『DEATH NOTE(デスノート)』に登場する名言を20個厳選して紹介!
『デスノート』は漫画をはじめ、アニメ・ドラマ・映画と様々な形でご存知の方が多く、日本を代表する有名作品です。
主人公・月(ライト)や、正体不明の男・L、そして対照的な天才メロとニアなど、デスノートは個性的なキャラクターが多数登場します。彼らが繰り広げる頭脳戦も見どころの一つ。内容がシリアスなので、昔見た時とはまた違った印象を感じるかもしれません。
また、デスノートにはキラに立ち向かういくつかの警察官たちが登場します。彼らはいたって平凡ですが、その分読者が共感できる心理描写で描かれています。「もし自分だったら…」と思って読むと、彼らの苦悩や葛藤がより心に響くかもしれません…!
デスノートは15年前に完結した作品なので、当時読んでいた方でも内容を忘れていることがあると思います。紹介する名言にはネタバレや、セリフが登場したシーンをあわせて解説しますので、記憶を呼び覚ましてみるのもいいのではないでしょうか!
目次
- デスノートについて
- 10秒で分かる!漫画『デスノート』の簡単なあらすじ
- デスノートの名言集
- 【名言1】「デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな」
- 【名言2】「俺 渋丸 拓男(しぶいまる たくお)略してシブタク」
- 【名言3】「僕が(L) 私が(月) 正義だ!!」
- 【名言4】「やっぱり人間て面白(おもしれ)ーっ」
- 【名言5】「さよなら レイ=ペンバー」
- 【名言6】「Lです」
- 【名言7】「正義は必ず勝つということを」
- 【名言8】「キラだから」
- 【名言9】「焦らず すばやく一文字ずつ書き込み ポテチを取り食べる」
- 【名言10】「キラの精神は既に神の域に達している」
- 【名言11】「私はLです」
- 【名言12】「これで もし 相沢さんの命まで奪われてしまったら…」
- 【名言13】「素敵な殺し方」
- 【名言14】「何が何だか わからない…」
- 【名言15】「ホモだとかデートだとかキスだとかミサミサだとか いい加減にしてくれ!!」
- 【名言16】「だから この公園にだって…いや 動物園にだって…遊園地にだって…」
- 【名言17】「計画通り」
- 【名言18】「夜神 月…」
- 【名言19】「夜神 月 あなたがキラです」
- 【名言20】「殺す…こいつは殺さなきゃ駄目だ」
- まとめ
デスノートについて
デスノートは2003年から2006年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されました。
少年漫画らしからぬ心理戦の数々と、「主人公が人殺し」の風変わりな設定は幅広い層を魅了!連載終了後でも、実写映画、ドラマ、アニメ、ミュージカルなど多種多様なメディアで展開され、2021年現在でも根強いファンがいます。
単行本12巻で完結したデスノートですが、大量の文字数と、描きこまれた絵により巻数以上の存在感を放ちました。
作画は小畑健で、原作は大場つぐみです。大場つぐみは顔も詳細も非公開のトップシークレットな人物です。その正体については諸説ありますが、ギャグ漫画「とっても!ラッキーマン」を連載したガモウひろしという見解が有力です。
大場つぐみという名前の由来にも都市伝説があります。若かりし頃、その才能が認められず「大きい×(バツ)の組」と判断され、それをもじって「おおばつぐみ」という名前になったという説がファンの間では有名です。
10秒で分かる!漫画『デスノート』の簡単なあらすじ
模試全国1位の天才高校生・夜神月。彼はある日1冊のノートを拾う。
「DEATH NOTE」と記されたその本には、名前を書くだけで人を殺せると書かれていた。
幼稚なイタズラだと鼻で笑う月だったが、何となくテレビで中継されていた立てこもり中の男の名前をデスノートに書いた。しばらくして男が死んだことで月はデスノートの力を確信するーー。
数日後、月の前に現れたノートの持ち主の死神・リュークは、びっしりと名前が書かれたノートを目の当たりにする。この世の悪という悪を次々と殺害していたのだ。
この騒動を知り立ち会がったのは正体不明の探偵・L。天才と天才、正義と正義の戦いの結末は…。
デスノートの名言集
デスノートの名言を20個厳選してご紹介します!
壮大なサスペンスで描かれる正義と悪の戦い。そして個性的なキャラクターたちが色づける物語には数々の名言が登場していますよ。
【名言1】「デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな」
デスノート単行本1巻に登場した、リュークが月にはじめて現われたときの恐ろしいセリフです。
はじめて夜神月のもとを訪れた死神・リューク。デスノートの存在や、死神の世界についてふたりは会話をかわします。最初はリュークの出現に動揺した月でしたが、リュークの落ち着いた雰囲気もあり、冷静に会話を続けました。と思ったら、リュークは迫力満点の顔でこのセリフを言いました!
圧倒された月は硬直し、苦笑いすることしかできませんでしたね。
デスノートを使った人間は死後どうなるかは、原作に明記されていません。しかし天国だけではなく、地獄にも行けないとは恐ろしいですよね…。
ただヒントがあるとすれば、リュークたちが住んでいるのは死神界です。天国でも地獄でもない場所とは死神界のことなのでしょうか…。
【名言2】「俺 渋丸 拓男(しぶいまる たくお)略してシブタク」
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デスノート単行本1巻登場するこのセリフは、モブキャラらしさ全開の渋井丸がナンパするシーンの一言。
月がデスノートの能力を確かめるための犠牲となった男で、登場したと思ったら通行人の女性に危害を加えようとし、逃げ出す女性を追いかけたら、トラックに轢かれるという4コマ漫画的なスピードで死んだキャラ。
ファンの間ではネタキャラとして有名です(笑)。
このとき月は渋丸拓男の漢字を当てずっぽうで書いてました。結果的に漢字は合っていましたが、もし間違っていたなら渋丸は死なず、月がデスノートを使わなくなっていたかもしれませんね。
【名言3】「僕が(L) 私が(月) 正義だ!!」
デスノート単行本1巻登場のセリフ。
テレビ放送越しにキラである月に宣戦布告するLと、自分に宣言する月のセリフです。「僕が」を月が言い、「私が」をLが言ったあと、「正義だ!!」と同時に叫びました。
リューク以外にキラだと知られていない月と、顔すら誰も知らないLの対決が勃発したシーンです。相対するふたりですが、共通しているのは自分が正義を執行していると信じていること。独断とはいえ悪を排除する月と、法を重んじいかなる殺人も悪とするL。あなたが思う正義はどちらですか?
【名言4】「やっぱり人間て面白(おもしれ)ーっ」
デスノート単行本1巻に登場する月とLのやりとりを傍観したリュークのセリフです。
死神界での生活に退屈し、わざと人間界にデスノートを落としたリュークの目的は暇つぶしです。目の前で繰り広げられる人間の知能戦と倫理観に大興奮のリューク。「人間っておもしろ」が彼の口癖です。
ただリュークはマリオゴルフや、ジューシーなリンゴなどにも興味津々で意外とかわいいキャラです(笑)
【名言5】「さよなら レイ=ペンバー」
デスノート単行本2巻登場するセリフ。
キラ捜索のために日本を訪れていたFBI・レイ=ペンバー。彼は死ぬ間際、自分を見下ろす月を見ました。
レイ=ペンバーは勇敢な男でした。バスジャックに乗客として巻き込まれたときには、自ら犯人を止めようと考えていたほどです。月はレイにデスノートで他のFBIの名前を書かせたあと殺害しました。レイは散々利用され、命は助けると言われていたのに殺されたのです…。しかも自覚はないとはいえ、デスノートで仲間たちを殺しています。リュークはデスノートを使った人間は天国や地獄に行けないと言っていますが、レイもそのどこかへ行ったのでしょうか…。
【名言6】「Lです」
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デスノート単行本2巻に登場する月の父・夜神総一郎ら警察庁の人間に会ったLの第一声です。
Lの正体とは。その疑問をキラ、警察官、そして読者が持っていました。このシーンはその答えが判明した瞬間です。白い肌に寝間着のようなゆるい服装、目の下には深いクマといったインパクト抜群の青年がLだったのです!
見た目も性格も優等生な月がキラの正体なら、不真面目で失礼な男がLですね。
【名言7】「正義は必ず勝つということを」
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デスノート単行本2巻登場のこのセリフ。Lと対面した総一郎たち。Lの見た目や推理内容などに困惑していました。しかしこのLの一言で彼らは団結し仲間となりました。
キラの捜査に関わると殺されるリスクが高まります。そのため多くの人は命を優先し捜査から外れました。残ったの警視庁の5人のみ。
彼らとLはあまりに考え方が違い、一見良好な関係は築けないと思われました。しかし、人一倍正義感が強く、命を賭けてでもキラを捕まえようとする意思は全員に共通していました!Lのこの一言で士気は一気に高まったのです。
【名言8】「キラだから」
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デスノート単行本2巻に登場するセリフです。
キラの正体に誰よりも近づいていた南空ナオミ。「なぜ時計を気にしているのか」と月に尋ねた瞬間、デスノートの予告通りに自殺に向かいはじめる彼女に、月はこう答えたのでした。
婚約者だったレイが殺され、打倒キラに燃える南空。その推理は的を得ていたのですが、不幸なことにそれを最初に伝えた相手が月でした。レイ同様にキラに殺される悲惨な結末となりました。南空にこの名言を言った月の表情は勝ち誇っていて、もはや無実の人間を殺すことに何のためらいもなかったのです…。
【名言9】「焦らず すばやく一文字ずつ書き込み ポテチを取り食べる」
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デスノート単行本2巻に登場する家に監視カメラと盗聴器を仕掛けられた月が、バレないようにデスノートを使う名トリックの解説です。
Lに怪しまれ、家にカメラと盗聴器を仕掛けられた月は堂々とデスノートを使うことができません。そこで自分の背中で死角を作り、ポテチの袋の中にデスノートの切れ端と鉛筆を仕込み殺人を遂行しました。ポテチというかわいらしいアイテムを使い、意外性に富んだこのトリックはファンの間でよくネタにされるほど人気です!
【名言10】「キラの精神は既に神の域に達している」
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デスノート単行本3巻登場のもしキラが人を殺すとき表情一つ変えていないとしたらと想像したLの名言です。
人を殺すときどんな人間でも少なからず通常とは違う態度が表れると考えるL。もしそうでないならば、その精神は人間が持つものではなく、神が持つ者だと言います。これは殺人を殺しではなく、裁きだと考える人物の思考だともLは考えました。しかしその思考を持つ者は自分を神だと勘違いした幼稚な人物だとも推理しています。
【名言11】「私はLです」
デスノート単行本3巻に登場する、大学の入学式で月にプレッシャーをかけるLのセリフです。
月があまりに完璧すぎて逆に怪しいと考えたLは月に急接近。顔を見せたうえに、Lだと伝えました。まさかの展開に驚いた方も多いのではないでしょうか。これからいったいどんな展開が待っているのか、ストーリーに目が離せなくなる名シーンです。
【名言12】「これで もし 相沢さんの命まで奪われてしまったら…」
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デスノート単行本3巻に登場する危険を顧みずにキラによる殺人予告の放送を止めにいこうとする相沢を制御するLの一言です。
数少ない仲間だった宇生田がキラにより殺され感情的に動く相沢。それをLは冷静に止めました。仲間が死んでも落ち着いたLに相沢は激情しますが、手が震えていることに気が付きます。並外れた能力を持つLにも仲間を想う気持ちや、恐怖の心があるのだとわかるシーンです。
【名言13】「素敵な殺し方」
デスノート単行本4巻登場のこのセリフ。第二のキラ・ミサは死神・レムから、「死神の殺し方」を聞きこう答えました。
ミサは月とは違い、論理よりも感性を重視しますよね。月は殺しを手段だと考えていますが、ミサにとっての殺しはもっと本質的なものなのだとこのセリフからわかります。ちなみに「死神の殺し方」は「人間に恋させる事」です。そしてレムもこの方法で月に殺されることになるのです…!
【名言14】「何が何だか わからない…」
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デスノート単行本5巻登場のミサ・月・総一郎を監禁しキラの正体を探すLのセリフ。頭脳明晰なLでもお手上げと言わんばかりの一言。
監禁生活の中でデスノートを放棄し、キラとしての記憶を失った月。自分は無自覚の内にキラとして殺人をしているかもしれないと証言したはずの月だったが、記憶を失ったことで態度は一変。月の急な変化にLは困惑しました。さらにミサからは確信的な情報を聞き出せなかったうえに、急遽死者数も増加したことで、さすがのLもお手上げでした。
わずかな情報でも確信に近づいていたLの推理を混乱させた月が上回った瞬間ともいえます!
【名言15】「ホモだとかデートだとかキスだとかミサミサだとか いい加減にしてくれ!!」
デスノート単行本5巻登場のミサミサの登場によりシリアスな操作が一転し、フランクになりつつあることに激怒した相沢のセリフ。
今までの緊張が解けてしまうかのような穏やかな展開に、相沢の刑事としてのプライドが爆発しました(笑)。決して真剣に怒っているわけはなく、一種のツッコミですね。物語がミステリーで、人の死に関わるだけに、こういったのんびりとしたシーンは逆にデスノートでは際立ちます!
【名言16】「だから この公園にだって…いや 動物園にだって…遊園地にだって…」
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デスノート単行本5巻に登場するセリフ。
キラの捜査から足を洗い、普通の警察官に戻った相沢。幼い娘に会いこのセリフをいいましたが、相沢は悔やむように泣きました。
キラの捜査をやめて警察を続けるか、それとも無職となってでもキラを追うか。それを問われた警察官たちでしたが、まだ幼い娘を持つ相沢だけは捜査を降りる決断をしました。
仲間の宇生田の無念も晴らしたく、キラ捜査を続けたい相沢でしたが、その場のLの態度に一瞬腹を立てたこともあり、もとの警察官の仕事に戻ることになりました。家族に今までのことを伝えることは極秘なので言えません。孤独感や、無念な気持ち、やりきれない気持ちが詰まった普通の一人の男のセリフでした…!
【名言17】「計画通り」
デスノート単行本7巻に登場する長らくデスノートの所有権を放棄していた月がノートに触れ記憶が戻った瞬間の一言です。
デスノートの記憶をなくしていた月は、正義の心に溢れる人間でしたが、記憶が戻った瞬間にその態度は元通りに。わかりやすいほど月の顔が悪そうに変化します(笑)。もはや主人公の顔とは思えません。ここを境に月は完全な悪のカリスマ的な立ち位置として描かれていきます!
【名言18】「夜神 月…」
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デスノート単行本7巻に登場するこの言葉。
月の策略によりレムがLの名前をデスノートに書きました。心臓がマヒし、わずかに意識のあるLが最期に見た光景は勝利に酔いしれる月の歪んだ笑顔でした。
長かった月とLの戦いは、月の勝利で幕を下しました。月は結局デスノートにLの名前を書くことはなく、自ら手をくださずに勝利したのです。Lの最期のセリフは「やはり…私は…間違って…なかった…が…ま…」です。Lが最期に言おうとしたことはいったい何だったのでしょうか…
【名言19】「夜神 月 あなたがキラです」
デスノート単行本12巻に登場するセリフです。
勝利を確信した月を待ち受けていたのはまさかの完全敗北。ニアはついにキラの正体が月だと突き止めたのでした。
デスノートのラスト、それは月が新世界の神になるのか、はたまた月は負けるのか。その展開はまったく予測できなかったですよね!結果はニアの勝利。一人ではLを超えられなくてもメロとなら超えられたとニアは言います。ここから物語完結まではニアが仕掛けたトリックと、月の盛大な悪あがきが描かれます(笑)。
ちなみに月の公式プロフィールに「好きなもの:正義、嫌いなもの:悪」と書かれています。この物語の勝者は正義か、悪か、どちらだと思いますか…?
【名言20】「殺す…こいつは殺さなきゃ駄目だ」
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デスノート単行本12巻登場のセリフ。月の正体を知った松田は激情。我を見失い、月に銃口を向けました。
月の正体を知った松田。いままで何年も追い続けていたキラの正体がずっと一緒に捜査をしてきた月だと知ったのです。仲間を騙し続け、結果的に親をも死に追いやった月を松田は許すことができませんでした。
ずっと追い続けた相手が一番身近にいて、自分を騙していたことを知ったら、誰だってこうなりますよね…。
まとめ
デスノートの名言・名台詞を20個ご紹介しました。
単行本12巻で完結したデスノートですが、情報量が多く、その分名言も多いため厳選してのご紹介でした。
月はデスノートを使い続ける中で、どんな人でも邪魔ならば排除するようになりました。記憶を失った期間ではその邪悪さは消え去り、正義感の強い男として、顔つきも変わりましたよね。
物語では犯罪者が数えきれないほど殺されました。彼らがキラに裁かれるような悪事を働いた原因は、生まれつきの性格でしょうか、それとも何かのきっかけがあったのでしょうか。月はデスノートを拾ったことがきっかけで変わりました。
もしノートを拾ったのが他の誰かだったのなら、月はLと協力してその正体を突き止めていたのかもしれないですよね…。
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