本サイトにはPRを含みます。なお、掲載されている広告の概要や評価等は事実に反して優遇されることはありません。

壮大なスペクタルと危険が同居する登山映画おすすめ10選

アルファ

現在、アウトドアの代名詞となった「登山」。ゆっくりと自然に触れながら山道を歩くトレッキング、急な岩壁を登るロッククライミング、雪山を爽快に滑るスキーなどのウィンタースポーツと、楽しむ方法は様々です!

たとえ道のりが険しくとも日常ではお目にかかれない生き物や風景に出会えたり、目的地に着いた時に味わえる達成感は登山の醍醐味でしょう。しかし、一方で人間に対して牙をむく時があります。天候の悪化、土砂崩れ、野生生物からの攻撃と、私たちの命を脅かすリスクが山に潜んでいるのです

そこで今回はそんな登山の魅力や過酷さを描いた編集部イチオシの登山映画をご紹介します!

おすすめ登山映画10選+@

美しく、凛とたたずむ自然が生んだ神秘的な場所である山。夏は新緑、冬は雪化粧と季節の移ろいによって見せる様相は、我々人間の目を喜ばしてくれます。そんな山の自然を直に体感しようと、私たちは「登山」という活動をするのです。ですが、我々人間は大いなる自然の前では無力に等しく、予想だにしない脅威が待ち構えています。

今回ご紹介する映画は、「観る人を惹きつける自然の美しさなど、登山の楽しさを映し出している」、「命の危険が伴うほど、登場人物が登山の怖さに直面している」といった特徴のある作品です。登山の楽しい面、厳しい面の両方を知ることで、真の「登山」の奥深さを知ることができるでしょう。

【登山映画①】劔岳 点の記

「信念と勇気をもって山に挑んだ男たちの物語」

登山を描いた映画
出典:Amazon.com

あらすじ

舞台は明治39年。アメリカを初めとする諸外国に脅威を感じた日本政府は、一刻も早く日本全土に軍備体制を敷こうと躍起になっていた。そこで長年行ってきた日本地図の作成を終わらせるべく、参謀本部陸地測量部の測量官柴崎(浅野忠信)に最後の空白地帯となる「劒岳」の測量を命じる。またそれと同時に日本政府の威厳を国民に見せるべく、登山家集団「日本山岳会」よりも先に劒岳初登頂を達成するよう、柴崎にプレッシャーをかける。

柴崎は自分の未開の地となる劒岳の案内をしてもらうべく、地元で山一筋に生きてきた長次郎(香川照之)に協力を依頼する。彼の長年の経験と勘による登山ぶりを見て登頂成功を信じた柴崎は、自分の部隊にベテランの木山(モロ師岡)、若き測量士の生田(松田龍平)を連れ、ついに劒岳を登り始める。

途中、何度も吹雪に阻まれながらも測量を進める柴崎だが、ふと「自分は何のために登るのか」と考えるようになる。

登山映画としてのみどころポイント

この作品は柴崎たちが登る場面をより現実的に描写するため、実際に山へ入り、そのままの天候に従って撮影されました。彼らが登るにつれ、草原、川、秋葉の樹林、雪原と景色が変わっていき、多くの山の自然の美しさを観ることができます。また青空、日没、そして吹雪と日時や天気による山の変化も映し出され、まるで自分が山にいるような気分を味わえることができるのです。

そして最後の登頂シーンでは、そこでしか見られない圧巻の雄大な景色が映し出されます。まだ登山技術が発達していなかったこの時代、登る者には命がないと言われたこの山が、まるで男たちの信念と勇気を祝福してくれているかのようです。

この登山映画はこんな人におすすめ

  • 劒岳が好きな人
  • 困難にもめげず、必死で何かをやり遂げようとする物語が好きな人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

  • 難しい内容のヒューマンドラマが苦手な人
  • 難しい作品ではなく気軽に鑑賞できる登山映画を探している人
\おためし30日間無料!特典いっぱいのアマゾンプライム/

『劔岳 点の記』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画②】ホワイトアウト

「あの雪の向こうに大切な人が待ってる」

登山を描いた映画
出典:Amazon.com

あらすじ

新潟県奥遠和ダムの作業員富樫(織田裕二)は付近に遭難者がいるとの連絡を受け、同僚の吉岡(石黒賢)と共に救助に向かう。しかし、突然の吹雪によるホワイトアウトに遭い、吉岡は遭難者をかばって死亡。救助応援を呼びに行った富樫が生き延びる結果となった。

4ヶ月後、吉岡の元婚約者千晶(松嶋菜々子)は彼の仕事場であった奥遠和ダムを訪れる。しかしその道中、TVクルーを装ったテロリスト集団に襲われ、ダム職員らと共に人質にされてしまう。ダムを制圧したテロリストの首領である宇津木(佐藤浩市)は地元警察に「50億円の支払と逮捕された仲間の釈放をすること。できなければ人質を殺し、ダムを決壊させる」と告げる。

一方、ダムの外にいた富樫はテロリストたちから職員や千晶を救出すべく、ただ1人決死の反撃に出る。

登山映画としてのみどころポイント

映画タイトルにもなっている「ホワイトアウト」とは吹雪によって辺り一面が真っ白となり、自分がどこにいるか分からなくなる状態のことです。地平線も景色も吹雪で遮断されるため、プロの登山家でも遭難するリスクは高いもの。そんな環境下で富樫は1人、長い距離を歩いたわけです。

また寒さで体の熱を奪われることで命の危険が高まります。富樫は道中、他のダムに訪れた際、非常食で栄養を補給し、業務上の資料に火をつけて暖を取ったり、雪山で気を失っていた千晶にダウンジャケットを着せたりと、とにかく体を冷やさないことを徹底していました。

そして一番ハードな点は、自分の体の3分の1程が埋もれてしまう雪道を10km以上も歩き続けることです。通常の登山より何倍も体力が奪われるため、並みの精神力では果たせません。

この登山映画は人におすすめ

  • 雪山を舞台とする登山映画が好きな人
  • ダム見学に興味がある人
  • 過酷な雪山で遭難した際、どう対処すべきか知りたい人

この登山映画はこんな人に向かないかも…

  • 通常の登山よりも過酷な雪山を舞台とする映画は苦手な人
  • 銃の発砲シーンがある映画が苦手な人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

『ホワイトアウト』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画③】岳-ガク-

「標高3,190m 気温-25℃ 命は命でしか救えない」

登山を描いた映画
出典:Amazon.com

あらすじ

山岳救助を題材にした漫画『岳 みんなの山』の実写化作品。
亡くなった父の分まで山を登ると決め、長野県北部警察署の山岳遭難救助隊に入隊した久美(長澤まさみ)。隊長の野田(佐々木蔵之介)は久美にはまだ山に登る覚悟ができていないとして、若くして世界の山々を制覇した実績を持つ山岳救助ボランティアの三歩(小栗旬)に指導を任せる。
訓練を受けても満足に救助できない現状に落ち込む久美に、三歩は「山に捨てちゃいけないもの。それは”命”」と山岳救助の大切さを教える。

そんなある日、雪山に猛吹雪が起き、多数の遭難者が発生。悪化する環境下で久美は遭難者救出に向かうことに――。

登山映画としてのみどころポイント

雪山登山は、プロでも命を落とすほど難しいと言われています。
その理由の1つは「クレバスへの落下」。積もった雪に裂け目が生じ、深い谷底のような状態になった場所を言い、雪で裂け目が隠れていて見つけるのが困難です。もしそこへ落ちてしまったら、上がるのは至難の業。ケガを負った場合は、ほぼ脱出は不可能となります。

2つ目は「天候の悪化」。さっきまで晴れていたと思いきや急激に雲に覆われ、猛吹雪となって登山者を襲います。吹雪による視界の悪化、低気温が招く凍傷や体温低下で命の危険が高まり、さらに猛吹雪では救助隊が駆けつけるのがほぼ不可能となる場合だってあるのです。

この映画では救助を通し、山での過酷な状況を忠実に描写しています。ですが、もし自分が遭難してしまった時のために、「何としても生きる」という強い意志を授けてくれる作品なのです。

この登山映画はこんな人におすすめ

  • 雪山が舞台の登山映画を観たい人
  • 山岳救助隊の活躍を見てみたい人
  • 人間の持つ生きる力を感じさせてくれる映画が好きな人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

  • 漫画の実写化映画が好きじゃない人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

『岳-ガク-』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画④】バーティカル・リミット

「不可能に挑む。決死の救出劇が始まる」

登山を描いた映画
出典:Amazon.com

あらすじ

ピーター(クリス・オドネル)は父ロイス(スチュアート・ウィルソン)、妹アニー(ロビン・タニー)と共に渓谷でロッククライミングを楽しんでいたが、他のクライマーが滑落したのに巻き込まれ、ロイスとピーターはザイルで宙吊りになってしまう。2人の命をつなぐのは、アニーの体に巻かれたこのザイル1本だけ。このままでは3人供落下してしまうと考えたロイスは、ピーターに自分をつなぐザイルを切れと言う。そして苦渋の末、ピーターはザイルを切り、ロイスは落下して亡くなった。

それから3年後、ピーターは登山を止めて自然写真家として活動し、アニーは父の遺志を受け継いで登山家として活躍していた。そんなある日、世界最高峰の1つであるカラコラム山脈の「K2」登頂のベースキャンプで2人は再会する。再会を喜ぶ素振りはするものの、どこかぎこちない態度をお互いとってしまう。一方、今回の登山隊を結成した企業家のヴォーン(ビル・パクストン)は宣伝になるからとK2登頂に意気込んでいた。当日、登頂を始める直前、ピーターは山頂に不穏な雲がかかっていることが気になり、登頂中止を登山隊メンバーに進言するも受け入れられず、そのまま決行されてしまう。

しばらくして予想外の猛吹雪に見舞われ、もう続行は不可能と判断した登山隊リーダー・トム(ニコラス・リー)はメンバー共々引き返そうとするも雪崩に巻き込まれ、アニー、ヴォーン、トムの3人はクレバスへ落下してしまう。

登山映画としてのみどころポイント

舞台は標高が高い雪山。高ければ高いほどその危険性は高くなり、プロの登山家でも命を落とす事故は決して少なくないと言われています。
事故が起こる原因の1つが「天気の変化が読みにくいこと」。登山家は登る前に入念に天気の変化の予測を立てた上、穏やかな状態が続く時間をきちんと見定めて決行します。しかし、劇中のヴォーンは「嵐が起こるとしても、すぐに通過する」と過信して進んだため、遭難してしまう結果を招きます。また一気に天候が変わるというのも厄介な点です。

もう1つが「予想外の事態に対処できないこと」。この映画では突然の雪崩に襲われてアニーたちがクレバスへ落下する事故から始まり、救出に向かったピーターたちも同様に雪崩に遭ったり、崖から滑落したりと数々の危険が発生しました。「そんな厳しい状況下でも冷静にどうやったら生き延びられるのか」を考えて行動しなければ、とたんに命を落とします。時に「多数の命を救うために1人の命を見捨てなければならない」、そんなハードな様子もこの映画では伝えているのです。

この登山映画はこんな人におすすめ

  • 海外の山を登る登山映画が観たい人
  • 決死の救出劇が観たい人
  • 雪山が舞台の登山映画が観たい人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

  • 崖を登るほど、ハードな登山映画を求めない人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

『バーティカル・リミット』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画⑤】わたしに会うまでの1600キロ

「何度もやめようと思った、でも歩き続けた。人生と同じだ」

わたしに会うまでの1600キロ
出典:映画『わたしに会うまでの1600キロ』公式Facebook

出典:映画『わたしに会うまでの1600キロ』予告編

あらすじ

アメリカの女性作家シェリル・ストレイドが、国内有数の長距離自然歩道「パシフィック・クレスト・トレイル」を歩いた時の自叙伝を映画化。
父のDVから逃れ、弟と共に懸命に自分を育ててくれた母バーバラ(ローラ・ダン)に深い愛を抱いていたシェリル(リース・ウィザースプーン)。どんな不幸でも明るく、好きな歌を楽しそうに口ずさみ笑顔でいてくれた母が突然、骨肉腫を患い帰らぬ人となった。
母の死を乗り越えられないシェリルは男とドラッグに溺れ、ついには最愛の夫との結婚生活を壊してしまう。離婚後、しばらくして彼女は「残りの人生もこのままダメにしたくない」と感じ、トレイルを歩くことを決意する。

これは、そんな彼女が母と本当の自分に出会うために歩いた95日間の記録である。

登山映画としてのみどころポイント

アメリカ・オレゴン州からカリフォルニア州にかけての広大な自然を彼女の旅と共に映し出した映画です。砂漠、岩山、森林、川、雪山が終始穏やかな時間の流れに沿って観ることができ、時折そこにキツネといった野生生物が現れます。

また度々BGMとして流れる「サイモンとガーファンクル」の名曲『コンドルは飛んで行く』が美しい風景をさらに引き立たせており、あなたの辛くなった心を優しく癒してくれるかのようです。

この登山映画はこんな人におすすめ

  • 1人で自然の中を歩くことに興味がある人
  • アメリカにある広大な自然に触れてみたいと思っている人
  • 登山映画を探していて、なおかつ旅をテーマとする映画が好きな人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

  • 登山映画といえば集団での登山でしょ!という人
  • ロードムービー作品が好きじゃない人
  • 主人公が不幸な目にあう作品が苦手な人
\2週間無料トライアル実施中!/

 

『わたしに会うまでの1600キロ』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画⑥】ディセント

「あなたの叫びは誰にも届かない」

ディセント
出典:映画『ディセント』公式Facebook

あらすじ

家族、友人たちと一緒に山へ川下りに来ていたサラ(シャウナ・マクドナルド)。その帰り道で交通事故に遭い、夫と娘を失くしてしまう。
1年後、悲しみがまだ癒えないサラを励まそうと友人ジュノ(ナタリー・メンドーサ)は他の友人たちと一緒に彼女を国立公園内にある巨大洞窟探検に連れ出す。探検途中、進んでいた通路で崩落に遭ったメンバーは一気に不安を覚え、ジュノに「出口はどこにあるのか」と尋ねる。実はここは行くと言っていた所ではなく、人が出入りしたことのない未開の洞窟なのだとジュノは答えた。

そのため、出口を急いで探すことになったメンバーだが、暗闇の中で自分たち近づく”何か”の気配を感じ始めていた――。

登山映画としてのみどころポイント

山が生んだ神秘の場所「洞窟」。外で見られる自然とはまた違う不思議な空間がそこには形成されており、現在は鍾乳洞などの観光地として楽しむことができます。
しかし冒険的な要素がある半面、全く未知の危険が潜んでいる可能性がある場所。観光地であれば安全な環境に整備されているでしょうが、誰も足を踏み入れていない未開の地ならば何が起こるか予想ができません。

まずは「辺り一面を覆う全くの暗闇」。光が届きにくい場所であるため、懐中電灯や火で明かりを作らないと「何が潜んでいるのか」、「どこに道があるのか」が分からず、死を待つ状態となってしまいます。明かりをつけずにむやみに動き、誤って崖に堕ちてしまうというケースだってあるのです。次に「大小ある脆い通路」に要注意です。場所によって余裕で通れる通路や体がギリギリ入れる通路と様々なことに加え、崩落によって道が絶たれるケースもあります。

この映画は単に洞窟に潜む怪物が人を襲う話だけではなく、現実に起こりうる洞窟探検での「見えない恐怖」を忠実に再現しています。

この登山映画はこんな人におすすめ

  • 洞窟を舞台とした映画に興味がある人
  • ホラー映画が好きな人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

  • 高所・暗所・閉所恐怖症の人
  • 怪物が襲いかかってくるパニックホラー作品が苦手な人
  • がっつり「山登り」をしている登山映画を探している人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

『ディセント』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画⑦】ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

「この指輪を捨て、全ての悲劇を終わらせる」

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
出典:映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』公式Facebook

あらすじ

人気長編小説『指輪物語』を基にしたシリーズ3部作の最終章。
悪の冥王サウロンの指輪を破壊すべく、フロド(イライジャ・ウッド)、サム(ショーン・アスティン)、そしてゴラム(アンディ・サーキス)の一行は「滅びの山」を目指して進んでいた。「指輪を奪うためにフロドに近づいた」と警戒しているサムが邪魔なため、ゴラムは卑怯な手段をとってフロドを騙し、2人を引き離すことに成功する。

一方、サウロンが率いる「闇の勢力」との戦いにより、離れ離れになっていたメリー(ドミニク・モナハン)、ピピン(ビリー・ボインド)とアラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)たち一行は無事再会を果たす。いざサウロンの元へ向かおうとするも、すでにサウロンの邪悪な魔の手が彼らを襲ってくるのであった。

果たしてサウロンを滅ぼし、この世界に光をもたらせるのか――。

登山映画としてのみどころポイント

この映画の壮大で幻想的な世界観を創り出す舞台に選ばれたのがニュージーランド

山々に囲まれた美しい自然の地が広がっており、中つ国のゴンドール、ローハン、エルフの裂け谷、ホビットの村はここの保全地域や国立公園で撮影されました。その影響もあり、多くのツアーが企画されるほどの人気観光地になっています。

そして指輪を捨てるためにフロドとサムが訪れたモンドールの“滅びの谷”は、世界遺産にもなっている「トンガリロ国立公園」がロケ地となりました。サウロンの力の影響によって終始空が暗くなっていたため、あまり場所の様子が分からないけれど、普段の晴れの日ではこんな神秘的できれいな場所なのです。

登山 映画
出典:newzealand.com

そんな他の場所とは違う不思議で雄大な自然があるニュージーランドの魅力を、『ロード・オブ・ザ・リング』の世界を通して味わうことができるのです。

この登山映画はこんな人におすすめ

  • ニュージーランドの広大な山々の自然に触れてみたい人
  • 幻想的な雰囲気がある映画が好きな人

この登山映画はこんな人に向かないかも…

  • 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの第1章、第2章をまだ観ていない人
  • モンスターが出てくるファンタジー作品があまり好きじゃない人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画⑧】127時間

「未来をあきらめなかった男が生き続けた奇跡の6日間」

127時間
出典:映画『127時間』公式Facebook

出典:映画『127時間』予告編

あらすじ

これはあるアメリカ人の登山家が実際に体験した、「滑落事故から生還するまでの奇跡の6日間」の記録である。

IT企業のエンジニアであるアーロン・ラルストンの趣味は、本格的な自然の中を登り歩く「キャニオニング」。ある日の金曜の夜にユタ州にある国立公園へ、1人出かけるのであった。渓谷を歩いている途中、自分と同様にキャニオニングをしている2人の女性クリスティ(ケイト・マーラ)とミーガン(アンバー・ダブリン)に出会う。どうやら彼女たちは道に迷ってしまったようで、アーロンは2人のためにガイド役を買って出る。

いまにも頭上に岩が落ちてきそうな狭い谷間に2人を連れていくアーロン。「自分を信じて、下に飛び込め!」と彼女たちに言って落ちると、谷間の下には自然プールが広がっていた。3人はプールで楽しい時間を過ごした後、アーロンは彼女達から「明日、パーティーを開くから来ないか?」と誘われる。彼女たちと別れ、意気揚々とアーロンは渓谷を進み続けた。

しかし目的地の岩場に着いたのだが、誤って岩と共に渓谷の谷間に滑落してしまう。アーロンは岩と谷間の壁に右手を挟んでしまい、動けなくなってしまう

登山映画としてのみどころポイント

渓谷での登山(キャニオニング)は一般的な山を登るのとは違い、珍しい色や形をした岩や植物が見れたり、運動量が多いのでやりがいを感じます。しかし難易度が高いため、熟練者でも相当注意が必要です

まず気をつけなければならないのが、「谷間を歩く」ということ。整備された平らな道ではなく、大小さまざまな岩がそびえ立ち、所々に谷間があるため、油断して進んでしまうと奈落へ落ちてしまう危険があります

そして万が一、谷間に落ちてしまった場合、助かる見込みは低いです。この映画の舞台となった国立公園のように広大な場所ほど他の登山者に見つかる可能性は低くなります。さらに悪いケースはアーロンのように行き先を誰にも告げなかったことで、家族や知人が自分の遭難に気付かないのです。

誰も助けに来ない状況であれば、何日も生き延びることを考えなければなりません。アーロンは谷間の狭い場所で少ない食料と水を少しずつ取り、無くなれば自分の尿を飲みました。そして体を健康に保つため、暗い谷間に光が差す場所に足を差し出し、日光を浴びて生き延びます。

「石橋をたたいて渡る」ということわざの通り、キャニオニングは「岩場を本当に叩きながら進む」ほどの安全意識を持ち、挑まなければならないですね!

この登山映画はこんな人におすすめ

  • 本格的な自然の中でのクライミングやトレッキングを描いた作品が好きな人
  • 命の危機からの生還劇が観たい人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

  • シーンが変わり映えしない作品は観たくない人
  • 痛々しいシーンのある作品が苦手な人
\2週間無料トライアル実施中!/

 

『127時間』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画⑨】セブン・イヤーズ・イン・チベット

「失われた神の地で、男は民族の扉を開いた」

セブン・イヤーズ・イン・チベット
出典:映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』公式Facebook

あらすじ

オーストリア人の登山家ハインリヒ・ハラーと若き日のダライ・ラマとの交流を描いた自伝映画

1939年の第2次世界大戦中、ドイツの支配下にあったオーストリアに住む登山家ハラー(ブラット・ピット)は妊娠中の妻を置いてペーター(デヴィット・シューリス)率いる登山隊に加わり、ヒマラヤ山脈の最高峰”ナンガ・バルパット”の登頂を目指す。

しかし登山の途中、雪崩にあってしまい、しかたなく中止して下山した登山隊。そこで敵国のイギリス軍に捕まり、収容所に入れられてしまう。収容されて数年後、妻から離婚したいという手紙が届き、もう自国へ帰る意味を見失ったハラー。彼はペーターら登山隊メンバーと共に収容所を脱獄する。だが、何とか生き延びられたのはハラーとペーターのみだった。

2人は本来の目的通りにヒマラヤ山脈を登り続け、チベットにある都に辿り着く。そこで外国人に対して温厚な気持ち手迎え入れたチベット民たちに助けられ、暮らすことに。そしてハラーは、チベットの最高指導者である若き青年ダライ・ラマ14世(ジャムヤン・ジャムツォ・ワンチュク)と出会い、交流を深めていく

登山映画としてのみどころポイント

アジアの最高峰の山地である「ヒマラヤ山脈」は、プロの登山家が一生のうちに登りたい場所の一つです。ロープクライミングで登る急な崖や登山靴アイゼンを履いて登る積雪地帯など、危険な場所がたくさんあります。しかし、彼らは挑むのです!その理由は雲の上に広がる青い空、静かで穏やかに広がる景色が登山家たちを迎え入れてくれるからです。さらにそんな山の風景は登山家たちを元気づけ、「挑む心」を強くしてくれます。

また登山を通し、新しい出会いがあります。この映画のチベット民やダライ・ラマのように、見ず知らずのよそ者でも暖かく迎えてくれる、そんな「心の美しさ」に触れることができるのです!そして最後、登山をする者にとって大切な目的があります。作中、ハラーは登山をする理由についてこう話しました。「登山をすると心の中が空っぽになり、色んな悩みを忘れられる。やがて景色が輝きだし、耳が冴え、体中に澄んだエネルギーが満ちあふれてくる」と。

社会に出ていると、日々色々なストレスを抱え、心と体が疲れていきます。そんな時に山に登ると、「明日を生きる活力」を得ることができるのです!

この登山映画はこんな人におすすめ

  • 海外での登山映画を探している人
  • ノンフィクションの歴史映画が好きな人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

    • 政治や宗教の話が苦手な人
    • 暴力的なシーンがある映画が苦手な人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の詳細を見る▷▷▷

【登山映画⑩】クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル

「燃えよ!春日部防衛隊!!焦がせ!やきそば」

登山を描いた映画
出典:Amazon.com

出典:映画『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル』予告編

あらすじ

クレヨンしんちゃんの映画シリーズ第21作目となる作品。
現在、春日部で開催中の「B級グルメカーニバル」でバカうまとされる「ソースの健さん」が作る焼きそばが食べたくなったしんのすけ(矢島晶子)は、カスカベ防衛隊メンバー4人と飼い犬シロと一緒に食べに向かう。

その頃、グルメカーニバルの会場が突如現れた謎の集団「A級グルメ機構」に襲撃されてしまう。ソースの健(辻親八)は、急きょ恋人のしょうがの紅子(渡辺直美)に連絡し、「秘伝のソース」を会場に持ってくるよう頼む。
しかし紅子の元にグルメ機構が現れ、逃げる彼女は偶然出会ったしんのすけたちに秘伝のソースを渡し、会場へ持って行くように頼む。行くついでだからと軽く引き受けた5人は思わぬトラブルにより、険しい山道を進まなければならないはめに――。

登山映画としてのみどころポイント

しんのすけたち5人は会場まではバスで行くつもりでいたため、当然山に行くような格好・荷物を持っていません。さらに重たい秘伝ソースが入った壺を背負わなければならず、子供にはとてもハードな状態になりました。ごつごつした岩の道を進んだり、いかにもボロくて落ちそうなつり橋を渡ったりと試練が続くけれど、持ち前のチームワークで何とか乗り切ります。

そんな中、問題となるのが食料。少ないおやつ程度しか持っていないメンバーはいつ山道を抜けられるか分からないため、少しずつ分け合うしかありません。しかし極限状態の置かれた彼らは徐々に理性を失い、ついには仲間割れを起こして団結力が失われてしまいました。再びみんなの心を一つにして、目的地まで進むことができるのかが見所です。

この登山映画はこんな人におすすめ

      • グループでの登山を描いた作品が好きな人
      • オフロードのような険しい上級者向けのコースを描いた登山映画が好きな人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

      • 登山映画はアニメではなくリアリティな映像を求める人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル』の詳細を見る▷▷▷

【番外編】山を舞台にした映画

登山をメインとしている映画以外にも、山を舞台にした映画はたくさんあります。そんな中から番外編としていくつか紹介していきましょう。

【山が舞台の映画①】もののけ姫

「生きろ」

もののけ姫 あらすじ
出典:金曜ロードSHOW!公式Facebook

あらすじ

室町時代の日本にあるエミシの村に突如、「タタリ神」という化け物と化した猪が襲ってきた。村に住むアシタカ(松田洋治)は何とか退治するものの、右腕に呪いを受けてしまう。解かなければ死んでしまうこの呪いを解くカギを求め、アシタカは西の地へ向かう。

一方、西の地では、険しい山道を牛を引き連れて物資を運ぶ集団がいた。するとそこに犬神と共に謎の少女が現れ、集団を襲った。その争いでケガを負った男たちを見つけたアシタカは彼らを助け、故郷である「タタラ場」へ連れていく。村の長エボシ(田中裕子)の歓迎を受け、タタラ場に滞在するアシタカ。そこで村の発展のために平気でもののけや自然を滅ぼそうとするエボシと、自然を壊す人間を憎んでいる「もののけ姫」ことサン(石田ゆり子)の争いがあることを知る。

ある晩、サンがタタラ場に奇襲をしかけ、エボシの前に現れた。殺し合いを始める両者にアシタカは割って入り、サンを森に連れて帰ることに。その森でアシタカは命を司る神・シシ神と出会う。

「山」映画としてのみどころポイント

この映画は「人間と自然との関わり」をテーマとしており、壮大な自然の美しさが鮮明に描かれています。宮崎監督はこの映画に「古きよき日本の美しい自然」を表現するため、モデルとして選んだ場所が「白神山地」と「屋久島」

白神山地はアシタカの住むエミシの村に広がる雄大な山々のモデルに、屋久島はサンが住む神秘的で生命力あふれる「シシ神の森」のモデルとなりました。2つとも文明の発展した大都会ではお目にかかれないものであり、観た私たちの心を清らかにしてくれます。もし白神山地か屋久島を訪れるのであれば、一度この映画を観てイメージを浮かべるのが良いでしょう。

この「山」映画はこんな人におすすめ

      • 緑の自然豊かな映像を観たい人
      • 日本古来の神秘的な自然に触れたい人
      • テーマ性のある映画が好きな人

この「山」映画はこんな人には向かないかも…

      • アニメではなく、リアリティを求める人
      • 妖怪といった化け物が出てくる映画が苦手な人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

【山が舞台の映画②】ブロークバック・マウンテン

「いつか2人、この山で一緒になれると信じて」

ブロークバック・マウンテン
出典:映画『ブロークバック・マウンテン』公式Facebook

あらすじ

1963年の夏、アメリカ・ワイオミングにあるブローバック・マウンテンで季節労働の羊番の仕事に応募したイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・グレンホール)。2人は初対面ながらも次第に友情を築いていく。しかしある夜、2人がテントで過ごしていた際、ジャックは衝動的にイニスに迫り、一線を超えてしまう。仕事が終了する日を向かえ、あの夜の出来事でわだかまりが残ったまま、2人は別れることになった。そこでジャックは「また来年会おう」とイニスに言うが、「もう会わないかもしれない」と答える。

その後、イニスは地元にいる婚約者アルマ(ミシェル・ウィリアムズ)と、ジャックは農業機械の販売会社の社長令嬢ラリーン(アン・ハサウェイ)と結婚し、家庭を持つ。イニスへの気持ちを抑えたまま普通に結婚生活を過ごしてきたジャックだが、どうしても我慢できず、イニスに「会わないか」と手紙を出す。

「山」映画としてのみどころポイント

この映画の舞台はアメリカ西部の山間部とされていますが、実際の撮影はカナダで行われました。イニスとジャックは牧場の仕事をしていること、2人は関係がバレないように一目のつかない山のふもとで会ったりと、終始広大で美しい山々に囲まれた場所で撮影されました。だから登山だけじゃなく、キャンプ好きな方も観たら、行きたくてうずうずしてしまうことでしょう。

そしてイニスとジャックの間に恋愛感情が芽生えたのは、「自然の中に身を置いていた」からではないでしょうか?山へ行くと、そこに広がる自然が持っている優しい雰囲気が私たちの心を開放的にし、今までとは違う自分に変えてくれるからに違いありません。

この登山映画はこんな人におすすめ

      • カナダの広大な山々の自然が観たい人
      • 山へキャンプに行くのが好きな人

この登山映画はこんな人には向かないかも…

      • 難しいテーマのヒューマンドラマが苦手な人
      • 同性愛をテーマにした作品が苦手な人
\30日間無料トライアル実施中!/

 

『もののけ姫』の詳細を見る▷▷▷

まとめ

登山に行く人におすすめしたい映画を10選、番外編2選をご紹介しました。
「美しい自然や絶景を見に行きたい」、「自然の中に身を置いて日頃の疲れを癒したい」、「本当の自分を見つけたい」、あるいは「仲間との絆を深めたい」と、登山の目的や楽しみがたくさんあります。しかし多少整備がされている所があるとは言え、山には人間が太刀打ちできない脅威があることを忘れてはなりません。

この記事を通し、あなたが更なる登山への情熱を持っていただけたら幸いです!

関連するタグ
この記事を書いた人
アルファ
アルファ

滋賀県在住、高卒から映画ひとっとび専属ライターになりました。 親の影響で映画が好きになり、特にアクション系が大好き。 特にトム・クルーズとキアヌ・リーブスは私のマイヒーローです!