メジャーリーグに甲子園!!野球好きに絶対おすすめの映画15選!!
野球が見たい!熱い展開を感じたい!という胸アツ映画をお探しのあなたに朗報です。本記事ではそんなあなたのために、15作品甲子園やメジャーリーグを舞台にする野球映画を選んでみました。
しかしただのスポ根サクセスストーリーばかりでは、似た様な内容の作品ばかりになってしまうので、野球やメジャー・リーグをいろんな角度から切り取った多様な映画を集めました。
これを見ればその瞬間から体を動かしたくなること必然!、おすすめの胸アツ野球映画15選を紹介します!
目次
1.メジャーリーグ
「ワイルド・シング」
出典:Amazon
あらすじ
MLB球団、クリーブランド・インディアンスは30年以上も優勝から遠ざかっている弱小お荷物球団。夫が死去したことにより、新オーナーとなった妻のレイチェルは、年間観客動員数が80万人を下回れば、本拠地変更が可能となるというMLBの制度を使って私利私欲のために、クリーブランドからマイアミに変えようと企んでいた。
その企みを成功させるために、インディアンスの選手として集められたのは、メキシコリーグまで落ちぶれたベテラン、コントロールがとてつもなく悪いピッチャー、足が早いだけのお調子者、直球しか打てないスラッガー、
ひとくせもふたくせも強い選手ばかりでまるで勝つ気がないのはみえみえだった。
そんな弱小球団インディアンスは、果たしてオーナーの企みどおりに本拠地移転となってしまうのか?
注目のシーズンが幕をあけるのであった……。
野球映画としての胸アツポイント
映画『メジャーリーグ』は今でも多く影響を与える名作です。劇中で使われているワイルドシングという曲は、今でもテレビで野球ニュースなどに流れているのはこの映画が元となっているものでもあります。
弱小球団、協力がないチーム運営陣、選手はデコボコ、完全なる逆境の中で光を見出し強くなっていく、という完全なる王道展開。待ってましたと言わんばかりの胸アツ展開です。
ピッチャー役のチャーリー・シーンがバックスクリーンから登場して流れるワイルドシングはお馴染みでもあり最高に熱くなる場面です!
こんな人にオススメ
- 名作に目がない
- メジャー・リーグの雰囲気を味わいたい
- 熱い展開に期待
こんな人には向いてないかも
- 古い映画は見ない
- ひねりの効いた展開に期待
- もっとシリアスな内容を求めている
基本情報
上映時間:107分 監督:デビッド・S・ウォード 出演者:ジェイク・テイラー(トム・ベレンジャー)/リッキー・ボーン(チャーリー・シーン)/ロジャー・ドーン(コービン・バーンセン)/ウィリー・メイズ・ヘイズ(ウェズリー・スナイプス)/ペドロ・セラノ(デニス・ヘイスバート)/エディー・ハリス(チェルシー・ロス) 受賞歴:なし 公開日: 1989年6月24日 |
2.マネー・ボール
「主役はGM、ジェネラル・マネージャー」
出典:ソニー・ピクチャーズ公式
MONEYBALL – Watch The Official Trailer – In Theaters 9/23 – YouTube
あらすじ
ビリー・ビーンは高校時代から有名で、ニューヨークメッツから1巡目指名を受けるスター候補生。名門スタンフォード大学の奨学生の権利があったにも関わらず、ビリーはスカウトの言葉を信じ進学を辞めプロの道でいくことを決意する。
しかし成績は鳴かず飛ばず、チームも転々とし結果として散々なものに終わり27歳という若さで現役を引退するのだった。
その後はスカウトとして第2の人生を歩むビリーであった。
2001年、ビリー・ビーンはオークランド・アスレチックスのGM(ゼネラル・マネージャー)になっていた。オフにはチームの主力選手3人の放出が決まっていた。
資金難で弱いチームのため代わりの選手補強もままならい状態のアスレチックス。
トレードのために訪れたインディアンスのオフィスで、ある青年と出会う。
その青年はイェール大卒のスタッフ、ピーター・ブランドだった。彼が用いる方法を気に入ったビリーはブランドをアスレチックスへと引き入れたのだ。
それはブランドが提唱するセイバーメトリクスは、データ分析の統計から、客観的に選手を評価するというもの。
ビリー・ビーンと、ピーター・ブランドはセイバーメトリクスを使いチームの補強を進めるのだが……
野球映画としての胸アツポイント
実話が基になっている映画です。相違点はピーター・ブランドの存在が違うなど着色は少しある程度ですがこの物語の大部分は、事実となっています。
ビリー・ビーンがとった方法、セイバーメトリクスが今では当たり前にあるものなので、いまいちピンと来ないかもしれませんが、スカウトの目と話題性だけでリストアップしていた当時の状態がうかがい知れて見ごたえのある物語となっています
そしてその方法で、チームが圧倒的な成績を収めていくのは感動するほどに胸が熱くなります。
そして、自身は絶対に試合を見ないというジンクスを必死に守り、孤独な試合時間を過ごすビリー役のブラッド・ピットの演技が孤独の漢と映りとてもかっこいいのも必見です!
こんな人にオススメ
- 少し違う目線から野球を描いた作品が観たい
- ブラッド・ピットが好き
- ずっと守っているジンクスがある人
- 新しいことを始めたくても踏み出せないでいる人
こんな人には向いてないかも
- 選手の物語が観たい
- 勝ち負けがはっきりとしたものが観たい
基本情報
上映時間:133分 監督:ベネット・ミラー 出演者:ビリー・ビーン(ブラッド・ピット)/ピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)/アート・ハウ(フィリップ・シーモア・ホフマン)/シャロン(ロビン・ライト)/スコット・ハッテバーグ(クリス・プラット) 受賞歴:なし 公開日: 2011年11月11日 |
3.42〜世界を変えた男〜
「背番号42の秘密が今、明かされる」
出典:ワーナー公式サイト
あらすじ
1945年、現ロサンゼルス・ドジャースの前身であるブルックリン・ドジャース。ゼネラルマネージャーのリッキーは、黒人選手だけのリーグ、ニグロリーグから1人の男をスカウトする。
その男はジャッキー・ロビンソン、俊足を生かしたプレーでチャンスメイクをする優れた選手として有名だった。
それまで白人のリーグだったMLBで、黒人選手を活躍させるという夢を持っていたリッキーは、ジャッキーにその夢を託すのだった。
しかし、白人主義を貫くMLBにおいてその道はひどく険しいものとなるのだが、その覚悟を持ってジャッキーはドジャースの一員としてユニフォームに袖を通し立ちはだかる困難に向かっていく……
野球映画としての胸アツポイント
4月15日、メジャー・リーグは全選手が背番号「42」をつけるのです。そして普段、自分の番号として「42」の背番号を背負う選手は、全てのチーム通して1人もいません。メジャー・リーグ全チーム通しての永久欠番なのです。
その42番を背負ったメジャー・リーグの歴史を変えた選手ジャッキー・ロビンソン。彼がどういう経緯でここまでの伝説を作ったが語られる物語。
スポーツは筋書きのないストーリーとよく言いますが、この映画はまさにそれを地でいくような感動の話です。もはや、ジャッキー・ロビンソンそのものが伝説であり、胸アツの存在なのです。
こんな人にオススメ
- 感動したい
- メジャー・リーグの歴史が知りたい
- 42の秘密を知りたい
- 戦う男が見たい
こんな人には向いてないかも
- 野球はプロ野球しか見ない
- 差別が嫌い
基本情報
上映時間:128分 監督:ブライアン・ヘルゲランド 出演者:ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)/ブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)/レイチェル・ロビンソン(ニコール・ベハーリー)/レイチェル・ロビンソン(ニコール・ベハーリー) 受賞歴:2013年ハリウッド映画祭功労賞、第38回報知映画賞作品賞受賞 公開日: 2013年11月1日 |
4.フィールド・オブ・ドリームス
「夢や希望、家族の絆、それは野球場だった」
出典:Amazon
あらすじ
アイオワ州の田舎町に暮らすレイ・キンセラ、彼は農業を営んでいる。そんなある日、レイは謎の声を耳にする、「それを作れば、彼は来る」というのだ。
その謎の声が気にかかり家族の支持のもと小さな野球場を作るのだった。
しかしそれは、生活の糧としていたトウモロコシ畑を切り開き作っていたため周囲の人々にあざ笑われてしまう。
しかしそれでも構わずレイは、謎の声を信じて小さな野球場を完成させるのだった……
野球映画としての胸アツポイント
周囲の声に左右されずに、自分が信じたことを貫き通す男の姿、それを支える家族がとても共感できる胸アツポイントになっています。
そして裸足でプレーをした伝説の選手、ジョー・ジャクソンの登場は父親の悲願であり、父との絆を強く描いたものになります。
亡き父との絆に胸アツ展開は必須です!
こんな人にオススメ
- 泣きたい
- 芯の強い主人公を応援したい
- 広大な自然が観たい
- 父との絆を感じたい
こんな人には向いてないかも
- 霊の存在を信じていない
- 野球にファンタジー要素はいらない
- 熱血スポ根映画が観たい
基本情報
上映時間:107分 監督: フィル・アルデン・ロビンソン 出演者:レイ・キンセラ(ケビン・コスナー)/アニー・キンセラ(エイミー・マディガン)/シューレス・ジョー・ジャクソン(レイ・リオッタ)/テレンス・マン(ジェームズ・アール・ジョーンズ)/ムーンライト・グラハム(バート・ランカスター) 受賞歴:第33回ブルーリボン賞作品賞、第14回日本アカデミー賞最優秀外国語作品賞 公開日:1990年3月24日 |
5.ミリオンダラー・アーム
「クリケット選手がメジャー・リーガーに」
出典:Amazon
あらすじ
凄腕のスポーツエージェントであるJB・バーンスタインは有望だった選手の契約を横取りされて、突如破産寸前にまで追い込まれてしまった。
しかしJBは部下からインドのクリケット競技人口が10億人という情報を聞く。
もしかしたらインドのクリケット選手の中にメジャー・リーグでも通用する選手がいるのではないか、と思いつくのだった。
早速実行に移し、JBはインドへと飛び「ミリオンダラー・アーム」という豪速球コンテストを開催するが、メジャー・リーグに通用しそうな選手は現れる気配は全く感じない。
やはり野球が全く普及していないインドの地ででは無理なのかと、諦めかけたその時だった。
リンク・シンとディネシュ・パテルという2人が豪速球を投げたのだ。
この2人なら、とJBはアメリカへと連れて帰ることを決意するが…..
野球映画としての胸アツポイント
クリケット選手がメジャー・リーガーに!というなんとも想像つかない展開が繰り広げられる作品ですが、なんとこの映画は実話に基づいたものだというのだから驚きです。
更にリンク・シンは現在プロレスラーななっているのだとか。
キャリアの積み方が映画以上にぶっ飛んだ経歴になっているのも面白いです。
こんな人にオススメ
- 単純なスポ根系に飽きた
- 一風変わった実話が観たい
- メジャー・リーグが好き
- 宗教の違いなどのギャップの笑いが見たい
こんな人には向いてないかも
- 王道展開の熱血が観たい
- ファンタジー要素が強い映画が観たい
基本情報
上映時間:124分 監督: クレイグ・ギレスピー 出演者:JB・バーンスタイン(ジョン・ハム)/リンク・シン(スラージ・ジャルマ)/ディネシュ・パテル(マデゥル・ミッタル) 受賞歴: 公開日: 2014年10月4日 |
6.オールド・ルーキー
「約束はメジャー・リーグ入り」
出典:Amazon.co.jp
あらすじ
ジム・モリスは肩の故障により憧れのメジャー・リーガーの夢が絶たれてしまっていた。
時が経ちジムは35歳。最愛の妻とローリーと3人の子供たち、仕事は高校教師だ。
この生活が現在のジムにはすべてであり、高校の野球チームの監督が夢の情熱の唯一の残り火だったのだ。
ある時、ジムはチームの選手たちとある約束を交わす。それは地区大会で優勝したら監督であるジムがプロチームの入団テストを受ける事。
万年弱小チームが優勝できる訳もないと思っていたがまさかの出来事が起きる。
信じられないことに本当に優勝をしてしまい、入団テストを受けることになったジム。
家族に内緒で向かい、ジムは渾身の一球を放るとスピードガンの数値はなんと156kmをたたき出したのだった……
野球映画としての胸アツポイント
35歳でメジャー・リーガーになるジム・モリスの伝記映画です。
肩を壊したことで諦めていたメジャー・リーガーを35歳になって再チャレンジをする男の夢を叶える姿がとても胸アツな展開です。
家族との関係、応援してくれる人達の思いを力に変え、メジャーの地に立つジムの姿に感動
することは間違いなしの感動の物語です。
こんな人にオススメ
- 30代で人生に悩んでいる
- 歳を気にして踏み出せないことがある
- 諦めきれない夢がある
こんな人には向いてないかも
- もう夢は抱かない
- 諦めも肝心
基本情報
上映時間:128分 監督: ジョン・リー・ハンコック 出演者:ジム・モリス(デニス・クエイド)/ロリー・モリス(レイチェル・グリフィス)/ジムの父親(ブライアン・コックス)/ハンター・モリス(アンガス・T・ジョーンズ) 受賞歴: 公開日: 2003年1月18日 |
7.がんばれ!ルーキー
「カブスのエースは小学生!」
出典:Amazon
あらすじ
ヘンリー・ローウェンガートナーは野球好きのごく普通の小学生だった。
シカゴ・カブスの大ファンで憧れの選手は、投手のステッドマン。
ある日ヘンリーは少年野球チームの試合に出場しヘマをしてしまう。
ヘマした事をからかわれて、友達にとってみろとボールをノックされるヘンリー。
そのボールを取ろうと走って追いかけるが、足元にあったボールに気が付かず踏んで転んでしまい、肩から落ちたことで骨折を負う。
数ヶ月後ようやくギプスが取れるが、長い間腕が固定されていた事で肩の腱が縮んでおり、その影響で腕の力が異様な状態になっていた。
そんな時母親から完治祝いだと、シカゴ・カブスの観戦チケットをもらい友達と早速観戦に向かう。
楽しく野次を飛ばしていたそんな時、カブスの敵チームのホームランボールが飛んでくる。
敵チームのボールは返球する習わしがあり、それにならってヘンリーが投げ返すことになった。
外野席からキャッチャーまで、一直線にものすごい豪速球を投げるヘンリー。
弱小球団であるカブスは、それに目を付けヘンリーと契約を申し出るのであった……
野球映画としての胸アツポイント
ポイントはあくまで、ヘンリーは小学生だというところです。
豪速球を投げられたとしても、小学生らしさは最後まで失わずにメジャー・リーグで大暴れするのが、痛快でとても胸アツな展開に目が離せません!
こんな人にオススメ
- 子供が好き
- メジャー・リーグが舞台の映画が観たい
こんな人には向いてないかも
- B級作品は嫌い
- ふざけた笑いは要らない
基本情報
上映時間:93分 監督: ダニエル・スターン 出演者:ヘンリー・ローウェンガートナー(トーマス・イアン・ニコラス)/チェット・ステッドマン(ゲイリー・ビジー)/メアリー・ローウェンガートナー(エイミー・モートン)/ 受賞歴: 公開日: 1993年 |
8.2番目のキス
「好きなヒトの好きなコト、どこまで好きになれる?」
あらすじ
キャリア・ウーマンのリンジーはアラサーの独身。
仕事も充実し友達もいて、人生を謳歌していた。
そんな彼女の前にベンという男性が現れ、ベンは高校教師でリンジーに一目惚れをするが、彼には秘密があったのだ。
メジャー・リーグのレッドソックスの熱狂的ファンだという。
ベンは全てにおいてレッドソックスが命であり、優先事項にしていた。
交際は無事にスタートするが、シーズン開幕と同時にベンはレッドソックスが優先になっていく。
そしてすれ違う2人、果たして恋の結末はどうなる?
野球映画としての胸アツポイント
この作品は実際に起きたメジャー・リーグの展開に沿って、2人の恋が進展をしていくことがとても胸アツな展開を迎えます。
この映画が撮られたのは2004年。
コアなメジャー・リーグファンならご存知だと思いますが、ボストン・レッドソックスがワールド・シリーズで優勝をした歴史的シーズンなのです。
本来制作段階で脚本はプレーオフ敗退だったらしいのですが、優勝したことにより書き換えられ、結末に大きく影響をもたらしたのです。
こんな人にオススメ
- レッドソックスファン
- 迫力のあるフェンウェイパークが観たい
- 恋愛映画が観たい
- ドリュー・バリモアが好き
- ラブコメが好き
こんな人には向いてないかも
- 選手の話が観たい
- 恋を1番に優先してほしい
基本情報
上映時間:103分 監督: ファレリー兄弟 出演者:リンジー(ドリュー・バリモア)/ベン(ジミーファロン)/アル(ジャック・ケーラー)/モリー(アイオン・スカイ) 受賞歴:公開日: 2006年7月8日 |
9.タッチ
「お前の約束は、オレが果たす」
出典:Amazon
あらすじ
浅倉南と上杉兄弟、達也と和也は小さい頃から隣同士で両方の両親が3人の部屋としてプレハブ小屋を建ててくれる程に、仲のいい家族であった。
幼馴染の3人の夢は甲子園に行く事。しかし1人女性である浅倉南は甲子園の地には立てないと嘆いていた。
上杉兄弟は南を甲子園に連れて行った方が結婚をする、という約束をしていた。
しかし兄の達也は、高校では野球をやめており甲子園に行くという夢は弟の和也と南の夢となっていた。
そして地区予選決勝あと一つ勝てば甲子園という試合の朝、不幸が起きてしまう。会場に向かう和也、道路に飛びさす子供をとっさに助けるも自分は車にひかれてしまい、帰らぬ人となってしまうのだった。
野球映画としての胸アツポイント
野球、甲子園、といえば真っ先に出てくる作品タッチです。
原作とは微妙に違う点も多々ありますが、映画としての演出は素晴らしく胸アツの展開に感動です。
基本は青春恋愛映画を軸としていますが、野球の展開もしっかり描かれています。
クライマックスのシーンとなる上杉達也の奮闘は感動を誘う胸アツ場面です。
こんな人にオススメ
- 長澤まさみが好き
- タッチが好き
- 恋愛も見たい
こんな人には向いてないかも
- 原作とは違う展開が気になる
- 無理やりな演出が嫌い
基本情報
上映時間:116分 監督: 犬童一心 出演者:浅倉南(長澤まさみ)/上杉達也(斉藤祥太)/上杉和也(斉藤慶太) 受賞歴: 公開日: 2005年9月10日 |
10.ROOKIES-卒業-
「夢にときめけ!明日にきらめけ!」
あらすじ
二子玉川学園(ニコガク)野球部の面々が3年生となった春。いよいよ甲子園へ最後の夏に向けて始動する。
そんなニコガク野球部に、入部届が提出された。新入生が2人、浜中と赤星だ。
赤星は中学から有名な選手で有望な1年生。
しかし、赤星はメジャーリーグを目指すと言って、練習には参加しないという。一同は笑うが、夢を笑うなと川藤は言う。
それは自分たちの甲子園に行くという夢を笑われるのと同じだと。
御子柴は赤星が落とした手帳に書いてあった多摩体グランドに行ってみると、そこに赤星の姿を見つける。
赤星は本気でメジャーリーグを目指して大学生とトレーニングをしていたのだ。
ある日赤星は不良に絡まれ喧嘩になりそうになるが、御子柴が止めに入り赤星を逃がそうとする。
メジャーを目指すならこんなことで怪我をしてはダメだと。
しかし、相手ともつれて御子柴は怪我を負ってしまう。
全治に最低でも2ヶ月以上は掛かるという。皆の前では強がっていたが、夜1人悔し泣きをする御子柴。
そんな姿を見た赤星は、御子柴が戻ってくるまでは代わりにセカンドを守ると、皆の前に姿を表すのだった。
こうして盤石の構えで、ニコガク野球部は夏の大会へと挑むのであった。
野球映画としての胸アツポイント
ニコガク野球部のひたむきなまでの熱い思いを胸に白球を追いかける姿は、とても感動します。
ドラマからそのままのキャストで、シリーズ最終章としての映画化作品。TVシリーズを観ていると、より一層胸アツポイントが高まる作品です。
こんな人にオススメ
- ドラマから見ていた
- 熱い男たちの熱い野球が見たい
- 原作が好き
こんな人には向いてないかも
- 無駄に感動を誘う演出は嫌い
- イケメンばかりのドラマは苦手
基本情報
上映時間:137分 監督:平川雄一朗 出演者:川藤幸一(佐藤隆太)/安仁屋恵壹(市原隼人)/御子柴徹(小出恵介)/新庄慶(城田優)/関川秀太(中尾明慶)/若菜智哉(高岡蒼甫)/平塚平(桐谷健太)/岡田優也(佐藤健)/赤星奨志(山本裕典)/濱中太陽(石田卓也)/八木塔子(村川絵梨) 受賞歴: 公開日: 2009年5月30日 |
11.もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
「教わらなくても、学ぶことができる」
出典:Amazon
あらすじ
川島みなみは東京都立程久保高校に通う2年生だ。
7月の半ばに入院した親友である幼馴染の宮田夕紀は、毎年1回戦負けの野球部ではあるが、何かきっかけがあれば絶対に甲子園にだって行けると信じていた。
夕紀の頼みを受け入れ、野球部のマネージャーとして入部することになる。
その想いを汲み野球部を甲子園に連れていくことを目標にするのだが、監督や選手たちがやる気のかけらもない状態だった。
そんな状態の野球部を甲子園に連れて行くために本屋でマネージャーになれる本を手に入れ、勉強をしようとするが…
手にした本はドラッカーの『マネジメント』というビジネス書だったのだ……
野球映画としての胸アツポイント
弱小野球部がどんどん強くなって勝ち上がる、というスポ根物語では散々使い古された古典的なサクセスストーリー。
しかしそれは皆、そんなサクセスストーリーに熱くなれるからであるからこその王道ストーリーでもあるのです。
強くなる過程に行くまでの描き方がとても斬新で、今までにはなかった手法で野球部を強くしていきます。
主人公みなみが、マネージャーの勉強にと手にしたのはビジネス書のマネジメント。
そして目的である甲子園へ向けて、野球部をマネジメントして行くのです。
ビジネス書を参考にして、一つ一つ野球部の問題を解決して一丸となる姿は熱くなること間違いなしの映画です。
こんな人にオススメ
- 前田敦子が好き
- ドラッカーのマネジメントを読んだ事がある
- 王道のストーリーに飽きている
こんな人には向いてないかも
- 熱血スポ根は王道が1番
- アイドル映画は嫌い
基本情報
上映時間:125分 監督:田中誠 出演者:川島みなみ(前田敦子)/宮田夕紀(川口春奈)/北条文乃(峯岸みなみ)/加地誠(大泉洋)/浅野慶一郎(瀬戸康史) 受賞歴: 公開日:2011年6月4日 |
12.キャプテン
「逆境をはねのけてやる!
出典:Amazon
あらすじ
谷口タカオは野球の名門である青葉学院から墨谷二中へと転入してくる。
しかし墨谷二中は万年弱小だったために、名門青葉からやってきたというだけで谷口は救世主にされてしまい、更には成り行き上キャプテンまで任されてしまう。
しかし実態は青葉では3ヶ月しか在籍していなく、球ひろい専門だったのだ。
それを言い出せずに試合に臨んだ谷口だったが、当然醜態を晒してしまい野球部の仲間からの信頼を失ってしまう。
しかしその悔しさをバネに、谷口は猛特訓を重ねるのだった……
野球映画としての胸アツポイント
ちばあきお原作キャプテンの実写映画化作品。
圧倒的逆境からもう特訓を重ねて信頼を再び得ようとする姿は、まさしく王道スポ根ストーリーです。熱くなるのは必須の激アツ映画です!
こんな人にオススメ
- ちばあきお作品のファン
- 等身大のリアルなスポ根が見たい
- 熱気を感じたい
こんな人には向いてないかも
- ファンタジー要素のある派手なスポ根が見たい
- 矛盾点が多いと駄目
基本情報
上映時間:98分 監督:室賀厚 出演者:谷口タカオ(布施紀行)/丸井(小川拓哉)/イガラシ(中西健)/佐々木舞(岩田さゆり)/三咲静香(小林麻央) 受賞歴: 公開日: 2007年8月18日 |
13.バッテリー
「そのミットに、投げるんだ」
出典:Amazon
あらすじ
原田巧は中学にあがる時、親の転勤で岡山県新田市へと引っ越す。
巧の祖父である洋三は甲子園出場校の名監督、巧も少年野球で活躍していた有名な投手と一家で野球に秀でていた。
ある時ランニングに出た巧は、地元の少年野球団にいた永倉豪に話しかけられる。
少年野球チームに居て巧のファンだというキャッチャーの豪に、「一球、球を受けさせてもらえませんか」と言われ承諾する。
巧の豪速球を受け止めた豪と意気投合し、共に中学の野球部に入部するのだった。
野球映画としての胸アツポイント
この映画の胸熱ポイントと言えば、やはりバッテリーである巧と豪の絆です。
この2人の野球を通した友情が、とても感動する場面でもあり熱くなるポイントです。
巧の豪速球を捕球し実力でも認め合う2人の友情の物語、スポーツを介して育む友情が美しい映画です。
こんな人にオススメ
- 野球を通した友情が見たい
- 原作小説のファン
- 豪速球を投げるピッチャーが好き
こんな人には向いてないかも
- サクセスストーリーを期待している
- もっと熱意のある主人公の映画が見たい
- バッターの物語が見たい
基本情報
上映時間:119分 監督: 滝田洋二郎 出演者:原田巧(林遣都)/永倉豪(山田健太)/原田青波(鎗田晟裕)/矢島繭(蓮佛美沙子)/戸村真(萩原聖人) 受賞歴: 公開日: 2007年3月10日 |
14.ミスターGO
「前代未聞の大型ルーキー」
映画『ミスターGO!』予告篇(5/24ロードショー) – YouTube
あらすじ
万年最下位球団であるベアーズ。
この状態から抜け出すために、起死回生の一手に出ることにした。
それはスカウトマンが連れてきた大物ルーキーにチームの未来を託すこと。一世一代の賭けに出るベアーズだった。
そのルーキーはなんとゴリラ!ミスターGOと名乗るそのゴリラは、サーカス団出身で、ゴリラ使いの少女と共に借金返済のために雇われたのだった。
前代未聞の入団となり、会見でも騒動となるが「人間だけでチームを作るなんてルールブックには書いていない」と世間の批判を一蹴するベアーズだった。
かくしてベアーズの一因となったミスターGOは、万年最下位からベアーズを救い出せるのか?!
野球映画としての胸アツポイント
起死回生の一手はまさかのゴリラ!という突飛な設定で繰り広げられる野球映画です。
ありえない展開でスタートするこの映画ですが、ゴリラ使いとして一緒に入団する女の子も良い味が出ていてとても可愛いです。
とんでもない設定ではありますが、ミスターGOのスイングは豪快でベアーズを救っていく様は王道のサクセスストーリーとしてもとても見ごたえのある作品となっています。
ゴリラの野球選手の活躍がだんだんクセになっていくこと間違いなし!
こんな人にオススメ
- 変な設定が好き
- 動物が好き
- 子役が活躍する姿が見たい
こんな人には向いてないかも
- 韓国映画は好きじゃない
- リアルな設定が好き
基本情報
上映時間:133分 監督:キム・ヨンファ 出演者:ミスターGO(リンリン)/ウェイウェイ(シュー・チャオ)/ソン・チュンソ(ソン・ドンイル)/イトウ(オダギリジョー)キム(キム・ガンウ)/ZEROZ(レイティン) 受賞歴: 公開日: 2014年05月24日 |
15.劇場版MAJOR メジャー 友情の一球
「夢の舞台へ駆け上がれ!」
出典:Amazon
劇場版MAJOR メジャー 友情の一球 予告映像 – YouTube
あらすじ
メジャーでのシーズンを終え帰国する茂野吾郎。彼の手には、1通の手紙があった。
9年前、横浜リトルとの激闘を制した三船ドルフィンズ。
しかしエースで4番の本田吾郎は親の結婚で茂野性になり、プロ野球選手であった義父の移籍で福岡へと引っ越したのだった。
横浜リトル戦の激闘の末に肩を負傷していたが、吾郎は当然福岡でも野球を始める。
しかしそれは義父から、ピッチャーをやらないことを条件に許されたものだった。
晴れてチームに入団する吾郎だが、強豪チームとの対戦に親との約束を破ってしまうのだった……
野球映画としての胸アツポイント
メジャー・リーグを題材にした野球漫画の金字塔『MAJOR』の劇場版となる本作。
主人公の吾郎は小学生高学年から中学生までの数年間、アニメでも原作でも描かれていない空白期間が存在します。
その期間に吾郎は、右腕のピッチャーからサウスポーへと転向するのです。
そのサウスポー転向の理由が明かされる本作。
ファンにとってはそのエピソードすべてが胸アツとなる展開。
吾郎のひたむきなまでの野球愛、周囲を巻き込む力、精一杯野球を楽しむ姿、どれをとっても茂野吾郎は、茂野吾郎なのです。
それだけで、胸アツなのです!
こんな人にオススメ
- 原作のファン
- 野球をひたむきにする姿が観たい
- 茂野吾郎最強!
- 少年野球をやっていた人
こんな人には向いてないかも
- アニメは観ない
- (左利きに転向する)結末が分かっている
基本情報
上映時間:104分 監督: 加戸誉夫 出演者:茂野吾郎:幼少期〜少年期(くまいもとこ)/茂野吾郎:中学生以降(森久保祥太郎)/茂野英毅(咲野俊介)/茂野桃子(野田順子)/古賀将人(野島健児)/木下誠也(福山潤)/吉野監督(大川透)/アーサー(小野大輔)/佐藤寿也(大浦冬華) 受賞歴: 公開日: 2008年12月13日 |
まとめ
胸アツ展開をする野球映画、またはメジャー・リーグを題材とする映画を特集してきました。
しかし、メジャー・リーグを題材とした映画はほとんどが伝記映画ばかりだったのは少し意外です。
でも考えてみると、映画の題材としてスポーツを使うことって、多い様で実は少ないんです。
何故ならば、スポーツそのものが筋書きのないストーリーだからです。
物語として脚色する以上に、現実にドラマ以上の出来事が起きているスポーツをわざわざ映画にしても感動は少ないのでしょう。
しかし今でも語り継がれている逸話などは、数多くあり胸アツとなる野球映画もまだまだ生まれているのも事実です。
皆さんのお気に入りとなる野球映画が、この中から選ばれることを願っています。