映画ターミネーターシリーズ、レジェンド名言集!
タイムマシンを用いて現代と未来を通してマシン(スカイネット)と人類の抵抗軍との戦いを描いたSF、巨匠・ジェームズ・キャメロン監督作品!
後にシリーズ化されるまでの大ヒット作に出世するとは予想もされず1984年に登場した映画ターミネーター。制作費は640万ドルとB級映画さながらの低予算で作られ、キャメロン監督自らが脚本を手掛けてハリウッド中の映画会社に注目を浴びました。
その後ターミネーター第一作のヒットを受けて自身の監督キャリアの追い風となる試金石的作品にもなり、名優・アーノルド・シュワルツェネッガーの俳優としての地位を確立した決め手の作品でもあります!
未来より送られてきた悪役ターミネーター・T-800は今観ても恐怖するほど絶大なインパクトがありますね。シリーズの特色としては、時系列の繋がりのある「1」と「2」、初の女性型ターミネーターが登場した「3」、未来の戦闘が描かれた「4」、ジェネシスとサブタイトルが付けられたリブート作品である「5」、そしてスクリーンを飛び出しドラマシリーズ化にまで派生している、言わずも知れたSF映画筆頭のビッグタイトルです!
そんな映画版ターミネーターシリーズから心に刺さる名言を15フレーズピックアップしてみました。人類の未来を勝ち取るため、命がけでマシンと攻防するスリリングな展開から生まれた戦士達の言葉をぜひ堪能してみてください!
目次
- 【名言①】「死にたくなければついてこい」/カイル・リース
- 【名言②】「i’ll be back(アイルビーバック)」/T-800
- 【名言③】「奴には哀れみも、良心の呵責も、恐怖もない。絶対に動きを止めることはない。君を殺すまで」/カイル・リース
- 【名言④】「わかってる」/サラ・コナー
- 【名言⑤】「本当に何かを作るというのは命を育てる事。それができるのは女だけ。男が作り出してきたのは死と破壊だけじゃない!」
- 【名言⑥】「なぜ泣く?」/T-800
- 【名言⑦】「未来は変えられる。運命なんてものはない。自ら作り上げるものだ」/サラ・コナー、カイル・リース、ジョン・コナー
- 【名言⑧】「人間がなぜ泣くのかわかった。俺には涙を流せないが」/T-800
- 【名言⑨】「機械が、ターミネーターが命の大切さを学べるのなら、私達にできないはずはありません」
- 【名言⑩】「お前を抹殺する」/T-850
- 【名言⑪】「君達は決して孤独ではない」/ジョン・コナー
- 【名言⑫】「2度目のチャンスを・・・俺にもくれ」/マーカス・ライト
- 【名言⑬】「待ちくたびれたぜ」/T-800
- 【名言⑭】「古いがポンコツではない」/T-800
- 【名言⑮】「これでようやく、君も好きな人生を選べる」/カイル・リース
- まとめ
【名言①】「死にたくなければついてこい」/カイル・リース
1984年公開の第一作ターミネーターより。遊びに出かけた夜の街で何者かに後を付けられていると感じたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)が、人でごったがえすクラブディスコに逃げ込み身を隠していたところ、サラを抹殺するために現れたターミネーターに銃撃されそうになる。
しかし寸前でサラを守るために未来からやってきた戦士・カイル・リース(マイケル・ビーン)がターミネーターをショットガンで横から撃ち、吹き飛ばした後、腰が抜けて座り込むサラの腕を掴んで言ったセリフ。以後、シリーズ中に形を変え登場する名台詞にもなりました。命を狙われた直後に言われたらストレートに響きますね!
【名言②】「i’ll be back(アイルビーバック)」/T-800
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もはや説明不要、ターミネーターシリーズといえばこれ!というセリフです!最初に登場したのは第一作で、警察に尋問を受けているカイルとサラをターミネーターが襲撃した際、面会受付けの警察官に時間がかかるから待つように指示され、受付の窓枠をグルっと眺めて(強度を)確認後言ったセリフ。
その後、車で突っ込んで室内を破壊しつつ侵入。警官達と激しい銃撃戦になりました。日本語に訳すなら「また戻って来る」。本当に直後に破壊しながらまた来たシーンではターミネーターの直球すぎる暴挙に恐ろしさも表れていてかなりのインパクトです!このセリフも後のシリーズで形を変えるなどして登場する定番のものとなりました。アーノルド・シュワルツェネッガー氏の持ちネタにもなりましたね!
【名言③】「奴には哀れみも、良心の呵責も、恐怖もない。絶対に動きを止めることはない。君を殺すまで」/カイル・リース
車での銃撃戦カーチェイスの後、なんとかターミネーターを退け停車した車中でカイルがサラに現状を理解してもらおうと感情的になって言ったセリフ。このシーンでは、これから人類社会に起こる出来事、自分は未来から来た戦士である事、そしてターミネーターは説得や理屈で和解できるような相手ではないと熱弁しました。サラには理解できず、どうかしている人だと思われたカイルは手に噛みつかれます。
しかしカイルの必死の訴えにサラも少し耳を貸すようになる変化が起きました。このセリフにはスカイネットという人類の敵がどんなに恐ろしい相手かという意味も遠回しに表現されています。人間の道徳やルール、死を恐れる生物の生存本能などが一切通用しない、冷酷冷徹、人智を超えた超合理主義を地で行くような存在だと汲み取れますね!
【名言④】「わかってる」/サラ・コナー
ターミネーターを倒し、未来の抵抗軍のリーダーになる息子ジョン・コナーをお腹に宿したサラが、ドライブ途中に立ち寄ったガソリンスタンドにて空を見て天気について店主の言った「嵐が来る」に対して返した言葉。
このセリフの裏にはスカイネットが引き起こす核戦争の予期、そしてそんな激動の中でジョンを人類を導くリーダー足り得る人物へ育ててゆく自らの運命への覚悟が含まれています。意思が強く美しい伝説の女戦士・サラ・コナーが誕生した瞬間でもありますね!
【名言⑤】「本当に何かを作るというのは命を育てる事。それができるのは女だけ。男が作り出してきたのは死と破壊だけじゃない!」
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第二作目ターミネーター2よりサラ・コナーのセリフ。未来を変えるため、スカイネットの前身であるサイバーダイン社のCPU開発チームのリーダーであるマイルズ・ダイソン(ジョー・モートン)を抹殺するために自宅を襲撃するも、寸前で息子ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)とT-800に阻止される。
その後、話し合いの最中に感情的になりダイソンに向かって言ったセリフ。戦闘員というある意味男性社会で、戦士としての教養を身に着けてきたサラも道中に様々な男性を見てきた経験と、これまでの人類の歴史を顧みた時の反省点として出た言葉でしょう。理知的な側面もあるサラですから、熱くなってしまっただけで男性全てに言っているわけではないと思います。冷酷なマシンに命を狙われ、核戦争が起きると解ってたらそれは感情的にもなりますね!
【名言⑥】「なぜ泣く?」/T-800
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ターミネーター2より。ジョンを守るために未来からやってきたターミネーター・T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、車の修理をしながらの会話中、記憶にある母サラの姿を語り涙を見せたジョンに言ったセリフ。痛みや苦しみ以外で人間が涙を流す理由、つまり感情が理解できず質問しました。
スカイネットの脅威である人類を抹殺するためだけに潜入しやすい人型を成しているだけで感情まではプログラムされていないんですね。人とマシンの違いを表しているこの言葉は作品の重要なキーワードでもあると思います。
【名言⑦】「未来は変えられる。運命なんてものはない。自ら作り上げるものだ」/サラ・コナー、カイル・リース、ジョン・コナー
ターミネーター2より。シリーズ通して使われているセリフで、元々は未来の抵抗軍のリーダー・ジョンが母であるサラに宛てて過去へ送ったカイルを通して伝えたセリフです。
スカイネットが核戦争を仕掛け人類に壊滅的打撃を与える最悪の状況、審判の日は回避できるとサラを勇気付けるために送った言葉ですね。伝え聞いた幼いジョンやT-800の行動を変え、そこから他の登場人物にも影響を与えている力強いメッセージです。何より観ている視聴者にも響く言葉だと思います。アクションや機械描写などの映像として伝えたい魅力ももちろんありますが、映画ターミネーターのもっとも伝えたい事はこのことかもしれません。人生に諦めがよぎった時、自分に自信を失いかけた時にはこの言葉と3人を思い出してみてはどうでしょうか!
【名言⑧】「人間がなぜ泣くのかわかった。俺には涙を流せないが」/T-800
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ターミネーター2より。ジョンを抹殺するために送られてきた最新型ターミネーターT-1000(ロバート・パトリック)を溶鉱炉に沈めて倒したジョン、サラ、T-800。サイバーダイン社から奪ってきた最初のターミネーターの腕とCPUチップを溶鉱炉に投げ、これで全部終わったと安堵しました。
しかしT-1000との戦闘にて片腕を失い、顔半分の皮膚組織が破壊されたT-800が「まだだ。」と自身の頭を指さし「これ(CPU)も破壊する」と、また誰かに利用されないよう未来の危険因子を排除するために自決を決行しようとします。T-800に父親、友人のような感情が芽生えていたジョンは涙ながらに「死ぬな、これは命令だ」と阻止しようとします。
学習機能を解放していたT-800が、これまでジョンと過ごした時間の中で人間らしい経験を積み、感情とはなんなのかをその時はじめて理解できて言ったのがこのセリフです。ジョンを抱きしめ、サラと握手を交わした後、T-800は「さようなら」と溶鉱炉へ沈んでゆきます。奇しくもその装置のスイッチを押したのは第一作でT-800をプレス機のスイッチを押して倒した時と同じくサラでした。
【名言⑨】「機械が、ターミネーターが命の大切さを学べるのなら、私達にできないはずはありません」
ターミネーター2より。T-1000を倒し、T-800を溶鉱炉で消滅させ物語はエンドロールへ向かいます。暗闇を走行する車のライトだけがアスファルトの道を照らしながら進む描写の中、サラのナレーションにより発言されたセリフ。
世界の平和といってはチープに聞こえるかもしれませんが、核やマシンとの戦争という地獄の未来予想図に心を蝕まれて過ごしていたサラからすると、純粋に人類が皆心に刻んでほしい教訓として願っているのかもしれません。人類が命を蔑ろにする間違えた選択をしないように戒めにしたい言葉です。
【名言⑩】「お前を抹殺する」/T-850
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ターミネーター3より。ジョン・コナー(ニック・スタール)と未来のジョンの奥さんであるケイト・ブリュースター(クレア・デインズ)の命を狙う最新最強の女性型ターミネーター・T-Xとの死闘の末、自身の活動源である水素電池を爆弾に転用し、T-Xの口に押し込む事で自分もろとも自爆する際に発言したセリフです!
まともに戦っても性能で勝てないと判断したT-850は最終手段として自爆を選択しました。まさに「Terminator(終わらせるもの)」の意味を貫いた、保身を一切排除した任務遂行に忠実なターミネーターらしい愚直でカッコいい最後ですね!
【名言⑪】「君達は決して孤独ではない」/ジョン・コナー
ターミネーター4より。2018年、高性能AIスカイネットの企みにより引き起こされた「審判の日」、核戦争後の荒廃した世界で、抵抗軍リーダー・ジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)が、戦うための仲間を集めるためにラジオ放送を使い発信した言葉です。
各地に散らばる生存者達への希望のメッセージでもあり、この放送を聞いたマーカス・ライト(サム・ワシントン)が自身の命を救ってくれた少年カイル・リース(アントン・イェルチン)と喋ることができない少女スター(ジャダグレース)を引き連れてジョンの元を目指して向かう事となり物語が動きます。どんな窮地であろうとも希望を捨てず、自分以外の人へ勇気を与える言動を取れるジョンは頼りになりとても信頼できるリーダーですね!過去でサラにこの人になら命を預けられると言ったカイルにも頷けます!
【名言⑫】「2度目のチャンスを・・・俺にもくれ」/マーカス・ライト
ターミネーター4より。スカイネット本部襲撃作戦時にマシンとの戦闘で重大な傷を負ってしまったジョン。抵抗軍基地で妻であり医師でもあるケイト・コナー(ブライス・ダラス・ハワード)に治療と検査を受けていました。
しかし、心臓に致命的なダメージを受けていたジョンは、ここの設備では応急処置しかできずに命を落としてしまう事がわかりました。皆が絶望に打ちひしがれる中、マーカスが自分の心臓をジョンの命を救うために移植してくれと申し出ます。重罪を犯し死刑囚だったマーカスは、自身の延命のためにサイバーダイン社と契約し、死刑執行後にサイボーグ手術を受けた過去がありました。
序盤、刑務所シーンでサイバーダイン側の学者セレーナ(ヘレナ・ボナム=カーター)に言われた「献体になれば2度目のチャンスがくる」の伏線をここで回収した言葉でもあります。マーカスに好意を抱く女性、ブレア(ムーン・ブラッドグッド)とキスをし、皆に囲まれながらマーカスの心臓はジョンへとバトンしました。マーカスが生き残った意味は人類にとって重要な価値があったわけですね!
【名言⑬】「待ちくたびれたぜ」/T-800
ターミネーター・ジェニシスより。1984年、最初のターミネーターが現れたロサンゼルス。大学生のサラ・コナーを敵のT-800の魔の手から救うべく2029年の未来よりカイル・リースが送られ、ターミネーターを倒しサラを守る予定でした。
しかし何者かによってサラの幼少期に守護者として送り込まれていたT-800はずっと傍でサラを見守っていて、歴史を把握していた二人はスカイネットにより送り込まる敵のT-800の出現予定位置を事前に把握し、破壊できる武器も用意していて迎撃準備を整えていました。その時、青年姿の敵のT-800と対峙した際に守護者T-800が被っていたフードを上げながら言ったセリフです!サラが子供の頃より10数年間この時のために守護者として過ごしてきたんだという意味と同時に、ずっとターミネーターから離れていたシュワルツェネッガー氏の心の声のような気もしますね!
【名言⑭】「古いがポンコツではない」/T-800
ターミネーター・ジェニシスより。本体そのものはマシンであるターミネーターですが、内骨格(通称エンドスケルトン)を覆っている皮膚や髪などの生体組織は人間と同じく老いてゆきます。自分よりも新しいマシンが出ててくる中で、容姿に老いが表れてきたT-800が自分はまだやれる!と強気にアピールしたセリフです。
しかし数十年もの間十分なメンテナンスをしていなかったからか、手の内骨格の関節部にも不具合が出ているようです。しかしそれを叩きつけて直すT-800の姿は流石の豪快さで、「おじさん」まだまだいけてます!
【名言⑮】「これでようやく、君も好きな人生を選べる」/カイル・リース
ターミネーター・ジェニシスより。世界中のコンピューターをリンクさせるプログラム「ジェニシス」の存在を知り破壊するためにサイバーダイン社に乗り込んだサラ、カイル、T-800。3人を抹殺しスカイネットの勝利を目指すT-3000がジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)に扮し追撃してきます。
激しい戦闘の末、T-800がT-3000もろとも起動させた未完成のタイムマシンの中に入り、自爆を試みて倒します。別の部屋に避難していたサラとカイルでしたが、「私を愛する人は全員死んじゃう」と悲しみに暮れているサラにカイルが真っ直ぐ見つめながら言ったセリフです。未来のスカイネットを倒し、ジェニシスも破壊した今、もう戦士として生きる理由はなくなったと落ち込んでいるサラを励ました言葉ですね。もちろん戦士サラ・コナーもカッコいいですが、普通の女性に戻った彼女の人生にも興味あります!一体どんな女性になるんでしょうか。
……ちなみに、「おじさん」は無事でした。
まとめ
映画シリーズ6作が発表されているターミネーター。アクションだけでなくセリフもカッコよくドラマティックな言い回しばかりなので物語への没入感をより強めてくれます!もしもピックアップしたセリフにグっときたならば、レジェンドSF映画ターミネーターシリーズを視聴してみてはいかがでしょうか!