コメディからシリアスまで自由自在!人気映画監督”堤幸彦”おすすめ作品7選!

TRICK』や『SPEC』など人気ドラマを手がけ、『十二人の死にたい子どもたち』など話題作も生み出す人気映画監督・堤幸彦。作品を観たことがあるという方も多いのではないでしょうか!思わずくすっと笑ってしまうようなシュールなコメディから、心に刻まれる感動作まで幅広い作風が堤監督の魅力です。

今回は、そんな堤監督のおすすめ映画をご紹介していきたいと思います!

10秒で分かる堤幸彦監督

堤幸彦さんは1955年11月3日生まれ、血液型はO型、三重出身です。東放学園映画専門学校の放送芸術科に入学したことをきっかけに放送業界へ入りました。その後、ディレクターとして経験を積み、『バカヤロー!私、怒っています』というオムニバス作品の第4話の監督を担当し、映画監督デビューを果たします。それからいくつもの作品を手がけ、ミステリードラマ『金田一少年の事件簿』の演出で脚光を浴びました。その手腕が広く評価されるようになった堤監督は、映画やドラマで次々とヒット作を生み出し、唯一無二の映画監督となったのです!

堤幸彦のおすすめ映画

それでは早速、堤幸彦さんの監督した作品7選をご紹介します!人気ドラマシリーズから映画化になった作品や、人気小説が原作の作品まで幅広くご用意させて頂きました!どの作品も完成度が高く楽しめること間違いなしです。独特の世界観を作り出す堤幸彦ワールドを堪能しちゃいましょう!

1.劇場版 SPEC 天

 SPEC 〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(@spec_loc)さん | Twitter

あらすじ

特殊能力を持つ人、通称「SPECホルダー」達の起こした事件を解決するのが仕事である未詳事件特別対策係の面々。ずば抜けた頭脳を持つ変わり者の刑事・当麻紗綾(戸田恵梨香)と、優れた身体能力を持つ無表情の刑事・瀬文焚流(加瀬亮)はコンビを組み難事件をいくつも解決していた。

そんな2人の元に新たな事件の捜査の依頼が舞い込んでくる。それは、クルーザーに乗っていた人達が何者かに殺されたという事件だった。しかも被害者達はミイラ化しており、犯人はSPECホルダーだと推測されていたのだ。当麻と瀬文はこの難事件の真相を追い始める……。

独特の堤幸彦ワールド炸裂?「劇場版 SPEC 天」撮影秘話

・今作では「時を止める能力」を持ったSPECホルダーが出てくるのですが、時が止まった空間を撮影する際に36台ものカメラを使っていたとか!大量のカメラの映像を把握するなんてそう簡単にできることじゃないですよね。さすが堤監督!

・作中に出てくるギャグも全て演出した堤監督。若い人に中々伝わらないマニアックなギャグが多かったとか。ぜひ今作を通して、堤監督のギャグセンスを堪能して頂きたいです!

堤幸彦監督にしか出せない!今作の魅力ポイント

人気ドラマシリーズ「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」の映画化作品である今作。魅力は当麻と瀬文の名コンビとSPECホルダー達のバトルです!癖の強い登場人物が暴れまくる姿から目が離せません。

また、堤監督の作り出す世界観が独特で、一度見ると虜になってしまいます!ぜひドラマを観てから今作を観て頂けると、おなじみの小ネタもよりいっそう楽しめます。堤監督の真骨頂でもあるキャラの個性が活かされた斬新な設定のミステリーです!

基本情報

上映時間:119分

監督:堤幸彦

出演者:当麻紗綾(戸田恵梨香)/瀬文焚流(加瀬亮)/志村美鈴(福田沙紀)/市柳賢蔵(でんでん)/馬場香(岡田浩暉)/一十一(神木隆之介)

受賞歴:

・第4回TAMA映画賞 最優秀新人男優賞(神木隆之介)

公開日: 2012年4月7日

2.悼む人

悼む人|東映[映画]

映画「悼む人」予告編1 – YouTube

あらすじ

坂築静人(高良健吾)は、見知らぬ人の死を悼みながら旅をしていた。その行動のせいで周りから好奇の目で見られていた静人だったが、それでも亡くなった人について話を聞き、祈りを捧げ続ける。そんな静人を取材することになった記者・蒔野抗太郎(椎名桔平)は、善人に見える静人の本性を暴いてやろうと調査を始める。

そして静人の家族のことや悲しい過去が明らかになっていく。どうして静人は会ったこともない人の死を悼むのか、そこには静人なりの強い思いがあった……。

独特の堤幸彦ワールド炸裂?「悼む人」撮影秘話

・天童荒太さんの小説が原作となっている今作。堤監督は原作を読んで感動し、天童さんに「どうしても表現したい。」と頼み込んで映画化に繋がったそうです!そんな監督の思いもあって、原作の良さが更に活かされた作品になっています。

・主演の高良健吾さんと堤監督は、ずっと現場の隅っこで話し込んでいたとか。出演者の方と綿密に打ち合わせをして話し合いを重ねるのが堤監督流の演出だそうです!

堤幸彦監督にしか出せない!今作の魅力ポイント

」と向き合っていく人達の姿を描いた今作。魅力ポイントは、息を呑むような映像美と、死を悼みながら旅をする坂築静人という人物です。堤監督の手によって、静人という人がどこかミステリアスで神秘的な人物に表現されています!

綺麗な景色も相まって、観ているだけで心が浄化されていくような気分になること間違いなし。また、実力派俳優陣の演技を上手くまとめあげている堤監督の演出にも注目してください!

基本情報

上映時間:138分

監督:堤幸彦

出演者:坂築静人(高良健吾)/奈義倖世(石田ゆり子)/甲水朔也(井浦新)/坂築美汐(貫地谷しほり)/蒔野抗太郎(椎名桔平)/坂築巡子(大竹しのぶ)

受賞歴:

・第28回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 主演男優賞(高倉健吾)

公開日:2015年2月14日

3.イニシエーション・ラブ

メディアツイート: 映画『イニシエーション・ラブ』公式(@ilovetakkun)さん | Twitter

あらすじ

恋に奥手の鈴木(松田翔太)は、合コンに誘われて渋々参加することに。そこで歯科衛生士・成岡繭子(前田敦子)に出会い恋に落ちる。読書という共通の趣味を持っていた2人は意気投合しデートを重ねる。

しかし中々一歩踏み出せない2人。そんな中、繭子が異性の友達と親しげに話しているのを見て嫉妬する鈴木。その出来事をきっかけに素直な想いを告げて、無事に結ばれた繭子と鈴木。その後も順調に交際を続けていく2人だったが……。

独特の堤幸彦ワールド炸裂?「イニシエーション・ラブ」撮影秘話

・今作は「2回観たくなる」がコンセプトになっています。そのため堤監督の遊び心が満載で、実はいたる所に蟹が登場しているとか。おちゃめな監督らしい作品となっています!

・映像化不可能と言われていた小説を映画化した今作。堤監督は、原作者の乾くるみさんから直接アイデアを頂いたとか!原作とは違う結末を迎えるので、小説を読んだことがあるという方でも新鮮な気持ちで楽しめるはずです。

堤幸彦監督にしか出せない!今作の魅力ポイント

一見、すれ違う男女を描いた王道ラブストーリーかと思ってしまう今作。でも実は最後の最後に、誰も予想できないどんでん返しが待ち受けています!真相を知った瞬間にもう一度観たくなるような作品です。堤監督の素晴らしい演出で違和感なく物語が進んでいくため、途中までは普通のラブストーリーとしても楽しめます。

また、きっちり伏線を回収してくれるので、鑑賞後には清々しさを感じます。堤監督が描く唯一無二のラブストーリー、あなたも騙されること間違いなし!

基本情報

上映時間:110分

監督:堤幸彦

出演者:鈴木(松田翔太)/成岡繭子(前田敦子)/石丸美弥子(木村文乃)/海藤(三浦貴大)/梵ちゃん(前野朋哉)

受賞歴:

・第40回報知映画賞 監督賞(堤幸彦)

公開日:2015年5月23日

4.天空の蜂

メディアツイート: 映画『天空の蜂』“ビッグB”【公式】(@tenku_bee)さん | Twitter

映画『天空の蜂』予告篇90秒 – YouTube

あらすじ

天空の蜂」を名乗る謎のテロリストによって自衛隊ヘリ「ビッグB」が奪われてしまう。ビッグBを原子炉建物に墜落させると脅すテロリストは、日本の全ての原子力発電所を破棄することを要求。

そんな中、ビッグBの設計士・湯原一彰(江口洋介)の息子が機内に取り残されていることが発覚する。湯原は、墜落されるかもしれない原発の設計士・三島幸一(本木雅弘)と協力してテロリストと戦うことに。しかし、犯人と繋がっている人物が内部にいることが分かり……。

独特の堤幸彦ワールド炸裂?「天空の蜂」撮影秘話

・原発という難しい題材を扱う作品だったため、堤幸彦は「本当に自分が撮影していいのだろうか。」と思っていたとか!丁寧に原発やヘリコプターについて調べ、一つ一つ積み上げて完成させたそうです。堤監督のそんな努力の甲斐あって、とてもクオリティの高い作品になっています!

・堤監督のコメディ推理ドラマ「TRICK」で主演を務めていた仲間由紀恵さん。今作では、今までの様なギャグや無茶振りは無かったとか。堤監督と言えばシュールでコメディチックな作風のイメージが強いですよね。今作はそのイメージをガラリと覆すシリアスな作品となっています!

堤幸彦監督にしか出せない!今作の魅力ポイント

とてもスケールの大きい壮大なミステリーである今作。魅力はやはりテロリストと湯原達の攻防です。スピード感があり、観ているだけで疾走感を感じられる演出がされています。

また今作は、かなり細部まで作り込まれているためリアリティがあり、じっくり映画を楽しみたい方でも満足できるはず!堤監督のこだわりがこれでもかというほどつまった作品です。底で渦巻く人間模様から大迫力のヘリの映像まで魅力たっぷりなので、ぜひ観て頂きたいです!

基本情報

上映時間:138分

監督:堤幸彦

出演者:湯原一彰(江口洋介)/三島幸一(本木雅弘)/赤嶺淳子(仲間由紀恵)/雑賀勲(綾野剛)/室伏周吉(柄本明)

受賞歴:

・第40回報知映画賞 監督賞(堤幸彦)/助演男優賞(本木雅弘)

・第7回TAMA映画賞 最優秀男優賞(綾野剛)

・第28回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 助演男優賞(本木雅弘)

・第89回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞(本木雅弘)

・第39回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(本木雅弘)

・第58回ブルーリボン賞 助演男優賞(本木雅弘)

・VFX-JAPANアワード 2016・劇場公開実写映画部門 優秀賞

公開日:2015年9月12日

5.RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編

メディアツイート: 映画『RANMARU 神の舌を持つ男』(@ranmaru_movie)さん | Twitter

「RANMARU 神の舌を持つ男」予告編 – YouTube

あらすじ

京都大学薬学部の大学院生・朝永蘭丸(向井理)は、舌で味わうだけでそれがどんな化学成分からできているのか当てられる特殊能力を持っていた。蘭丸は一人旅をしていたが、鬼灯村という村で倒れてしまう。そこで、鬼灯村で唯一の医者・武田竜胆(木村多江)に人工呼吸をされ恋をしてしまう蘭丸。そしてひょんなことから鬼灯村の旅館で働き始めることに。そんな中、元旅仲間の甕棺墓光(木村文乃)と宮沢寛治(佐藤二朗)も鬼灯村にやって来る。再会した3人だったが、突如発生した殺人事件に巻き込まれてしまい……。

独特の堤幸彦ワールド炸裂?「RANMARU 神の舌を持つ男」撮影秘話

・今作の撮影では堤監督からの無茶振りが多かったとか!木村多江さんにコブラツイストをさせたり、木村文乃さんにコントをさせたりと、堤監督らしい面白い演出が盛り沢山です。

・温泉を巡りながら事件に巻き込まれていくという設定を長年温め続けていた堤監督。中々作品にする機会が無かったとか。コメディ要素が多い今作ですが、しっかりメッセージ性もあるので幅広い方に楽しんで頂けるはず!

堤幸彦監督にしか出せない!今作の魅力ポイント

これが堤監督のコメディだ!と胸を張っておすすめしたい今作。元々は人気ドラマだった「神の舌を持つ男」の映画作品です。堤監督の作品にありがちなシュールな世界観を存分に堪能できます。コメディともあって思わず声をあげて笑ってしまうシーンを盛り沢山!

そこまでする!?」と驚いてしまうような演出もあります。また、小ネタも要所要所にあるので観ていて全く飽きが来ません。堤監督にしか撮れない、どたばたギャグミステリー、とくとご覧あれ!

基本情報

上映時間:105分

監督:堤幸彦

出演者:朝永蘭丸(向井理)/甕棺墓光(木村文乃)/宮沢寛治(佐藤二朗)/武田竜胆(木村多江)/野々村龍之介(市原隼人)

受賞歴:なし

公開日: 2016年12月3日

6.人魚の眠る家

メディアツイート: 映画『人魚の眠る家』公式(@ningyo_movie)さん | Twitter

映画『人魚の眠る家』 予告編 – YouTube

あらすじ

播磨薫子(篠原涼子)と播磨和昌(西島秀俊)の夫婦関係は冷めきっていて、娘・播磨瑞穂(稲垣来泉)の小学校受験が終わったら離婚する予定だった。しかし、瑞穂がプールで溺れたことで脳死状態になってしまう。薫子と和昌は娘が脳死状態だとはどうしても思えず、その死を受け止めきれない。

一度は臓器提供を決意するも、微かに瑞穂の手が動くのを見てしまい、まだ死んでいないことを確信する2人。和昌は少しでも瑞穂を生きている姿に近づけるためあらゆる手段を行い、薫子もただ眠っているだけと思い込むようになるが……。

独特の堤幸彦ワールド炸裂?「人魚の眠る家」撮影秘話

・原作を読んだ堤監督は「他人事じゃない。」と思い、映像化に向けて動き始めたそうです!そんな監督の熱い想いが作品にも反映されています!

・堤監督はお客さんに紛れて今作を観に行ったとか。1人で観に行ったことで邪念も一切なく真剣に観ることができたそうですよ!

堤幸彦監督にしか出せない!今作の魅力ポイント

脳死」という題材を家族愛の観点から描いた今作。「難しいお話なのかな?」と敬遠してしまいそうですが、堤監督の手にかかれば難しいテーマも超感動作に!注目して頂きたいのは篠原涼子さん演じる播磨薫子の娘への愛です。徐々にその愛の深さが恐ろしく見えてくるように演出が工夫されています。

先が読めない展開から目が離せません。また、今作は東野圭吾さんの小説が原作なのですが、原作の良さもそのまま表現されているので、ミステリーがお好きな方にもオススメしたい作品です!

基本情報

上映時間:120分

監督:堤幸彦

出演者:播磨薫子(篠原涼子)/播磨和昌(西島秀俊)/星野祐也(坂口健太郎)/川嶋真緒(川栄李奈)/美晴(山口紗弥加)/播磨瑞穂(稲垣来泉)

受賞歴:

・第43回報知映画賞 主演女優賞(篠原涼子)

・第42回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞(篠原涼子)

公開日:2018年11月16日

7.十二人の死にたい子どもたち

メディアツイート: 映画『十二人の死にたい子どもたち』(@shinitai12movie)さん | Twitter

映画『十二人の死にたい子どもたち』予告【HD】2019年1月25日(金)公開 – YouTube

あらすじ

12人の少年少女は、みんなで安楽死をするために廃病院に集う。しかしそこで、まだ生温かい死体が発見されパニックに陥る12人。しかもその死体は他殺による殺人だと判明。少年少女は、死にたいが殺されたくはないという複雑な心境のまま犯人探しを始める。

そして真相に近づいていく内に、12人の「死にたい理由」も明らかになっていく。果たして12人の少年少女達は無事に安楽死を迎えられるのか……。

独特の堤幸彦ワールド炸裂?「十二人の死にたい子どもたち」撮影秘話

・なんと40分の長回しで撮影したシーンがあるとか!中々そこまで長時間回し続ける撮影はないですよね。堤監督は新しい撮影法も積極的に採用される方なので、今作でも新鮮な演出を楽しめます!

・若手俳優さんばかりだった現場で、堤監督は共通の話題が無くて困ったそうです!でも完成した作品の完成度を見る限り、チームワークのとれた撮影現場だったことが伺えます。

堤幸彦監督にしか出せない!今作の魅力ポイント

インパクトのある設定と物語の面白さが話題になった今作。伏線が緻密に張り巡らされた先の見えないサスペンスとなっております。観ている人を惹きつける演出や、手に汗握る展開は一見の価値あり!さすが堤監督です!

また、今作は期待の新人俳優さんが沢山出演されています。それぞれの持ち味が最大限に活かされたキャラクター設定で、どの人物も魅力的です。堤監督の細やかな演技指導があってこそ、登場人物が輝いて見えるのでしょう。

基本情報

上映時間:118分

監督:堤幸彦

出演者:アンリ(杉咲花)/シンジロウ(新田真剣佑)/ノブオ(北村匠海)/サトシ(高杉真宙)/メイコ(黒島結菜)

受賞歴:なし

公開日:2019年1月25日

まとめ

堤幸彦さんの監督された映画7選をご紹介しました。

独特の世界観を活かしたコメディや、伏線を見事に回収してくれるミステリーなど、どんなジャンルでも面白い作品にしてしまうのが堤監督です。また、登場人物が個性的なのも堤監督の作品の魅力ではないでしょか。

新しい撮影技法を取り入れ、進化し続ける堤監督の作品。これからも素晴らしい映画を生み出してくれること間違いなし!

この記事が、皆さんと素敵な映画の出会いの場になったら幸いです。