「明日は明日の風が吹く」があまりにも有名すぎる映画『風と共に去りぬ』の名言特集!

1939年制作の映画でありながら、今なお世界のどこかで上映されているという伝説があるほどの映画史上屈指の名作「風と共に去りぬ」

当然名言も数々あります。国によって、人によって、または時代によっても感じ方が違う分、選ぶ名言が様々なのも、この映画の特徴と言えるかもしれません。
そんな名言だらけの「風と共に去りぬ」から、寄りぬきのセリフをご紹介します。

目次

あらすじ

南北戦争直前1861年のアメリカ。南部ジョージア州タラの地主の娘スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)は、思いを寄せるアシュレー(レスリー・ハワード)が従妹のメラニー(オリヴィア・デ・ハヴィランド)と結婚することを知ってショックを受ける。
アシュレ―の屋敷で行われた園遊会の日、図書室にアシュレ―を呼び出し、スカーレットは思いを打ち明けるが、アシュレ―は拒否し部屋を出て行ってしまう。
八つ当たりで壁にぶつけた花瓶に驚いて、壁際のソファから出てきた男…。それが評判の悪い船長レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)とスカーレットの出会いだった。

南北戦争勃発のニュースと、振られたショックで気力を失ったスカーレットは、勢いと腹いせに愛してもいないチャールズのプロポーズを受け入れてしまう。
戦争は徐々に熾烈を極め、やがてスカーレットは未亡人に。アシュレ―を忘れられないスカーレットは、メラニーと共にアトランタに滞在するも、北軍の脅威が迫っていた。
炎に包まれるアトランタから身重のメラニーと共に脱出するためバトラーに助けを求める。途中、憔悴する南軍を見たバトラーは軍に志願することを決め、スカーレットへ愛の告白をする。去っていくバトラーをののしりつつ、艱難辛苦の末ようやく故郷タラへたどり着くも、待ち受けていたのは戦争に負けた南部の過酷な現実だった。生き抜くため、タラを守るため、スカーレットは体を張って人生に立ち向かっていく。

「風と共に去りぬ」名言

「風と共に去りぬ」は、上映時間222分とかなり長い物語です。出てくる名言も様々な場面にわたっています。南北戦争という特殊な時代が舞台設定であるにも関わらず、登場人物たちが発する名言は、今を生きる私たちにも共感できるものばかり。ストーリーと共にご紹介していきましょう。

【名言①】「この世で唯一価値あるものは土地だけだ。土地は永遠に残る(Why, land is the only thing in the world worth working for. Because it’s the only thing that lasts.)」/ジェラルド・オハラ

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

「風と共に去りぬ」では、タラという土地がスカーレットの心の支えになっています。
どうにもできない窮地に追い込まれた時、必ずタラに帰ろうと決意するのです。スカーレットの父であるジェラルドが、若き日のスカーレットにタラの風景を見ながら言うこのセリフは、土地というものへの愛着、信頼と共に、南部の暮らしそのものの象徴を表しているように思われます。
また、観る人それぞれの故郷を想起させるセリフではないでしょうか。

【名言②】「わがままで身勝手な似たものどうしだ(We’re alike. Bad lots, both of us. Selfish and shrewd.)」/レット・バトラー

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

バトラーがスカーレットに思いを伝える時、「自分たちは似たものどうし」であるからいっしょになるべきだと常に言います。その反対に、スカーレットがつのる思いをアシュレーに伝えた時には、アシュレ―から「自分たちは違いすぎる」と拒絶されます。
客観的に見ると、まったくその通りなのです。それに気づいていないスカーレットに、視聴者はもどかしくてたまらなくなるでしょう。

【名言③】「弱いものに味方したくなるくせがある(I’ve always had a weakness for lost causes, once they’re really lost.)」レット・バトラー

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

前半のクライマックスとも言うべき、炎のアトランタ脱出の場面で、バトラーが馬車をとめてスカーレットに愛の告白をしておきながら、立ち去る時に言うセリフです。負けると決まった戦争に参加しにいくバトラーのひねくれ者感がかっこいい場面になります。格式ばった世の中の常識に順応できずに生きてきたバトラーの、人生観が現れている言葉です。

【名言④】「神様に誓います。二度と飢えません(As God is my witness, I’ll never be hungry again)」/スカーレット・オハラ

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

命からがら戻った故郷タラは、戦争で荒れ果てていました。全てを失ったスカーレットがタラの農場に立ち、拳を握りしめ泣きながら、この言葉を天に向かって激しく言い放つ場面です。
これが後のスカーレットの壮絶な生き方を象徴するセリフで、その言葉どおりスカーレットはタラと家族を守るため、この時代の女性とは思えない強さで、自らの人生に壮絶に立ち向かっていきます

【名言⑤】「あなたを愛していると言ったらウソになるわ(If I said I was madly in love with you you’d know I was lying.)」/スカーレット・オハラ
「オレも命をかけるほどではない(I’m not in love with you any more than you are with me.)」/レット・バトラー

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

ついに結婚を正式に申し込んでくるバトラーとスカーレットのやりとりですが、実にストレートで正直な会話の応酬です。社交辞令というものが一切存在しないこの二人のやりとりは、今の時代ではさほど奇異なことではありませんが、礼儀や風習の厳しかったこの時代においては、まさに信じられない会話ということなのでしょう。
最後には「二度と来ないで」というスカーレットに「参りますとも」と笑いながら言い残して出ていくバトラー。
まさに“似たものどうし”のカップル誕生の瞬間です。

【名言⑥】「おまえよりまだ猫の方が母親として良い!(Why, a cat’s a better mother than you are!)」/レット・バトラー

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

結婚後、すれ違っていく二人。子供を連れて旅に出る時にスカーレットに言い放つバトラーのキツイ言葉です。子供を産んだ後、太る・老ける事を気にして二度と子供を産まないと決意したスカーレット。
この辺りから観る者の心はスカーレットから離れていくような気がします。知らないうちにバトラーの方に感情移入しがちになり、「なるほど」と思ってしまうセリフです。

【名言⑦】「子供は親の命を受け継ぎます。どんな試練も受けましょう(Children are life renewing itself, Captain Butler. And when life does that,danger seems very unimportant.)」/メラニー・ハミルトン

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

「風と共に去りぬ」で、もう一人の主役ともいえる女性がアシュレ―の妻メラニーです。一見頼りなさそうな彼女は芯からの善人であると共に、実に強い女性です。物語の要所要所で重要な言動を数々残しています。
虚弱なメラニーが妊娠した時に、危険だというバトラーの思いやりの言葉に、笑って答えたメラニーのセリフです。まさにスカーレットと正反対です。

【名言⑧】「俺の知ったことか(Frankly, my dear, I don’t give a damn.)」/レット・バトラー

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

ラストシーンで、バトラーが最後に言い放つセリフです。この言葉は実は日本ではあまり名言と受け止められていませんが、アメリカでは断トツの1位。そのわけは、宗教観の違いにあります。
翻訳ではどうってことない言葉ですが、アメリカでは神を冒涜する、あるいは呪いとまで言われるタブーな単語「damn」が入っているからです。

人前で決して言うべきではない汚い言葉、品格にかける単語の一つですが、「fuck」などと違うのは宗教用語であるということでしょうか。日本語では「くそったれ!」「ちきしょう!」などと訳されることが多いですね。
今ではさほどめずらしくありませんが、この時代、そんな言葉がいきなり映画に登場し、侮辱を込めて妻に投げつけられたのです。かなりの衝撃として受け止められたのではないでしょうか。

【名言⑨】「明日という日がある(Tommorow is another day)」/スカーレット・オハラ

風と共に去りぬ 名言

出典:「風と共に去りぬ」公式Facebook

「風と共に去りぬ」の名言といえば、これをおいて他にはないというくらい有名なセリフです。ラストでスカーレットが前向きに決意する時に言う言葉です。
日本では長らく明日には明日の風が吹くというように翻訳されていました。原文では「Tommorow is another day」で、確かに日本語では様々な解釈ができそうですが、やはり使用されている場面や状況から見ても、前向きな言葉を当てはめるのがふさわしいということでしょう。最近ではこのように訳されていることが一般的になりました。

明日という日がある」は、ラストの言葉として取り上げられることが多いのですが、実は物語中、苦境に陥るとスカーレットはいつもこの言葉をつぶやくのです。自身を鼓舞する口癖のようなものなのでしょう。

まとめ

映画 風と共に去りぬ

出典:「風と共に去りぬ」ワーナー・ブラザース公式Twitter

私たちも、様々な状況に出くわした時、ついつぶやいてしまう口癖は意外にも映画の中から生まれた名言が紛れていることが多いことに気づかされますね。
時代が変わってもブレない、大切な考え方が風と共に去りぬの登場人物たちのセリフから伺えます。これが現代でも名作と呼ばれる一つの要素なのでしょうね。