『約束のネバーランド』の名言・名シーン30選|現代社会を風刺した心に刺さる名言
『約束のネバーランド』は2016年から2020年にかけて週刊少年ジャンプで連載されたダーク・ファンタジー、サスペンス漫画です。
物語の主人公は、孤児院で暮らす12歳以下の子どもたち。親を知らずとも優しいママ(シスター)に愛情いっぱいに育てられ、幸せに暮らしていた彼らは、とある事件をきっかけに自分たちが鬼の食用児として飼育されていたこと、母と慕っていたシスターは自分たちの監視員だったことを知ってしまいます。
「自分たちは何のために生まれてきたのか」「なぜ理不尽な生き方を強いられなければいけないのか」
そんな問いかけをくり返しながら自由を求め、過酷な運命に抗おうとする姿は多くの読者を虜にしました。
本記事では、そんな『約束のネバーランド』の原作漫画で登場する名言を、30個厳選してお届けします。ストーリーには現代社会を風刺した内容も多く、年齢問わず心に突き刺さる名言がいっぱいですよ!!
目次
漫画『約束のネバーランド』のあらすじ
孤児院グレイス=フィールドハウス(通称GFハウス)では、「ママ」と呼ばれる院のシスター・イザベラのもとで血縁関係のない兄弟姉妹が幸せに暮らしていた。
施設には6~12歳の間に里親を見つける・毎朝テストを行うというルールがあり、11歳のエマ・ノーマン・レイは最年長者として子供たちの面倒を見ながら、テストも毎回満点という超優秀っぷり。
ある日、新たに里親が見つかり施設を出ていった妹分・コニーの忘れ物に気付いたノーマンとエマは、立ち入りが禁じられた門まで追いかける。だがそこに待っていたのは、無残に殺されたコニーと、異形の鬼と話すママの姿で……。
『約束のネバーランド』原作漫画のあらすじネタバレ|アニメ版との違いや考察不可能なんてない。約束のネバーランド名言ランキング4選
子どもだけで鬼の世界を生き抜き、安寧の地を求める。夢物語のような理想を現実にしようとするエマたちのパワフルな言葉を代表する名言を4つ集めました。
1.「変えようよ世界」/エマ
コミック1巻4話に登場したセリフ。
自分たちが鬼のための食用児であること、外の世界は鬼社会で人間の居場所がないことを知ったエマ。これまで信じてきた世界がガラガラと音を立てて崩れゆく中で、それでも自分たちが生きる道を見つけようとします。
ここでいう「世界を変える」とはすなわち、「人間=食料」という常識を覆し、自分たちの居場所を作り上げるということ。
無謀にさえ思えるこのセリフが、物語を大きく動かしていきます!
2.「大丈夫 見つけるから」/エマ
コミックス6巻47話に登場したセリフ。
1000年前、鬼と人間の間で交わされた約束によって世界は2つに分断され、行き来が出来なくなったと知ったエマ。しかしエマは絶望するどころか鬼のいない人間の世界が他にあるのだと希望を抱き、このセリフを言いきります。
どれだけ絶望的な状況でも、真っすぐ前だけを向き続けるエマらしい考え方です。
3.「最後に笑うのは食用児だ」/ノーマン
コミック15巻125話に登場したセリフ。
鬼との戦争に向けて、700年前に陥れられたギーラン卿一味との同盟を結んだノーマン。その目的は鬼同士をぶつけて消耗させ、食用児を無血で勝たせることでした。
表面上では手を組んだ両者ですが、ギーラン卿もまたノーランがGF出身の特上だと気付いており、復讐を遂げ次第、ノーランを喰おうと虎視眈々と狙っています。
そんな本心を見て見ぬふりで躱し、同盟を交わした帰り道につぶやいた策士な一言です。
4.「何度踏みつけられ奪われても私達は立ち上がる。人間は弱くない!」/エマ
コミック9巻75話に登場したセリフ。
ペンを持ったエマがGPに来たことで材料が揃い、子どもたちは鬼の殲滅作戦を決行することに。
果てしない鬼ごっこに終わりが見え、チラホラと笑顔を見せる子どもがいる中、ひとり路地裏で物思いにふけるテオを見つけたエマはこの言葉をかけます。
ただ人間らしく生きたい、という正当な権利さえも理不尽に踏みにじられたエマの世界への怒りと、人間に対する信念が滲み出たセリフです。
兄弟愛あふれる!約束のネバーランド名言ランキング8選
血は繋がっていないけれど、誰よりも・何よりも互いを想いあう子たちの兄弟愛あふれるセリフの中から、特に印象的な名言を8つ集めました。
1.「家族だろ 兄弟だろ 少しは信じてほしいんだよ……!」/ドン
コミック3巻18話に登場したセリフ。
ドンとギルダを守るため、真相を一部伏せていたエマたち。それに気付いたドンは、守られなきゃいけない雑魚でいたくない。家族として頼られたいと悔し涙を流し、このセリフをこぼします。
家族としての結束を強め、全員で脱出を現実のものにする足がかりを作ったシーンです。
2.「”みんな”の中にノーマンがいなきゃ私は嫌だ!」/エマ
コミック4巻27話に登場したセリフ。
ノーマンの翌日出荷が決まった上に、脱獄防止のためイザベラから足を折られてしまったエマ。レイとエマは分が悪くなることを承知でノーマンに「今すぐ逃げて」と訴えますが、心優しいノーマンはなかなか首を縦に振ろうとはしません。
ノーマンが「みんな」のために犠牲になろうとしていると気付いたエマは、「みんな」の中にはノーマンの存在も含まれていて、欠けることなどあり得ないのだという思いを込めてこの言葉を投げかけます。
どれだけ無謀でも全員で逃げよう、と言い切ったエマらしいセリフですね。
3.「待てるよ僕 だから置いて行って」/フィル
コミック5巻35話で登場したセリフ。
これ以上、誰も犠牲にしないために全員を連れて逃げ出したいと考えていたエマ。しかし現実的に考えると鬼のはびこる世界に体力のない赤ん坊を連れて逃げ回るのはほぼ不可能です。
悩んだエマは4歳の秀才・フィルにすべての事情を話し、一度に脱出するか2年以内に戻ってくるのを待つかという相談を持ちかけます。これはそのときにフィルが返したセリフ。
自分が留守番組の子を守るという責任感と、エマたちへの信頼を全面にあらわした名言でした。
4.「お願いだから自分を大切にして」/ギルダ
コミックス6巻48話で登場したセリフ。
いつも率先して囮になろうとするエマに、ギルダが言ったセリフ。過去にエマがノーマンに「みんなの中にノーマンがいなきゃ私は嫌だ」と言ったときのように、ギルダたちもエマやレイを家族同然に思っているのだということが伺えますね。
この一言でハッとしたエマとレイは「みんなを守らなきゃ」という使命感を改め、みんなで生き残ろうと協力しあうようになりました。
5.「家族と生きる そのためならどんな不可能だって乗り越えてやる」/エマ
コミックス6巻50話で登場したセリフ。
劣悪な環境で、食べられるためだけに生かされ・太らされる農園の存在を知りショックを受ける子どもたち。ひとりで考えこむエマに声をかけたムジカは、思いのほか元気そうな姿に「逞しいな」とホッとしますが、このセリフを聞いて「逞しいのではなく、逞しく在るしかなかったのだ」と気付かされます。
6.「ずっとあなた達に会いたかった気がするの」/エマ
コミック20巻最終話に登場したセリフ。
約束の代償に記憶を奪われ、自分のことはおろか、かけがえのない家族のことも思い出せずにいたエマ。しかしレイたちと再会し、自然と涙がこぼれおちます。
何人たりとも、誰かから何かを完全に奪い去ることはできない……そんなことを思わせるセリフです。
7.「エマとレイ、どちらも生きて戻らなかったら次は私がシェルターを壊します」/ギルダ
コミック7巻59話に登場したセリフ。
ユウゴが自分たちを快く思っていないことを察したギルダが、 二人を連れてミネルヴァ探しに向かうユウゴに言ったひとことです。
主要キャラの中では涙もろく、とにかく優しいギルダ。
そんな彼女が自分にできる方法で二人を守ろうとした強い意志の力を感じますね。
8.「仲間が見たかった世界を見よう!」/エマ
コミック8巻64話に登場したセリフ。
ミネルヴァ探しの最中、どさくさに紛れて自分たちを見殺しにしようとするユウゴの本心に気付いたエマは正面切って気持ちをぶつけ、手を取りあおうとします。
逝ってしまった仲間のためにも立ち止まらない、立ち止まっちゃいけない。そんな思いのこもったこのセリフは、ノーマンを失ったエマが自分を奮い立たせるための原動力なのかもしれません。
背中を優しく押してくれる約束のネバーランド名言ランキング3選
一歩間違えれば死が待つ過酷な世界を生き抜くエマたち。思わず足がすくんでしまったとき、そっと背中を押してくれるような名言を3つ紹介します。
1.「でも今ここで逃げたらまた誰かを犠牲に生き残る道へ逆戻りだよ」/エマ
コミック11巻90話に登場したセリフ。
レイとユウゴが合流し、余裕の大逆転かと思われたレウウィス戦。しかし適応力の高いレウウィスにことごとく作戦が突破されてしまい、全滅の二文字が頭をよぎったユウゴは撤退を提案します。
弱腰になっていた仲間たちがその言葉に同意しかけたとき、エマが発したのがこのセリフです。
選択することの怖さ、鬼への恐怖に共感しながらも最後まで諦めず突破口を探そうとするエマの一言が、仲間たちを再起させるきっかけになりました。
2.「ここじゃなくてもまだ死ねる。ここまでやったんだ全員で帰ろうぜ」/レイ
コミック11巻94話に登場したセリフ。
重傷を負ったエマを治療しようとするも、GPの拠点では既に薬剤の在庫が切れてしまっていました。ユウゴが知る最短ルートで帰れば1日半で地下シェルターに帰れること、そうすればエマは助かるかもしれないことを知ったオリバーは、自分を含めたけが人を置いて行くようルーカスに頼みこみます。
それを聞いたレイはこのセリフを放ち、全員で帰るための準備を開始。昔はエマとノーマンの命しか見えていなかったレイが、エマのために誰一人として切り捨てないという選択をくだした、エマ愛溢れるセリフです。
3.「自分の判断を信じろエマ。そしてそれでどんな結果が出ても前へ進め」/ユウゴ
コミック13巻109話に登場したセリフ。
ユウゴとルーカスに護られ、ラートリー家の追手から逃れたエマたち。数名の犠牲者を出してしまったこと、2人の安否がわからないことに心を痛めたエマは自分を責めますが、そこに現れたユウゴがこの言葉を伝えます。
残念ながらユウゴは敵と心中しているため単なる夢だったのですが、この言葉がエマの冷静さを取り戻しました。
出会った頃は自分の判断に後悔してばかりだったユウゴが、過去を受けいれた決定的なセリフです。
敵?味方?シスターの願いがこもった約束のネバーランド名言ランキング2選
元食用児でありながら大人になることを許されたシスターたち。ここでは彼女たちの強い願いを込めた名言を2つ紹介します。
1.「このクソみたいな世界をブチ壊せ!」/クローネ
コミックス3巻24話で登場したセリフ。
見張り役としてGFに呼ばれたクローネ。野心の強さから立場を利用してイザベラを出し抜こうとしますが、結果的にうまく転がされ鬼の餌食になってしまいます。
自己のためなら他人の犠牲をもいとわない貪欲さにまみれたシスターでしたが、彼女もまた、この理不尽な世界に閉じこめられた犠牲者のひとりだったのです。
クローネが死に際に遺したこの言葉が直接子どもたちに届くことはありませんでしたが、密かに託したボールペンは脱走を企てるエマたちの希望になりました。
2.「すばらしいわ あなた達全員 満点(フルスコア)よ」/イザベラ
コミック19巻169話に登場したセリフ。
ラートリーを追いつめ、あと一歩で決着がつくというところでイザベラの率いるシスター集団に囲まれ、窮地に陥ったかにみえた食用児たち。
思いもよらぬ形勢逆転に緊張が走るなか、イザベラはこのセリフを言い放ちラートリーに銃を突きつけました。
脱走したエマたちが、いつか絶望が待ち受けていると知りながら戻ってくると信じたイザベラはシスターたちを味方に引き入れ、反逆のチャンスをうかがっていたのです。
これまで食用児として「満点」という意味で使ってきた言葉をあえて再利用し、エマたちがひとりの人間として立派に成長したと認めた印象的な言葉です。
本当の自由は後悔を生まないこと!約束のネバーランド名言ランキング2選
1..「運命や境遇だけじゃない 憎しみや恐怖からも私達はもう何からも囚われたくない」/エマ
コミック20巻172話に登場したセリフ。
諸悪の根源であるピーター・ラートリーをどうするか、という話し合いでエマは「一切の報復を行わない」と決断をくだします。散々理不尽な運命を強いられてきた食用児は不満の声をあげるのですが、そんな彼らにエマが返したのがこの言葉。
「憎しみの感情に囚われたままでは、本当の自由を手に入れたとは言えない」そんな思いの込められた印象的なセリフです。
2.「後悔しない選択をしたい。未来を選びたいの」/エマ
絶滅以外の解決策を見つけるため、七つの壁を目指すことにしたエマ。
「ちょっとコンビニ行ってくる」とでも言わんばかりの軽いノリで旅立とうとするエマの宣言に慌てふためく仲間たちに、エマが返したセリフです。
出来る限りの選択肢を見つけて、後悔のない未来を選ぶ……なんともエマらしい考え方ですね。
立ち止まることの大切さを教えてくれる約束のネバーランド名言ランキング5選
苦しい道を歩み続ける必要はない。立ち止まってみれば新たな道を見つけられる。ここでは、そんな思いのこもった名言を5つ集めました。
1.「あなたは餓えている。いくら食べても、いくら手に入れても、いくら上り詰めても満たされない」/ムジカ
コミック18巻158話に登場したセリフ。
鬼の頂点に君臨し、望むものは全て手に入れてきた女王。しかしそんな女王を前にしたムジカは、憐れみの意を込めてこのセリフを言い放ちます。
身近に転がる小さな幸せを見ようとしなければ、待っているのは埋まることのない虚無感のみなのかもしれません。
2.「自由ってなんて美しく過酷なんだろう」/エマ
コミック5巻127話に登場したセリフ。
脱獄を果たし、生まれて初めて外の世界へ踏み入れたエマたち。しかし物語はここで終わりではなく、これから厳しい鬼の世界で生き残り、残してきた兄弟を救わなくてはいけません。
自由には過酷さが伴うから美しい、というメッセージ性あふれるセリフです。
3.「敵だからって根絶やしにしていいのかな?」/エマ
コミック14巻122話に登場したセリフ。
ノーマンが鬼を根絶やしにする計画を立てていると知り、モヤモヤしつつも納得したふりをしていたエマ。しかしレイに気持ちを見抜かれてしまい、本心を吐露します。
ソンジュやムジカのような人を食べない鬼を知っているからこそ、鬼は鬼と一括りにすることに、余計疑問を抱いたのかもしれません。
4.「神様になんかならなくていいんだよ」/エマ
コミック15巻128話に登場したセリフ。
エマは鬼を絶滅させる必要はないとノーマンに訴えますが、食用児が最も安心して暮らせる世界のために……と頑なに絶滅の道を譲ろうとしません。そんなノーマンの姿が、過去に自分たちを逃がすために犠牲を払おうとした頃と被って見えたエマは、重荷を分けて欲しいとこのセリフを伝えます。
誰よりもノーマンを知るエマだからこそ、自分の感情を押し殺してみんなの願いを叶えようとしているんじゃないか?と咄嗟に出た一言です。
5.「私はあなたを殺したいわけじゃない」/エマ
コミック10巻87話に登場したセリフ。
作戦が大きく崩れ、絶望的な状況でレウウィスと対峙することになったエマ。子どもたちを玩具のようにいたぶり、殺してきた首謀者のひとりに憎しみがたぎる中、ユウゴが口にしていた「自分の理想が判断が仲間を殺す」という言葉を思い出します。
憎しみの感情をいったん脇に置いて、許せないけど殺したいわけではないのだと冷静になれるところがエマのすごいところですね。
大事なのは手を差し伸べること。約束のネバーランド名集ランキング6選
エマが大切にしてきたのは、常に「もしも」の立場で考えること。ここでは、敵を敵と切り捨てない、エマたちの考え方を表した名言を6つ紹介します。
1.「邪魔されても裏切られても甘いって言われても 私はその子を信じたい!」/エマ
子どもたちの中に内通者がいるとわかったノーマンは、エマにその子をどうしたいか訊ねます。エマは悩むことなくこのセリフを言い、内通者にも密告せざるを得なかった事情があるはずだと理解を示します。
自分に不都合な動きをしたからといって見限ったりしない、エマにとっての信頼・絆の重さをうかがわせるセリフです。
2.「内通者は君だったんだね、レイ」/ノーマン
コミック2巻12話に登場したセリフ。
内通者を暴くための罠をしかけたノーマン。エマとレイには「ドンかギルダが怪しい」と話していたノーマンですが、実はレイもスパイ候補に含まれおり、罠にかかったレイにこのセリフを言い放ちます。
疑惑が確信に変わった瞬間は相当なショックを受けたに違いありませんが、それでも怒りに身を任せることなく、冷静に考え・対話した姿はノーマンの思慮深さがにじみ出ていました。
3.「あなただってあなたの正義で二世界(せかい)を守ってきたんでしょう?」/エマ
コミック20巻172話に登場したセリフ。
ピーターを許せないけど許すと決めていたエマは、ピーターも運命に囚われてきたひとりだと理解を示します。
立場が違えば使命も、考え方も変わる。みんながそれに気付けば争う必要なんてなくなる。そんな思いの込められたセリフです。
4.「大丈夫。ありがとう私たち鬼のために」/ムジカ
コミック17巻148話に登場したセリフ。
ノーランを止めるため、王都へ向かったエマはソンジュとムジカと再会。思いもよらぬ偶然に喜びつつも、自分の仲間が鬼を絶滅させようとしているという罪悪感から泣き出してしまったエマにムジカがかけた言葉です。
再会シーンはほんの一瞬でしたが、互いを思いやっていることが十分伝わる名場面でした。
5.「私には今のノーマン怖くて震えてる小さな子供に見える」
コミック18巻153話に登場したセリフ。
駆けつけた頃には一足遅く、城内には数え切れないほどの鬼の死骸が。動揺しつつも今からでも殺戮をやめようと訴えるエマですが、ノーマンはもう後に引けないのだと首を縦に振ろうとはしません。そんなノーマンにエマが言い放ったのが、このセリフです。
強がるノーマンの本心を見透かし、最後まで一緒に策を考えようとする3人の絆を再確認したシーンです。
6.「母さん(ママ)……!」/レイ
コミック20巻177話に登場したセリフ。
鬼の攻撃からエマをかばって、イザベラは重傷を負ってしまいます。もう助からないと悟って泣き出す子供たちに「ごめん」と懺悔の言葉を繰りかえすイザベラに、レイは初めて母親という意味で「ママ」と呼びかけました。
ストーリーを知っている人なら誰でも涙腺が緩んでしまう、感動的なシーンです。
まとめ
漫画『約束のネバーランド 』全20巻の中から、特に心に残る名言を30個紹介しました。
本作は鬼と人間という異種族を題材にしたストーリーでしたが、本質的な部分は同じ種族にも関わらず争いをやめない人間同士への問いかけだったように思います。
それぞれの立場で語られるセリフには、年齢・性別・人種を問わずハッとさせられる名言が盛りだくさん。伏線が張りめぐらされたストーリー展開を楽しみつつ、言葉の意味についてもじっくり考察してみてくださいね!