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カニバリズムの最高潮『グリーン・インフェルノ』のネタバレあらすじ|ラストシーンの意味を解説

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世界には現在も外界とは接触せずに古くから続いているしきたりや伝統を重んじて生活している部族が多数存在しています。彼らがどのような規律を作り、どのような道徳や常識によって小さな社会を回しているのか、まだまだわかっていない未開の部族も多いですね。

そして、私達のような近代的な生活している者からは想像もしえない生活様式やルールで村社会を作り上げている邪悪で危険な部族も存在しているのではないか?という都市伝説は誰しもが一度は聞いた事があり、昔から多数の創作の中で表現されてきた内容ではあります。

そんな危険な部族の「食人」というおぞましい風習を、グロテスクかつセンセーショナルに映像化したホラー映画が本作『グリーン・インフェルノ』です。怪物やゾンビや霊とも違う、常軌を逸した人間の蛮行「食人」という恐怖の処刑からどのようにして逃げるのか、若者達の運命を直視してみませんか?

今作ほど生々しすぎる表現でタブーに挑戦した作品は珍しいので、勇気があれば視聴することをおすすめします!!

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恐怖の部族の実態!映画『グリーン・インフェルノ』について

グリーン・インフェルノ
出典:映画『グリーン・インフェルノ』公式Twitter

ホラー映画界の奇才・イーライ・ロス監督が、1980年にイタリアで公開されたドキュメンタリー調のホラー映画『食人族』を元ネタに現代風のアレンジを付け加えて制作された作品で、『グリーン・インフェルノ』というタイトルは『食人族』の中に登場するアマゾン奥地にある密林地帯・グリーン・インフェルノから拝借されました。

非常に残虐でグロテスクな描写が多いためR18指定にされており、『グリーン・インフェルノ』というタイトルに反して赤い色味で画面が構成されています。ヤハ族の赤い化粧に加え、血、肉、内臓などがこれでもかといわんばかりに登場し、目を背けたくなるような生々しい人間解体が描画されているからですね。補色である周りを囲む密林の緑が赤をより際立たせているのも要因の一つでしょう。

正直、かなり人を選ぶ作品ではあるため、グロテスク描写に耐性が無い方や気分を悪くされてしまう人は視聴をしないよう注意をお願いします。また、ご視聴の際は自己責任の範疇でお願い致します。

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10秒でわかる!映画『グリーン・インフェルノ』の簡単なあらすじ

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

環境問題に関心のあるアメリカの大学生達がアマゾンの土地開発によって地元の部族が棲み処を追われる現実に講義するため立ち上がり、現地・ペルーに赴いて妨害デモ活動を行う所から物語はスタートします。

デモは上手くいき、世界中にその様子を発信できましたが、帰るために乗っていた飛行機がエンジントラブルによってジャングルへ墜落してしまいます。何名かが事故で死亡し、生き残った者達がジャングルを散策していると、そこに現れた部族によって薬の塗られた矢を打たれ、意識を失った生存者達は部族の村へ連れ去られてしまいます

生存した大学生達が意識を取り戻すと、その村には全身を赤や黄色の塗料で化粧をした部族達が大勢いました。部族の長らしき人物が全員を値踏むように観察すると、1人の大学生を残して他の者達を牢屋へ入れてしまいます。残された大学生は石の台に磔にされ、動物の牙らしき骨で眼球を抉り取られるのでした

この村は「食人」の儀式を行う村だったのです。大学生達は仲間を喰らうおぞましい部族の蛮行を目撃し、絶望の中へ突き落とされるのでした。

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映画『グリーン・インフェルノ』のネタバレあらすじ

【あらすじ①】保護活動サークルとの出会い

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

アメリカ・ニューヨークで大学に通うジャスティン(ロレンツァ・イッツォ)は、国連の弁護士を父に持つ1年生。ある日、授業に出席していたジャスティンは講義の中で、アフリカの一部地域では、今でも女性の子供は生まれた時にガラス片などの鋭利な物を使って陰核を切り取られ、1ヶ月以上もの間足を縛られて放置される女子割礼の儀式を毎年200万人が受けていると聞かされ大きなショックを受ける。

講義が終わると質問を投げかけていたジャスティンに興味を抱いた学生・アレハンドロ(アリエル・レヴィ)が声をかけてくる。アレハンドロは保護活動サークルを率いている学生活動家で、積極的行動主義と呼ぶ理念を持ってサークル仲間と共に啓蒙活動やデモ活動を行っており、ジャスティンの講義中の姿勢を見てサークルへの勧誘のため声をかけてきたのだった。アレハンドロのサークルが朝からハンストを行っている様子を見ていたジャスティンはサークルに興味を抱き、前向きな返答を返す。

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

その夜、ジャスティンが父と食事を食べていると、祖母の形見であるネックレスをしていない事を指摘される。ジャスティンの最近の行動に関心していない父は、幼い頃より取り組んでいるフルートの練習に力を入れ平穏な大学生活を送って欲しいと願っていた。

【あらすじ②】現地入り

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

保護活動サークルの一員であるジョナ(アーロン・バーンズ)に後押しされ、サークルの集会に参加したジャスティン。集会ではペルーの広大なジャングルが資源開発のために失われつつある実情について話し合われていた。近代文明によって現地先住民達が棲み処を追われ、多くの部族が存亡の危機にあるという内容を真剣に議論するサークルメンバー達だったが、そんな真剣さをよそに、悪気もなく茶化しを入れるジャスティン。それに激昂したアレハンドロはジャスティンをその場から追い出してしまう。翌日、自分の軽率な言葉を悔いていたジャスティンは、アレハンドロに謝罪し、活動に協力したいと申し出るのだった。

かくしてサークルはペルーのジャングルへ向かう事になり、現地先住民であるヤハ族の存続の危機を解決するため出発する。ジャスティンはルームメイトのケイシー(スカイ・フェレイラ)に心配され反対を受けたものの、決意は固くサークルに同行する事となった。

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

一行がペルーに入国すると、現地スタッフ・カルロス(リンカーン=マティアス・ロペス)のサポートを受けてジャングルを目指す事に。最初は観光気分のメンバーだったが、レストランでアレハンドロに渇を入れられ、人助けの初心を思い出してジャングル奥地へと入るのだった。

川を上って活動地点に到着した一行。陸に上がると皆で「BIOCAS」という文字の入った黄色いつなぎに着替えるてヘルメットを着け、逮捕された場合に備えてパスポートだけ所持して森の奥へと足を進める。しばらく歩くと開発途中の開けた場所に出て、そこでは一行が身にまとった同じつなぎを着た作業員が森林伐採等の仕事をしていた。

【あらすじ③】地獄の門

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

上手く作業員に紛れたサークルメンバー達。爆発物で作業員達の注意を引き、その隙にメンバーの体を重機は樹木に鎖で縛り付け、作業を妨害しながら抗議を行う様子をネット中継で世界に発信する。中継されているため、警備の軍人達が迂闊に手が出せない状況の中、ジャスティンの鎖だけなぜか鍵がかからず、身体を縛り付ける事ができずにいた。あたふたして目立っていたジャスティンに警備の銃が向けられると、ジョナが「その子は国連職員の娘だ」と叫ぶ。すると軍人に電話が入り、国際問題になる事を危惧したペルー政府からサークルメンバーを解放しろという命令が下るのだった。

こうして抗議デモが成功して喜びの帰路につく一行だったが、国連職員の娘という立場を利用されたジャスティンだけは納得していなかった。一行を乗せたセスナ機は沸き立っていたが、突如プロペラから火が上がり、機体がバランスを崩すと翼が木に接触して破損し、機体が真っ二つに割れて墜落してしまう

この事故で座席ごと吹き飛んだ女性、機体外に飛び出したカルロス、座席に座っていた男女メンバーが2名が死亡し、操縦士は墜落途中で木に頭部が当たって死亡、もう1名の男性は墜落後に機体から脱出した時に回っていたプロペラに当たって死亡した。

生存したのはジャスティン、アレハンドロ、ジョナ、カーラ(イグナシア・アラマンド)、ラース(ダリル・サバラ)、ダニエル(ニコラス・マルティス)、サマンサ(マグダ・アパノヴィッチ)、エイミー(カービー・ブリス・ブラントン)の8名。

生き残ったメンバーが森を散策している中、草木に紛れて人影を見つけたカーラ。後を追うカーラだったが、突然首を矢で射抜かれ、謎の部族に首を切り落とされて殺されてしまう。他のメンバー達も麻酔が塗られた矢で打たれ、意識を失ってしまうのだった

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

ジャスティンが意識を取り戻すと、体が縛られて身動きが取れない状態にされ、船でどこかに運ばれている事に気が付く。岸辺に辿り着くと、そこにいる部族達は全身を赤く塗り、村の入口には生首や血に染まった骸骨などが飾られていた

顔を黄色く塗った部族の長らしき老婆がサークルメンバー達を品定めするように観察すると、ジョナを残して他のメンバー達は牢屋へ入れられてしまう。

【あらすじ④】食人族の宴

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

残されたジョナは石で作られた儀式台に磔にされると、数名の男性によって体を押さえつけられてしまう。長らしき老婆が動物の牙で身動きの取れないジョナの目玉を抉りだし、悶絶するジョナをよそにそれを食べ、さらに舌を切り取って食べてしまう。牢からその様子を見ていたサークルメンバー達があまりの凄惨な光景に言葉を失い、自分達が環境破壊から助けようとしていたヤハ族は「食人族」だったいう事に気が付く。

バラバラに解体され調理されてしまったジョナ。とんでもない地獄へ足を踏み入れてしまった事に絶望するサークルメンバー達だが、GPSがあれば救助が期待できると希望を口にしたダニエル。しかし、アレハンドロは「時間さえ稼げればよい」と言い、「(デモによって)工事は中止されたのではなく、延期されただけ」と不可解な事を口走る。

実は保護活動は表向きの口実であり、ナビゲーターだったカルロスは森林伐採を行っている企業のライバル会社から送り込まれてきた工作員で、アレハンドロと手を組み、金銭を見返りに工事を妨害、ネットを通して世界に発信する事を目的にしていたのだった

アレハンドロの信念に同調し、信じてついてきていたメンバー達は落胆し呆れていた。そんなメンバーを前に悪びれる様子もなく「あと3日でブルドーザーが来る」と保身と利益に目が眩んだ発言をするアレハンドロ。

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

翌朝、牢屋のそばに全身を赤く塗った部族の少年が立っていた。ジャスティンの事をじっと見ている少年に祖母の形見であったフルートを模したネックレスを吹いて音を鳴らしてみせると、少年は興味津々でその様子を見ていた。やがて黄色く顔を塗った男がやってきて、牢に入れられていたメンバーの中から女性陣だけを連れ出していく。

部族の長らしき老婆の前に立たされると、服を脱がされ、骨でできた突起物によって陰核に切り傷をつけられてしまう。その後ジャスティンだけが建物へ連れて行かれ、全身を白く塗られて赤い紋様を施されるのだった。

【あらすじ⑤】酩酊作戦

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

ジャスティンが連れていかれているのと時を同じくして、救助を呼ぶために身軽なサマンサが脱走を謀っていた。携帯の音で見張りの注意を引いて天井の隙間から脱出し、岸辺にあったボートまで無我夢中で走って乗り込んだサマンサ。

サマンサと入れ違いに牢へ戻ってきたジャスティン。その後しばらくして子供が食事を持って現れる。何の肉かわからず、口にするのに躊躇する料理だったが、空腹だったメンバーは仕方なくそれを食べた

メンバー達が食事を終えると、エイミーが皿に残った肉片の紋様に気が付き、それが脱走したサマンサのタトゥーだと理解する。仲間の肉を食べた事に絶望したエイミーは、皿を割った破片で首を切って自殺してしまう。脱走に失敗したサマンサは捕まり、調理されてしまったのだった。

そんな時ラーズは、死んだエイミーの体内に持っているマリファナを詰め込んで部族に食べさせる策を思いつく。エイミーを調理して食べた部族達は酩酊するはずで、その隙をついて脱走しようと提案した。

他に方法が無かったメンバー達が実行してみると、作戦は見事にはまり、薬物を摂取した事のない部族達には効果てきめんだった。エイミーの遺体を焼いた煙を吸った部族も気分が高揚し牢屋の見張りも眠ってしまう。

チャンスと見たジャスティンとダニエルは牢屋を脱出し、続いてラーズも天井へ登るとアレハンドロに脇腹を刺されて引きずり降ろされる。その後、気絶から目覚めたラーズが牢屋を壊して脱走するも部族に捕まり、マリファナによって気分が高揚している部族達によって生きたまま貪り食われてしまうのだった。

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

一方、脱出したジャスティンとダニエルは森を抜け、川沿いの岸へと出た。川を渡り、墜落したセスナ機の場所まで来ると、墜落時に死亡したメンバーがはやにえのように串刺しになっているのを目撃する。外部と連絡を取ろうと携帯を取り出すも、ダニエルの携帯は電池切れだったため、機転を利かせて現場にあったカーラの携帯を見つける2人。

しかし次の瞬間、追ってきた部族に麻酔の矢を打ち込まれて2人は気絶してしまう。

【あらすじ⑥】地獄からの生還

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

ジャスティンが目を覚ますと、再び全身を白く塗られていた。前とは違い、目を通るように一色線の赤い線が塗られている。一方ダニエルは太い棒に磔にされ、手足の骨を折られてしまう。逃げる事ができなくなった状態で全身に緑色の液体を塗られると、大型の噛みつきアリがダニエルの体にたかり、噛まれる痛みでダニエルは絶叫した。

2人にとって絶望的な状況の中、部族の1人が黄色いヘルメットを付けた生首を持って現れる。それを見たジャスティン達はすぐそこまで資源開発の作業員たちがやって来ていると確信し、部族の男達は迫りくる人間に応戦するため村を出払うのであった。

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

村に静けさが訪れる中、縛られて動けずにいたジャスティンの元に笛に興味を抱いていた少年がやってくるジャスティンに情けをかけてくれたのか、縄を解き、逃がしてくれたのだった

その後、ジャスティンはダニエルを助けようとするが、手足が骨折している自分は足手まといなので、この場で殺してくれとダニエルが懇願する。それを見ていた部族の少年は事を察し、ダニエルに麻酔らしき粉の臭いをかがせ、意識を失った所で首を切ってダニエルを殺すのだった。

ダニエルの死に打ちひしがれながらも、一刻も速く村から逃げようとするジャスティン。そんな中、牢に捕まっていたアレハンドロが助けてくれと頼むが、ジャスティンは冷たい目で一瞥し、無視してその場を後にする

その後、助けてくれた少年へのお礼に形見のネックレスを渡し、ジャスティンは無我夢中で村から遠ざかった。途中、少年の身内らしき女性が追ってきていたものの、川辺に現れた黒ヒョウを見ると踵を返して立ち去った。

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

ひたすら走って森を抜けると、そこでは資源開発作業員と人食い部族が戦闘を行っていた。その渦中に割って入ったジャスティンは英語で「自分はアメリカ人だから撃たないで」と叫んで訴える。すると、先日の妨害デモを行っていたメンバーで、国連職員の娘だと気づいた作業員達はジャスティンを保護するのだった。

後日、救出され唯一の生存者であったジャスティンはインタビューの中で、ヤハ族には「食人」の風習があるらしいが、その瞬間を目撃しなかったか?と聞かれるも「見なかった」と答えている

エンドロールへ向かう前、アレハンドロの妹と名乗る人物からジャスティンに電話が入る。衛星から撮影された画像に、兄のような人物が映っているようだが、本当に兄は死んだのかという問い合わせだったーー。

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映画『グリーン・インフェルノ』のキャスト/リアリティのある配役

ジャスティン/ロレンツァ・イッツォ

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

環境問題などへの関心が強く、国連の弁護士を父に持つ大学1年生。大学寮では友人・ケイシーとルームシェアをしており、勉強熱心で真面目な性格。大学で受けた講義がきっかけでアレハンドロ達が運営する環境保護サークルへ参加し、アマゾン奥地にあるヤハ族の住む土地へ足を踏み入れる事となりました。

ジャスティンを演じたのはチリ出身で元モデルの女優・ロレンツァ・イッツォ。2011年より女優活動をしていて、青春ドラマやファンタジーなど幅広い作品に出演しています。キャリアが重なってきてこれからが楽しみな女優ですね!

アレハンドロ/アリエル・レヴィ

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

ジャスティンが通っている大学で環境保護サークルを率いて活動をしている大学生。熱心にハンスト(断食デモ)など行うなど信念を持った情熱的な活動家に見えましたが、実は金銭を目当てに行動していた裏の顔がありました。

アレハンドロを演じたのはチリ出身で俳優、歌手、レスラーという複数の顔を持つマルチタレント・アリエル・レヴィ。2004年頃より俳優活動をしていて、ドラマやホラー作品など様々な映画に出演している中堅俳優です。

ラース/ダリル・サバラ

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

環境保護サークルの一員で、ドラッグ好きの大学生。ヤハ族に捕らえられた時、持っていたマリファナで酩酊状態にしてしまう作戦を思いつきました。マリファナ自体は効いたものの脱走は失敗に終わります。薬物で意識が高揚しているヤハ族に、生きたまま食べられるという残酷な結末を迎えました。

ラースを演じているのはアメリカ出身の俳優・ダリル・サバラ。映画『グリーン・インフェルノ』とは毛色の全く違う作品、『スパイ・キッズ』シリーズやホームドラマなどに出演している俳優ですね。

チャールズ/リチャード・バージ

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

ジャスティンの父で国連の弁護士を務める人物。物語に多く登場するわけではありませんが、彼の肩書が運命を大きく変えるため本作にとって重要人物とも言えます。父親の立場からジャスティンには普通の大学生活を送って欲しいと願っていて、保護活動などには否定的です。

ジャスティンの父を演じたのはアメリカの俳優・リチャード・バージ。TVドラマを中心に活躍している俳優で、映画では『ホステル』や『レッド・ウォール』などに出演しています。

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実話がベース⁉︎映画『グリーン・インフェルノ』の疑問を解説

【解説①】元ネタになったイタリア映画「食人族」とは?

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

1980年にイタリアで公開されたドキュメンタリーテイストのホラー映画で、現代人の撮影クルーがドキュメンタリー映像を撮影するためアマゾン奥地に赴きます。撮影クルーが過激な映像を撮ろうと現地に住む少女を強姦したり、部族の家を放火するなどの演出したため、怒った部族がクルーを襲い、殺して食べてしまうというホラー映画です。

当時の配給会社が視聴者がリアリティーを覚えるようにスナッフフィルム調で宣伝したため、本当に起こった事件だと勘違いする人が続出した問題作でもあります。日本国内でも1983年に公開され、センセーショナルなCMの効果もあってヒットしました。

映画『グリーン・インフェルノ』は実話?

結論から書いてしまえば、実話ではなく創作ですのでご安心を。ヤハ族というリアリティーのある部族を作り上げ、「食人」というタブー視されるテーマを盛り込んだ物語に都市伝説的な好奇心が刺激され、現代にも存在している?という興味を掻き立てられ実話のようなリアリティーを感じてしまうのでしょう。

ヤハ族を演じた人々

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

アマゾン奥地に住む実際の現地民の方々に演じてもらったそうです。農業などで生計を立てている人達で、普段生活する中では作中のヤハ族ような見た目ではなく現代的な身なりをしている人々ですね。しかし、衣装にメイク、体に塗られた赤、黄、黒の紋様を施すと、不気味な部族が見事に完成しました。演技も上手で本物の部族みたいですね!

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映画『グリーン・インフェルノ』のラストシーンの謎

ジャスティンは帰還後のインタビューでなぜウソをついたのか?

グリーン・インフェルノ
出典:IMDb

これについてはいくつか説が考えられますね。

地の部族を資源開発から助ける目的で活動していた信念を貫いたという説や、仲間を殺されるなど残酷な仕打ちは受けたものの、助けてくれたヤハ族の少年に恩義があり、少年の未来を守ろうとウソをついたという説です。

どのような説にしろ、この一件によりジャスティンにとって環境問題は単純な正義で解決するようなものではなくなり、そこには様々な企業や人間の利益に基づいた思惑が渦巻いているビジネスとしての現実があったという事は間違いなさそうです。ヤハ族の「食人」についてウソをついたのは、権力を持たない個人である彼女なりの抵抗だったのかもしれません。

アレハンドロは生きている?

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出典:IMDb

エンドロール前にジャスティンの妹を名乗る人物からジャスティンへ電話が入り、衛星からの映像に兄らしき人物が映っているが、本当に死んだのか?という問い合わせを受けました。これについての説も複数あり、ネット上で見られる考察意見には、取り入ってヤハ族の長になった説や村から逃げてジャングルを彷徨っている説などがあります。

言語が通じず生活様式や文化も違う事から推察すると、仲間になるのは難しそうだと思いますが、皆さんはどう考えますか?

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まとめ

「食人」という衝撃的なテーマをエンターテイメントとして仕上げた映画『グリーン・インフェルノ』

誰でも気楽に観れるような内容ではありませんが、刺激的なホラーを求めている人ならば視聴に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ですが、視聴はくれぐれも自己責任の範疇でお願いします。

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この記事を書いた人
BH_INKO
BH_INKO

新潟県に在住でWEBライターをしています、BH_INKOと申します。インターネットが水道や電気と同じ当たり前のものとなり、個人が好きな事、やりたい事をオンラインを通じて発信するのも一般的になりました。そんな時代の波に乗り、趣味や特技がお仕事に繋がればと思い活動しています。