胸キュン映画『センセイ君主』のネタバレ解説 | 先生と生徒の恋の行方は!?
2018年に公開された映画『センセイ君主』。先生と生徒の恋を描いた、観ているだけでハッピーになれるラブコメディ作品です.
幸田もも子さんの人気少女漫画が原作となっていて、原作のキャラクターが持つ魅力をそのまま映像化したかの様なクオリティになっております。恋にがむしゃらな女子高生と一見冷たそうに見えて優しい先生、二人の甘酸っぱい恋模様に胸キュン必須!
今回は、そんな『センセイ君主』のあらすじをとことんネタバレしていきたいと思います。更に、映画の胸キュンポイントもご紹介!乙女心をくすぐる名シーンに注目です。
目次
乙女心をくすぐる!『センセイ君主』について
映画『センセイ君主』は、『仮面ライダードライブ』などで注目を集めた人気若手俳優の竹内涼真さんと、『君の膵臓をたべたい』での演技が話題になった浜辺美波さんが主演を務めています。人気俳優のお二人の共演ということで注目されましたよね。
特に、竹内涼真さん演じる弘光由貴のかっこよさに胸キュンするファンが続出!メガネを直す仕草や、スーツで雨から守ってくれる姿など、思わずキュンキュンしてしまうかっこいいシーンが満載となっております。
また、佐丸あゆはを演じた浜辺美波さんの可愛らしい演技も人気を集めました。作中ではモノマネや変顔を全力で披露されていて、ファンにはたまらない作品です。
女性を中心に人気を集めた今作は、興行収入12.3億円を記録するヒット作となりました。原作の漫画が好きな方も、原作を読んだことがない方も満足出来る、素敵な作品に仕上がっております!
10秒で分かる映画『センセイ君主』の簡単なあらすじ
しかし弘光には一度逃げてしまった夢があり、それを叶えるにはあゆはと離れ離れにならなければいけなくて……。
今作のテーマは「恋」、そして「好きなものを諦めない大切さ」です。しっかりメッセージ性もありつつ分かりやすいストーリーなので、恋愛映画初心者の方でも楽しめる作品となっております!
素敵な恋をしたい方、とにかく胸キュンしたい方はぜひご覧ください!
映画『センセイ君主』ネタバレあらすじ
ここからは、『センセイ君主』のあらすじを詳しく解説してきます!ネタバレを含みますので、まだ観てない方はご注意ください。
【あらすじ①】運命の出会い
恋に恋する夢見がちな女の子・佐丸あゆはは、「高校生になったら自然と彼氏は出来る!」と思い込んでいた。しかしどの男子に告白してもフラれ続けてしまう。そのショックから牛丼屋でやけ食いするも、お金が足りなくなってしまったあゆは。そこへ颯爽と現れた謎のイケメン男性に助けられたあゆはは、すぐに失恋から吹っ切れ新しい恋をすると決意した。
すっかり元気を取り戻した状態で登校したあゆはは、クラスの男子から次の恋人候補を探し始める。あまりに積極的な行動に、幼なじみ・澤田虎竹(佐藤大樹)からも呆れられる始末。
そんな中、新しい担任の先生・弘光由貴が教室に入ってくる。なんとあゆはの担任教師は、牛丼屋で助けてくれたあの人だったのだ。思わぬ再会に驚いたあゆはは、「運命の人は弘光先生だ!」と思い込む。
親友の中村葵(川栄李奈)と虎竹を連れて弘光の元へ行ったあゆは。そこで彼氏が出来ないことを相談する。全く真剣に取り合ってもらえず意気消沈するあゆはだったが、靴箱を開けるとそこにはラブレターが。そして同級生に告白され、喜びのあまり特に何も考えずにOKをしてしまう。
あゆはは浮かれてデートに行くが、元々好きな相手でもないため全く楽しめずに帰ってくる。このままではいけないとすぐに別れを切り出した。
上手く恋が出来ない自分に落ち込むあゆは。そこへ弘光が現れ、「楽しようとしてるからだよ。」と容赦なく正論を説く。悔しくなったあゆはは、最高の恋人を作って弘光を見返すと決意したのだった。
【あらすじ②】諦められない恋
日直になったあゆはは、弘光先生のいる数学準備室へノートを届けに行く。会話の中で全力のモノマネを披露するあゆはに、弘光は初めて素の笑顔を見せる。その笑顔に思わずときめいてしまったあゆはだったが、「先生だけは絶対ない!」と思いとどまりなんとか恋心をしずめる。
それ以来、あゆはは弘光を好きにならないよう気をつけていた。しかし意識すればするほど好きになってしまい、ついに恋心が確信に変わってしまう。
そんな中、雨で家に帰れなくなったあゆはは弘光に家まで送ってもらうことに。しかし家族が不在で家に入れなくなり、急遽弘光の家へお邪魔するあゆは。ドキドキしながら宿題を教えてもらったあゆはは、問題をとけたご褒美として「よくできましたスタンプ」をねだる。弘光はあれは学校にしかないからと、代わりに頭をぽんぽんとした。
舞い上がったあゆはは勢いあまって弘光に告白しようとする。しかし弘光はそれを先回りして阻止し、告白をする前にフラれてしまったあゆは。それでも諦めきれず「絶対、先生おとしてみせますから!」と宣言するあゆはへ、弘光は「俺をおとしてみなよ。」と挑発的に返すのだった。
先生を振り向かせると決めたあゆはは虎竹に相談し、「相手が喜ぶことをする。」という案をもらう。即実行に移し始め、先生の車を勝手に洗ってあげたり、勝手に荷物を持ってあげたりと積極的に行動したあゆは。しかしどれも上手くいかず空回りしてばかり。
そんなある日、学校で合唱コンクールをやることになり実行委員が必要になった。弘光を喜ばせようと実行委員に立候補したあゆはは、虎竹も強制的に実行委員にさせて、合唱コンクールを成功させると誓ったのだった。
【あらすじ③】まさかのライバル登場
早速合唱曲の相談をしに行ったあゆはと虎竹。実は、弘光は音楽好きで「数学に似ているから好きだ。」とその思いを語り出す。そんな姿を見て、あゆはは弘光が本当に数学を愛していることを知った。弘光を喜ばせるため、更に力を入れて曲選びに励むあゆは。
一方、隠れてあゆはに思いを寄せていた虎竹は、いつも余裕のある弘光にムカついていた。三人で曲選びのために街へ出た時も、思わせぶりな態度をとる弘光に腹をたてる。虎竹は弘光へ「やめてもらっていいですか?あいつで遊ぶの。」と直接文句を言うが、「俺につっかかる前に、自分の気持ちに正直になるのが先でしょ。」と正論を言い返されてしまう。虎竹は居ても立っても居られず、先に帰ってしまうのだった。
その後、あゆはは弘光に連れられてあるコンサートを観に行くことに。そこでピアノを演奏した女性は、「次の曲はゆきちゃんに捧げます。」と言って、JUDY AND MARYの「Over Drive」を演奏する。そのゆきちゃんが弘光を指しているとも知らず、あゆははその曲を気に入り、合唱コンクールの曲に選んでしまったのだった。
本格的な合唱練習が始まり、弘光を喜ばせたい一心で頑張るあゆは。
そんな中、あゆはは弘光がある女性と話しているのを目にする。相手は、あのコンサートでピアノを演奏していた柴門秋香(新川優愛)。実は弘光と幼なじみである秋香は、臨時の音楽教師として高校にやって来たのだ。
お似合いの二人に嫉妬したあゆははなんとか秋香の欠点を探そうと奮起するが、秋香があまりに完璧な女性でショックを受ける。
弘光と秋香は恋仲なのではないかと勝手に勘ぐり怒るあゆはに、弘光も呆れていた。しかしそれでも思いは収まらず、弘光と秋香の前で「しょうがないじゃないですか!先生が好きなんだから!」と大声で叫んでしまう。
そんな真っ直ぐなあゆはに、弘光は秋香との関係を説明する。二人は本当にただの幼なじみで、お互い夢を追って一緒に頑張ってきた仲間だった。しかし弘光は好きだった数学から逃げて教師になり、そんな弘光を心配して秋香がやって来たのだと教えられる。
あゆははその言葉に安心し、また合唱へ打ち込むようになったのだった。
【あらすじ④】二人の恋の結末
いよいよ学園祭当日、あゆはは「後夜祭でやるプロジェクションマッピングの前でキスをすると、そのカップルは永遠に結ばれる」という伝説を信じて弘光と二人っきりになれるよう計画する。そんなあゆはを、虎竹は複雑な心境で見守っていた。
そんな中、職員室にやって来たあゆはが見たのは、数式を解いている弘光の姿。実はプロジェクションマッピングの機械が一台壊れてしまい、残りの一台で出来るかどうか計算していたのだ。
一生懸命な姿に見惚れているあゆはの隣に、秋香がやって来て、「私もゆきちゃんが好き。」と正直に話す。そして、「弘光にもう一度数学と向き合ってもらうために、弘光の母校があるフランスへ連れて行く。」と伝えた。
弘光に夢を追いかけてほしいという思いと恋心の狭間で揺れ動くあゆは。もやもやとした気持ちのまま合唱の本番を迎える。指揮をとる弘光の姿を見て今までの思い出が蘇ってきたあゆはは、自分の恋よりも弘光の夢を応援することを決意した。
合唱を終え、一人ステージを飛び出していったあゆは。そんなあゆはを追いかけて来た虎竹は自分の思いを隠したまま、「このままめそめそ逃げ出すお前を見るのは嫌だ!」と背中を押す。あゆはは、弘光にはっきり別れを告げることを決めたのだった。
そしていよいよ後夜祭が始まりプロジェクションマッピングが映し出される。どこかへ行ってしまったあゆはを探す弘光だったが、プロジェクションマッピングの前で秋香に呼び止められた。しかし、「目が離せない奴がいるんだ。」と言ってあゆはを探しに行く弘光。秋香はその姿を呆然と見つめることしか出来なかった。
先生への思いを綴ったノートを抱えながら数学準備室にいたあゆはの元へ、弘光がやって来る。弘光はそこで告白しようとするが、その言葉を遮ってフランスへ行くよう説得するあゆは。先生のためを思って「何か冷めちゃったんです。先生が夢を途中で投げ出すような人だって知って。」と嘘をついた。
そしてあゆはは、逃げ出すように教室を出ていきノートを燃やそうと焼却炉へ。そこに現れた虎竹は、「俺が捨てといてやる。」と言ってそのノートを受け取るのだった。
一人教室に残された弘光は、虎竹にノートを渡される。そこには弘光のことを真っ直ぐ思うあゆはの気持ちが書かれていた。それを見てもう一度夢を追う決心をした弘光は、辞表を出し秋香と共に学校を去っていた。
先生が去ってから1年半が経ち、あゆはは無事に卒業式を迎える。帰る前に靴箱を開けると、そこには虎竹が捨ててくれたと思っていたあのノートが入っていた。開いてみると、そのノートには弘光の思いが書き加えられており、最後のページには「数学準備室に来てください。」という文字が。
あゆはは急いで数学準備室に向かい、扉を開けるとそこには弘光がいた。数学の論文で賞をとり夢を叶えた弘光は、あゆはへ思いを伝えるために帰国していたのだ。
あゆはの元へ歩み寄り顔を近づける弘光。待ち望んだキスにうきうきで唇を尖らせるあゆはだったが、何故か一向にキスをしてもらえない。しびれを切らして目を開けると、そこには「よくできましたスタンプ」を持った弘光が。もてあそばれたと悔しがるあゆはを見て、弘光は柔らかい笑みを浮かべるのだった。
映画『センセイ君主』のキャスト
弘光由貴/竹内涼真
厳しくも生徒思いな先生・弘光由貴を演じているのは俳優の竹内涼真さんです。『仮面ライダードライブ』で主人公を演じたことをきっかけに話題となり、朝ドラ『ひよっこ』やドラマ『過保護のカホコ』など数々の作品に出演しました。
今作ではそっけないイケメン教師役を、飾らないナチュラルな演技で表現されています。とにかくかっこいい仕草が作中に沢山出てくるので、注目してみてください!
あゆはが思いを寄せる数学教師・弘光由貴は、冷静さと優しさとのギャップがある人物。たまに見せる笑顔がとっても魅力的な、女性の思い描く理想の男性そのものとなっております!少女漫画から飛び出してきたかのような弘光先生に、ぜひ胸キュンして頂きたいです。
佐丸あゆは/浜辺美波
素敵な恋を求めて奮闘する女子高生・佐丸あゆはを演じているのは浜辺美波さん。余命僅かな高校生を演じた映画『君の膵臓をたべたい』では、その繊細な演技が高く評価され、「第41回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を獲得しました。
今作では、ハイテンションな役柄をとても可愛らしく演じられています!今まで見たことがない、新しい浜辺美波さんを楽しめるのでおすすめです!
佐丸あゆはは、何をするにも一生懸命で前向きな女の子。最初は片っ端から告白するなど真剣に恋をしていなかったあゆはですが、弘光と出会ったことで本当の恋を知っていきます。成長していくその姿を見ているとつい応援したくなってしまう、みんなから愛されるヒロインです!
澤田虎竹/佐藤大樹
あゆはに隠れた恋心を抱く幼なじみ・澤田虎竹を演じたのはEXILEのメンバーでもある佐藤大樹さん。ダンサーとしてだけではなく、俳優としても活躍中です!映画『4月の君、スピカ』では主演を務め、ヒロインに思いを寄せる少年を見事に演じきりました。
今作では、あゆはに片思いをする虎竹を情熱的かつ繊細な演技で表現されています。虎竹の不器用な優しさに胸キュンしてしまうこと間違いなしです!
澤田虎竹は、幼なじみのあゆはにずっと思いを寄せつつも素直になれない少年。切ない役どころではありますが、性格が明るいので見ていて元気をもらえます!
つい「幸せになってほしい!」と願ってしまう、魅力的なキャラクターではないでしょうか。
中村葵/川栄李奈
あゆはの親友・中村葵を演じたのは川栄李奈さん。元々、アイドルグループAKB48のメンバーだった川栄李奈さんは、アイドル卒業を転機に女優として活躍されています。ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』での熱演が話題になりましたよね!
今作では、筋金入りのオタクである中村葵を、コミカルな演技で演じきっています。あゆはを演じる浜辺美波さんとのコンビネーションを、ぜひ楽しんで頂きたいです!
中村葵は、恋も学校も趣味も楽しんでいる女子高生。恋が出来ないと悩んでいるあゆはの良き相談相手です。とにかく明るくノリが良いキャラクターで、今作の明るい雰囲気作りに一役買っている、重要な人物となっております!
柴門秋香/新川優愛
あゆはの最大のライバルとなる女性・柴門秋香を演じているのは女優の新川優愛さん。ジャンルにとらわれず、様々な映画やドラマに出演されています。また、ファッション雑誌「non-no」の専属モデルとしても活躍中!
今作では、弘光に思いを寄せる大人な女性をリアルな演技で表現されています。
柴門秋香は、ピアニストとして活躍する完璧な女性。あゆはとは違った魅力がありますよね。弘光のことを大切に思う気持ちが伝わってくるので、あゆはと弘光を引き離してしまう人物ではありますが、決して憎めないキャラクターとなっています!
瞬き厳禁!映画『センセイ君主』の胸キュンポイント
今作の魅力といえば、やはり竹内涼真さん演じる弘光由貴のかっこいい仕草。思わず胸キュンしてしまうシーンが盛り沢山となっております。その中でも、特に注目して頂きたい胸キュンポイントを3つご紹介!
映画を観て、思う存分ドキドキしちゃってください!
【胸キュンポイント①】まさかの顎クイ!?
あゆはが弘光と結ばれた時の妄想をするシーンで出てくる胸キュンポイントです。あゆはの顎をクイッと上に上げて耳元に囁く弘光。女性が一度は憧れるドキドキのシチュエーションではないでしょうか!
あゆはの妄想のせいで、少しキャラが変わってしまっている弘光のかっこいい顎クイをぜひご堪能ください。
【胸キュンポイント②】ピアノを弾く先生
弘光が生徒の前でピアノを弾くシーン。ここの胸キュンポイントは、上手く弾けそうに見えてあんまり弾けないというギャップです!
欠点が無さそうに見える弘光ですが、ピアノはあまり得意でないようで何度も音を間違えます。そんなお茶目なところに胸キュンしてしまうこと間違いなし!かっこいいだけでなく、弘光の可愛い一面も楽しめる名シーンとなっております。
【胸キュンポイント③】ほっぺたをムギュッ
合唱の曲選びに楽器屋へ来た場面の胸キュンポイント。弘光の前でふざけてモノマネを披露するあゆはのほっぺたを、ムギュッと両手で挟む仕草は必見です!もてあそぶような弘光の仕草についドキドキしてしまいます。
また、この後にやるポンッと背中を押す仕草もかっこいいので、ぜひ映画で確認してみてください!
漫画『センセイ君主』もおすすめ!
映画『センセイ君主』を見て原作が気になった方も多いのではないでしょうか!そんな方にはぜひ、幸田もも子さんの漫画『センセイ君主』を読んで頂きたいです。
既に完結済みで、全13巻とボリュームたっぷりな内容となっております。
映画では描ききれなかった二人のやり取りや、結ばれた二人のその後など、ファンにはたまらないエピソードが盛り沢山となっております!特にあゆはと弘光がどんなハッピーな結末を迎えるのか、最後まで楽しんで頂きたいです。
また、物語の展開が原作と異なるものになっているので、映画とは違った二人の恋模様を堪能出来ちゃいます!
ぜひ、幸田もも子さんの漫画『センセイ君主』も、映画『センセイ君主』も、あなたのお気に入りの一作にしてください!
まとめ
映画『センセイ君主』のあらすじネタバレや、胸キュンポイントを紹介させて頂きました。
真っ直ぐで可愛いらしいあゆは、厳しさと優しさが絶妙な弘光など、魅力的なキャラクターが印象的でしたね!
ストーリーのテンポも良く元気をもらえる内容のため、気軽に楽しめる映画となっております。前向きな気持ちになりたい方、素敵な恋を見て胸キュンしたい方は必見ですよ!