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今この瞬間のあなたが一番若い!『アメリカンビューティー』の名言集

ひとっとび編集長

1999年に公開された映画『アメリカン・ビューティー』。アカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚本、撮影の5部門を受賞したサム・メンデス監督の初監督作品です。主演はケヴィン・スペイシー。

どこにでもある平凡な家庭が崩壊していく様と、人の純粋さ・多様性を描いたヒューマン映画。一見幸せそうに見える家族の裏側にある闇、個々が抱える孤独感や劣等感、ジレンマなどが描かれた、ブラックユーモア溢れるコメディー映画です!

日本では決してコメディーとは捉えづらい作品ですが、サム・メンデス監督は「日常の中に”美しさ”を見い出す物語だ」と言っています。

それでは『アメリカン・ビューティー』で放たれる名言・セリフを紹介していきましょう。

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『アメリカンビューティー』のあらすじをおさらい

出典:映画『アメリカンビューティー』予告編

大手広告代理店に勤めるレスター・バーナム(ケヴィン・スペイシー)は、妻と高校生の娘をもつ42歳の中年サラリーマン。広い庭付きの一戸建てで暮らし、誰の目から見ても幸せそうな家庭でした。

しかし実際は大きく違っていた。レスターはいつリストラされるかと怯え、自分の将来を悲観、妻のキャロライン・バーナム(アネット・ベニング)は、世間体第一の自己中心的な性格、かつ上昇思考でレスターとはセックスレスの冷めきった関係。反抗期の娘、ジェーン・バーナム(ソーラ・バーチ)は、そんな両親の関係に呆れ、冷たい態度ーー。

外からみれば幸せを絵にかいたような夫婦。そんなバーナム夫妻は、娘のチアリーディングを見に行く。そこでレスターに衝撃が走る。娘ジェーンの友人である友人アンジェラ・ヘイズ(ミーナ・スヴァーリ)にひとめ惚れしてしまうのだったーー。

そうこうしているうちに、アンジェラがレスターの家に泊まりにくる。ジェーンとアンジェラの会話にそっと聞き耳をたてるレスター。すると聞こえてきたのは「ムキムキなら彼と寝てもいい」というアンジェラの声。レスターはさっそく筋トレをスタートするのだったーー。

そんな中、近所に元海軍大佐のフランク・フィッツ(クリス・クーパー)の家族が引っ越してくる。フランクは厳格な性格。古くからの価値観を大切にするがあまり、LGBTなど理解ができない、むしろ人とは思っていない、そう思えるほど堅物な人間だった。

そんなフランクの息子リッキー・フィッツ(ウェス・ベントリー)は、ジェーンと恋人関係になっていくーー。

ある日、レスターとキャロラインは喧嘩。そしてこれをきっかけにレスターは、会社を辞め、自分のやりたいことをして生きていこうと決意する

リッキーがレスターが一緒にいるところを目撃したフランク。彼はリッキーとレスターが恋愛関係にあると勘違いする。受け入れられないフランクは、リッキーを殴る。父の行動にリッキーはジェーンと駆け落ちをーー。アンジェラは止めるが、2人を止めることができず落ち込む。そんなアンジェラを励ますレスターは、彼女と男女の関係になる寸前までーー。

すると突然の銃声が。リッキーと恋人関係にあると勘違いしたフランクがレスターをーー。

『アメリカンビューティー』名言

それでは早速紹介していきます。アンジェラとの衝撃の出会いを果たしたレスターの名言3選です。

【名言①】「昏睡状態になっていたのが、今やっと目が覚めた感じだ。」(レスター)

アメリカン・ビューティー
出典元:映画『American Beauty』公式Facebook

妻と共に娘のチアリーディングを見に行ったレスターは娘の友人アンジェラにひとめ惚れ。演技後、ジェーンとアンジェラが出てきたところに「お疲れ様」と声をかけるレスターだったが、レスターのアンジェラへの好意はすぐにアンジェラにバレてしまいます。恥ずかしい思いをしたジェーンは憤慨。一方のレスターは娘よりもアンジェラのことで頭がいっぱい。それまで、形だけの夫婦・形だけの

家族で心にぽっかりと穴が空いていたレスターは、まるで自分が生まれ変わったかのような感覚になり、このセリフをつぶやくのです。42歳にもなって、ましてや妻がいる身で…と思ってしまう反面、周りの目が気にならないほど夢中になれる相手に出会えたレスター。少しうらやましくも感じるセリフです。

【名言②】「まだまだ色々なことが出来るぞ。そんな気持ちになる。」(レスター)

アメリカン・ビューティー
出典:映画『American Beauty』公式Facebook:

これまでの不甲斐ない人生をおさらばしたレスター。仕事を辞め、妻や娘にも遠慮することなく反論し、自分の意見を言うようになります。いつリストラされるのか?と不安におびえていた姿はもうそこにはありませんでした。
一方アンジェラ―への思いは加速するしていきます。アンジェラとの出会いが彼を大きく変えたのです。「まだまだ出来る」と自信に満ち溢れ、アンジェラが好むムキムキの男性になるべく努力を続ける…そんな中でレスターの口から出たセリフです。もしかしたら人が変わるきっかけなんて単純なものなのかもしれませんね!

【名言③】「今日という日は、残りの人生の最初の一日」(レスター)

アメリカン・ビューティー
出典:映画『American Beauty』公式Facebook

作中で使われる、薬物中毒患者救済機関の施設“シナノン”の設立者Charles Dederich(チャールズ・ディードリッヒ)の有名な格言。

妻も娘もいるただの中年男性が、25歳も年下のアンジェラに惹かれ、変わっていくその姿。自分で自分を励ますかのようにレスターが呟いたのがこのセリフです。誰しも今日が一番若い。始めるのに遅いことはないのだから、いつだってスタートできる!
人生に通ずる名言ですね。

まとめ

アメリカン・ビューティー
出典:映画『American Beauty』公式Facebook

42歳の男が高校生の女子、ましてや娘の同級生に恋心を抱くなんて…。そう思ってしまいそうになりますが、1人の女性にそこまで純粋に、そして単純に夢中になれるレスターにとって、アンジェラは運命の女性だったのかもしれませんね!

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この記事を書いた人
ひとっとび編集長
ひとっとび編集長

映画の情報サイト『映画ひとっとび』の編集長。 映画を「なんとな〜く」探している方から、「この映画の考察が知りたい!」というマニアな方まで楽しめるサイトを目指しています! 皆さんの映画ライフがもっと充実するお手伝いができますように。