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映画『ロッキー』の名言に学ぶ”自分を諦めない強い姿勢”

ひつじ

 

1976年に一作目である「ロッキー」が公開され、「ロッキー2」、「ロッキー3」、「ロッキー4/炎の友情」、「ロッキー・ザ・ファイナル」とシリーズ化されました。最近では、ロッキーの宿敵アポロの息子が主人公として活躍する、「クリード/チャンプを継ぐ男」「クリード/炎の宿敵」が公開され、今もなお多くのファンに愛される作品です!

何度打ちのめされても必ず立ち上がるロッキーの勇姿は、苦境にある多くの人々の心を奮い立たたせてきました。そんな「ロッキー」に登場するセリフの中でも”名言”とも呼べる 、特に印象的なものをご紹介します。

映画『ロッキー』のあらすじ

ロッキー
出典:MGM Studios

借金取りをして日銭を稼ぐ三流ボクサーのロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)はジムのオーナーからも見放され、思いを寄せるエイドリアン(タリア・シャイア)とも仲良くなれない。そんな彼はある日、世界チャンピオンのアポロ・クリード(カール・ウェザース)から挑戦を言い渡される。

対戦相手が負傷したアポロは、無名ボクサーにチャンスを与えるという大義名分のもと、建国200周年の歴史的な試合に格下の相手を選び、自分の懐の深さを世間に知らしめようとしていたのだ。

ロッキーは、老トレーナーのミッキー(バージェス・メレディス)と共に迫る試合のために過酷な特訓をスタートさせるのだった。

「ロッキー」の勇気をもらえる名言・名台詞

ボクシング映画の金字塔として今も語り継がれる「ロッキー」は、うだつの上がらない日々から必死で抜け出そうする一人の男の物語です。そこで語られるセリフは、ボクシングファンでない人にも響くアツいものがあります。

また、ロッキーが思いを寄せる女性エイドリアンとの恋愛映画でもあり、逆境から這い上がる過程を通じて二人の心は惹かれ合っていきます。その中でも、特に感動的で心揺さぶるセリフを解説とともにお送りします!

【名言①】「もし最終ラウンドが終わってゴングが鳴っても、俺がリングの上に立っていたら、俺は人生で初めてそのへんのゴロツキじゃないってことを証明できるんだ。」

ロッキー
出典:映画『ロッキー』公式Facebook

アポロとの決戦前夜、試合会場の下見に行ったロッキーはその壮大さに圧倒されます。しかし、この戦いはアポロとの戦いだけでなく、今の自分を超えるための自分との戦いであることをエイドリアンに語ります。それは彼女にだけでなく、自分に言い聞かせるための言葉でもあるのです。

【名言②】「学校に通ってアタマを使うんだ。医者にでも弁護士にでもなって革のブリーフケースを持ち歩け。プロとしてスポーツをするなんて忘れろ。そんなことをすれば不満や腐臭だらけになっちまう。いいか、臭う人間じゃなく、考える人間になれ。」

マスコミに囲まれてインタビューを受けるアポロはカメラに向かってこのセリフを言います。最後は冗談めかして言いますが、プロの世界がいかに過酷で困難であるかを示したかったのでしょう。
このインタビューを酒場で見たロッキーは相手がただならぬ人であることを知ります。”thinker”(考える人間)と”stinker”(臭う人間)で韻を踏んだ粋なセリフでもあります。

【名言③】「俺は歌ったり踊ったりもできないから。」

エイドリアンとの初めてのデートで二人は誰もいない夜のスケートリンクに行きます。エイドリアンにはなぜロッキーがボクシングという野蛮な競技に打ち込むのかが理解できません。その理由を聞いたときのロッキーの答えはこのセリフでした。
冗談めかして言うも、ロッキーの
不器用な一途さが垣間見える名言です。

【名言④】「アインシュタインは退学になってるわ。それも二度も。」

ロッキーを優しく励ますエイドリアンのセリフです。「ベートーベンは耳が聞こえなかったし、ヘレン・ケラーは盲目だったわ。」と続き、ロッキーにもチャンスがあること告げます。世間はアポロが勝つと確信していても、エイドリアンは最後までロッキーが勝つと信じていました。

【名言⑤】「雷を食いちぎれ!そして稲妻を握り潰せ!恐ろしい男になるんだ!」

トレーナーのミッキーのセリフです。凍った肉を殴ったり、生卵を飲み干す特訓シーンも有名なロッキーですが、激しいミット打ちの練習でロッキーを鼓舞するように叫びます。力強く、とてもカッコいい言い回しです!

【名言⑥】「少なくともあんたには全盛期があった。でも俺には全盛期なんて一度もなかった。俺には何もなかったんだ!」

ロッキー 映画
出典:映画『ロッキー』公式Facebook

ロッキーがタイトルマッチに出場すると聞いたミッキーは老いた自分がもう一度だけ挑戦できる最後のチャンスと思い、ロッキーにトレーナーを申し出ます。そんなミッキーにロッキーは冷たく当たり、この言葉を投げかけます。
後ろ向きなセリフですが、
何もないということは失うものもないということです。失うものがない人間の全力はとても強いものになり得るのです。

【名言⑦】「人生の無駄使いだ。」

真面目に練習をしないロッキーに対して冷たく当たるミッキーのセリフです。ロッキーは「生きるためだ」と借金取りの仕事を弁明しますが、ロッキーのボクサーとしての素晴らしい素質を信じるミッキーはその状況が許せなかったのです。

「生きるため」と「人生」を秤にかける二人の主張が衝突するとてもいいセリフです。




【名言⑧】「そんなこと言うなんて、兄さんはブタよ!」

ロッキーとエイドリアンが付き合い始め、疎外感を覚えるエイドリアンの兄ポーリー(バート・ヤング)は2人に向かって暴言を吐きながら周りのものを壊し、ロッキーには「妹までくれてやったのに!」と投げかけます。

そんな兄を目の当たりにしたエイドリアンが叫ぶセリフは激しい感情がこもった言葉であり、温厚なエイドリアンからは想像もできないものでした。ロッキーやポーリーだけでなく、彼女もまた戦っていたのです。

【名言⑨】「聖書にもあるように、チャンスは二度訪れない。」

ロッキー 映画
出典:映画『ロッキー』公式Facebook

人生でチャンスは何度も訪れるかもしれないませんが、そのチャンスを掴める人は少ないものです。これが最後のチャンスだと思って全力を尽くすロッキーの哲学をうまく表した言葉です。

【名言⑩】「前より良くなったな。」

ボクサーとして鼻が折れていないことが自慢だったロッキーですが、アポロとの苦戦の中で鼻を折られます。試合のインターバル中でのロッキーとミッキーの会話でのセリフです。冗談めかしてこのセリフを言ったミッキーですが、ゴロツキだった以前のロッキーと、リングに立ってアポロと戦う今のロッキーを重ね合わせて言った本心からの言葉だったのでしょう。

まとめ

映画「ロッキー」は公開以後、数多くの人たちを勇気づけてきた名作です。その言葉一つ一つにはとても重みがあります。それは、主演、脚本をつとめたシルベスター・スタローン自身もこの作品でどん底の苦境から這い上がろうとしていたからなのでしょう。

ロッキーだけでなく、彼を取り巻くエイドリアンやミッキーもまた厳しい状況にある人たちでした。そんな周りの人々の期待を背負ってリングに立つロッキーの姿は、これからも折れそうになった人々の心を奮い立たせることでしょう。
皆さんも落ち込んだ時や失敗した時、挫けそうになった時は、ぜひロッキーの姿を見てもう一度立ち上がりましょう!

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