな人におすすめ
- ド派手なアクションを見たい方
- アベンジャーシリーズのファン
こんな人には向かないかも
- サイコパスなジェイク・ギレンホールが見たい方
- ヒーローものが苦手な方
3.ノクターナル・アニマルズ
あらすじ
経済的に安定した生活を送りながらも、どこか満たされないスーザン（エイミー・アダムス）の元に20年前に別れた元夫・トニー（ジェイク・ギレンホール）から「夜の獣たち（ノクターナル・アニマルズ）」と題された小説が送られてくる。
小説の登場人物はスーザンと娘・インディア（エリー・バンバー）、トニーで内容はとても暴力的かつ残酷なものだったが、なぜか先が気になる魅力があった。小説を読み進めるうちにトニーに非凡な才能を感じたスーザンは、やがて再会を願うようになっていく。
見どころ
3つの世界線が同時進行していくサスペンス映画。内容はとても暴力的かつ性的で気分のいいものではありませんが、グイグイと不思議な世界観に引き込まれていきます。
ジェイク・ギレンホールが演じるのは元夫・トニー役。
現在軸での登場シーンは少ないですが、小説の主人公として妻と娘を奪われた男の役を熱演しています。芸術的なやり方で復讐を遂げるトニーの謎めいたキャラクターに注目です。
こんな人におすすめ
- 余韻を感じられるストーリーを楽しみたい方
- アート的な映画を見たい方
こんな人には向かないかも
- はっきりとオチが言及されていない映画が苦手な方
- 暴力・性描写が苦手な方
4.雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
出典：映画『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』公式Twitter
あらすじ
交通事故で妻を亡くしたデイヴィス（ジェイク・ギレンホール）は妻の死を悲しめないでいる自分に気づく。
愛していなかったから泣けないのか、愛はあったけれども泣けないのか自分の感情がわからないデイヴィスは、自販機にお金を入れたにもかかわらず『m＆m』が出てこなかったことに憤り、クレームなのか手紙なのかわからない手紙を送り続けるようになっていた。
ある時、手紙を見た自販機の会社の顧客係・カレン（ナオミ・ワッツ）から深夜2時に電話を受けとったデイヴィスは、非常識な態度を取る彼女に興味を持ち、行動を起こしはじめる。
見どころ
感情との向き合い方をテーマにした本作。
ジェイク・ギレンホール演じるちょっと変わり者なデイヴィスの演技が妙に癖になる作品です。作中、あらゆるものを破壊していくシーンは最高にスカッとし、間接的にストレス解消してくれること間違いなし。
タイトルの由来を知る頃には、じんわりと温かいような切ないような不思議な感情になる後味のいい映画です。
こんな人におすすめ
- 前向きな映画を見たい方
- 破壊行為にスカッとしたい方
こんな人には向かないかも
- 感情をはっきりと言語化しない表現方法が苦手な方
- 淡々としたテンポが苦手な方
5.サウスポー
あらすじ
ライバル・ミゲル（ミゲル・ゴメス）の挑発に乗り、乱闘騒ぎを起こしたボクシングの世界ライトヘビー級チャンピオン・ビリー（ジェイク・ギレンホール）。
その混乱に乗じて発砲騒ぎが発生し、ビリーは最愛の妻モーリーン（レイチェル・マクアダムス）を亡くしてしまう。怒りの感情から我を見失い、家も娘も地位も手放すことになったビリーは再起をかけて奮闘する。
見どころ
王者の挫折と再起を描いた本作。なんと試合シーンはスタントを使っておらず、まるでテレビ中継を見ているかのような臨場感です。
どん底から這い上がる、という流れはわりと王道に感じますがジェイク・ギレンホール演じるビリーの妻を失ったときの悲壮感がかなりリアルに伝わってくるからこそ、再起を目指すシーンでは思わず声をあげて応援してしほどの共感を与えてくれますよ。
こんな人におすすめ
- ボクシングが好きな方
- 挫折から這い上がる映画が好きな方
- 妻への深い愛情を持った男が好きな方
こんな人には向かないかも
- 妻を亡くす系の映画が苦手な方
- 痛々しい描写が苦手な方
6.エベレスト3D
あらすじ
エベレスト登頂を謳ったガイド付き商業公募隊が流行ったこともあり、エベレストには複数の登山隊が集結していた。そのうちの一隊を率いるロブ（ジェイソン・クラーク）は最大限の安全に気を配り客を登山させていたが、人間が生存不可能とされるデッド・ゾーンで事故が起きてしまう。
見どころ
1996年に発生したエベレスト大量遭難事故の実話をもとに自然の過酷さ、死の呆気なさを描いた本作。
実際にエベレストで撮影されており、映像はかなりダイナミックな仕上がりになっています。ジェイク・ギレンホールが演じたのはライバル関係のスコット役。
思いがけないトラブルに見舞われながらも頂上を目指し、最後まで生き残ろうともがく極限サバイバルに注目です。
こんな人におすすめ
- エベレスト大量遭難事件について知りたい方
- 登山に興味がある方
こんな人には向かないかも
- 寒々しい映画を見る気分じゃない方
- 呆気なく人が死んでいく様を見たくない方
7.ナイトクローラー
あらすじ
無職のルー（ジェイク・ギレンホール）は偶然通りかかった事故現場で、悲惨な写真を撮影して局に売りさばくナイトクローラーという映像パパラッチの存在を知る。
稼ぐため良心の呵責など投げ捨ててライバルより過激な写真を撮影し売りさばくルーだったが、局の要求はどんどんエスカレートしていき、ついに一線を越えてしまう。
見どころ
人間の欲望と倫理をテーマに、報道の裏側をスリリングに描いた本作。「事実の切り取り」が問題視されている現在だからこそ見て欲しい作品です。ジェイク・ギレンホール演じるルーの目が完全にキマっていて、狂気がひしひしと伝わってきます。
正直主人公の性格は胸糞悪く、とても共感できるものではないですがサイコパスっぷりが妙に癖になる映画ですよ。
こんな人におすすめ
- ジェイク・ギレンホールの狂気に満ちた演技が見たい方
- サイコパスな光景にぞぞっとしたい方
こんな人には向かないかも
- 胸糞悪い主人公が嫌いな方
- 凄惨な図が苦手な方
8.プリズナーズ
あらすじ
ケラー一家の娘・アナと、隣人フランクリン一家の娘ジョイが突如行方をくらませた。事件を担当したロキ刑事は（ジェイク・ギレンホール）目撃証言から容疑者としてアレックス（ポール・ダノ）という青年を逮捕するが、彼には10歳程度の知能しかなく証拠不十分で釈放することになってしまう。
アレックスが犯人だと確信しているケラー（ヒュー・ジャックマン）は、秘密裏に彼を拘束し居場所を吐かせようとするが……。
見どころ
娘への愛から一線を越える父親と、信念で真相に挑む刑事を描いた作品。
ジェイク・ギレンホール演じるロキ刑事の、冷静ながらも執念深く真相を暴こうとする姿がカッコいいです。全体的なストーリー構成もうまく伏線回収もお見事。かなり上質なサスペンス映画になっています。
キリスト教絡みの要素があちこちに散りばめられているので、予備知識があるとより楽しめますよ。
こんな人におすすめ
- キリスト教への知識がある方
- 最後まで犯人がわからないスリル満点のサスペンスが観たい方
こんな人には向かないかも
- 宗教色の強い映画が苦手な方
- 残酷描写が苦手な方
9.デイ・アフター・トゥモロー
出典：IMDb
あらすじ
地球温暖化の影響で氷河期が訪れる危険性に気付いた気象学者・ジャック（デニス・クエイド）は要人たちに対処を求めるが、あまりに突飛な内容だと笑い飛ばされてしまう。
そうこうしているうちに状況は深刻化。ジャックはニューヨークに滞在している息子・サム（ジェイク・ギレンホール）を救おうと奔走する。
見どころ
ジェイク・ギレンホールが演じるのは気象学者ジャックの息子・サム。若さに驚くのはもちろん、最近はサイコパスな役柄が多い彼が純粋な息子役・恋する青年役を演じている貴重な作品です（笑）。
自然災害の恐怖に直面した際の演出もリアルなので、改めて地球環境についてふり返るいい機会になるのではないでしょうか。
こんな人におすすめ
- 恋するジェイク・ギレンホールが見たい方
- 純粋で勇敢なジェイク・ギレンホールを見たい方
- 地球環境との向き合い方について考えたい方
こんな人には向かないかも
- リアルさを追求している方
- サイコパスなジェイク・ギレンホールの演技が好きな方
10.遠い空の向こうに
出典：IMDb
あらすじ
1957年10月、ソ連が人類初の衛星「スプートニク号」の打ち上げに成功したと知ったホーマー（ジェイク・ギレンホール）はロケット打ち上げに憧れを抱き、友人たちを誘ってロケット開発チーム「ロケット・ボーイズ」を結成する。
周囲にバカにされる中、数少ない理解者であるライリー先生（ローラ・ダーン）からコンテストに出場するようアドバイスを受けたホーマーたちは優勝に向けて思考錯誤をくり返すが……。
見どころ
19歳前後のジェイク・ギレンホールが出演している作品。
宇宙に憧れ、目を輝かせる姿があどけなくて最高に可愛らしいです。実話ベースなので派手な事件は起こらないものの純粋に夢に向かって突き進むピュアな子供心やそれを支える仲間たち、心配しつつも手を差しのべる大人たちの一挙一動に心が温まりますよ。
こんな人におすすめ
- NASAや宇宙、ロケットに興味がある方
- 夢を追うストーリーが好きな方
- 幼いギレンホールを見たい方
こんな人には向かないかも
- 宇宙やロケットに興味がない方
- 感動系映画が苦手な方
まとめ
以上、ジェイク・ギレンホールが出演するおすすめ映画10選でした。
カメレオン俳優と言われるだけあって、映画ごとに全く雰囲気の違うジェイク・ギレンホール。毎度役への入り込みが凄まじく、演技に妙なリアル感があるためうっかり実在する人物と勘違いしてしまいそうになります。
役者の表現力を求めている人は、彼の作品を要チェックしてくださいね。
