ジョジョの奇妙な冒険6部「ストーンオーシャン」の名言・名シーンをプレイバック!
ジョジョの奇妙な冒険6部「ストーンオーシャン」。3部の主人公空条承太郎の実の娘空条徐倫が主人公です。
ジョジョの中で唯一の女性が主人公の部になります。物語は一つの刑務所から始まりますが、やがてストーリーは世界規模にまで発展します。6部以前と以降で世界線が変わるターニングポイントの部でもあります。
6部では3部までの「ジョースター家の血統」VS「DIOの悪の意思」の構図が続いています。摩訶不思議なスタンド能力が多く登場し、特に最終局面のバトルはかなり複雑。
力と力のぶつかり合いだけでなく、知能を活かした心理戦も6部の魅力!女性ならではの力強さと正義の意思がひしひしと伝わるセリフが多く登場しますよ。
今回は6部の名言・名台詞を10個紹介していきます!!
目次
ジョジョの奇妙な冒険6部「ストーンオーシャン」の名言・名台詞10選
【名言①】「それは『天国へ行きたい』と思う事だよ」
ミラションに人と動物の違いを諭すエンリコ・プッチ神父。その違いを天国という概念とともに伝えたこの一言。
犬やオームはに天国の概念はなく、人にのみ存在するというプッチ神父は天国へ行くために人は人生を過ごすべきだと考えます。それこそが人間の素晴らしさであると信じるプッチ神父ですが、後にDIOの影響であることが判明します。
3部で承太郎により完全に消滅したDIOですが、死してなおその意志はプッチ神父に引き継がれ、ジョースター家との因縁は続いていたのです!
【名言②】「『素数』を数えて落ち着くんだ」
ウェザー・リポートの天候を操る能力により、ヤドクガエルが大量に空から降ってきたことにより焦るプッチ神父。彼は素数を数えることで落ち着きを保ちます。
プッチ神父は焦ったときに落ち着きを取り戻すために素数を数えるようにしています。1と自分の数字でしか割ることのできない孤独な素数は勇気を与えてくれるそうです。正直意味の分からない考え方ですが、ある研究では簡単な作業を脳内で行うことにはリラックス効果があるとも言われています。
ちなみに、筆者も素数を数えたことがありましたがまったくの無意味でした(笑)ただプッチは実際に逆境を乗り越えているので、もしかしたら人によっては有効なのかもしれませんね。
【名言③】「『復讐』とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ!」
姉グロリアの仇であるスポーツ・マックスへの復讐の遂行を決心するエルメェス。自分の体をおとりにスポーツ・マックスの居場所を突き止めた。
グロリアには何の罪もなかったが、ヤクザのスポーツ・マックスは彼女を殺害しました。エルメェスが監獄に入った目的は、スポーツ・マックスへの復讐だったのです!
「復讐」って言葉は無意味なものとして表現されることが多いですよね。しかしエルメェスにとっての復讐には明確な意味がありました!前を向くために運命に決着を付ける。それこそがエルメェスの答えだったのです。自分の道を信じるエルメェスのカッコいいセリフです。
【名言④】「決着ゥゥーッ!!」
サバイバーの能力により狂暴化したヴィヴァーノ・ウエストウッドとの死闘を制した徐倫。肩の星形の痣を指さし、勝利の雄たけびをあげます。
狂暴になったヴィヴァーノ・ウエストウッドは、ダメージにひるむことなく攻撃を繰り返していきます。その打撃は一発一発に渾身の力が込められていて、見ているだけでも痛そうです……。
さらにスタンド能力プラネット・ウェイブスの隕石攻撃を食らう徐倫。なんとか勝利しましたが、体中傷だらけ。ジョジョの中でも屈指の肉弾戦でした!
勝った徐倫が指さす星形の痣からは糸でできた星マークが…!
徐倫の男勝りの雄たけびに圧倒されました!
【名言⑤】「祝福しろ」
徐倫に恋心を抱き、彼女との結婚に燃える男アナスイ。彼にとって結婚に必要なものは祝福でした。
屋敷幽霊の一員であるナルシソ・アナスイ。徐倫に一目ぼれしたアナスイは口癖のように「祝福しろ」と言います。
初登場時は明らかに女性の見た目をしていたアナスイですが、気が付けばなぜか男性の見た目になっていました(笑)6部きっての美少女が登場したかと思えば、イケメン殺人鬼だったアナスイ。いろいろと意味が分からない存在ですが、ジョジョで細かいことを気にするのは御法度です。
アナスイはカッコいい、その事実だけで十分でしょう!
【名言⑥】「用意をするんだ てめーがこの世に生まれて来たことを後悔する用意をだ!」
DアンGのスタンドヨーヨーマッの遠隔攻撃を受ける徐倫とアナスイ。愛する徐倫を傷つけたヨーヨーマッに怒るアナスイの宣戦布告の一言。
グロテスクな見た目のヨーヨーマッ。どこかいじめたくなるような存在だと本編にも記載されていますが、相手のことをじわじわと追い詰める強さを持ったスタンドです。そこで活躍したのがアナスイ。生まれてきたことを後悔させるほどの攻撃とは恐ろしいですよね。
結果ヨーヨーマッはダイバーダウンの能力でカエルの脳と連結させられてしまったので、たしかに生まれてきたことを後悔する用意をすべきだったかもしれませんね(笑)
【名言⑦】「自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ…」
記憶を取り戻したウェザー・リポートが、双子の兄であるエンリコ・プッチに対して言った確信的なセリフ。
数奇な人生から運命というものに囚われたプッチ神父。彼は運命に執着するあまり他人の命を軽視するようになっていたが、すでにそれを自覚することはできませんでした。
記憶を取り戻し全てを悟ったウェザー・リポートのセリフは、プッチ神父の悪を明らかにするものでした。たしかに悪意の無い悪にはどんな正義も通用しないですよね。
【名言⑧】「風はやんだんだ」
徐倫たちの体のカタツムリ化は止まった。カタツムリ化が止まる条件は、ウェザーの死か、ウェザーの記憶を消すことの2つのみ。エルメェスのこのセリフは前者であることを意味していた。
プッチ神父同様に、奇妙な人生を辿ってきたウェザー。ウェザーのカタツムリ化の能力は自分でもコントロールすることができないものでした。自分の人生に絶望したウェザーは何度も自殺を図りますが、自身の能力がそれを許さなかったのです。苦悩に満ちたウェザーの人生でしたが、最後は徐倫に出会って救われていたとアナスイは言いました。ウェザーの死には悲しみのみが残る悲惨なものでした……。
【名言⑨】「人間の幸福において『克服』しなければならないのは『運命』だ…」
天国をめざすプッチ神父は徐倫にこう言いました。彼の運命についての考え方を示すセリフです。
このセリフは誰かのセリフにすごく似ていると感じた方がいるのではないでしょうか。
3部でDIOは、「生きる」とは「恐怖を克服すること」だと言いました。そしてDIOの意思を継ぐプッチ神父のこのセリフは「幸福」とは「運命を克服すること」という意味ですね。DIOが言う「恐怖」、プッチ神父が言う「運命」はそれぞれ「ジョースター家の血統」を意味します。使う言葉は異なりますがDIOとプッチ神父の発想はまったく同じなのです!
DIOの発言は「人間」の視点ではなく「不老不死の自分」の視点でした。人間の命を超越した存在ですね。一方のプッチ神父の理想は「世界を一周した人間」。どちらもふつうの人間の枠組みを超えた存在ですよね。考えれば考えるほど、プッチ神父がDIOの邪悪な意思をよどみなく受け継いでいるように感じます。
【名言⑩】「ぼくの名前はエンポリオです」
メイド・イン・ヘブンの能力で一周した世界の中で唯一記憶を残した者はエンポリオのみ。そこで彼が出会ったのは徐倫にそっくりな人物でした。自分の存在を伝えたとしても理解されないのはわかっていたが、伝えずにはいられなかったエンポリオの涙のセリフ。
エンポリオとプッチ神父の最終決戦。最後に勝敗を分けたのはプッチ神父自身の能力により残ったウェザー・リポートのスタンド能力でした。どれだけプッチ神父が時間を加速させても人と人の繋がりもまた重力であり、切り離せないものなのでした!
プッチ神父を撃破したエンポリオでしたが、彼の存在を覚えている者は一人も残っていません。だたエンポリオは生き残りました!徐倫たちが命を賭けて守ったエンポリオだけが助かったのです!そんなエンポリオの心には喜びや悲しみなどが入り混じっていたと思います。そして彼の心から自然と出たこのセリフには、すべての感情が詰まっているような気がします。
まとめ
出典:Amazon
ジョースター家の血統を受け継いだ徐倫と、DIOの邪悪な意思を引き継いだプッチ神父の戦いは壮絶でしたね!6部では人生や運命について考えさせられるようなセリフがたくさん登場しました。男顔負けの女性のパワフルさも魅力的な6部でした。
2021年ではテレビアニメ化の予定が立っていることもあり、今後の更なる注目が予想される6部です。