大人も泣かされる最強の友情映画『トイ・ストーリー』の名言特集
『トイストーリー』は、ピクサー・アニメーション・スタジオによるCGアニメーション映画です。日本では1996年に公開され、その後続編の『トイストーリー2』『トイストーリー3』『トイストーリー4』が公開されました。
おもちゃの世界が舞台ですが、子供だけでなく大人の心にも響く映像とストーリーで多くの人から愛されています!
そんな『トイストーリー』に登場するおもちゃたちのセリフの中から、”心にグッとくる”名言・セリフを抜粋して紹介します。
目次
- 『トイ・ストーリー』あらすじ
- 『トイ・ストーリー』の心にグッとくる名言・名セリフ
- 【名言①】「俺たちおもちゃは何でもお見通しだ、だから大事に遊ぶんだぜ」
- 【名言②】「頼むよ。友だちなんだ。俺の大切な……」
- 【名言③】「ヤードセールでも大掃除でも、アンディは僕たちを手放さなかった」
- 【名言④】「一緒に遊ぶと動かなくても生きている気がする」
- 【名言⑤】「おもちゃは忘れない。エミリーのことも、アンディのことも。でも、子どもたちは忘れちゃう」
- 【名言⑥】「彼は私の命の恩人だ。今度は私が助けねば友だちではない」
- 【名言⑦】「その時が来ても、俺にはバズが仲間でいてくれるさ。無限の彼方までね」
- 【名言⑧】「子どもに愛されてこそ、おもちゃの生きる価値があるって教えてくれたやつがいた」
- 【名言⑨】「もし彼が大学、あるいは屋根裏に僕らを必要とするなら、僕らの使命は彼のためにそこにいてあげることだよ」
- 【名言⑩】「あばよ、相棒」
- まとめ
『トイ・ストーリー』あらすじ
カウボーイ人形のウッディ(トム・ハンクス)は、アンディ(ジョン・モリス)のいちばんのお気に入りのおもちゃ。アンディは毎日、いろいろなおもちゃを使いカウボーイごっこをしている。実は、このおもちゃたちは人間の知らないところで自由に動いたりしゃべることができる。しかし、それは人間に知られてはいけないというのが「おもちゃのルール」。
そして、アンディの誕生日に新しいおもちゃとして最新の宇宙ヒーロー、バス・ライトイヤー(ティム・アレン)がやってきたことでウッディの生活は一変する……。
『トイストーリー2』『トイストーリー3』と続くおもちゃたちの友情あり感動ありの冒険ストーリー。
『トイ・ストーリー』の心にグッとくる名言・名セリフ
おもちゃたちの持ち主であるアンディは、『トイストーリー』では小学生、『トイストーリー2』ではその2〜3年後、そして『トイストーリー3』では大学生にまで成長します。小学生のアンディは、おもちゃを純粋に愛し大切にし、おもちゃたちもまたアンディを心から愛しています。
しかし、大学生になるアンディは、昔から大切にしているおもちゃたちをどうするか悩み、またおもちゃたちも自分のいるべき場所に悩みます。
そんなおもちゃたちの言葉には、おもちゃの目線から私たちに伝えているような”心にグッとくる”感動的なセリフが数多く登場します。今回はその中でも選りすぐったものを、解説とともにご紹介していきます!
【名言①】「俺たちおもちゃは何でもお見通しだ、だから大事に遊ぶんだぜ」
出典:IMDb
アンディの隣の家に住むシド(エリック・フォン・デットン)は、おもちゃを大事に扱わず危ない遊びばかりしています。そんなシドのおもちゃたちが、ウッディと力を合わせてシドに仕返しをした際に、ウッディがシドに言った言葉。
おもちゃが動いたり喋ったりすることは、本当は人間には絶対秘密です。しかし、ウッディは友だちを助けるために秘密を破り危険を冒して行動します。
ウッディの友だちを大切にする気持ちにグッとくるだけでなく、ウッディが言った言葉は、映画を見ている私たちにも言っているように聞こえます。改めて、おもちゃ(だけでなく物)は大切しなくてはいけないと考えさせられますね。
【名言②】「頼むよ。友だちなんだ。俺の大切な……」
1作目の『トイストーリー』では、今までアンディの絶対的お気に入りであったウッディが、バズが来たことでお気に入りの座を奪われます。嫉妬に狂い、バズなんていなくなればいいとさえ思っていたウッディでした。
しかし、一緒にシドに捕まり喧嘩しながらバズと共に過ごす中で、ウッディの気持ちに変化が訪れます。これは、ロケットと一緒に吹き飛ばされそうになったバズを救うためウッディが発した言葉です。
アンディを取られて嫉妬していたウッディが、バズと協力し助け合ううちしだいに、最高の仲間であると気づきます。そして、それをちゃんと言葉にできるウッディの素直な気持ちに感動します。
【名言③】「ヤードセールでも大掃除でも、アンディは僕たちを手放さなかった」
出典:IMDb
大学生になるアンディがもうすぐ引っ越すことになり、おもちゃたちが自分は捨てられるじゃないかと不安になっているときにウッディが言ったセリフ。大きくなったアンディが自分たちを今でも残してくれていても、いつ捨てられてもおかしくないとおもちゃたちはいつも不安です。ウッディは(自分も不安な中)、みんなをこの言葉で励まします。
おもちゃたちがアンディに捨てられること、離れることを心から悲しむ気持ち、またアンディがいかにおもちゃたちを大切にしていたことが伝わりますね。
【名言④】「一緒に遊ぶと動かなくても生きている気がする」
出典:IMDb
アンディのことを熱く語るウッディに、気持ちを言い当てるかのようにジェシー(ジョーン・キューザック)が言ったセリフ。ジェシーも昔、大切にしてもらった持ち主のエミリーに対して、ウッディと同じことを思っていました。
おもちゃの持ち主に対する愛や、おもちゃの自分が本当の友だちのように扱ってもらえることの幸せが伝わってきます。
【名言⑤】「おもちゃは忘れない。エミリーのことも、アンディのことも。でも、子どもたちは忘れちゃう」
出典:IMDb
昔、持ち主のエミリーのいちばんのお気に入りとしてずっと大切にされていたジェシーが、エミリーが成長するにつれて存在を忘れられてしまい、寄付に出された経験があることをウッディに打ち明けた際に言ったセリフ。
おもちゃにとって、大切にしてくれた持ち主とその思い出はずっと忘れることはないのに、子どもたちが大きくなると自分との思いではすっかり忘れられてしまう。その辛さ、寂しさが伝わってくる言葉ですね。
【名言⑥】「彼は私の命の恩人だ。今度は私が助けねば友だちではない」
出典:IMDb
ウッディが何者かに盗まれたことを知ったバズがウッディを助けに行こうとした際に、絶対に無理だと他のおもちゃたちに言われてバズが言った言葉。これは1作目の『トイストーリー』の中で、バズがどんなに危険な目に合っていようと、諦めずに全力で助けてくれた親友ウッディへの強い気持ちが込められています(このセリフは『トイストーリー2』で出てきます)。
ウッディの仲間を絶対に見捨てない気持ちと行動は、親友のバズも同じで、ふたりがいれば何でもできるんじゃないかと思うくらいふたりの友情にはとても感動的なものがあります。
【名言⑦】「その時が来ても、俺にはバズが仲間でいてくれるさ。無限の彼方までね」
出典:Disney公式サイト
外にいるアンディを2階の窓から一緒に見ているウッディとバズ。アンディが大きくなったときのことを心配するバズに、ウッディが言った言葉(『トイストーリー2』)。
アンディが成長したら自分たちがどうなるか想像つかないけれど、自分を命がけで助けてくれる大切な仲間がいるからぜったい大丈夫、と話しあうふたりの友情が心にしみるセリフです。
【名言⑧】「子どもに愛されてこそ、おもちゃの生きる価値があるって教えてくれたやつがいた」
出典:IMDb
盗まれたウッディを助けに来たバズたちだが、ウッディは自分がいないとジェシーたちが暗い倉庫に入れられてしまうと思うあまり、一緒に帰れないとバズたちに言います。その際に、バズがウッディに言った言葉。
ウッディは実はとても貴重なおもちゃで、コレクターの間ではとても高値で売られているのですが、それをバズに伝えても、バズはまったくすごいと思いません。
それは、持ち主の子どもに愛されるということが、おもちゃにとっていちばん大切で幸せなことだとウッディが前に教えてくれたから。それを思い出させるようにバズは言うのですが……ふたりの気持ちに亀裂が入るシーンは気持ちがぐっとなります。
【名言⑨】「もし彼が大学、あるいは屋根裏に僕らを必要とするなら、僕らの使命は彼のためにそこにいてあげることだよ」
出典:IMDb
バズたちが保育園に連れてこられ、新しい子どもたちと遊べることに舞い上がっているとき、家に帰ろうとバズたちを説得する際にウッディが言った言葉。ウッディは、アンディがほんとうはみんなを屋根裏にしまおうとしているのを見たのですが、ウッディだけ大学に連れて行き、自分たちは捨てられると勘違いしているバズたちはまったく信じません。
ウッディがずっとアンディと一緒にいたい気持ち、また離れていてもみんな一緒にアンディの持ち主でいたいことを必死に伝えようとしている気持ちがわかります。
【名言⑩】「あばよ、相棒」
出典:IMDb
『トイストーリー3』でアンディがウッディとさよならをする際に、見えなくなっていくウッディにささやくように言った言葉。この一言に、今までウッディがアンディと過ごした思い出や感謝や幸せがすべて詰まっています(この感覚は映画を見た人にしかわからない!!)。
今までアンディと一緒にいることをいちばん重視し、どうしても離れることを嫌がっていたウッディが、すべてを受け入れ、見る人が皆感動するラストシーンは、涙なしでは見られません。
まとめ
『トイストーリ-』に登場するおもちゃ達の”心にグッとくる”名言・セリフをご紹介しました。おもちゃたちの視点から発せられる言葉には、自分が昔、子どもの頃に大切にしていたおもちゃも同じことを思っていたのかな、と思わされます。また、純粋でまっすぐなおもちゃたちの言葉は、ストレートに、私たちの心に刺さるものばかりです。
『トイストーリー』は、子どもが楽しむだけではなく、大きくなった大人だからこそ見ていただきたい、感動のストーリーとセリフ満載の映画になっています!