忘れられない衝撃作 ! 映画『バトル・ロワイアル』の心揺さぶる名言集
2000年に公開された映画『バトル・ロワイアル』。あまりに残酷なストーリー展開が波紋を呼び、社会現象とまでなりました。中学生同士の殺し合いという衝撃的な設定に、驚いた方も多いのではないでしょうか!
迫力のあるバトルシーンなどが魅力で、デスゲームが好きな方にはぜひ観て頂きたい、大満足間違いなしの作品です!
そんな『バトル・ロワイアル』に出てくる名言・名セリフをご紹介します。
どの言葉も、一度聞くと忘れられない印象的なものばかりですよ!
目次
- あらすじ
- 『バトルロワイアル』の印象的な名言・名セリフ
- 【名言①】「そこで今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
- 【名言②】「人生はゲームです。みんなは必死になって戦って生き残る、価値のある大人になりましょう」
- 【名言③】「俺ノブのかたきを討つ。あいつの代わりに中川を守り抜く」
- 【名言④】「狂ってるよ!どうしてみんな簡単に殺し合うんだよ!」
- 【名言⑤】「私、ずっと弘樹の前、走り続けるの!」
- 【名言⑥】「七原のことならなんでも分かる。ねえ、この意味分かる?」
- 【名言⑦】「あたしただ、奪う側に回ろうと思っただけよ」
- 【名言⑧】「人を嫌いになるってのは、それなりの覚悟しろってことだからな」
- 【名言⑨】「最後に、ええ友達が出来てよかった」
- 【名言⑩】「どこまででもいい、精一杯でいいから、走れ」
- まとめ
あらすじ
修学旅行へ心踊らせていた城岩学園中学校3年B組の生徒たち。しかし、バスの中で突然眠らされてしまい、目を覚ますとそこはどこかも分からない教室の中だった。
突然現れた1年の頃の担任・キタノ(ビートたけし)は生徒達へ「BR法(新世紀教育改革法)」の説明を始める。BRとは、クラス全員で殺し合いをし最後の生き残りを決めるという恐ろしいゲームだった。強制的にゲームへ参加しなければいけなくなった生徒たちは、無人島で地獄の日々を送ることに。
目の前で親友を殺された七原秋也(藤原竜也)は、中川典子(前田亜季)と共に生き残ることを決意する。しかし、友達同士だったはずのみんながそこら中で殺し合いをするようになり……。
『バトルロワイアル』の印象的な名言・名セリフ
出典:Amazon.com
中学生の登場人物達を、残酷なほどリアルに描いている今作。友情や恋、それぞれ抱える思いがセリフにも表れています。
今回は、その中でも印象に残る名言・名セリフを厳選いたしました!惨劇の中で生徒達が残した名言は、どれも強烈に記憶へ焼き尽く言葉ばかりです。
あなたの心を掴んで離さない、珠玉の名言をお楽しみください!
【名言①】「そこで今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
1年の頃に担任だった教師・キタノが生徒たちに放つ、かなり衝撃的なセリフです。印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
キタノは担任だった頃、生徒たちから信頼されておらず、酷い扱いを受けていました。その影響もあってか、人を殺すことに躊躇がない冷酷な人間になっていたのです。説明中に私語をしていた生徒をナイフで刺し殺すなど、残虐なシーンが今作の怖さを際立たせています!
恐ろしい殺人ゲームの始まりを告げる、忘れられない名セリフです!
【名言②】「人生はゲームです。みんなは必死になって戦って生き残る、価値のある大人になりましょう」
「何でこんなことするんですか?」と生徒に聞かれたキタノが飄々とした様子で返す言葉です。
今作で描かれているのは、少年犯罪が多発する世の中。凶悪な子どもを恐れている大人たちは彼らを恐怖で支配しようとしている、という舞台背景があります。
「大人をなめている生徒たちへ人生の厳しさを教えてやりたい」、そんなキタノの思いが込められたセリフなのです!
ビートたけしさんの迫力のある演技に引き込まれる、名場面となっております!
【名言③】「俺ノブのかたきを討つ。あいつの代わりに中川を守り抜く」
ゲームに抵抗したせいでキタノに殺されてしまった親友のノブ(小谷幸弘)を思いながら、秋也が言ったセリフです。
同じ児童施設で暮らしていた秋也とノブ。不登校だったノブは、「一緒に修学旅行行こう!」と書いた手紙をくれた典子に恋をしていました。死んでしまったノブの思いを引き継ぎ、秋也は何があっても典子を守り抜くことを誓ったのです。
秋也とノブの間に深い絆があったからこそ生まれた名セリフではないでしょうか!
【名言④】「狂ってるよ!どうしてみんな簡単に殺し合うんだよ!」
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目の前で殺し合いが起き、思わず秋也が叫んだセリフ。藤原竜也さんの鬼気迫る演技に魅了された方も多いはず!
秋也と典子は、殺さずに脱出する方法を模索していました。しかし、周りは自分だけが生き残ろうと殺人を繰り返す人間ばかり。ついこの前まで友達同士だったはずなのに、簡単に殺し合いを始めるクラスメイト達への思いが爆発し、このセリフを口にするのです。
正義感の強い秋也の抱いている気持ちをストレートに表現した、力強い名言となっております!
【名言⑤】「私、ずっと弘樹の前、走り続けるの!」
回想シーンで、ランニングをする千草貴子(栗山千明)が後ろから自転車で追いかけて来た幼なじみ・杉村弘樹(高岡蒼佑)に言ったセリフです。
貴子は弘樹に好意を寄せていました。この言葉は、貴子の恋心から生まれたものなのです。
仲睦まじい二人に、周囲も「貴子と弘樹は両思い。」だと思い込んでいましたが、実は弘樹の好きな人は別の女の子でした。最終的に、貴子は最後まで思いを伝えることなく弘樹の隣で息絶えてしまいます。
二人のすれ違う姿がなんとも切ない、心に残る名セリフです!
【名言⑥】「七原のことならなんでも分かる。ねえ、この意味分かる?」
殺人ゲームを楽しむ桐山和雄(安藤政信)との戦いで海に落ちた秋也。そんな秋也を介抱した内海幸枝(石川絵里)のセリフです。
二人は幼なじみで、幸枝は秋也に恋をしていました。しかし、秋也が典子に恋心を抱いていることに気づいていた幸枝は、告白はせずこの言葉を投げかけます。
ほどなくして、仲間割れから亡くなってしまう幸枝。秋也は結局、幸枝の言葉の意味を知ることは出来なかったのです。
生徒同士の関係性をリアルに描いている今作。思春期の複雑な恋心を上手く表した名セリフとなっております!
【名言⑦】「あたしただ、奪う側に回ろうと思っただけよ」
容赦なく殺人を行い武器を手に入れて回る相馬光子(柴咲コウ)。和雄との激闘の末、戦いに破れた光子が心の中で言ったセリフです。
光子は、母親の連れ込んだ男に性的虐待をされそうになり、その男を殺してしまったという過去を持っています。そんな経験から「殺されるくらいなら殺す。」という考えを持ち始め、非道な殺人を繰り返していたのです!
光子という人物の抱える闇を真っ向から表現した名言ではないでしょうか!
【名言⑧】「人を嫌いになるってのは、それなりの覚悟しろってことだからな」
生き残った秋也、典子、そして二人を助けてくれた川田章吾(山本太郎)。三人はキタノと対峙し、秋也は典子を守るためキタノを銃で打ちます。瀕死状態になったキタノが、電話で最後に娘へ送った言葉がこのセリフです。
キタノは生徒からも娘からも毛嫌いされていました。無責任に人を嫌う子どもたちへ、キタノはメッセージを残したのです。ただ冷酷な殺人鬼にも見えたキタノですが、その裏にはどこにも居場所がない孤独感があったのではないでしょうか。
胸にぐさっと突き刺さる、今作の中でも人気の高い名言となっております!
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【名言⑨】「最後に、ええ友達が出来てよかった」
船で島を抜け出した秋也、典子、章吾。その途中で力尽きてしまった章吾が心の中で言ったセリフです。
章吾は以前にもバトルロワイアルを経験し、同級生だった最愛の恋人を亡くしています。その彼女が死ぬ間際、「ありがとう。」と言って笑った理由を知るために、今回のバトルロワイアルに参加したのです。
彼女が笑った事に深い意味はなく、ただ感謝を伝えようとしていたのだと理解する章吾。そんな章吾が、今度は秋也と典子に感謝の思いを抱くという、とても感動的な名セリフです!
【名言⑩】「どこまででもいい、精一杯でいいから、走れ」
秋也と典子はゲームのルールに違反したため、指名手配犯となってしまいます。それでも生きていくことを決意した二人。最後に、秋也が典子と走りながら心の中で呟く言葉です。
二人は、これから先の道のりが厳しいものになると分かっていました。それでも、死んでしまったクラスメイト達の思いを背負って、前に進み続けることを心に決めたのです。
どんな困難にもあっても進み続けることが大切だと教えてくれる、とても深い名言ですよね。今作が伝えたかった本当のメッセージが、この言葉なのではないでしょうか!
まとめ
『バトルロワイアル』に出てくる名言・名セリフをご紹介しました。
それぞれのキャラクターの良さを生かしたセリフや、胸にずんと響く深い名言など、魅力的な言葉ばかりでしたね。
今作はスリルを楽しめる内容ではありますが、その奥に熱いメッセージ性もある作品です。そのため、一つ一つのセリフに深い意味が込められています。
ぜひ、後世に語り継がれるであろう名作『バトルロワイアル』を観て、心に残る名言に触れて頂きたいです!