映画『ジャスティス・リーグ』のネタバレ解説 | あまり知られていないDCコミックヒーローの魅力とは ?
MARVELと同じくアメコミヒーローのレーベル「DCコミック」のヒーローたちが一堂に集結し、巨大な悪と戦う映画『ジャスティス・リーグ』。
2017年11月23日に日本で公開され、多くのヒーローたちがこの映画で広く顔を売ることになったといえます。
しかし先に公開された『アベンジャーズ』シリーズに比べてまだこのシリーズの映画があまり制作されていないため、注目度は低いです。興行収入も同シリーズのスーパーマンやバットマンの単独映画より断然低い結果となりました!
しかし、ファンにとってお祭りといえるこの映画。ヒーローに興味を持った方は観て損はしないはず!今回はストーリーのネタバレに各ヒーローの魅力も併せ、ご紹介します!
目次
- アベンジャーズの先輩! DCヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」とは
- 10秒で分かる!『ジャスティス・リーグ』の簡単なあらすじ
- 『ジャスティス・リーグ』のネタバレあらすじ
- 映画をもっと楽しむための『ジャスティス・リーグ』キャスト紹介
- 【ヒーロー①】”能力は金持ち” バットマン=ブルース・ウェイン/ベン・アフレック
- 【ヒーロー②】”宇宙から来た鋼の男” スーパーマン=クラーク・ケント/ヘンリー・ガヴィル
- 【ヒーロー③】”人間を愛するアマゾネスの王女” ワンダーウーマン=ダイアナ・プリンス/ガル・ガドット
- 【ヒーロー④】”海の国アトランティスの荒くれ者” アクアマン=アーサー・カリー/ジェイソン・モモア
- 【ヒーロー⑤】”世界最速の男” フラッシュ=バリー・アレン/エズラ・ミラー
- 【ヒーロー⑥】”機械の体に宿る優しき魂” サイボーグ=ビクター・ストーン/レイ・フィッシャー
- 【キーパーソン】”愛の力で超人を復活” ロイス・レイン/エイミーアダムス
- 【ヴィラン】”自分が望む世界を創ろうと企む悪しき支配者” ステッペンウルフ/声:キアラン・バインズ
- 『ジャスティス・リーグ』のみどころ・小ネタ紹介
- DCヒーローの魅力をもっと知りたいあなたへのお役立ち情報
- まとめ
アベンジャーズの先輩! DCヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」とは
「ジャスティス」は正義、「リーグ」とは連盟、同盟という意味の単語のため、ジャスティス・リーグは「正義の同盟」という意味があり、ヒーローたちのチーム名としてはカッコイイものです!初めて世に出されたのは1960年3月の『ブレイブ&ボールド』というコミックで、それが人気を博したことで同年10月から『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ』という名称で連載を開始しました。
対してアベンジャーズは1963年9月に『アベンジャーズ』第1号のコミック誌が最初のため、ジャスティス・リーグがヒーローとして3年先輩だといえます!
登場するメンバーはスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグの6名ですが、他にも2011年に実写化された『グリーン・ランタン』、同じく2019年の『シャザム』もコミックの設定上、メンバーになっているのです。
また時代の変遷、製作するコミック、アニメによってチーム名やメンバーが若干異なるのも特徴のため、色々なヒーローの活躍を楽しむことができます!
10秒で分かる!『ジャスティス・リーグ』の簡単なあらすじ
2016年公開の『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』の正式な続編といえる作品。スーパーマン亡き後、バットマンは彼の信念を受け継いで日々、悪から街を守る戦いを続けていた。そんな中、巨大な悪ステッペンウルフがついに世界侵略のための行動を開始した。
この敵に立ち向かえる強力チーム結成のため、バットマンは各地にいる超人的な存在を探す旅をしていた。しかし彼らは一筋縄ではいかない変人ぞろいのため、難航してしまう。
この映画を含めたヒーロー作品シリーズ『DCエクステンデッド・ユニバース』で2017年8月25日公開の『ワンダーウーマン』の後、そして次作品『アクアマン』の前に観た方がシリーズ全体の映画をより楽しめますよ!
『ジャスティス・リーグ』のネタバレあらすじ
【あらすじ①】スーパーマンがいない現在、巨大な敵が侵攻を開始!
スーパーマン=クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)が亡くなって数カ月後、以前より犯罪者の数が増え、混沌とする世界に人々は恐怖を抱いていた。バットマン=ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)はゴッサムシティで逃亡している強盗犯を捕まえる。すると彼は強盗犯に「恐れろ!!」と言い放つ。
するとまるで強盗犯の恐怖をかぎつけたかのように羽根が生えた怪物パラデーモンが現れ、バットマンと戦闘する。何とかパラデーモンを壁にはりつけにして拘束できたバットマンだが、突然パラデーモンは自爆してしまった。
その爆発した跡を見ると3つの四角い紋様があり、バットマンは巨大な敵が迫りくることを感じ取った。
同じ頃、世界の破滅を信じて破壊活動するテロリスト集団がイギリスの銀行を襲い、人質をとって立てこもる事件が発生。そこへワンダーウーマン=ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)が現れ、テロリストたちを一網打尽にし、彼らの持つ爆弾を始末して人々を危機から救ったのだ。
【あらすじ②】ブルース、ヒーロー候補たちのスカウトへ!一方、敵ステッペンウルフがついに襲来!!
ブルースはバットマンの活動をする傍ら、レックス・ルーサーJr(ジェシー・アイゼンバーグ)が掴んでいた情報を基にヒーローチームのメンバー候補を探す旅をしていた。
その中の1人がいるとされるアイスランドの漁村に着き、出会った通訳の男の案内によって村長に会う。ブルースは「海からやって来る男=アクアマン」の居場所を聞くも、村長はバカにして笑う。ふとブルースは室内の壁にある絵に目をやると、不思議なボックスとアクアマンらしき人物が描かれており、そこで通訳の男こそがアクアマン=アーサー・カリー(ジェイソン・モモア)だと気付いた。
早速ブルースはアーサーに仲間として戦ってほしいと要請するも、「自分1人で戦う方が、性に合っている」と拒んで去ってしまう。
一旦アルフレッド(ジェレミー・アイアンズ)と共にアメリカへ帰国する飛行機の中、ブルースはレックスが持っていた情報の中に例のボックスがあったことを思い出す。
その頃、ブルースが探す候補者の1人であるフラッシュ=バリー・アレン(エズラ・ミラー)は、刑務所にいる父ヘンリー(ビリー・クラダップ)と面会していた。ヘンリーはバリーの進路を気にしており、自分のせいで迷惑をかけていることを謝罪する。
またもう1人の候補者ビクター・ストーン(レイ・フィッシャー)はゴッサムシティ大学の有望フットボール選手だったが事故によって選手生命を断たれ、治療のかいもないまま死亡していた。
現在は父で宇宙人のテクノロジーを研究するサイラス(ジョー・モートン)が1人で暮らしているのだが、彼の自宅に死んでいるはずのビクターが機械の体を持ったサイボーグとして住んでいた。
一方、クラークの恋人ロイスは彼の死から立ち直れず、仕事復帰を果たしたものの、以前のような記事を書く気になれなかった。そこへクラークの母マーサが世間話に訪れる。マーサもまた息子を失った悲しみに耐えきれず、家を売りに出してメトロポリスに移住していたのだ。
そんな中、ダイアナの故郷の島セミッシラでアマゾネスたちは警戒態勢を敷いていた。彼女たち部族が守ってきたボックスが動き始めたため、かつての宿敵の襲来を予感したからだ。
女王ヒッポリタ(コニー・ニールセン)と軍団が身構える中、ボックスに光が降り注ぎ、邪悪な敵ステッペンウルフ(声:キアラン・ハインズ)がパラデーモンたちを率いて現れる。アマゾネスたちは必死に戦うもヤツにはかなわず、ボックスを奪われてしまう!
ヒッポリタは外世界にいるダイアナへのメッセージとして火矢を放つ。その火はギリシャ神殿に灯され、テレビのニュースでそれを知ったダイアナは敵の侵略が開始されたことを悟った。
【あらすじ③】ジャスティスリーグ、ここに集結!
ダイアナはブルースを訪ね、ステッペンウルフの侵略が開始されたと伝える。さらに彼女は例のボックスについて話した。
大昔、ステッペンウルフは地球を侵略しに現れ、アマゾネス、アトランティス人、銀河の守護者グリーン・ランタン、人間たちが戦って何とかヤツを追い払った。その時、ヤツから奪ったのが例のボックス3つで、これが1つに融合してしまうと、世界を意のままに作り変えることができるという。
そんな凶悪なものを二度と世に出さないようにとアマゾネス、アトランティス人、人間たちがそれぞれボックスを1つずつ管理すつことになったのだ。
その3つのうちの1つを奪われたため、一刻も早く仲間を集めなければならないと悟ったブルースはダイアナにも協力してもらい、ビクターとバリーをスカウトしに行く。
バリーは自分の秘密基地にやってきた際、そこにブルースがいることに驚く。彼から自分がフラッシュだと言われてごまかそうとするも、急に彼が手裏剣を自分に投げてきたため、超高速移動でそれを掴んだ。その手裏剣の形を見てブルースがバットマンだと分かったバリーは興奮し、チームへの参加を承諾する。
一方でダイアナはビクターのことを調べていた際、パソコンに彼からのメッセージが送られてくる。会って話したいという彼が指定した場所にダイアナが行くと、突然周りの街灯が消える。すると暗闇の中からビクターが現れる。ダイアナはチーム加入を要請するも、聞く耳を持たずに去ってしまった。
その頃、アクアマンは海底にあるアトランティスへ向かっていた。到着するとステッペンウルフが現れ、すでに攻撃を仕掛けていた。アクアマンも戦闘に参加するも力及ばず、ボックスを奪われてしまう!
そしてステッペンウルフはロシアの原発跡地を根城とし、残り一つのボックスを求めてパラデーモンに科学者たちを誘拐させる。その中にはサイラスもいて、父がさらわれたことにビクターは戸惑う。
ゴッサム市警は科学者たちの誘拐事件を捜査しており、バットマンに協力を要請。ワンダーウーマン、フラッシュと共にやって来たバットマンにゴードンが話を聞こうとした際、ビクターことサイボーグが現れた。
彼の能力によって敵のアジトがゴッサム港付近の地下にあると分かり、急いで向かう。そこではステッペンウルフが科学者たちにボックスの在り処を尋問していた。
バットマンたちは隙を見てパラデーモンたちを攻撃、人質の救助を開始した。何とか人質を救ったのも束の間、ステッペンウルフが立ちはだかる。ヤツの攻撃に劣勢を強いられ、ついには逃げられてしまう。
すると攻撃の影響で地下に川の水が流れ込み、バットマンたちは危機に陥る。するとそこへアクアマンが駆けつけ、彼らを救いだす。気が変わったからと称して、彼もチームの仲間入りを果たしたのだ!
【あらすじ④】スーパーマンの復活!ステッペンウルフとの最終決戦へ!!
一同は基地に戻り、今後の作戦を練ることに。するとサイボーグがボックスを持ってきて、父がこのボックスの力を使って自分を生き返らせたのだと話す。それを聞いたブルースは、ボックスの力とクリプトン人の宇宙船にある装置を使ってスーパーマンを蘇生させることができるのでは? と提案する。
そのことにダイアナは強く反対する。かつてレックスはそのクリプトン人の装置を利用し、ゾッド将軍の遺体から怪物ドゥームズ・デイを生み出したため、今度も何が起こるか分からないからと。
2人が口論する間、サイボーグがスーパーマン復活の可能性は高いと計算した。ステッペンウルフに勝つにはスーパーマンの力が必要だとブルースはみんなを説得し、一同は実行に移す。不安視するダイアナの意見に賛同したブルースは、アルフレッドにあることを頼む。
クラークの墓から遺体を掘り起こし、クリプトン人の宇宙船内に潜入する一同。そして例のドゥームズ・デイを生み出した装置を見つける。サイボーグがボックスと装置を接続、フラッシュが高速移動で発生させた稲妻で電気を供給したおかげで装置は起動。クラークの遺体を羊水に入れると、急に彼の目が開き、船外へと飛び出す。
急いで駆けつける一同は、無表情のクラークに不安を覚える。するとサイボーグのシステムがクラークを敵だと認識し、意志に反してクラークを攻撃する。びくともしないクラークは興奮してしまい、逆に彼らへ攻撃を仕掛けてきた。一同が何とか彼を止めようとするも、あまりのパワーに吹き飛ばされてしまう。最悪の状況に陥っていると、アルフレッドが現れる。彼の車から出てきたのは、なんとロイス。ブルースはもしもの対策として、恋人である彼女を呼んだのだ。クラークはロイスを見て落ち着きを取り戻し、彼女を連れて飛び去ってしまう。
ほっとするのも束の間、ボックスに光の渦が現れ、ステッペンウルフに奪われてしまう!ついにステッペンウルフは、原子炉内部でボックスの融合を開始! その影響で周辺の土地は異世界へと様相が変わり、住民たちは恐怖を感じていた。
サイボーグがロシアですさまじいエネルギーを感知したことで、ステッペンウルフの居場所を特定。チーム一同はヤツの根城へと乗り込む。現地に降り立ち、大量のパラデーモンたちに応戦する一同。そのまま、発電所内部へと潜入してステッペンウルフと対峙する。
そしてワンダーウーマン、アクアマンはステッペンウルフと戦い、サイボーグは融合したボックスの解体、バットマンがサイボーグに襲いかかるパラデーモンたちを攻撃、フラッシュはみんなのサポートと周辺住民の救出を行う。
しかしステッペンウルフの猛攻は超人であるワンダーウーマン、アクアマンでも止められず、そしてサイボーグがボックスから引き離されてしまう。
「もう、ここまでか!?」とあきらめかけた時、スーパーマンが駆けつけた!
ロイスを連れ去った後、母マーサと3人で再会の喜びを分かち合った彼は、再び平和のために戦う決意をしたのだ! ステッペンウルフを圧倒し、フラッシュの救出活動を助け、サイボーグと共にボックス解体に挑む。
2人のパワーで何とかボックスは解体に成功。怒り狂うステッペンウルフはさらなる猛攻をワンダーウーマンに仕掛けるも、スーパーマンが加勢して形成逆転!
ステッペンウルフが敗北する恐怖を感じたことでパラデーモンたちはヤツに襲いかかり、体を切り刻まれていく。すると光の渦がヤツの体を包み、空の彼方へと消えてしまった。
ボックスから解放されたパワーによって、周辺の土地に花が咲き始めていた。
【あらすじ⑤】戦いを終えたその後。そして、新たなる悪の影が……。
戦いが終わり、しばらく経った頃、バリーは再び刑務所を訪れ、ヘンリーに警察の科学捜査班に就職が決まったと伝えて喜ばせる。
クラークの実家を所有する銀行をブルースが買収したことで、クラークとマーサは無事に家を取り戻すことができた。
ブルースはダイアナを連れ、昔のウェイン邸の廃墟を訪れる。ここの大広間をチームの本拠地にしようと、ブルースはダイアナに提案。なら、6人分のイスが必要だと言うダイアナにブルースはもっと欲しいと言い、新たなメンバーが必要なことを示唆する!
一方、フラッシュはスーパーマンと「どちらが速いか?」を決める競争をするため、スタートラインに並ぶ。そして、合図とともにスタートした。
そんな時、刑務所から釈放されたレックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)はある男を呼びだしていた。黒とオレンジに塗られたマスクを脱いだ傭兵のようなその男(ジョー・マンガニエロ)は、レックスに用件を尋ねる。レックスは今回の事件でヒーローがチームを結成したことに対抗し、こちらも悪人たちのチームを作ろうと持ちかけるのであった。
映画をもっと楽しむための『ジャスティス・リーグ』キャスト紹介
【ヒーロー①】”能力は金持ち” バットマン=ブルース・ウェイン/ベン・アフレック
演じるのはベン・アフレック。親友で同じく俳優のマッド・デイモンとの共同脚本&出演作『グッド・ウィルハンティング/旅立ち』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞。以後、『アルマゲドン』(1998年)、『パール・ハーバー』(2001年)などの超大作に出演し、人気を博します。
またMARVEL映画『デアデビル』(2003年)で盲目のヒーロー・デアデビルを演じた経験もあり、このバッドマン役によってDCヒーローも演じるというキャリアを積みました。
彼が演じるのはゴッサムシティ・巨大企業ウェイン・エンタープライズ社の社長であり、その財力を駆使して武器や高性能マシンを使って街を脅かす敵と戦う人間のヒーロー!幼い頃、両親を強盗に殺害された過去から犯罪者を粛正する存在としてバットマンとなり、執事アルフレッドとの協力によって犯罪者からゴッサムシティを守る自警活動を行っています。
劇中ではステッペンウルフの脅威に立ち向かうチームを結成すべく、各地にいるヒーローをスカウトし、戦闘機やロボットなどのマシンに乗り込んで超人メンバーと一緒に戦っていきます!
【ヒーロー②】”宇宙から来た鋼の男” スーパーマン=クラーク・ケント/ヘンリー・ガヴィル
演じるのはヘンリー・カヴィル。英国海峡に浮かぶジャージー島で5人兄弟の4男として生まれました。
脇役として長年、色々と映画出演を果たし、『マン・オブ・スティール』にてスーパーマン役を射止めたことから注目が集まります。またイギリス「グラマー」誌が選ぶ「2013年セクシーな男性」で見事1位に選ばれました。
彼が演じるのは、惑星クリプトン生まれ地球育ちの超人ヒーロー!普段はメトロポリスにある新聞社デイリー・プラネットの記者ですが、人々に危機が迫ると専用スーツに早着替えしてスーパーマンとなります。非常に発達した五感、超怪力に強靭な体を持ち、時速800kmで飛ぶことができます。武器は目から出す熱線、口から吐く冷凍の息であらゆる強敵に立ち向かいます。
劇中ではバットマンたちの手によって奇跡の復活を遂げ、ステッペンウルフとの戦いに挑みます!
【ヒーロー③】”人間を愛するアマゾネスの王女” ワンダーウーマン=ダイアナ・プリンス/ガル・ガドット
演じるのはガル・ガドット。イスラエル生まれで18歳から2年間、軍隊の戦闘トレーナーを務めたキャリアを持っています。『ワイルド・スピードMAX』(2009年)のジゼル・ヤシャ役で映画デビューを果たし、その後にワンダーウーマン役に抜擢されたことから”強い女性の象徴”として話題になりました。
彼女が演じるのは神の一族アマゾネスの王女であり、世界に混乱をもたらす悪しき者たちと戦う愛の戦士! 超人的なフィジカル、両腕をクロスさせることで放つ衝撃波、剣や楯と一緒に捕まえた相手に本音を言わせる”真実の投げ縄”を武器とします。
物語ではブルースの相棒としてジャスティス・リーグ結成に協力し、同じく超人アクアマンと一緒にステッペンウルフと戦闘します!
【ヒーロー④】”海の国アトランティスの荒くれ者” アクアマン=アーサー・カリー/ジェイソン・モモア
演じるのはジェイソン・モモア。ハワイの先住民族の血が入ったドイツ系、アイルランド系アメリカン人であり、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のカール・ドロゴ役で有名です。
彼が演じるのは海底の王国アトランティスの女王と人間とのハーフであり、海の覇者ともいえるタフガイ! 酸素無しに海中を自由に動き回り、あらゆる海洋生物たちと話をすることができます。ワンダーウーマンに負けない超人的なフィジカルに母が遺した三又の鉾を武器として戦います。
劇中ではブルースからジャスティス・リーグ加入の誘いを拒否するも、ステッペン・ウルフにアトランティスを襲撃されたことから一緒に戦うことを決意。同じ超人のワンダーウーマンと一緒にステッペンウルフと戦闘します!
【ヒーロー⑤】”世界最速の男” フラッシュ=バリー・アレン/エズラ・ミラー
演じるのはエズラ・ミラー。ニュージャージー州のユダヤ系の家庭で生まれ、6歳から始めたオペラの経験を活かしてメトロポリタン劇場の舞台に立ちました。また『ファンタスティック・ビースト』シリーズのクリーデンス・ベアボーン役でも有名です。
彼が演じるのは、閃光と共に超高速で走る能力を持つヒーロー!そのスピードはスーパーマンの攻撃を難なく交わし、高速移動で生み出した稲妻で相手を攻撃します。普段はセントラルシティに住む大学生。幼い頃、母を何者かに殺害され、父が犯人として逮捕されました。その父の容疑を晴らすために警察の科学捜査班に就職します。
劇中ではバットマンであるブルースにスカウトされ、大喜びでジャスティス・リーグ加入を承諾。お調子者ながら、チームのサポート役として奮闘します!
【ヒーロー⑥】”機械の体に宿る優しき魂” サイボーグ=ビクター・ストーン/レイ・フィッシャー
演じるのはレイ・フィッシャー。ニュージャージー州生まれの舞台俳優で、オフブロードウェイで上演された『Fetch Clay,Make Man』でモハメド・アリを演じて脚光を浴びます。このサイボーグ役に抜擢されたことでMARVELヒーロー・ブラックパンサーと同じく黒人系ヒーローとして注目が集まりました。
彼が演じるのはスーパーテクノロジーが生んだ半分機械の体を持った戦士!ゴッサムシティ大学で有望なフットボール選手でしたが、事故によってひん死の重傷を負ってしまいます。そこで科学者である父の手により、サイボーグとして復活しました。腕をあらゆる武器に変形して敵を攻撃したり、体からケーブルを出してあらゆる機械や回線に接続してデータの閲覧や操作をすることができます。
劇中ではサイボーグである自分に卑下してダイアナからのスカウトを拒否するも、ステッペンウルフに父を誘拐されたことから一緒に戦うことを決意。ステッペンウルフのボックスにアクセスし、解体作業に挑みます!
【キーパーソン】”愛の力で超人を復活” ロイス・レイン/エイミーアダムス
演じるのはエイミー・アダムス。イタリア・ヴィンチェンツァ出身の女優でコメディ『わたしが美しくなった100の秘密』(1999年)のレスリー役で映画デビュー。以後、レオナルド・ディカプリオの勧めで彼の主演作『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)のブレンダ役、『魔法にかけられて』(2007年)のジゼル役、『ナイト・ミュージアム2』(2009年)のアメリア・イアハート役として数々の映画に出演しています。
彼女が演じるのはスーパーマン=クラークの恋人であり、大手新聞社デイリー・プラネットの敏腕記者!クラークが亡くなり、彼の母マーサと悲しみに暮れていたが、ブルースの要請で蘇って混乱しているクラークに愛をもって呼び掛け、見事彼に心を取り戻させることに成功します!
【ヴィラン】”自分が望む世界を創ろうと企む悪しき支配者” ステッペンウルフ/声:キアラン・バインズ
声優を務めるのはキーラン・ハインズ。北アイルランド出身の舞台俳優で1984年にロンドンで公演デビュー。以後、スカーレット・ヨハンソンとの共演の『熱いトタン屋根の猫』(2012年)、『るつぼ』(2016年)などでブロードウェイでの公演も果たしています。
また演劇のほか、『トータル・フィアーズ』(2002年)のネメロフ大統領役、『オペラ座の怪人』(2004年)のフィルマン、『ハリーポッターと死の秘宝PART2』のアバーフォース・ダンブルドア役などを演じ、映画での活動も著しいです。
彼が演じたのは惑星アポコリプスからパラデーモンたちを率いれて地球に侵攻し、ボックスの力で世界を意のままに創り変えようとする悪しき魂。
一度は太古の地球に攻撃を仕掛けましたが、アマゾネス族、アトランティス人、人間、グリーンランタンたちの反撃にあい、ボックスを奪われて撤退するのですが、現代に再度地球に降り立ってジャスティス・リーグに戦いを挑みます。
『ジャスティス・リーグ』のみどころ・小ネタ紹介
この映画の注目すべきみどころは2つ。
1つ目はバットマンを始めとするDCコミックのヒーローたちが集結して敵と戦うところ!前作『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』、単独映画『ワンダーウーマン』にてワンダーウーマンの魅力は分かるものの、その他のヒーローはあまり見ることができませんでした。しかしこの映画にて、彼らの活躍を充分楽しむことができます!
また個性派で曲者ぞろいのヒーローたちがどういう経緯でチーム加入を果たし、どんなチームプレーで敵ステッペンウルフに立ち向かっていくのかも気になるところです。アベンジャーズとは違う、エキサイティングな彼らの戦い方にきっとあなたは満足することでしょう!
2つ目はスーパーマンの復活! 前作『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』でヴィラン・ドゥ―ムズディに殺害されてしまった彼ですが、ジャスティス・リーグのメンバーたちの力と恋人ロイスの愛で見事な復活を果たします!そんな彼の復帰戦がどういうものになるのかも注目すべきところですね!
また映画のエンディングシーンあたりで披露された小ネタ2つについて。
1つ目はブルースとダイアナが訪れた旧ウェイン邸の大広間! ブルースはここをジャスティス・リーグの基地にしようと考えており、ダイアナは「メンバー6名分のイスが必要」と言ったところ、彼は「もっと必要だ!」と答えました。
そこからジャスティス・リーグにはさらなるメンバーが加入されることが期待されます。考えられるのは2019年4月19日に単独映画が公開されたシャザム、そして2020年に単独映画が公開予定のグリーン・ランタンです。一体どういう形で彼らが加入するのか、期待大ですね!
2つ目はスーパーマンとフラッシュのスピード勝負! これはDCコミック原作で何度も描かれた場面であり、劇中では結局、「どちらが世界最速か?」は分からずじまいで終わりますが、どちらか勝ったのか想像してみるのもおもしろいです!
DCヒーローの魅力をもっと知りたいあなたへのお役立ち情報
今後公開予定のDCヒーロー映画はこれ!
DCヒーローたちの映画シリーズ『DCエクステンデッド・ユニバース』でこの映画は最下位の興行成績を記録してしまいました。この原因として「個別のヒーローたちの認知度が低い」ことが上げられ、今後は単独映画の製作がメインとなっていきます。
次作の『アクアマン』(2019年2月8日)を皮きりに、少年がオッサンのヒーローに変身する『シャザム!』(2019年4月19日)が公開されました、
そして今後は単独2作目となる『ワンダーウーマン 1984』、2011年にデッドプールのライアン・レイノルズが演じたヒーロー『グリーン・ランタン』のリブート版が2020年公開と、多くのヒーローたちの活躍が見られることになります!
映画だけじゃなく、海外ドラマでもDCヒーローが見られる!?
実はDCヒーロー出演作品が映画だけでなく、ドラマとしても制作されています!
まずジャスティス・リーグのメンバーであるフラッシュ出演のドラマ『THE FLASH』が制作されています。バリー役は映画とは違うキャストが演じていますが、彼がフラッシュになった理由、母親を殺された過去や多くのヴィランたちの死闘を詳しく見ることができます。
また同じDCヒーローで緑色のフードを被った弓使い・グリーンアローが主役の『ARROW』、スーパーマンのいとこであるスーパーガールが主役の『SUPERGIRL』、学校の校長と父親でありながら稲妻の力で犯罪者たちから街を守る黒人ヒーロー・ブラックライトニングが主役の『BLACK LIGHTNING』があります。
そしてメンバーであるバットマンが誕生するまでを描いた『GOTHAM』があり、DCヒーローたちの世界に幅広く、深いところまで浸ることができます!
エンディングシーンに出てきたヴィランたちの今後は?
この映画の最後に刑務所から釈放されたレックス・ルーサーが現れ、ある覆面の男と話をしています!まずこの覆面の男は誰かというと、バットマンのヴィラン・デスストローク!
本名:スレイド・ウィルソンは「死の一撃」と異名を持つ暗殺者であり、米軍の傭兵隊に所属していた過去があります。現役時代にある肉体改造の薬を摂取したことで運動能力の頭脳が大幅に発達しますが、同時に暴力性が芽生えて悪の道に進んだのです。
またコスチュームや本名から気づいた方もいると思いますが、MARVELヒーローのデッドプール=ウェイド・ウィルソンと似ています。これはデッドプールの生みの親がデスストロークのファンであるため、デスストロークをモデルにしたと言われています!
そんな危険な男にルーサーは「悪者たちのチームを結成しないか?」と誘います。これはコミック原作上でジャスティス・リーグに対抗したヴィランのチーム「インジャスティス・リーグ」が生まれることを示唆しているわけです!
今後のレックスはどんなヴィランを率いてヒーローたちに挑戦するのか、気になる所ですね!
まとめ
DCヒーローの魅力存分の映画『ジャスティス・リーグ』をご紹介しました。
残念ながらこの映画を最後にベン・アフレックはバットマンを降板することを発表し、新たに『トワイライト』シリーズのエドワード役で人気になったロバート・パティンソンが選ばれました。その影響からバットマンの単独映画が2021年公開に決まり、ジャスティスリーグの続編はその後になる模様です。
色々と紆余曲折があるDCヒーロー映画ですが、MARVELヒーローに負けずに今後もヒーローたちの活躍を私たちに見せて欲しいですね。