イケメン実力派俳優岡田将生のおすすめ映画20選!
整った顔立ちでクールな印象の岡田将生さん。若い頃は青春映画に多く出演されていましたが、近年では“エリート”役から“マヌケでどうしようもない男”役など、演技の幅が広がりますます注目されています。映画デビュー直後の2009年には新人賞を総なめにするほどの実力派俳優の一人でもあります!
そんな映画やドラマに引っ張りだこの岡田将生さんの幅広い演技を、役柄のタイプ別にご紹介していきます!
目次
岡田将生について
岡田将生さんは東京都出身で、1989年8月15日生まれのAB型。身長は181cmです。
中学2年生の時に原宿でスカウトされ、高校に進学後に事務所と連絡を取り芸能界に入りました。スターダストプロモーションの所属です。
2006年に日本工学院専門学校のCMでデビューを果たし、その後テレビドラマ『東京少女』に出演しました。
翌年、2007年には『天然コケッコー』で映画デビューを果たします。この年はテレビやドラマでもメインキャストを務めます。さらに、2008年から2009年は立て続けに主役級の映画5本に出演しこの年は新人賞も多数受賞されました。その後、2009年度末に大学を中途退学し俳優に専念されています。
近年では舞台やNHK朝ドラや大河ドラマなどさらに活躍の場を広げており、ますます目の離せない存在になってきました。
それでは、岡田将生さんの魅力を出演する映画の役柄ごとに紹介して行きます。お気に入りの“岡田将生”を見つけてみてください!
キュンキュンさせてくれる岡田将生が見たいならこの映画
1.『天然コケッコー』
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あらすじ
小中学校合わせて全校生徒6人の田舎の分校に、東京から転校生がやってくる。彼の名前は大沢広海(岡田将生)。そして、中学2年生の右田そよ(夏帆)にとっては初めての同級生。都会の雰囲気を感じさせ、またどこかツンツンしている一方で、下級生たちには優しい一面も持ち合わせる大沢にそよは次第に恋心を抱いていく。
中学生らしい淡い恋を、島根県の自然豊かな田舎町を舞台にやさしく描いた物語…
青春映画!『天然コケッコー』岡田将生トリビア
- 大沢とそよの卒業式後の教室でのやり取りは、“中学生らしい恋愛物語”という感じがしっかり出ていて監督も思わず「いいもの撮れた」とコメントするほどだとか。
- ロケ地は島根県浜田市。撮影中“学校の生徒達”は泊まり込みで撮影が行われ、撮影後は“放課後”のような雰囲気でみんなで交流をしたようです。
キュンキュンしちゃう!岡田将生のみどころ
岡田将生演じる大沢は、とってもクールな中学生。田舎にこんな“王子様”が突然やってきたら…の“クールな王子様”を見事に演じています。
「今すぐにも東京に帰りたい」「自分は東京を知ってるんだぞ」という雰囲気を、いつも醸し出している大沢を岡田さんはデビュー作にも関わらず、見事に演じています。当時、岡田さんは17歳。台詞なしに“どこかふてくされた感じ”を出している様は、当時から相当の演技力を持ち合わせていたようです。
2.『ハルフウェイ』
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あらすじ
北海道の高校3年生のヒロ(北乃きい)とシュウ(岡田将生)。
ある日、ヒロは片思いをしていたシュウから告白されて付き合うことになる。しかし、ヒロはシュウから東京の大学に進学することを考えていると告げられる。
「いなくなるって知ってて、なんでコクったの?」そう怒りを露わにするヒロ。ヒロはシュウと一緒にいたい気持ちと、彼を応援したい気持ちとで葛藤をする…
青春映画!『ハルフウェイ』岡田将生トリビア
- シュウとヒロのやり取りは、なんとほぼアドリブ!自然な10代の恋愛感情を描くために、思い切った撮影手法を取られました。
- アドリブでの演技だったため、北乃きいさん演じるヒロを岡田さんはなんとか受けと止めるのに必死だったそう。その結果、岡田さん演じるシュウは“笑ってごまかす”キャラになったとか。
キュンキュンしちゃう!岡田将生のみどころ
その場の感情が台詞になったことで、“優柔不断”なシュウと“わがまま”なヒロがより生々しく感じられ、イライラさせられる感情を覚える本作品。しかしそれがむしろ「ああ、高校生ってこんな感じ」という懐かしさを感じられる人も多いのではないでしょうか。
わがままなヒロを「分かった分かった」となだめるように抱きしめるシュウ、優柔不断だけど彼女よりはちょっぴり大人感を醸し出す“彼”に注目です。
3.『ホノカアボーイ』
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あらすじ
レオ(岡田将生)は彼女と別れ傷心していた。レオは大学を休学し、元カノのカオル(蒼井優)と付き合っていたときに“伝説の虹”を探し求めてたどり着いた、ハワイ島の町「ホノカア」で働くことにする。
いつも美味しい食事を振舞ってくれる近所の住人のビー(倍賞千恵子)、優しい映画技師の先輩・バズ(Chaz Mann)といった心優しい人たちに囲まれてホノカアで暮らす。
青春映画!『ホノカアボーイ』岡田将生トリビア
- レオとビーはカメラが回っていない時も本当に仲が良かったそうです。髪型も似過ぎていてプロデューサーさんが初めて2人を見たときに衝撃を受けたほどだそうです。笑
- 本作品は、ハワイ島のホノカアでも上映されたそうです。現地の方からも大絶賛だったとのことです。
キュンキュンしちゃう!岡田将生のみどころ
なんといってもビーさんがレオのために作る料理が印象的です。どれも美味しそうなんですよね。ビーさんから「彼女ができたら料理を教えてあげる!」そんなシーンもあるくらい、本作品では料理がキーワードとなっています。
ハワイを舞台にのんびりした雰囲気の中で展開する切ないストーリー。そのゆったりとした物語の中で、心穏やかな時間を過ごしてはいかがでしょうか。
4.『僕の初恋をキミに捧ぐ』
あらすじ
医師の父親・孝仁(仲村トオル)が働く病院に遊びに来た少女・繭(熊田聖亜)は、心臓病で入院している少年・逞(小林海人)と出会う。逞は繭にプロポーズをし、繭はか彼が20歳まで生きられないのを知りつつも「20歳になったら結婚しよう」と約束をする。
時が経ち繭(井上真央)と逞(岡田将生)は同じ高校に通い、次第に付き合うようになる。長く生きられないことを知っている彼は、繭を遠ざけようとするが…
青春映画!『僕の初恋をキミに捧ぐ』岡田将生トリビア
- 本作品は海外でも上映したとのこと。また岡田さんは「(原作は少女漫画であるが)男性の方も泣ける映画」とコメントしており、世界各国・男女問わず観てもらいたい一作に仕上がっています。
- 本作品が上映されたのは2009年ですが、2019年にはドラマ化にもなりました!
キュンキュンしちゃう!岡田将生のみどころ
岡田さん演じる逞は心臓病という重い病気にかかった高校生。病弱な“美少年”に惹きつけられる人も多いと思います。岡田さんの整った顔立ちから発せられる“いかにも高校生”ということを感じさせる台詞。そのギャップもいいんですよね。
また繭の一途な想いを退けたいでも退けられないといった心の揺れと、繭との駆け引きは、“さすが岡田将生と井上真央!”と思わずこぼしたくなるほど。なんといっても2人がお似合いすぎます…
5.『潔く柔く』
あらすじ
高校一年生のカンナ(長澤まさみ)は幼なじみのハルタ(高良建吾)に想いを寄せていた。しかし、花火大会の夜、ハルタは交通事故で亡くなってしまった。その事故をきっかけにカンナは恋愛ができなくなり、15歳の心のまま大人になった。
大人になりカンナは映画宣伝会社で勤めることになり、ある日、出版社で勤める赤沢禄(岡田将生)と知り合う。第一印象は感じの悪い男。不躾な態度で気分を悪くしつつも、彼の存在が気になるカンナ。そのうち、カンナは赤沢にも暗い過去があることを知ることになる。
大人の恋愛!『潔く柔く』岡田将生トリビア
- 岡田さんは実は“恋愛映画”への出演は久しぶりだったとか。あとで自分が出た作品を見て「恥ずかしくなった」そうです。
- カンナ役を演じた長澤さんは、原作・いくえみ綾『潔く柔く』の大ファンだそうです!原作は大ベストセラーコミックです。
キュンキュンしちゃう!岡田将生のみどころ
心情を表現することが得意なことで定評のあるいくえみ作品。少女漫画ということもありキュンキュンさせられる人も多いのではないでしょうか。岡田さんは自然にクールな男性を演じられています。でもちょっと感じ悪いのが鼻につきますが、そのあとの展開とのギャップがまたいいんですよね。
岡田さんのコメントでもありましたが、こんなにイケメンなのに恋愛映画は久しぶりっていうのも不思議ですよね。岡田さんの社会人同士の恋愛映画、気になる方は是非ご覧ください!
クールな岡田将生が見たいならこの映画
6.『重力ピエロ』
あらすじ
遺伝子の研究を大学院で行う兄・泉水(加瀬亮)と落書き消しの商売をする弟・春(岡田将生)は一見仲のよい兄弟。春は運動神経もよくイケメンで、また芸術的な側面を持っており兄はそんな弟に嫉妬している。
ある日、2人が暮らす街で連続放火事件が起きる。そしてその放火現場の近くには、必ずグラフィティアートが描かれていた。兄弟はこの放火事件に興味を持ちこの事件を調べ始める。事件の真相に近づくことは、家族の闇にも踏み込むことをも意味していた…
家族愛ってすごい!『重力ピエロ』岡田将生トリビア
- 岡田さんは映画化を知る前から原作を読んでいたとのこと。好きな作品だからこそ「実写化したら嫌だな」と思っていたところまさかの現実となってしまったようです。
- 本作品の撮影にあたって、岡田さんは車を運転するシーンの撮影にむけて普通自動車免許を取得されたそうです。演技をしながら運転し、決められた軌道で指定された場所に停めることは難しいそうですが、岡田さんはNGなしだったそうです。
クールすぎる!岡田将生のみどころ
大学院に通う勤勉な兄と比較して、イケメンで運動神経も抜群な春。岡田さん演じる春は、優しくて非常にクールなのが印象的な役柄です。一方で、岡田さん曰く「つかみどころのない役で悩んでいた」とのこと。
物語の終盤、クールを装っておいて実際は壊れかけていた春はその原因となる人物と対峙します。そこでの“本性”をさらけ出すところは、本作品の見どころでもあり岡田さんの演技の見せ場でもあるので必見です!
7.『宇宙兄弟』
あらすじ
幼少時代、ムッタ(中野澪)とヒビト(中島凱斗)の兄弟は共に宇宙飛行士になることを夢に見ていた。
2025年、弟・ヒビト(岡田将生)は夢を叶えて宇宙飛行士になった。一方のムッタ(小栗旬)は会社を解雇されるという、理想とは程遠い生活を送っていた。
ある日、ムッタはヒビトのすすめもあり宇宙飛行士の試験に挑むことになる…
夢に向かう姿もかっこいい!『宇宙兄弟』岡田将生トリビア
- JAXA全面協力の元に筑波宇宙センターでのロケや、NASAケネディ宇宙センターでの宇宙管制室やロケット・ガーデンでのロケも行われたそうです。
- 原作の『宇宙兄弟』は2007年から連載がはじまり2019年8月現在連載中のロングヒット漫画です!
クールすぎる!岡田将生のみどころ
ヒット漫画の実写化ということもあり、原作をかなり意識している本作品。キャラの再現性の高さが評価されています。ロケもJAXAやNASAで行なっており本格的に作り込まれてます。
また、ムッタとヒビトの兄弟愛が素晴らしい!爽やかでクールなヒビトと、天然パーマでダメ人間のムッタ、一見すると正反対な2人ですがそれでも純粋にお互いを尊重しあっています。なかなか素敵な設定ですよね…
8.『ひみつのアッコちゃん』
出典:Amazon.com
あらすじ
「テクマクマヤコンテクマクマヤコン、オトナにな〜れ!」
10歳の小学生・加賀美あつ子(綾瀬はるか)は、鏡の精(香川照之)から「なりたいものになれる」という魔法のコンパクトをもらった。
そしてアッコは大人になる。しかし、この秘密を誰かバレてしまうと二度と魔法は使えない。22歳の姿になったアッコは、大人のオシャレをして遊びに来ていた遊園地で、化粧品会社員・早瀬尚人(岡田将生)に出会う。アッコの話すアイデアに感心し、早瀬はアッコを自身の会社にスカウトをした。しかし、大人の社会がわからないアッコは失敗ばかり。そんなある日、アッコの働く会社で事件が起こる…
ファンタジー映画!『ひみつのアッコちゃん』岡田将生トリビア
- 綾瀬さん演じるアッコちゃんがオフィスの椅子でくるくるまわって向かってくる、というシーンがあるのですが、勢い余って岡田さん演じる早瀬にぶつかってしまって、さらには机のものがすべて落ちてしまう、という笑えるNGがあったそうです。
- 撮影の合間に、岡田さんと綾瀬さんが「どっちがしっかり者か」を言い争っていたとか。2人とも天然なのでどんぐりの背比べ状態ではないでしょうか!?
クールすぎる!岡田将生のみどころ
心はまだ10歳のアッコちゃんは天真爛漫な“大学生”。そのキャラクターの秘密を薄々感じながらも、彼女を一大人として接する早瀬。この2人の関係と展開にドキドキさせられる方も多いのではないでしょうか。
そもそも『ひみつのアッコちゃん』は子供向けのアニメ。“ドキドキ”させられる展開が、想像に反していて見応えあると思います。
そして、本作品は大人に“大事な価値観”を再確認させてくれます。愉快なファンタジーと思って油断していると意外に感動させられるので要注意です!
9.『ストレイヤーズ・クロニクル』
あらすじ
1990年代始め、ある実験によって2組の進化した子供たちが誕生した。1組は突然変異を利用し、もう1組は他の動物の遺伝子を利用して人間にはない特殊能力を持つことになった。しかし彼らは双方、その特殊能力ゆえに片方は精神崩壊、もう片方は短命という運命が待っていた。
昴(岡田将生)率いるチームは、彼らを生み出した外務副大臣・渡瀬(伊原剛士)のもとで様々な任務を行なっていた。ある日、もう1組の特殊能力を持つ学(染谷翔太)率いるチームが渡瀬を狙い、2つのチームは激しくぶつかり合う…
アクション映画!『ストレイヤーズ・クロニクル』岡田将生トリビア
- 本作品は、岡田さんにとって初めてのアクション映画!監督からは「フォームがきれい!」と絶賛だったようです。
- 撮影現場では常に若手に囲まれていた岡田さん。役も頼り甲斐のある兄貴でしたが、実際の撮影現場でもチームの“兄貴”だったとか。撮影後に、チームを焼肉に連れて行ったりしたようです。
クールすぎる!岡田将生のみどころ
本作品のみどころはやっぱり岡田さんのアクションシーンです!
岡田さん演じるスバルの特殊能力は未来を読むことができること。戦闘タイプではないのですがその能力を活かして軽やかに相手の攻撃をかわし、また急所を突きます。そして岡田さんが全力で走る!叫ぶ!!全身を使ったシーンが多いのもアクション映画だからこそであり、他の作品にはない表情が見られます。
また、岡田さんに限らず若手俳優らが挑む特殊能力を活かした激しい戦闘シーンは必見です!
10.『秘密 TOP THE SECRET』
出典:映画『秘密 THE TOP SECRET』公式Twitter
あらすじ
近未来の日本、死者の脳内を映像化することで犯人を特定する捜査方法が確立されつつあった。このシステムを導入した「第九」こと科学警察研究所法医第九研究室の室長・薪剛(生田斗真)の元に、青木(岡田将生)が配属される。
一家殺害によって死刑となった男の脳をスキャンすると、そこに写っていたのは事件発生後から行方不明になっている犯人の娘・絹子(織田梨沙)がナイフを持って家族を殺している映像であった。
事件の真相を追っていると、過去に薪を追い詰めた、とある事件に関わりがあることが見えてくる…
秘密を知ることは覚悟が必要!『秘密 TOP THE SECRET』岡田将生トリビア
出典:映画『秘密 THE TOP SECRET』公式Twitter
- 本作品で岡田さんが演じたのは、死者の脳内にある「秘密」に迫り苦悩するという非常に難しい役。現実の設定ではあり得ない役に岡田さんと鈴木役の松坂桃李さんが挑みましたが、“ゆとりコンビ”としても話題になりました。
- 岡田さんは警察官の役作りのために、大友監督の指示で撮影前に柔道で身体を鍛えたそうです。しかし実はアクションシーンがほとんどなく、つけた筋肉が無駄にならないように、監督が見せ場として柔道の稽古シーンをあえていれたとか。笑
クールすぎる!岡田将生のみどころ
出典:映画『秘密 THE TOP SECRET』公式Twitter
岡田将生さんの演じる役の中でも特にエリートなのが本作品の青木役。イケメンだけれども、ダメンズだったりちょっとマヌケだったりする役柄が多い中、本作品は“高学歴・高収入・高身長”なんて枠すら超えた、秀才でエリート、つまりは“真のイケメン”という設定です。
今までにありそうでなかったこの設定。逆を言えば岡田ファンからすると“待ってました!”と言いたくなる作品ではないでしょうか。
主役を引き立てる岡田将生がみたいならこの映画
11.『告白』
出典:Amazon.com
あらすじ
終業式後のホームルームで、担任・森口悠子(松たか子)が、自身の一人娘(芦田愛菜)が亡くなった事件の真相を話し始める。警察は事故と判断したが、実際は彼女のクラスの生徒“犯人A”と“犯人B”に殺されたことを話した。そして、彼らに復讐をするために2人の給食の牛乳にHIV患者の血を混ぜたことを告げる。
その後、森口は退職をし自称熱血教師・ウェルテルこと寺田良輝(岡田将生)がクラスを引き継ぐ。しかし、あの“告白”によって、2人の生徒の人生は狂い出していた…
ホラーよりもこわい!『告白』岡田将生トリビア
- 本作品の原作は湊かなえ原作の『告白』。過激な内容で賛否両論あり、湊さんは執筆したこと自体を悩まれたそうです。しかし、映画化されたこともありベストセラーとなりました。
- 岡田さんは本作品で初めて教師役に挑戦されたそうです。本来、人前で話すのは苦手だとか。笑
脇役でも光る演技!岡田将生のみどころ
第34回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を受賞するきっかけにもなったウェルテル役。この教師が心底“ウザい”と思わせてくれます。熱血のわりには本質を見てなくて、空気読めなくて、生徒からもバカにされている、(そして本人はそれに気づいていない!)。岡田さんの名演技で、見る人をも「あーこの先生本当にうざい!」と思わせてくれます。
12.『悪人』
出典:映画『悪人』公式サイト
あらすじ
長崎の小さい村に住む清水祐一(妻夫木)は土木作業の現場と自宅を往復するだけの毎日を送っていた。一方の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津絵里)も、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復する毎日だった。そんな2人が出会い系サイトで出会った。
連日ニュースを賑わす女性保険外交員の殺人事件の犯人が、祐一本人であることを光代に告げる。そして、2人は警察からの逃亡を始める…
正義について考えさせられる!『悪人』岡田将生トリビア
- 李相日監督は演出にこだわる厳しい監督だったそうです。撮影後、岡田さんは「本当に“しつこい”」と振り返るほど。柄本さんに至っては、思わず無視するほどだったとか。笑
- 舞台は福岡・長崎・佐賀でしたが、偶然にも九州出身のキャストが多かったようです。岡田さんは東京出身ですが方言にあまり違和感感じず、さすがの演技力ですね。
脇役でも光る演技!岡田将生のみどころ
本作品の岡田さんの役柄は、“金持ちの息子で性格が本当に“クズ”。殺人の容疑をかけられた時は子犬のように怯えるのに、釈放された途端にデカイ態度をとる。絵に描いたようなクズ男を演じています。
岡田さんは“裕福な家庭で傲慢に育った”部分を滲み出す演技は、さすがの一言。何と言っても「この性格だったら、疑われても仕方ない。」と見る人に思わせ、本作品を観終わった後に、タイトルの『悪人』について考えるきっかけを岡田さん演じる増尾は与えてくれます。岡田さんの好演があるからこそ一層主役の2人が引き立つ作品です。
13.『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』
出典:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式Twitter
出典:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』予告編
あらすじ
住みやすい町として定評のあった杜王町。そこに、リーゼント頭の高校2年生・仗助(山崎賢人)が住んでいた。仗助が変わっているのは髪型だけでなく、彼は“スタンド”と呼ばれる特殊能力が使えた。
そんな彼が住む杜王町では、変死事件が続いていた。仗助は偶然同じスタンド使いである凶悪犯アンジェロ(山田孝之)が関わる事件の犯行を邪魔してしまい、標的にされてしまった。アンジェロに執拗に追われた結果、ついには祖父が殺されてしまう。そして、仗助はアンジェロと戦うことを決意する…
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』岡田将生トリビア
- 本作品は週刊少年ジャンプに掲載された『ジョジョの奇妙な冒険』の第四部を実写化したもの。『ジョジョの奇妙な冒険』はシリーズ累計発行部数1億冊も超える大ヒット漫画です!
- 映画の設定だと仗助が住む街は日本のとある町。実際は、漫画のイメージを損ねないよう検討に検討を重ねた結果、スペインのシッチェスという場所に決まったそうです。このシッチェスでは、多くの映画のロケが行われているとのことで、今回のロケでも地元人から多くの協力が得られたそうです。
脇役だけど光る演技!岡田将生のみどころ
今回の岡田さん演じる虹村形兆は、何と言っても悪役!
いつも主役サイドが多く、主役を狙う側の生粋の悪役の姿はなかなか見られません。悪役といっても戦闘タイプというよりは頭脳タイプ。スマートな顔立ちだからかより“いやらしさ”が感じられますよね。
そして、悪役といえばお決まりの“やられっぷり”。仗助との戦いの最後、形兆がやられるその演技は必見です!
落ち着いている岡田将生が見たいならこの映画
14.『雷桜』
出典:映画『雷桜』公式サイト
あらすじ
徳川将軍・家斉の十七男・清水斉道(岡田将生)は、心の病の静養のため瀬田村へ向かうことになった。道中、斉道は道を外れ広い野原に立っていたイチョウの根元に桜の芽がついている巨木「雷桜」の下で寝そべる。そこで、一人の娘・雷(蒼井優)と出会う。
しかし、彼女は「天狗」と恐れられていた山の小娘。一方の斉道は将軍家の人間であり、2人は惹かれ合うも決して結ばれない運命にあった。
時代劇映画!『雷桜』岡田将生トリビア
- 時代劇ということで岡田さんは、撮影前に馬術や殺陣などのハードなトレーニングを3ヶ月行なわれたそうです。しかし、それ以上にとにかく廣木監督の演出が厳しかったらしく、まさに“調教”と表現したくなるほどだったとか。
- キスシーンを撮影する日の朝食に、岡田さんは納豆を食べていたらしく、蒼井さんからすると“変に気を使わなくてよかった”そうです。笑
落ち着いている演技もイイ!岡田将生のみどころ
注目していただきたいポイントは、やはり3ヶ月もトレーニングしたという岡田さんの武家としての所作でしょうか。それも高貴な身分の人間、ということもありなかなか難しい役作りだったと思います。
また、本作品は景色が非常に印象的な作品です。全国各地で撮影が行われたとのことですが、その大自然のなかでの淡く切ない身分違いの恋に是非とも浸ってください。
15.『アントキノイノチ』
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あらすじ
「僕は二度、親友を“殺した”」
高校時代、二度の事件をきっかけに永島杏平(岡田将生)は心を閉ざしてしまった。重度の躁鬱状態からようやく回復し、遺品整理業者で働き始める。
そこで、京平は久保田ゆき(榮倉奈々)に出会った。彼女もまた、高校時代の悲惨な事件から心を閉ざしてしまっていた。
ふたりは遺品整理の仕事を通じて、命について、また自分たちの未来について考えるようになる。
言葉にできない感情を叫ぶ!『アントキノイノチ』岡田将生トリビア
- 物語の冒頭で岡田さんが全裸で屋根の上にいるシーンがありますが、普通の住宅街だったため、住民の方にすごい表情をされてしまったそうです。しかし、監督と共演した原田泰造さんからは「チャーミングなお尻」と褒められたとか。笑
- 役作りのために岡田さん、榮倉さん、原田さんの3人は遺品整理業の仕事を体験されたそうです。役作りのためとはいえ、なかなかハードな経験だったのではないでしょうか…
落ち着いている演技もイイ!岡田将生のみどころ
物語終盤、杏平とゆきが海に向かって「元気ですかあああー!」と叫ぶシーンがあります。杏平が叫ぶシーンは何度かありますが、はじめは言葉で表現できない“苦痛”をただ叫ぶものでした。
杏平は軽度の吃音があることから、感情的になると叫んだり走ったりと、話すこと以外でエネルギーをぶつけようとします。しかし物語終盤には、命と向き合い成長することで「元気ですか?」と前向きな言葉を発するようになります。この“命の叫び”ともとれる岡田さんの“叫び”は見どころポイントです。
16.『オー!ファーザー』
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あらすじ
高校生・由紀夫(岡田将生)には誰にも言えない秘密があった。それは、父親が4人いることだ。父親たちは性格も年齢も違い、由紀夫は煩わしいと感じながらもそんな彼らと暮らしていた。
ある日、由紀夫は賭博場でカバンの盗難事件を目撃する。そしてこれがきっかけで、ある事件に興味を持った由紀夫は詮索するうちに、犯人に監禁されてしまう。愛する息子を救うために、4人の父親たちが救出に向かう。
父親の愛情を受け止めきれない!?『オー!ファーザー』岡田将生トリビア
- 主人公の由紀夫は高校生役。はじめ、キャストは実際の高校生の予定だったとのこと。しかし、岡田さんが原作を読んで出演を強く希望され主役に選ばれたそうです。
- 原作を書かれた伊坂幸太郎さんの作品の中には『重力ピエロ』、『アヒルと鴨のコインロッカー』がありますが、その2つとも岡田さんは出演されています!
落ち着いている演技もイイ!岡田将生のみどころ
本作品は、ベストセラー作家・伊坂幸太郎さんの人気小説を映画化された物です。伊坂幸太郎さんならではの、巧妙に作り込まれた伏線とトリックが見どころのサスペンスコメディです。
“4人の父親がいる”という奇妙な設定ですが、その4人の父親と由紀夫の掛け合いのシーンは息がぴったり。是非とも注目していただきたいポイントの一つです!
“ちょっとかっこ悪い”岡田将生を見たいならこの映画
17.『偉大なる、しゅららぼん』
あらすじ
琵琶湖畔の街に、琵琶湖のそばであれば不思議な力を使える一族・日出家がいた。そこに力の修行のために分家の涼介(岡田将生)が修行に行く。そこには同い年の“生きる伝説”と呼ばれる本家の跡取り・淡十郎(濱田岳)がいて、涼介は彼と特注品の赤い制服を着て学校に通うことになる。
学園では1300年にわたり日出家と因縁の関係にある棗一族の広海(渡辺大)と日々ぶつかり合う。そして、それが世界を揺るがす大事件につながってしまう…
不思議な世界観!『偉大なる、しゅららぼん』岡田将生トリビア
- 原作は、万城目さんの500ページを超える長編作品。万城目さんの独特のワールドが十二分に堪能できます。
- “おじさん”になろう年齢の大人3人が学ランが衣装ということもあり、はじめはかなり恥ずかしかったとのこと。しかも、岡田さんと濱田さんは赤色の学ラン!でも、意外に着てみたらテンション上がるかもしれません。笑
ちょっとかっこ悪い!岡田将生のみどころ
やはり注目していただきたいのが、(嫌でも注目してしまうと思いますが)、岡田さんと濱田さんの赤い学ラン姿!
そして次に楽しんでいただきたいのが、本作品の独特な世界観ではないでしょうか。琵琶湖の周りでなければ発せられない不思議な能力、その能力を開花のさせるための儀式、そして“しゅららぼん”の由来。ツッコミどころも多いですが、だからこそ原作ファンの方もそうでない方も楽しめる作品だと思います。
18.『想いのこし』
あらすじ
頭の中は金と女のことばかり。毎日をどれだけ楽に過ごすかということしか考えていないガジロウ(岡田将生)。
ある日、交通事故によって幽霊になってしまった3人のポールダンサーと運転手に出会う。ユウコ(広末涼子)は、残された一人息子が気がかりで成仏できずにいた。そこで事故をきっかけに出会ったガジロウに、4人が遺したお金と引き換えに彼女らが成仏できるように願いを叶えるよう依頼する…
一人一人の想いに向き合う!『想いのこし』岡田将生トリビア
- 岡田さんが演じたガジロウは、最低なクズ野郎という役。共演者の広末さんは撮影中「リアルにイラっとした」というコメントをしています。実際の岡田さんとのギャップがすごいみたいです。
- 本作品でなんと岡田さんはウエディングドレスを着ています!もう二度と着ないし着たくないそうです。笑
ちょっとかっこ悪い!岡田将生のみどころ
「ああ、なんでこんなやつが生き残っちゃうんだ!」と思わず行ってしまいたくなるほどのクズ男・ガジロウを岡田さんは演じています。一方のストーリーは、生前やり残したこと・想いを伝えるというシリアスなもの。
ガジロウが人間の温かみに触れて、少しずつ変化をしていきます。“ありきたりなストーリー”と油断していると、世界感に引き込まれて涙が止まらなくなります…!
19.『伊藤くんA to E』
あらすじ
落ち目のアラサー脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)は、彼女の講演会に参加した4人の女性たちの恋愛相談をネタに新しい脚本を書こうとしていた。4人の女性たちを振り回しているのは、偶然にもみな“伊藤”。莉桜は彼女たちを振り回しているのが同一人物ではないかと考え始める。
ある日、莉桜が講師を勤めるシナリオスクールの生徒の一人で、自意識過剰で口ばっかりの男である28歳フリーターの“伊藤”(岡田将生)が自身の付き合っていた4人の女性を題材に脚本を書いている、という情報が莉桜のもとに入ってくる…
全員“痛い”!『伊藤くん A to E』岡田将生トリビア
- 共演者の女性たちは本当に伊藤くんが“気持ち悪かった”とのこと。それはまるで伊藤くんが岡田さんに憑依したと錯覚するほどだったとか。
- 岡田さんは廣木監督とは『雷桜』からの2回目だったようですが、『雷桜』の時の演出指導は相当厳しかったようですが、本作品ではかなり拍子抜けするほどあっさりだったとか。
ちょっとかっこ悪い!岡田将生のみどころ
岡田さんが演じる“伊藤”くんは、本当に痛い男!
この痛いキャラクターにどっぷり浸ってもらいたいです。勘違い男で口ばっかり、でも臆病で意気地なし。痛いを通り越して“キモチ悪い”。この上、この伊藤くんに振り回される5人の女性たちも“痛い女”なんです。
伊藤くんには終始共感できないですが、物語終盤で語る彼の人生観に意外と言い返せないんじゃないでしょうか。
この“痛い”6人の織りなすエンターテイメントを是非楽しんでいただきたいです。
20.『家族のはなし』
あらすじ
リンゴ農家の一人息子・拓也(岡田将生)は、幼少期スポーツで才能を見せたが怪我をしてスポーツの道を諦めていた。大学で上京後、バンドの道を目指すもまた挫折してしまう。
いつもいいところでつまずく自分の人生に苛立ちを感じていた拓也は、田舎のリンゴ農家の両親を疎ましく思っていた。そんな実家に里帰りした拓也は、そこで“父親が大好きだった頃の自分”と出会い、両親の愛情に気づく…
王道だけど感動物語!『家族のはなし』岡田将生トリビア
- 本作品の“原作”は、鉄拳さんのパラパラ漫画。「アジア太平洋広告祭」でフィルム部門・プレス部門をW受賞し、世界中で絶賛されている作品です。
- 本作品の撮影はなんと1週間!濃密な1週間だったらしく、岡田さんにとってのラストのシーンの撮影は“父親の愛”を感じた印象に残るものだったとか。
ちょっとかっこ悪い!岡田将生のみどころ
父親の息子に対する無償の愛をぐっと感じられる本作品。
“王道“の家族の物語ではありますが、それだけに感情移入がしてしまいます。特にラストシーンでグッとくる方も多いのではないでしょうか。
拓也が何もうまくいかないず苛立ちを父親にぶつけるシーン。本気で怒りをぶつけられるのも家族に対してぐらいかもしれませんが、遠慮がない分“いい大人”が本気を出すと凄まじい怒りになります。その岡田さんの家族に感情をぶつける渾身の演技は必見です!
まとめ
以上、岡田将生さんが出演されている映画20選でした。
整った顔立ちから“THE・主演”な映画への出演が多いイメージの岡田さんですが、実は非常に演技の幅が広く、王道な恋愛映画や青春映画以外にも、間抜けだったり“気持ち悪い”役柄もこなされています。これからますます演技の幅が広がり、様々な役柄に挑戦される姿に期待したいですね!