「この世は人生の遊び場」イエスマンの名言に学ぶ人生を楽しく生きるヒント
“イエスマン”。
そう聞くと、“自分の意見を持たない人”といったネガティブなイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。「イエスマンになってはいけないよ」今までにそう言われたことがある方もいらっしゃるかも知れません…。
今回ご紹介する映画『イエスマン』は、まさにそんな男の話。この映画を観たら、あなたの“イエスマン”という言葉のイメージがきっと変わることでしょう。
出典:映画『イエスマン』予告編
目次
- 映画『イエスマン』あらすじ
- 人生がもっと楽しくなる!『イエスマン』の名言・名セリフ集
- 【名言①】「言っておくけど、もしお前が人生を変えないなら、孤独な男で終わることになるぞ」
- 【名言②】「人はイエスと言うとき、可能性を抱きしめる」
- 【名言③】「人生は見学できないんだよ」
- 【名言④】「君は死んでいる。人生に“ノー”と言った。だから死人だ」
- 【名言⑤】「何ごとに対してもオープンになってみたら人生が変わってきた。“イエスの到来”って感じだ」
- 【名言⑥】「愛してるよ。信じられないくらいものすごく。馬鹿みたいに」
- 【名言⑦】「まぁ最初はそんな感じだ。それは“イエス”に体を慣らすためだ。だがそのうち義務からでもなく、誓いからでもなく、心の底から言えるようになる」
- 【名言⑧】「僕は物ごとにイエスと言って人々と関わりあいになったら、遅かれ早かれ、彼らが僕が不充分であることを見抜かれてしまうだろうと思っていた。僕には人と分かちあうものなんて何もないと思っていたんだ。 今では僕が分かちあうべきものは、とてつもなく大きいとわかっている。そして僕は君と分かちあいたいんだ」
- 【名言⑨】「あたしを何だと思っているの? 怖いものなんか死ぬほどあるわよ」 「僕にもある。じゃあ二人で怖がろう」
- まとめ
映画『イエスマン』あらすじ
カール(ジム・キャリー)は美しい妻と離婚してからというもの、引きこもりのネガティブ男。何ごとにも「嫌だ」「ノー」「パスする」こんな返事ばかりするカール。銀行マンの彼のもとに融資の相談が来ても、まともに話も聞かずに“却下”。
そんな超・ネガティブ男のカールは、いつも心配してくれている親友の婚約パーティーをすっぽかしてしまう……。さすがの親友にも見放され、「このままではお前はひとりぼっちになる。孤独死するぞ!」と脅されたカールは勇気をふり絞り、あるセミナーに参加することにする。そのセミナーでの教えはたったひとつ。
“何ごとにもイエスと言う”
カールは最初は半ばやけくそになりながらも、セミナーでの教えを守り、どんなことにも「イエス」を連発していくのだが……。
人生がもっと楽しくなる!『イエスマン』の名言・名セリフ集
超・ネガティブ男のカールは人づき合いが悪く、へりくつを言っては人を避けて家に引きこもって映画ばかり観る生活……。自宅で一人でいても映画にさえ悪態をつく始末。
そんなカールがセミナーに参加し、“何ごとにもイエスと言う”そんなルールを守ることでどのように人生が変わっていくか、映画『イエスマン』の数々の名言・名セリフから見ていきましょう。
そこには人生をもっと楽しく生きるヒントがちりばめられていました。
【名言①】「言っておくけど、もしお前が人生を変えないなら、孤独な男で終わることになるぞ」
親友ピーターの婚約パーティーをすっぽかした夜、ピーターが家にやってきてカールに“最後通告”をします。この頃のカールの唯一の幸運は、こんなにも心配してくれる友人がいてくれたことではないでしょうか。
ピーターが自分の人生を改めて考え直し、このままではいけないと重い腰を上げるきっかけとなる言葉です。
【名言②】「人はイエスと言うとき、可能性を抱きしめる」
友人からの強い勧めでセミナーに参加したカール。セミナーの語り手のカリスマ、テレンスのスピーチでの言葉です。ノーばかりを連発して、全ての可能性をぶった切ってきたカールの、それまでの人生を変える言葉となります。
このときには意味のすべてはわからず、半ば強制的に誓約させられるカールですが、「イエス」の言葉のパワーをしだいに感じていくようになります。
【名言③】「人生は見学できないんだよ」
同じく、スピーチでのテレンスの言葉です。「今日は見学だけですから」というカールへ、自分の人生は自分だけが主人公であるというメッセージです。
毎日がただただ過ぎてゆくのを「見学」していませんか?ちゃんと人生に「参加」していますか?と問いかけられているようです。
【名言④】「君は死んでいる。人生に“ノー”と言った。だから死人だ」
こちらもテレンスの言葉から。自分の人生を否定することは、死んだも同然であると言います。カールは人にノーと言い続けていましたが、それはカール自身が自分を否定していたからだと気づかせてくれる重要な言葉ですね。
【名言⑤】「何ごとに対してもオープンになってみたら人生が変わってきた。“イエスの到来”って感じだ」
カールは誓約をした後、すべてのことにイエスと答えることを実行していきます。無理難題や断った方がよさそうに見える頼みも次々とイエスということで、アリソンとの出会いや、職場での昇進……と面白いほど人生が好転していきます。
「世界は遊び場。みんな最初は知っているのに大人になる途中で忘れちゃう」
ホームレスの男に頼まれて、ある公園まで男を送っていった帰りに、個性的でとってもチャーミングな女性アリソンと出会います。デートの最中にアリソンが言うセリフです。大人になるにつれて私たちは人生は辛く、試練ばかりだと思ってはいないでしょうか。
何ごとにも楽しむ気持ちを持ってチャレンジするという気持ちに切り替えると、そんな試練も違って見えるかもしれません。
【名言⑥】「愛してるよ。信じられないくらいものすごく。馬鹿みたいに」
旅行中、アリソンは「今までカールのことを大好きだと思っていたけど、今あなたのことを愛しているってわかった、あなたは?」とカールに聞きます。何にでも「イエス」と言うカールなのでここではわかりづらいですが、これはカールの心からの言葉でした。ここでお互いの愛を確認しあうことができました!
ストレートな愛の告白に思わずキュンとしますね。
【名言⑦】「まぁ最初はそんな感じだ。それは“イエス”に体を慣らすためだ。だがそのうち義務からでもなく、誓いからでもなく、心の底から言えるようになる」
カールは元妻に呼び出され、迫られます。キスされて「泊まって」と言われるカールですが、アリソンを裏切りたくないカールは初めて「ノー」と言うのです。この誓約の落とし穴に気づいたカールはテレンスを探し出し、誓約のキャンセルをしようとします。しかしテレンスは「自然に“イエス”と言えるように生きろと告げただけ」と言います。実は誓約などもともとなかったのです。
【名言⑧】「僕は物ごとにイエスと言って人々と関わりあいになったら、遅かれ早かれ、彼らが僕が不充分であることを見抜かれてしまうだろうと思っていた。僕には人と分かちあうものなんて何もないと思っていたんだ。
今では僕が分かちあうべきものは、とてつもなく大きいとわかっている。そして僕は君と分かちあいたいんだ」
アリソンはカールが誓約を立てて何ごとにも「イエス」と答えていたことを知り、ショックを受けます。自分とのやりとりはすべて心からの気持ちではなく、“イエス”と言わなければいけないからではないかと疑うアリソン。そんな時、アリソンを追いかけて今までの自分の気持ちを正直に語るカール。
この言葉がアリソンの心を動かし、アリソンに笑顔が戻ります!
【名言⑨】「あたしを何だと思っているの? 怖いものなんか死ぬほどあるわよ」
「僕にもある。じゃあ二人で怖がろう」
アリソンのことを心の思うがままに生き、自分とは正反対な人だと思っていたカール。“二人で怖がろう”というカールの言葉はネガティブなようで、とっても素敵な愛のメッセージだと思いませんか?
まとめ
映画『イエスマン』から名言・名セリフをご紹介しました。
コメディタッチでさらりと観られる本作ですが、愉快で笑えるシーンにも時に胸の真ん中に突き刺さる鋭いメッセージがこめられています。
素直に人に接することができないとき、意地を張って人を自分から遠ざけてしまうとき、きっとこの映画が自分の素直な心を取り戻す手助けをしてくれることでしょう。