映画『チャーリーとチョコレート工場』あらすじネタバレ |魅力たっぷり異色のファンタジー・コメディ

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本作は、ティム・バートン×ジョニー・デップのコンビで映画化し、2005年に公開されました。原作はロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』で、1971年公開の『夢のチョコレート工場』以来2度目の映画化になります。

第78回アカデミー賞衣装デザイン賞にもノミネートされた本作は、ポップで奇抜な世界観が強烈ですが、大人になりきれなかった男がひとりの少年との出会いで変わっていく姿を描いた、心温まる「家族」の物語でもあります。
それでは、『チャーリーとチョコレート工場』のあらすじをご紹介します!

『チャーリーとチョコレート工場』あらすじ

ざっくりあらすじ天才ショコラティエ・ウォンカの作るチョコレートは美味しくて世界中で愛されています。けれども、ライバルにレシピを奪われたことでチョコレート工場は 永らく封鎖されていました。しかし、人の出入りがないはずの工場では不思議なことにチョコレートの出荷が続いている。世界中にばらまかれたチョコレート。そのうちたった5枚だけに、チョコレート工場への招待券として「金のチケット」が封入されていた。

主人公をはじめとする、チケットを引き当てた5人の子供たちは謎に包まれたチョコレート工場へ足を運びます。ウォンカに迎え入れられ、工場を訪れた子供たちを待っていたのは、甘くて不思議なチョコレートの世界と不気味な試練でした……。

『チャーリーとチョコレート工場』は、明るく楽しく幸せなファンタジーの世界…を描いた作品ではありません。ポップで奇抜で鮮やかな世界観は、これから始まる子どもたちの冒険物語へと期待を抱かせてくれますが、蓋を開けてみると、そこにはなんとも不気味で奇妙な展開が待ち受けています。

ワガママな子供たちを容赦なく成敗するシニカルさと、一方で「家族」をテーマにしたハートフルなストーリーを同時に楽しめる異色のファンタジー・コメディ『チャーリーとチョコレート工場』!

それでは、早速ネタバレありであらすじを解説していきます。

【『チャーリーとチョコレート工場』あらすじ①】貧乏だけど、幸せな家庭

映画 チャーリーとチョコレート工場
出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

チョコレート職人ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)はその斬新なアイディアでたくさんのお菓子を発明してきた。けれども、彼の成功を妬んだ他のチョコレート会社にレシピを盗まれて、広大なチョコレート工場を永らく封鎖してしまった。人の出入りのなくなった工場はそれでも動いている様子で、不思議なことにチョコレートは出荷され続けていた。

一方、工場の近所に住むチャーリー(フレディ・ハイモア)は、貧しい家庭に生まれながらも、家族に囲まれて幸せに暮らす心優しい男の子。彼の楽しみは年に一度誕生日に家族から贈られるウォンカのチョコレートを食べることだった。彼は密かにウォンカのチョコレート工場に憧れを抱いていた。
ある時、世界中に出荷されるチョコレートのうち、5つのチョコレートにだけ「金のチケット」が封入された。

ウォンカは、「金のチケット」の存在を世界中に知らせる。集荷したチョコレートの中でたった5枚にだけそのチケットを封入したこと。チケットを手にした5人の子供たちをチョコレート工場に招待すること。そして、そのうち一人だけに特別賞を与えること。

やがて、チケットを手にした4人の子供が取材を受けた。
一人目ドイツ出身のオーガスタス(フィリップ・ウィーグラッツ)は、いつものように大好きなチョコレートにがっついていたら、間違えて「金のチケット」も一緒に口にいれてしまったそうだ。口をチョコレートまみれにしたふくよかな少年は、カメラの前で満足げにそう話した。

2人目は、イギリスの令嬢ベルーカ(ジュリア・ウィンター)。お金持ちの彼女は「優しい」パパに、チョコを買い占めさせ、パパの工場の従業員達に中身を調べさせて「金のチケット」を手に入れたのだ。自分で探してもいないチケットを自慢げにかかげながら、ベルーカは取材に応じていた。

3人目はアメリカ・ジョージア州のバイオレット(アナソフィア・ロブ)あらゆる競技でトロフィーを手にした彼女は、現在新記録達成のため取材中もガムをくちゃくちゃしていた。そんな娘を応援するママ。二人は工場見学の特別賞を獲得することに燃えていた。

4人目はアメリカ・コロラド州のマイク(ジョーダン・フライ)独自のリサーチを元にチョコを一回買っただけで金のチケットを引き当てた、とテレビゲームに熱中しながら取材を受けた。彼はチョコレートが嫌いで食べていないのだった。

【『チャーリーとチョコレート工場』あらすじ②】訪れた奇跡。いざチョコレート工場へ

誕生日祝いに両親(ノア・テイラー、ヘレナ・ボナム=カーター)からチョコレートを贈られるチャーリー。しかし、残念ながらチケットは入っていなかった。
ある時ジョーおじいちゃん(デイビッド・ケリー)はもう一度チョコレートを買うよう、チャーリーにこっそりお金を渡す。おじいちゃんはその昔、チョコレート工場で働いたことがあり、もう一度工場に入りたかったのだ。しかし、二度目のチョコレートにも金のチケットは入っていなかった。
落ちこんでいたチャーリーはある日の帰り道、偶然お金を拾う。期待を胸にチョコレートを買って包みを開けると、そこには5枚目の「金のチケット」が入っていた。一度は貧しい生活のためにチケットを売ろうとするチャーリーだったが、家族に背中を押され工場へ行くことを決める
いざ、チョコレート工場へ!お菓子の楽園に参加者は喜ぶが、チョコレート工場には思わぬ危険が……!

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

指定の待ち合わせ場所に集まる5人の子供たちとその保護者たち。10時きっかりに工場の門は開いた。人形による不思議なオープニングショーの後、どこからともなくウィリー・ウォンカが現れる。彼に案内され工場の中に入ると、そこにはおいしそうなチョコレートの川が流れていた!草花もすべてお菓子でできており、参加者は夢のような光景の中を散策した。

その時お菓子の自然の中でせっせと仕事をする小人たちが現れる。彼らはウンパ・ルンパ(ディープ・ロイ)。危険な熱帯地域で生活していた彼らに、ウォンカは彼らが大好きなカカオ豆を与えることを条件として、工場に連れてきて働いてもらっているという。そんな中、お菓子にがっついていたオーガスタスが、欲張ってチョコレートの川を舐めようとし落っこちてしまった。

【『チャーリーとチョコレート工場』あらすじ③】次々と消えていく参加者たち

天井の機械にチョコレートごと吸い上げられたオーガスタス。けれども、太ったお腹がつっかえてパイプに詰まってしまった。
すると、どこからともなく大勢のウンパ・ルンパたちが軽快な音楽とともに現れた。彼らは欲をかいて川に落ちたオーガスタスを皮肉りながら歌って踊る。やがてオーガスタスはパイプに吸い込まれてチョコレート・ファッジのコーティング工場へ連れて行かれてしまった。

歌の中に初めからオーガスタスの名前が入っていたことを不審に思うチャーリーたち。ウォンカは「即興なんて誰でも出来る」とはぐらかす。「息子はチョコ・ファッジにされて世界中に出荷されてしまうのですか!?」激しく動揺したオーガスタスのママ(フランツィスカ・トローグナー)に詰め寄られるウォンカだったが、「オーガスタス味のファッジなんて売れないからボツ」と言って、ウンパ・ルンパに彼女をチョコ・ファッジ室まで案内させる。

次に案内されたのは、新商品を開発する研究所。研究所内では、永久に溶けないアメなど斬新なお菓子が開発されていた。ウォンカが一台の機械を動かすと、巨大な機械から小さなガムが製造された。「世界初の1枚噛むだけでフルコース・ディナーが味わえるガム」と自慢げに説明するウォンカ。

ガムだけに闘志に火が付いたバイオレットは、彼が止めるのも聞かず、そのガムをかみ始める。トマトスープ、ローストビーフと、次々味を変えるガムに喜ぶバイオレット。しかし、ブルーベリー味に変わったところで、体が菫色になり始め、膨らんで、まるでブルーベリーのようになってしまった。ガムはまだ試作品だったのだ。

またどこからともなくウンパ・ルンパたちがやってきて、彼女を皮肉って歌い踊る。バイオレットは大玉のようにごろごろ転がされてジュース室に連れて行かれた。子供たちの危機の度に、パフォーマンスを繰り広げるウンパ・ルンパ。映画 チャーリーとチョコレート工場 出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

次に案内されたのは、ナッツの選別室。工場の従業員は、なんと訓練を受けた優秀なリスたちだった。いつものようにベルーガはパパ(ジェームズ・フォックス)にリスが欲しいとねだるが、パパの交渉はウォンカにあっさり断られる。

癇癪を起したベルーガは「自分で獲りに行く」と言って、加工室に侵入し一匹のリスに手を伸ばした。その途端リスたちが一斉に飛びかり、瞬く間にベルーガはリスたちに取り押さえられてしまう。その上、一匹のリスが彼女の頭をこんこんと叩くと、中身が空っぽと判断して、彼女はダストシュートに落とされてしまった。
「上の方で引っかかっていたら助け出せるかも」ウォンカはベルーガのパパに助言すると、開かなかったはずのケージの鍵を開けた。パパの周りに、またまたウンパ・ルンパたちが現れ、わがままな娘や彼女を甘やかしたパパを皮肉って歌いだす。一匹のリスがパパにタックルを決め、親子ともども落ちていった。

映画 チャーリーとチョコレート工場
出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

見学にうんざりしたマイクの希望でテレビ室へ向かうウォンカ達。この部屋ではテレビを通してお茶の間にチョコレートを届ける研究をしていた。テレビに送られたチョコレートを食べ感動するチャーリーに対し、革新的な発明をチョコレートに使うことにあきれたマイクは、無理やり転送機を動かしてテレビ内に入ってしまう。

皆はテレビ画面の中に小さくなったマイクを発見するが、そこにはやっぱり皮肉な曲を歌いだすウンパ・ルンパの姿も。彼らより小さくなったマイクは次々切り替わる番組と意地の悪いステージパフォーマンスに巻き込まれてしまった。
マイクのパパ(アダム・ゴドリー)がテレビから救い出すものの、体はテレビサイズのまま。「伸ばせば背丈は元通りかもよ、薄くはなるけど。」というウォンカの珍妙な提案のもとパパと一緒にキャンディー伸ばし機の部屋に連れて行かれた。

【『チャーリーとチョコレート工場』あらすじ④】家族の再建

子供たちが次々と脱落し、最後にはチャーリーとジョーおじいちゃんだけが残った。ウォンカは喜び、チャーリーに特別賞として、チョコレート工場をプレゼントすると言う。実は自分が死んだ後、工場や残されたウンパ・ルンパたちがどうなるかを心配したウォンカは、工場の後継者を探していたのだ。
喜ぶチャーリーだったが、家族と離れなければならないことを知ると、ウォンカの誘いを断る。意外な返答に驚いたウォンカは寂しそうにチョコレート工場へ帰っていった。

ウォンカはそれ以降、新商品の売り上げも伸びず絶不調になる。不調の原因は気分にあると考えたウォンカは、靴磨きをして働くチャーリーの前に再び姿を現す。落ち込んだ気分をどうするかと尋ねられたチャーリーは「家族が必要だ」と答える。
しかしウォンカは、子供のころにお菓子を忌み嫌う歯医者の父親(クリストファー・リー)から家出して以来、父親とは音信不通だった。チャーリーについて来てもらって、久しぶりに父親の家を訪れるウォンカ。

父親は彼が我が子だと気づき、家の壁には、ウォンカの成功について書かれた記事がたくさん貼られていた。ウォンカの父親は長い間会えなかった息子のことをずっと応援していたのだった。2人はようやく和解した。
その後、チャーリーは「家族と離れない」ことを条件に、後継者として工場を引き継ぐ。チョコレート工場の中に移されたチャーリーの家で、ウォンカもくわわって、家族一同幸せそうに食卓を囲んだ。

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『チャーリーとチョコレート工場』個性派揃いのキャラクター/キャストたち

ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

チョコレート工場の支配人にして天才ショコラティエ。世界中で愛されるウォンカ・チョコを生み出し、巨大チョコレート工場を開きました。しかし、彼の成功を妬んだ他のチョコレート会社にレシピを盗まれたことから、工場を永らく封鎖してしまいます。不思議なことに、しばらく経って、人の出入りがなくなった工場の煙突からは煙が立ち上り、チョコレートは出荷され続けていたのでした。

工場の閉鎖から15年たったある日、出荷したチョコレートの中から、世界中で5枚だけの「金のチケット」を引き当てた子供たちをチョコレート工場に招待します。
皮肉屋でつかみどころのない人物ですが、なぜか「両親」「お父さん」といった言葉に過剰に反応するようです。

チャーリー・バケット(フレディ・ハイモア)

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

チョコレート工場の近所に住む少年。両親と両祖父母と6人で暮らしています。貧しい家庭環境で育ちますが、心優しく家族思いです。一年に一回、自分の誕生日にウォンカのチョコレートを贈られるのが楽しみ。チョコレートはもちろん家族と分け合います。

三度目の正直でチケットを引き当てるものの、父親が失業してさらに家計が苦しくなり、チャーリーはせっかく引き当てたチケットを売ろうか考えていましたが、彼を想う家族に背中を押されて憧れのチョコレート工場に行くことを決めます。

ジョーおじいちゃん(デイビッド・ケリー)

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

その昔、ウィリー・ウォンカの工場で働いていたチャーリーのおじいちゃん。今は家で寝たきりになっていますが、もう一度チョコレート工場に入ってみたいと思っています。チャーリーが最後の「金のチケット」を引き当てた際は、喜びのあまり立ち上がって踊りだしました。念願かなってチャーリーとともに、チョコレート工場にもう一度足を踏み入れることになります。

オーガスタス(フィリップ・ウィーグラッツ)

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

チケットを一番に引き当てたドイツ出身の肥満児。「チョコを毎日食べてる」「ブタのような子」というチャーリーのおじいちゃん(毒舌なジョージおじいちゃんの方)の言う通りで、チョコレートが好きすぎてチケットは気づかず食べちゃう勢いの食いしん坊。けれども、食い意地の汚いところがあり、自分の食べているものは人に分けない主義のようです。

バイオレット(アナソフィア・ロブ)

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

あらゆる競技のトロフィーを獲得し、自分は常に勝者だと思い込んでいる女の子。とても競争心が強い子です。現在はガムを長期間噛み続ける記録に挑戦しているらしく、常にガムをくちゃくちゃ噛んでいます。工場見学で特別賞を勝ち取るため、ママと二人三脚で勝負に燃えているようです。

ベルーカ(ジュリア・ウィンター)

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

イギリスのお金持ちのお嬢様。とにかくわがまま。家には、ポニーや猫やカメなどたくさんのペットがおり、いつだって「優しい」パパにねだって手に入れていますでも、さすがにチョコレート工場の従業員リスをねだった時は、パパも止めれば良かったのに……。

マイク(ジョーダン・フライ)

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

ゲーム狂。天候や株価をリサーチし、チョコを一枚買うだけで「金のチケット」を探り当てた天才児。そのためか世の中も見下しているようです。どうやらチョコは嫌いなので買っても食べていない様子。何かと「頭悪いんじゃないの?」的な発言をするので、ウォンカの癇に障ってしまいます。

ウンパ・ルンパ(ディープ・ロイ)

映画 チャーリーとチョコレート工場出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

チョコレート工場を動かしている小人の従業員達。危険な熱帯地域で樹上生活を送っていましたが、今では好物のカカオ豆を給与とする条件でウォンカの工場で働いています。皆同じおじさんの顔をしているようです。歌や踊りが得意ですが、なぜかいつも子供たちが大変な目に合っているタイミングでパフォーマンスを始めます。

チョコレート工場の支配人「ウィリー・ウォンカ」について

映画 チャーリーとチョコレート工場
出典:映画 ”Charlie and the Chocolate Factory” 公式facebook

【ポイント①】ウォンカの実家は歯医者!

チョコレート作りの天才、ウィリー・ウォンカの実家はなんと厳格な歯医者さんでした!お父さんは昔から虫歯の元となるお菓子を忌み嫌っており、少年時代のウォンカはお菓子を禁止されていたため、自分でこっそりチョコレートを食べるまで、その味を知らなかった模様。

また、医者として歯の健康を守る姿勢はかなり徹底していて、息子が10代になった後でも、常に大きな歯列矯正器具をつけさせたり、ハロウィーンにせっかくウォンカが貰ってきたお菓子を一つ一つ憎々しそうに説明しては、彼の前で暖炉に捨てて燃やしてしまいます。
その頑なすぎる性格が災いし、よりによって自分の忌み嫌うチョコレート作りに目覚めてしまった息子を受け入れられず、長らく2人は音信不通になってしまうのでした。

【ポイント②】父との関係が崩れた原因は「チョコレート」

ある年のハロウィーンで、せっかく近所の人にもらったお菓子を、お父さんに暖炉へ捨てられてしまったウォンカ少年。諦めきれずお菓子の燃えカスの中を探していると、そのそばには一粒だけ燃えずに残ったチョコレートが!

興奮しつつ、金色の包み紙をはがして、初めて口にするチョコレート。その味にすっかり夢中になったウォンカ少年は、それ以降お父さんの目を盗んでは、こっそりと様々なチョコレートを食べてみたり、町のお菓子屋さんをうっとりと眺めるようになりました。

食べたチョコレートの感想をメモに残すなど、すっかりチョコレートの大ファンになってしまった彼はやがてチョコレート職人を志すようになりますが、もちろんそれは、長らく息子にお菓子を禁じてきたお父さんとの親子関係が崩れることを意味しています。

チャーリーとチョコレート工場

大好きなチョコレートの職人になる!そう打ち明けた我が子の夢を、やはり受け入れられなかったお父さん。
勘当されたウォンカ少年は一人荷物をまとめて、世界に旅立つ!と思われましたが、やはりそこはまだ年端のいかない少年なので、博物館で世界中を旅した気分になっただけでした。

威勢よく家をとび出したものの、肩を落として帰ってきたウォンカ少年が目にしたのは、お父さんとともに姿を消した我が家の痕でした。(実際には、このシーンは本当に家が消えたわけではなく、「もう家に帰れないのだ」と悟ったウィリーの心情比喩とされています)

その後、奇抜なアイディアで子供達を夢中にさせるチョコレートを生み出し、インドの王子のために壮大なチョコレートの宮殿を建てるなど、チョコレート職人として大活躍するウォンカでしたが、自分が大きくなっても、大人や「お父さん」を信じられなくなってしまったのです。 

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ウォンカチョコは実在した!

コーヒーなどで有名なネスレは、以前から映画の原作『チョコレート工場の秘密』の作者ロアルド・ダール氏から「ウォンカ・バー」の商標を独占貸与され、実は1998年からアメリカでウォンカチョコを販売していました。
日本では映画のDVDリリースに合わせて2006年に販売され、2018年の生産終了までに様々なフレーバーのチョコレートが発売されました。

WONKAキャラメル味は甘いキャラメルとクランチをミルクチョコでコーティングした定番の一品。ウンパ・ルンパがパッケージに登場するWONKAクッキー&クリーム味はほろ苦いココアクッキーと甘いクリームをミルクチョコでとじこめたチョコレート。先述の2種類が板チョコだったのに対し、WONKAバロという一口サイズのボールチョコもありました。

残念ながら現在は生産を終了していますが、もしまた機会があれば、チョコレートを味わいながらこの映画を観てみるのも面白いかもしれません。映画 チャーリーとチョコレート工場
出典:Amazon.co.jp

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まとめ

貧しい少年が、愛する家族と幸運にめぐまれて夢をかなえる物語を、奇抜なチョコレート工場のビジュアルやミュージカルシーンでつづった華やかな作品です。

しかし本作の魅力はそれだけではありません。なかなか他人に信頼をおくことが出来ず、大人になりきれなかったウィリー・ウォンカが、「子供らしさ」もあるけれど、どこか大人びたチャーリー少年と、チョコレートを通して出会い、「家族」を愛せるようになり、他人へも心を許せるようになっていく姿が描かれているのも、本作の大きな魅力となっています。

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