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映画『パラノーマル・アクティビティ』のネタバレあらすじ解説|本作の凄さはここにあり…!

たかなし亜妖

モキュメンタリー(※フィクションをドキュメンタリーのように見せる表現手法)や「心霊が出てこないホラー」という点で世界中に大ブームを巻き起こした『パラノーマル・アクティビティ』。

モンスター系もなくサスペンスやミステリーでもなく……。一般のカップルを襲う超常現象が延々と流される全く新しいタイプの作品です。

2007年の映画でありながら、古臭さを一切感じないのが魅力の一つ。むしろ登場人物の“自撮り”風な映像にリアルな検証、まさに時代の最先端をいった作品だったことは間違いありません。

一度鑑賞済みの方も、今になって観返すと新たな良さに気づくかもしれません!今回は『パラノーマル・アクティビティ』をネタバレありで解説していきますので、未鑑賞の方はご注意くださいね。

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目次

映画『パラノーマル・アクティビティ』について

パラノーマル・アクティビティ
出典:映画『パラノーマル・アクティビティ』公式サイト

低予算で制作された『パラノーマル・アクティビティ』。当時ではあまり多くなかったモキュメンタリーの手法を使い、良い意味で映画らしくない作風がたちまち話題に。日本でも非常に高い人気を博しましたよね。

そもそも制作国のアメリカでは配給会社がついてながら、公開当初はたった12館のみでの上映。狭い規模感で終わるかと思いきや、口コミが広がったおかげで一気に知名度が爆上げ!

のちに公開5週目で興行収入ランキング1位と輝かしい数字を叩き出しました。製作費が約135万円に対し、総興行収入は約150億円(!)と驚きの黒字っぷりです(笑)

監督はオーレン・ペリ。本作の脚本、製作も全て担当し、続編やシリーズ内の『インシディアス』も手掛けていますよ。映像関係の仕事だけでなく、普段はゲームデザイナーとしての顔も持つ多才な人物です。

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10秒で分かる!映画『パラノーマル・アクティビティ』の簡単なあらすじ

出典:株式会社プレシディオ公式YouTubeチャンネル

サンディエゴの一軒家に同棲するトレーダーのミカ(ミカ・スロート)と大学生のケイティ(ケイティー・フェザーストン)。2人は同棲し始めてから3年が経ちますが、近頃家の中では奇妙な現象が起こり始めていました。

夜になって床に伏せると、怪奇音が彼らを襲うのです。

そのことが気になって仕方がなくなったミカは、自らカメラを購入。寝ている間に部屋の様子を撮影し、音の正体を突き止めることを決意します。

昼間から夜間の様子まで撮影し、“何か”が映りこんでいないかをくまなくチェック。すると夜な夜な、幽霊の姿は見えないのに数々の恐ろしき現象が沸き起こっていることを知ってしまいます。

明らかに家の中に、何者かが潜んでいる――。反対するケイティを差し置いてミカは撮影を続けるものの……。

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映画『パラノーマル・アクティビティ』のネタバレあらすじ

【あらすじ①】家で起こった超常現象

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

サンディエゴのにて同棲するトレーダーのミカ(ミカ・スロート)と大学生のケイティ(ケイティー・フェザーストン)は、とあることに頭を悩ましていた。

それは同棲3年目にして、夜な夜な家の中で怪奇現象が起こること。2人で床に伏したあと、急に変な音が聞こえるなどして、いつもの日常を大きく妨げる原因となっていた。

ミカは音の秘密を探るべく、自らの手でカメラを購入。「家の様子をカメラにずっと収めていれば正体がわかるんじゃないか?」と、日夜関係なく撮影をし続ける。

すると翌朝、何も映っていなかったものの、テーブルの上に置いてあったカギが机の下へ落ちていた。

明らかにおかしい、奇妙に感じたケイティはすぐさま心霊現象専門家のフレドリクス教授(マーク・フレドリックス)へ相談をする。

【あらすじ②】幼き頃からの悩み

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

ケイティは8歳の頃から謎の現象に悩まされ続けていた。一時期はおさまったものの、13歳より再び同じ悩みを抱えることとなる。

その事実を知ったフレドリクスは「恐らく、この現象は悪魔のせいだろう」と断言。悪魔に関して教授は専門外なため、悪魔祓いをメインに扱うエイヴァリーズ博士を紹介してくれるそうだ。

すぐに解決できないことに疑問を抱いたミカは「自らの手でヴィジャボード(降霊術の遊びに使う文字盤)を使うのはダメか?」と尋ねた。

しかしフレドリクスはその質問に対し、Noを突き付ける。早急にエイヴァリーズへ連絡するよう告げるが、ミカはあまり彼を信頼していないご様子。

ケイティが連絡をしたいと言っても反対し、結局早急な問題解決には至らなかった。

その後も勝手にドアが動く、扉を叩く音が聞こえるといった超常現象の数々をカメラは押さえていた。日に日に恐怖感が増していくケイティに対し、貴重映像が取れたと喜ぶミカ。

あまりの能天気さに、ケイティは苛立ちを抑えきれなくなっている。

【あらすじ③】“何か”がいる

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

あれほど止められたウィジャボードを使う提案をし、ケイティとその友人から強く反対されるミカ。

この辺りから2人の間には深刻さに対する認識のズレが目立ち始め、揉め事が増えていく。延々と撮影されることにもウンザリしているケイティ、超常現象は加速していき、当初よりも更に酷い状態となっていた。

撮れ高があると喜ぶミカだが、カメラを回し始めてから現象が悪化しているのだ。

別の日の夜、何かに取りつかれたかのように目覚めたケイティは、寝室で1時間近く立ち尽くす。その姿をカメラは捉えていたが、本人は「覚えていない」と……。

確実にミカと深夜会話をしているはずなのに、記憶のかけら一つない。ショックを覚えたケイティはエイヴァリーズ博士に連絡を試みるが、またしてもミカが邪魔をする。

怖がる彼女がいてもそっちのけで、遂にウィジャボードへ手を出してしまった。そしてボードには謎のメッセージが残され、遂に悪魔と交信をかわす。

この件について堪忍袋の緒が切れるケイティは、「お願いだから悪魔を挑発しないで」と大激怒。超常現象についての話をしないようミカへ頼む。

話し合った結果、どうしても正体が知りたいミカは了承を得て、寝室付近の廊下へ粉をまいた。すると明らかに“何かが”が部屋に入ってきた痕跡が見つかり……。

【あらすじ④】最悪の結末

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

屋根裏からは13歳の頃の写真が発見され、怖くなったケイティはエイヴァリーズ博士へと連絡。しかし留守で、代わりにフレドリクス教授が翌日に来ることとなった。

もう教授が来れば大丈夫――、と思っていたのも束の間。前夜には更なる怪奇現象が起こり、遂に夜間ではなく昼間まで悪魔の脅威が忍び寄る。

フレドリクス教授も手に負えず、そのまま逃げ去ってしまう。

ミカはウィジャボードのメッセージを調べると、過去にケイティと全く同じ経験をした女の子を発見。悪魔祓いは成功していなかった事実から、エイヴァリーズ博士を頼ってもムダなのでは……という発想へ陥る。

夜中の現象は止まず、ケイティは何者かにベッドから引きずり降ろされてしまった。

背中には何者かに噛まれた傷跡。もう家にはいられまいとホテルへ移動しようとするが、悪魔が憑いているのは彼女自身……。家から出られず、気づくと血まみれの十字架を握りながら横たわっていた。

そしてミカに助けを求めた瞬間、ケイティは豹変する。愛する恋人を凄い力で吹き飛ばし、殺害してしまったのだ。

彼女はの顔は血まみれで、とても人間とは思えないような風貌に……。翌日ミカは死体として発見され、今でもケイティは行方不明とのことである。

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映画パラノーマル・アクティビティ』の登場人物・キャスト

ミカ/ミカ・スロート

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

超常現象が起きている→よし、カメラに収めて正体を暴こう!と、視聴者もビックリなほどハートが強いミカ。

どんな現象が起きてもケイティとは真反対のリアクションで、撮れ高があると大喜び。しかしそのはしゃぎっぷりも打ち止められ、最終的には命を落とす形で生涯を終えてしまいました。

あまり行動の共感がしづらいキャラクターですが、彼のおかげで作品に味が出ている部分もきっとあるでしょうね。

ミカを演じるのはミカ・スロート。『パラノーマル・アクティビティ』シリーズには続けて出演しています。他の映画での活躍は現在確認できていないため、副業で俳優を行っているのでしょうか?

ケイティ/ケイティー・フェザーストン

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

超常現象に悩まされ続けるケイティ。日に日に消耗していく姿を見るだけで心配になるほど、事態の深刻さがうかがえますよね。ミカにマジギレして家を出ていきたくなるのは、痛いほど共感できました(笑)

幼き頃から悪魔に憑りつかれ、最終的には身体を乗っ取られてしまいます。なぜ彼女が選ばれたのか?などその真相は全く謎。作中でも明かされていない点に恐ろしさを感じますね。

ケイティを演じるのはケイティー・フェザーストン。彼女もまたミカと同じくシリーズを通じて登場していますよ。

映画『パラノーマル・アクティビティ』の現象を時系列順におさらい

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

撮影を開始してから超常現象が加速し始めてしまう、なんとも恐ろしきストーリーを展開する『パラノーマル・アクティビティ』。

実際の深夜の様子を映像に映し出しているのも妙なリアリティがあり、視聴者の恐怖をそそります。

最初から最後までどんな現象が起きていたのかを再度確認してみましょう。悪魔の脅威を再度実感できるかと思いますよ!

第1夜~5夜まではまだ軽い!?

カメラを回し続けた第1夜ですが、ただ「バタバタバタ~」とした足音が聞こえるだけ。翌朝カギがテーブルの下に落ちていましたが、まだまだこれは序章。

ケイティは妙な気配を感じ始め、「名前を呼ばれている気がする」と言います。そしてドアがゆっくり開閉された3夜を経て、悪魔のパワーはちょっぴり加速。5夜にて大きな物音を立てる&ケイティがうなされるなど、段々本人たちの身に近づいていくのでした……。

とは言えまだまだ序盤の現象は軽く、後半に比べれば怖さは☆一つ。遠くから様子を伺っている感じがしますよね。

2週間を超えてから怖さが倍に

今までは“ただのポルターガイスト”でまとめられそうなものばかりでしたが、2週間目以降になった途端急に激しさが増します(笑)

ミカが煽る分悪魔も応戦しているかのように、分かりやすいうめき声が聞こえた13夜。翌日も彼の問いかけに応じるなど、“常に家の中にいる”ことがハッキリと分かってくるでしょう。

そして誰もがアレ?と感じた、転機とも言える15夜。この日は遂にケイティが憑依されているような状態になり、寝室でただ突っ立っているだけ……という妙な行動を取り始めました。

フラフラと外へ行き、ミカと会話したのにも関わらず、彼女は深夜の出来事を全く覚えていなかったとのこと。

このあたりから超常現象に磨きがかかり、当初よりも事態が悪化していることは明らかですよね。急に悪魔のアピール(?)も加速したため、筆者もついつい驚いてしまいました。

2週間目以降は恐怖しかない

18夜より思いきりドアが閉まる&激しくノックされるなど、悪魔の脅威がマシマシに!それなのに怯えないで煽れるミカには、色々な意味で尊敬の念を抱きました……(笑)

連日の寝不足により精神・体力面を削られる2人。更には写真にケイティの部分だけ「✕」のような傷がつけられるなど、悪魔の行動も活発になります。深夜だけでなく、日中も彼らを苦しめていくのです。

今まで悪魔が直接ケイティに触れることはなかったのですが、遂に19夜より真っ向からヤツが襲ってくる状態に……。20夜で足を引きずられるなど、もう止められない超常現象にはこちらもゾワゾワしまくり。まさに「来るべき時がきた」といった感じでしょうか。

そして21夜目にしてエンディングを迎えます。段階を踏んで酷くなっていくため、スローペースな進み具合もより一層怖さを覚えるポイントですね。

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映画がもっと楽しくなる!『パラノーマル・アクティビティ』の真実とは

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

リアルな映像に現実でも起きそうな超常現象が魅力の『パラノーマル・アクティビティ』。カップルの会話ややりとりも生々しく、「これは本当に映画なのか?」と鑑賞しながらつい疑ってしまうはず。

更に本作品を検索すると「パラノーマル・アクティビティ 実話」なんてサジェストキーワードが出てくるんです……!気になるウラ話について追求していきますよ。

『パラノーマル・アクティビティ』は実話なのか?

「この映像を提供してくれたミカとケイティに感謝する――」といったテロップが現れたあと、物語はスタート。映画を観ているよりも、YouTuberの心霊チャンネルを観ているような気分になりませんか?(笑)

まるで本当にこのカップルが体験した実話のように思えますが、なんと実際に超常現象の被害に遭っていたのは監督のオーレン・ペリ!

当時はミカのようにデイトレードをしながら暮らしており、その際に住んでいた家で怪奇音に悩まされるようになったとのこと。そこでオーレンはカメラを設置したらどうなるか……と考えはじめ、「もしかすると撮れ高によっては面白い映画が出来上がるかも」なんて発想に至ったとか(笑)

つまり『パラノーマル・アクティビティ』の舞台は彼の自宅。脚本も撮影スタッフもいないまま作品作りが開始されたのですから……要するに全編を通して実話ということが分かりますね。

それにしてもオーレン監督の行動力、そして撮影に了承した2人はなかなかのツワモノです!

オーレン・ペリはどうやって作品を完成させたのか

素晴らしき行動力にクオリティの高い作品作り、けれどもオーレンは本作を撮影している当初はズブの素人です。

キャスティングのアテもなく、お金を出してくれる制作会社もいなかったので、彼は

映画用のプロットを書き上げ自らの足で演者を探しました。

もちろん制作費の約135万円は自腹、撮影スタッフも雇わず、きちんとした脚本も作らず……というかなりの自主制作っぷりで現場を勧めます。

ミカとケイティもほぼ即興の演技をこなし、設定上では2人のキャラクターの大まかな性格と傾向程度しか決まっていなかったとか。

ひたすら夜~日中の撮影を繰り返したところで、ようやく作品が完成。当初は誰もが、ここまで知名度の上がる映画へ成長するなんて想像していなかったでしょうね。

日本版では観られない、もう一つのエンディング

欧米版のBlu-rayでは日本版では観られない新たなエンディングが追加されています。

悪魔に憑依されたケイティが叫び声を上げ、ミカが駆けつけるまでは同じなのですが……。その後は暗闇から包丁片手に寝室へと戻り、数日間の時を過ごします。

そして連絡が取れないことを心配した友人が家へと現れ、死体を発見!すぐさま通報し、警察が駆け付けたところ、そこには血だらけのケイティが。見事に揉み合いとなり、武器を手放さないため警察が発砲してしまいました。

ケイティは死亡。家宅捜索が行われるところで作品は終了します。

いずれにしても後味が悪い終わり方ですが、欧米限定エンディングはリアル感がありますよね。「彼女の行方が分からない」というのも怖いですが、事件が明るみになるであろうことを想像させるのも、また捻りがきいた部分ではないでしょうか。

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映画『パラノーマル・アクティビティ』の見どころと惜しいポイント

パラノーマル・アクティビティ
出典:IMDb

全世界で“パラノーマル旋風”を巻き起こし、たちまち話題となりましたが賛否両論な作品であることは事実。観た人によって感想がかなり異なるのも、『パラノーマル・アクティビティ』の面白い点ではないでしょうか。

しかしシリーズが派生したくらいですから、非常に魅力的な映画なことは間違いなし!見どころとちょっぴり惜しい残念ポイントについて本音で語っていきます(笑)

現代の雰囲気にマッチ!今観返すとよりリアルに感じられる映像手法

日本公開は2010年と、まだまだYouTuberやライバーが大流行していない時代。「画質が悪い」「映画っぽくない」「自撮りで揺れて観づらい」など様々な意見が飛び交いましたが、公開から10年の時が経過した今……!再度観返すとどうでしょうか?

決して昔の作品には思えず、むしろモキュメンタリー+低予算の撮影手法が、逆に現代っぽさを出せているのです!

YouTubeの心霊現象専門チャンネルを観ているような、あの生々しい感じがとにかくスゴイ。確かに映画っぽさは無いのですが、それがまた怖さを味わえてイイんですよね。

淡々と進むストーリー、波が小さいのがコワイ?それとも退屈?

1日目の夜を第1夜と称し、毎日の様子がただ淡々と流れていくストーリー展開。実際に悪魔の姿が見えることはありませんし、ただドアがひらいたり、閉まったり、バーン!と物音がするだけ。文章で現わすとそう怖く感じませんよね。

けれどもあの画質の良くない映像でそういったことが行われると、不思議と背筋にゾッとしたものが走るんです。

ちょっと物音がデカくなったり、うめき声がハッキリとすることはあっても、一つ一つの恐怖の波はかなり小さめ。筆者は得体のしれないポルターガイストが今にも現実に起きそうで怖かったのですが、ビックリ度が少ないので、人によっては「退屈」と思うかも?

また話の中盤からミカとケイティの揉め事が増えていくのも、ちょっと退屈に思う要素かも(笑)言い合いしている描写が結構長い期間流されるのは、少々残念ポイントに感じました。

ミ、ミカの性格が……注目ポイントだけと〇〇〇〇かも

怖がって怯えまくるケイティに対し、超常現象を目にするとどんどんテンションが上がるミカ。2人の温度差は激しく、ミカの能天気さには絶対にイライラさせられるでしょう(笑)

教授を前にしてデカい態度を取る、博士を呼ぶことを頑なに止めるなど自分勝手な行動も炸裂。「お前が撮り始めてから明らかに悪化してるんじゃ!」と全員が総ツッコミを入れたくなることは確実です。

毎回揉めて丸め込まれるケイティにもややギモンを抱きますし、メンタルが強すぎるミカはある意味名物キャラクター(笑)彼の存在そのものが(色々な意味で)注目ポイントと良い現わしても良さそうです。

ちなみに彼だけではなく、あっさりと逃げ帰ったフレドリクス教授にも非難が集中しているとか!?2度目の登場はほとんど意味がなかった気がするので、そう言われるのも仕方がないかも……。

ラストへの盛り上がりが◎中だるみも気にならなくなる衝撃っぷり

2人のケンカが増え、淡々としたストーリーなのでやや中だるみ感が出てしまうのは致し方ありません。

けれども15夜を越えたあたりから悪魔の勢いが増し、どんどんラストへ向かって盛り上がっていくのです!この展開には目が釘付けになるもので、最後の15分~は絶対に見逃せない作りとなっていますよ。

途中で退屈を覚えてしまった方も、それが気にならなくなるくらい面白さが加速。心臓が最もバクバクするシーンは終盤に詰まっています。最後までしっかりと見届けてくださいね!

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まとめ

低予算ながら大ヒットを記録した『パラノーマル・アクティビティ』。モンスターが出てくるような迫力はないものの、身近に潜んでいそうな恐怖をたっぷりと演出し、視聴者の恐怖心を見事に煽る作品になっています。

画質の粗さ、映像の手振れ、そしていい意味での素人さが斬新で◎意識して「綺麗に」作りすぎないようにしているのも、視聴者の興味をそそる要素ではないでしょうか。

どう感じるかは人それぞれですが、ホラー映画やモンスターに慣れている人こそ、シンプルな現象が怖いと思うかも……?一度は必ず観て欲しい作品です。

モキュメンタリーの良さを最大限生かした『パラノーマル・アクティビティ』。あなたもこの世界観の魅力に“憑りつかれ”ちゃってください!

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この記事を書いた人
たかなし亜妖
たかなし亜妖

フリーライター&シナリオライターの映画好きサブカル女子。ライター歴は一年半くらいでまだまだひよっこ。 「感動よりも恐怖を、お涙よりもスリルを!」を基準に映画を選ぶ人。ホラー、スリラーサスペンス、鬱になりそうな作品が特に好き。でもハッピーな気分になれる海外ドラマも好き。キャラクターものもアニメも好き。要するにかなりの雑食です。