謎多き新キャラ・安室透のカッコいい名言集【名探偵コナン】
『名探偵コナン』シリーズといえば主人公のコナンだけでなく、人気キャラクターが数多く登場する作品としておなじみです。中でも近年、特に注目を浴びたのが安室透さん!
実は登場は2010年代以降で、長いコナンの歴史の中では比較的最近登場したばかりのキャラクターです。それでも高い人気を持っているのは、ルックスはもちろんのこと、作中での活躍ぶりの賜物ではないでしょうか。
今回はそんな安室透が活躍するシーンに登場してきた名セリフを集めました。TVアニメシリーズだけではなく、“あの”劇場版からも選出しています!
目次
- 3つの顔を持つ男、安室透とは一体何者なのか?
- いちいちセリフがかっこいい!安室透の名言10選!
- 名言①「なにしろ僕は彼女に雇われた…プライベートアイ…探偵ですから…」
- 名言②「まぁ、子供の好奇心は…探偵の探究心と…相通ずるものですから…」
- 名言③「初めまして…バーボン…これが僕のコードネームです…」
- 名言④「言ったでしょ?傷つけたくないから譲ってくれと…」
- 名言⑤「でもこれだけは言っておきましょう…恐ろしい男ですよ…あの少年は」
- 名言⑥「満喫したのなら…とっとと出て行ってくれませんかねぇ…僕の日本から」
- 名言⑦「タネが分かればそれを調べる事なんて僕にとっては、1日あればお釣りが来ますよ」
- 名言⑧「僕には命に代えても守らなくてはならない物があるからさ」
- 名言⑨「僕には、僕以上に怖い男が二人いるんだ。そのうち一人は、まだほんの子供だがな。」
- 名言⑩「僕の恋人は…..フッこの国さ!』
- まとめ
3つの顔を持つ男、安室透とは一体何者なのか?
安室透は『名探偵コナン』に途中からストーリーに登場し、重要人物の一人として時折登場するレギュラーキャラクターです。
当初は私立探偵の安室透としてコナンの前に現れましたが、実は黒の組織にもコードネーム・バーボンとして所属しており、さらに実は警視庁の公安部でもあり組織に潜入していた降谷零と言う別の顔を持っていたりと、現在に至るまで時間をかけてその正体が明かされていきました。
劇場版シリーズ『名探偵コナン ゼロの執行人』ではキーキャラクターとして出演し、本作が当時のシリーズ最高興行収入を記録。小学館DIMEトレンド大賞2018では、コナンではなく安室透がベストキャラクター賞を獲得するなど、高い人気を誇るキャラクターでもあります。
いちいちセリフがかっこいい!安室透の名言10選!
名言①「なにしろ僕は彼女に雇われた…プライベートアイ…探偵ですから…」
記念すべき安室透初登場回である原作コミック75巻、TVアニメ667話『ウェイディング・イブ』にて登場したセリフです。
最初は、毛利小五郎の友人の結婚のお祝いが催されているお店のウエイターとして登場した安室。しかし突如新婦の車が爆発する事件が発生し、安室はその正体を明かします。実はその爆発に巻き込まれた新婦に雇われていた探偵だということがこのセリフで判明します。
長らく素性のわからない存在だった安室ですが、初登場の時点で別の顔に扮しているところからも、早くも安室のミステリアスな部分が表れていますよね。この時点では、小五郎に弟子入りする変わった探偵という立ち位置でしか、ありませんでした。
名言②「まぁ、子供の好奇心は…探偵の探究心と…相通ずるものですから…」
原作コミック76巻、TVアニメ671話〜674話の長編として放送された『探偵たちの夜想曲』に登場したセリフです。黒の組織のバーボンの疑惑が合った沖矢、世良、安室が全員集結するエピソードでした。
このエピソードでは、強盗犯であった犯人の女性にコナンが誘拐されてしまうという内容だったのですが、安室はそこに居合わせます。率先して付いて行ってしまったコナンに対して、「探偵気取りかよ」と悪態をつく小五郎に対して、安室が優しく語りかけた内容がこのセリフでした。
安室のかっこいいシーンなどとは少し違いますが、『名探偵コナン』という作品の根幹に通じる探偵の心理が語られる名セリフでした。
名言③「初めまして…バーボン…これが僕のコードネームです…」
原作コミック78巻、TVアニメでは701話〜704話の長編として放送された『漆黒の特急(ミステリートレイン)』で登場し、多くの人を驚かせたのがこのセリフ。
豪華列車を舞台に密室殺人事件が発生するのですが、宿敵である黒の組織が登場し、さらにはシェリーの殺害計画が進行し、灰原が窮地に立たされる驚きのエピソードとなっていました。本作にも登場した安室は、小さくなる前のシェリー姿の灰原と対面。黒の組織の一員として、自身がバーボンであることを初めて明かす、衝撃的なシーンとなっていました。
コードネーム・バーボンの正体は長い間、謎に包まれていたので、その謎がついに解けるという意味でも重要なシーンでした。
名言④「言ったでしょ?傷つけたくないから譲ってくれと…」
原作コミック80巻、TVアニメ723話の『甘く冷たい宅配便』にて登場したのがこのセリフ。
喫茶店ポアロによくやってくる猫を追いかけて、クール便のトラックに閉じ込められてしまった少年探偵団だったのですが、運悪くその運転手たちが死体を荷物として隠し持っていた犯罪者だったことが判明。見つかってバレないように猫の首に、暗号を挟んで外部に連絡を取ろうとするエピソードにて、その暗号を受け取る人物として安室が登場しました。
一度は暗号を書いたレシートの紙が風に飛ばされてしまい、万事休すの状態に陥ってしまったのですが、最初に暗号を見つけた梓からもらったわずかな情報を頼りに、その紙がコナンの助けを求めるメッセージだと見事に見抜くファインプレーを見せました。このセリフはそんな犯人のトラックを発見し、襲ってきた犯人たちを返り討ちにした時のセリフです。
名言⑤「でもこれだけは言っておきましょう…恐ろしい男ですよ…あの少年は」
原作コミック80〜81巻、TVアニメの第734話『ジョディの追憶とお花見の罠』に登場したのがこのセリフ。このエピソードはちょうど1時間放送のスペシャルエピソードでした。
本編はお花見で賑わう神社を舞台に起こる殺人事件をコナンやジョディたちが解決するという内容でした。事件解決まで安室は姿を見せないのですが、実は容疑者の一人の正体が、安室であったことが、ストーリーの最後で判明。ベルモットに情報を共有する前に囁くのがこのセリフでした。
見事に事件を解決に導いたコナンの恐ろしさを語る一幕であり、黒の組織にコナンがマークされるのでは……と心配になるシーンでした。
名言⑥「満喫したのなら…とっとと出て行ってくれませんかねぇ…僕の日本から」
原作コミックの84巻〜85巻、TVアニメでは779話〜783話の長編として展開された緋色シリーズに登場したのがこのセリフ。長らく死んだものとされていた赤井秀一が、実は沖矢スバルとして生き延びていたことが判明する他、安室や黒の組織に関する新事実などが明らかになる重要な回となっていました。
そんなエピソードの中でも、FBI捜査官のジョディの知人が何者かに襲われる事件が発生するのですが、真相が十分に分かっていないジョディたちに対して、「それだけなのか、FBI」と挑発し、さらにはこんな言葉を投げかけました。安室のFBIに対する敵対心の強さが分かるセリフでした。
名言⑦「タネが分かればそれを調べる事なんて僕にとっては、1日あればお釣りが来ますよ」
こちらも原作コミックの84巻〜85巻、TVアニメでは779話〜783話の緋色シリーズに登場したセリフ。黒の組織として、安室がベルモットと会話を交わしている中で登場しました。
赤井秀一だと思われていた遺体の不可解な状態などの情報や、殺害の際の情報を聞いた安室は、ついに沖矢スバルの正体が、赤井秀一ではないかと気づきます。そして赤井は死んでいると思っているベルモットに対して、笑みを浮かべながら安室はこの言葉を返します。
安室の読み通り、沖矢の正体は赤井秀一だったのですが、先手を打っていたコナンや工藤優作たちが沖矢になりすまし、なんとか誤魔化すことに成功しました。安室の読み自体は合っていただけに、少しかわいそうですよね。
名言⑧「僕には命に代えても守らなくてはならない物があるからさ」
こちらはTVアニメシリーズではなく、2018年に公開された劇場版第22弾『ゼロの執行人』に登場したセリフの一つです。中盤のコナンと対峙するシーンに登場しました。
半ば強引に容疑者に仕立てあげられてしまった毛利小五郎。コナンはそれを率先して進める公安のやり方に納得がいかず、安室に対してなぜこんなことをするのか、と詰め寄ります。それに対する安室の返答がこのセリフでした。
いつもはコナンと協力関係となることが多かった安室ですが、コナンにとっても観ている私たちも「今回は敵かもしれない」と思わせる衝撃的なセリフでした。予告編などにも使われたセリフなので、記憶に残っている人も多いかもしれないですね。
名言⑨「僕には、僕以上に怖い男が二人いるんだ。そのうち一人は、まだほんの子供だがな。」
こちらも劇場版第22弾『ゼロの執行人』に登場したセリフの一つです。中盤で、安室が警視庁公安部の風見裕也と会話するシーンで登場しました。
IOTテロの手口を特定し、協力者の解放に動こうとし、さらには刑事部への配慮もできてしまうという仕事ぶりに、風見は「降谷さんが怖いです」と伝えるのですが、それに対する安室の答えがこのセリフでした。これを聞いて、風見もそれがコナンを指していることを悟ります。安室がコナンのことをどう思っているのかがよく表れているシーンでした。
ちなみに後に原作者の青山剛昌先生のインタビューで二人のうちのもう一人が赤井秀一であることが明らかになっています。
名言⑩「僕の恋人は…..フッこの国さ!』
安室の名セリフといえば、これ!と言っても過言ではない、劇場版第22弾『ゼロの執行人』のクライマックスに登場したのがこのセリフです。
コナンと協力して、カジノタワーに衝突しそうになっている大型無人探査機のカプセルの軌道をこれから修正しようとする直前、リラックスのためか雑談をする中で、恋人の有無をコナンに聞かれ、それに対して、このセリフを叫んで車をダイブさせるという見せ場のシーンとなっていました。
安室の恋愛事情はファンほど気になるところなのですが、コナンの純粋な質問に、公安らしい粋な返答と見せ場を重ねるというファンサービスが熱いですよね。
まとめ
以上、安室透の名セリフの中から印象的なシーンなどに登場したセリフを集めました!
時期によって安室の素性が今ほどはっきりしていなかった頃のセリフもあり、安室の正体を知っている今見返すと、過去のセリフの真意も分かってより深みが増していきますよね。今回ピックアップしたエピソードを一度は観たことがあるという人も、これを機にぜひもう一度振り返ってみても面白いかもしれません。各シーンの印象が以前とは変わるかも……?