映画『ダーティ・ハリー』の最高にシビれる名言特集!

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2019年現在。御年88歳のクリント・イーストウッド。そんな彼は90に近いにも関わらず、監督として、役者として映画を撮り続けています。最新作の『運び屋』では主演として90歳の伝説の運び屋を演じながら監督も努めました。俳優としても監督としても超一流。

しかしそんな彼は遅咲きの俳優でした。ようやく俳優として知られるようになったのがセルジオ・レオーネ監督による『荒野の用心棒』。その公開当時、彼は既に30代。まさに遅咲き俳優と言えます。

そんな彼の第二の代表作として選んだのが『ダーティ・ハリー』。これまで西部劇俳優とされてきたクリント・イーストウッドの、現代が舞台となる刑事ものです。興行的に大ヒットを記録し、後のアクション映画に影響を与えたほどの人気作品となりました。
信念を貫きつつも犯人逮捕のためには暴力も辞さない。まさにダーティな刑事であるハリー・キャラハンは、映画史に残るキャラクターであると言えます。本記事ではそんな彼の名言を紹介していきたいと思います。

目次

あらすじ

Dirty Harry – Original Theatrical Trailer – YouTube

カリフォルニア州サンフランシスコ。とある屋上プールで一人の女性が銃で狙撃される事件が起きる。
捜査を任されたのは通称”ダーティ・ハリー”サンフランシスコ市警察本部捜査課のハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)刑事だ。
彼は事件現場から狙撃地点を割り出し、その場に単独赴くとそこには一つの薬莢と犯人からのメッセージが。犯人はスコルピオン(アンディ・ロビンソン)と名乗り、市警察が10万ドルを払わなければ毎日人を一人殺すと脅す。

支払いを拒んだ市警察は多くの警官を市内のビルに配置し、犯人を割り出そうとする。警察のヘリが不審人物を発見するも、すんでのところで逃がしてしまう。警察の対応に激怒した犯人はアフリカ系の少年を殺害し、少女を誘拐して身代金を要求する。窮地に追い込まれた警察は支払いを決意。
その金の引き渡し役に任命されたのはハリー・キャラハン刑事だった。

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映画『ダーティ・ハリー』の最高にシビれる名言

【名言①】「一時間近くそこの控室で座っていました」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

市長(ジョン・ヴァーノン)に呼び出されたハリー。彼は出し抜けに市長からこう言われます。「よし、報告しろ」と。それに対して「何を?」ととぼけた顔をするハリー。「現状をだ。何をしていた」と再び問う市長。ハリーは「一時間近くそこの控室で座っていました」と返します。

人が一人殺されて一刻を争う状況。にも関わらずのんきな役所仕事の遅さを皮肉るセリフであると同時に、ハリー・キャラハンという人物が市長にも物おじしないタフな人物であることが描かれています。
ハリー・キャラハンの人となりが一発でわかる印象的なセリフです。

【名言②】「大の男が暴行するつもりで女性を追いかけていたんです。そんな野郎を撃つのはあたしの方針です」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

ダーティーハリー 名言
出展:ダーティーハリー公式facebook

ハリーに対して「去年人を殺しただろう。この街で騒ぎを起こすな。これはわたしの方針だ」と当てつけのように言う市長。それに対してハリーはシニカルな表情を浮かべ「大の男が暴行するつもりで女性を追いかけていたんです。そんな野郎を撃つのはあたしの方針です」とさらりと答えてみせます。
嫌味な市長に皮肉を返してみせるシビれるセリフです。

【名言③】「路地で裸の男がナイフを持って女性を追いかけていたんです。目の色変えてね。赤十字の寄付を集めているとは思えないでしょう」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

前述のセリフに対して「つもり? 確かじゃなかったんだな?」と揚げ足をとろうとする市長。それに対して「路地で裸の男がナイフを持って女性を追いかけていたんです。目の色変えてね。赤十字の寄付を集めているとは思えないでしょう」と答えるハリー。なんともセンスの良い皮肉!
無駄なところをやたら気にする役所と皮肉屋の相性は最悪だとわかる名シーンです。

【名言④】「騎兵隊の到着まで待ってくれてるといいんだが…」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

ダイナーで食事中。銀行強盗が進行中だと察知したハリーは店主に通報を任せ、「騎兵隊の到着まで待ってくれてるといいんだが…」と呟きながら呑気にホットドッグをほおばります。

銀行強盗が目の前で起きているにも関わらず一切慌てずに構える。ハリー・キャラハンという男が異常にタフな人間であることがわかるシーンです。銃声が鳴り響き、「おや残念」と呑気に腰をあげるところを含めて名シーンだと言えるでしょう。

【名言⑤】「おおっと。考えはわかってるよ。俺がもう六発撃ったかまだ五発か。実は言うとこっちもつい夢中になって数えるのを忘れちまったんだ。でもこいつはマグナム44って言って世界一強力な拳銃なんだ。お前のドタマなんて一発で消し飛ぶぜ? 楽にあの世まで逝けるんだ。運が良けりゃな。さあどうする?」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

ダーティーハリー 名言
出展:amazon.co.jp

44マグナムをぶちまかし、強盗犯の逃走車を止めたハリー。道路に倒れる強盗犯の手元にはライフル銃が。ほんの少し手を動かせばライフル銃に手が届く状況。その様子を見てハリーはシニカルな笑みを浮かべます。「果たして何発も撃ったこの拳銃に弾が入っているのか」犯人を煽ります。

もし弾が込められていれば、犯人はライフル銃を手にした時点でハリーに射殺されるでしょう。逆に弾が込められていなければ逆にハリーが射殺される。そういう状況なのです。この究極の状況に、犯人は諦めて降伏を選びます。
笑みを浮かべ、ライフル銃を持ち去るハリー。その背中に犯人は「どうせはったりだろ」と負け惜しみを投げかけます。すっと顔から表情が消えるハリー。再び犯人に44マグナムを向け、引き金を引きます。恐怖に叫び声をあげる犯人。しかし44マグナムからは乾いた音がするだけ。シリンダーの中に弾は込められていなかったのです。

【名言⑥】「給料でも上がったら”ありがとう”って言いますよ」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

銀行強盗の件を本部長が褒めていたと伝えるアル・ブレスラー警部補(ハリー・ガーディノ)それに対して「恐れ多くて涙がこぼれますよ」と皮肉を言うハリー。

誉め言葉に対しても皮肉を言うハリーにあきれたブレスラー警部補は「もう少し素直になったらどうだ」と忠告します。それに対して「給料でも上がったら”ありがとう”って言いますよ」とさらに皮肉を重ねるハリー。
ぶれない人物像が克明に描かれています。

【名言⑦】「特に嫌いだね」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

問題行動ばかりを繰り返すハリー。それを見かねた上司がハリーに相棒をあてがおうとします。そして任命されたのが新米のメキシコ系刑事チコ(レニ・サントーニ)でした。最初は拒否するハリーですが「受け入れなければクビにする」と言われ渋々承諾します。

こうしてハリーの相棒になったチコはハリーに尋ねます。「なぜダーティ・ハリーと呼ばれているんですか?」と。それに対してハリーの同僚が「ハリーはつむじ曲がりなのさ。誰もえこ贔屓しない。みんなを憎んでいるのさ。イギリス人もアイルランド人もイタリア人、スペイン人、白人、黒人誰でもさ」と答えます。

チコは問いを重ねます。「僕のようなメキシコ人は?」これに対して一言、ハリーは答えます。「特に嫌いだね」まさにつむじ曲がりな男です。

【名言⑧】「おいおい止してくれよ。下じゃ大勢が見上げていんだ。消防署長も大口を開けて」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

ダーティーハリー 名言
出展:ダーティーハリー公式facebook

今まさに飛び降りようとしている自殺志願者に話かけるハリー。その口調は止めるようというより、挑発しているように聞こえます。飛び降りた人の惨状をさも愉快そうにつらつらと方します。
それで気持ち悪くなった自殺志願者は嗚咽を漏らしながら「吐きそうだ」と訴えます。そしたらハリーは少し身を引いて自殺することではなく吐くことを止めるように言います。
「下じゃ大勢が見上げていんだ。消防署長も大口を開けて」と。しかし言葉とは裏腹にハリーの口調は楽しそうです。おそらく彼は消防署署長が吐しゃ物を浴びる姿を想像したに違いありません。
ちなみにこの後ハリーは自殺志願者を殴りつけて騒動を収束させました。

【名言⑨】「汚い仕事専門だからダーティ・ハリーなのさ」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

自殺志願者を地面に降ろしてからチコに対して一言。人の命を救うという大仕事のあとであるにも関わらず飄々とした口調で、チコに対する疑問に答えます。ハリーの渋さが詰まったセリフです。

【名言⑩】「これが殺人課の仕事さ」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

ダーティーハリー 名言
出展:ダーティーハリー公式facebook

犯人は予告通り、警察が支払いに応じなかった報復で黒人の少年を殺します。無念の表情で少年のことを語る母親に、淡々と捜査を進める事件現場。やりきれない表情のチコの肩を叩いたハリーは「これが殺人課の仕事さ」と言葉少なく告げます。
ハリーが仕事に対してどういう姿勢で臨んでいるのか垣間見ることのできるセリフです。

【名言⑪】「あそこから二軒の教会がよおく見えるのです」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

次の犯人の狙撃場所を予想する会議で刑事の勘を働かせて意見するチコ。それに対してハリーが合理的な動機付けでチコの根拠をより強固なものにします。新人想いなのか、それとも犯人逮捕に熱心なだけなのか。
どちらにせよこれもまたハリーの人間性を見ることができるセリフです。

【名言⑫】「まったく警察に入ってこんな大金が掴めるとは思いませんでしたよ」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

少女を誘拐したスコルピオン(アンディ・ロビンソン)それに対して警察はついに身代金を払う決意をします。
その額20万ドル。受け渡しにはハリーが赴くことになります。金額を数えてバックを掴んだハリーは「まったく警察に入ってこんな大金が掴めるとは思いませんでしたよ」と上司に述べます。
すなわち警察の安月給っぷりを皮肉っているわけです。どんな時も皮肉を忘れないタフな男です。

【名言⑬】「殺す気だったらお前の頭は吹っ飛んでいたさ。少女はどこだ!」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

ダーティーハリー 名言
出展:amazon.co.jp

病院で聞いた手がかりをもとにスコルピオンを追い詰めたハリー。追い詰められ、スタジアムの中心で手を挙げるスコルピオンの足を問答無用に撃ち抜き、銃をつきつけながら犯人に迫ります。
その表情はいつものような飄々としたものではなく、「少女はどこだ!」と鬼気迫る表情で息まいています。ハリーの本質がようやく現れる一幕です。

【名言⑭】「わかりません。いや本当ですよ」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)

捜査の過程とケガを負い、警官を辞めることにしたチコ。そんなチコの妻とハリーとの会話で、チコの妻から「あなたは何故警察をやめないの?」と聞かれます。
それに対して「わかりません」と小さく答えるハリー。そして疑いの目を向けられたのか「いや本当ですよ」と短く付け加えます。はたしてこれは皮肉なのか、真実なのか。
誰にも判断できないミステリアスさを持つハリー・キャラハンという男がよくわかるセリフです。

【名言⑮】「おおっと! なにを考えているかわかるよ。俺が六発撃ったかまだ五発かと考えているんだ。実は言うとこっちもつい夢中になって数えるのを忘れちまったんだ……。でもこれはマグナム44っつって世界一強力な拳銃なんだ。お前のどたまなんて一発で吹っ飛ぶぜ。楽にあの世までいけるんだ。運がよけりゃあな。さあどうするオイ!」/ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッ。ド)

ダーティーハリー 名言
出展:ダーティーハリー公式facebook

物語終盤。証拠不十分で釈放されたスコルピオンは子供の乗ったスクールバスを拉致します。身代金を払おうとする警察に辟易したハリーは単身バスの屋根へと飛び降ります。そして工場で銃撃戦を繰り広げ、最終的にスコルピオンは釣りをしていた少年を人質にとります。それに対して見事な射撃でスコルピオンだけを撃ち抜くハリー。


湖のほとりに崩れ落ちるスコルピオンに、ハリーは銃をつきつけながら近づきます。しかし、スコルピオンの手元にはまだ拳銃が転がっています。とっさに手を伸ばそうとするスコルピオンに、警告するかのように弾数とマグナム44の話をします。
そう、これは物語序盤の銀行強盗に対するセリフと全く同じものなのです。しかし、先のセリフとは違い、飄々とした空気はなく、静かに熱をこめるような口調です。結局ハリーの警告ともとれる挑発に乗ったスコルピオンは銃を手に取り、そして引き金を引いたハリーによって射殺されます。

弾は残っていたのです。
つまり、ハリーのセリフはスコルピオンに銃を握らせ、正当防衛として射殺するための挑発だったのです。スコルピオンを射殺したハリーは警察バッジを湖に投げそのまま去っていきます。この作品を象徴する名台詞です。

まとめ

以上がダーティ・ハリーの最高にシビれる名言特集でした。飄々としていたり、皮肉やジョークを言ったり、そして時には熱くなるハリー・キャラハン。そんな最高にかっこいい男の一端が少しは伝わったのではないかと思います。
70年代ならではのむき出しの熱量や素晴らしいセリフの数々。是非本編でも確認してみてください。

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