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【ネタバレ】映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』あのスパイダーマンシリーズからもまさかの出演者が登場!

ネジムラ89

世界的にも大ヒットとなり、その年のアニメーション映画賞を総ナメにした『スパイダーマン:スパイダーバース』の公開から約5年。ついにその続編『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーマン』が公開となりました。前作からさらにパワーアップして、新たなスパイダーマンが多数登場する本作が一体どんな内容だったのか、今一度振り返りましょう。

目次

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』とは

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
出典:映画『スパイダーマン』シリーズ公式Twitter

映画『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーマン』(原題:Spider-Man:Across the Spider-Verse)は2023年6月16日に日本公開された映画です。本国アメリカでは2週間早い6月2日に上映をスタートしました。

本作は2018年に公開された『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編にあたり、前作の主人公であるマイルスが前作のラストで登場したスパイダーマン2099他、新たなバースのスパイダーマンたちと遭遇する物語となっています。

今作で監督を務めているのは、ホアキン・ドス・サントスさんとケンプ・パワーズさんとジャスティン・K・トンプソンさんの三人が連名で担当。いずれも前作とは別の監督が名を連ねています。

一方で制作や脚本にはフィル・ロードさんやクリストファー・ミラーさんといった『スパイダーマン:スパイダーバース』だけでなく『ミッチェル家とマシンの反乱』(2021)や『LEGO(R)ムービー』(2014)などのヒット作の制作に名を連ねていたお二人が、今作の制作にも参加しています。

アニメーションの制作を務めたのは『モンスター・ホテル』シリーズや『ピーターラビット』(2018)のソニー・ピクチャーズ・アニメーションです。

日本語吹替版では日本独自の主題歌が用意されており、LiSAさんの「REALiZE」が起用されています

ちなみに『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は連作であることが発表されており、本作の続編『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』が2024年に公開予定となっています

10秒で分かる!映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の簡単なあらすじ

ピーター・パーカーが亡くなり、高校生のマイルスはスパイダーマンを継承し、町の人々を救っていました。ただ、プライベートを犠牲にしながらの生活のせいで、親との関係にも支障を来たすようになりだしました。

そんな矢先にマイルスのもとにグウェンが現れます。グウェンはマルチバースを自由に行き来しながらマルチバースの安定化を担うスパイダー・ソサエティに加入していました。

実はマイルスの世界に現れたヴィランであるスポットを追ってきていたグウェンでしたが、マイルスと再会していたせいでスポットを取り逃がしてしまいます。

スポットを捕まえるべく、マイルスに黙って別のバースへと旅立とうとするグウェンでしたが、マイルスはその一部始終を見ており、グウェンに黙ってグウェンを追って別のバースへと向かっていくのでした──。

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のネタバレあらすじ

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のあらすじを結末に至るまで詳細に紹介します。以下、映画のネタバレが書かれているのでご注意ください。

【あらすじ①】グウェンの世界への来訪者

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
出典:Spider-Man:Across The Spider-verse公式Twitter

自身のバースに戻ったグウェン・ステイシーは、親にその正体を明かすことなくスパイダーマンとしてヴィランから平和を守っていた。警察官であるグウェンの父親は、スパイダーマンがピーター・パーカーを殺してしまったと勘違いし、その正体が娘とは知らずに父親はスパイダーマンを敵視していた。

そんな中、町にはヴィランのヴァルチャーが現れる。しかしその姿は明らかに自身とは違うバースから現れたものだった。

ヴァルチャーとの戦いの中、グウェンは別のスパイダーマンであるスパイダーマン2099とスパイダーウーマンに遭遇する。正体がわからない別のスパイダーマン達と共にヴァルチャーを捕らえ、人々の救出に臨むグウェンでしたが、その戦いの末、父親に銃口を向けられてしまう。

逃げられなくなったグウェンは、父親にその正体を晒すことを決意。その素顔を晒したグウェンだったが、それでもなお父親はグウェンを許そうとしなかった。

グウェンが行き場を失っていることを悟ったスパイダーウーマンは、スパイダーマン2099に掛け合い、スパイダーマン2099は渋々、グウェンを連れていくことを承諾。父親のもとを離れてスパイダーマン2099らと共にグウェンは別のバースへと旅立って行くのだった。

【あらすじ②】スポットとの遭遇

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
出典:Spider-Man:Across The Spider-verse公式Twitter

その頃、マイルスは自分の時間を犠牲にしながら2代目スパイダーマンとして町の平和を守っていた。空間に穴を開けることのできるスポットと対峙するマイルスは、父親と共にスポットを追い詰めようとしていた。

マイルスの行動によって体を変質させられてしまったスポットは、マイルスに恨みを持っており、復讐に燃えていた。しかしうっかり自分の尻を蹴って自らを自分の穴に放り込んでしまい、スポットは異空間へと消えてしまった。

偶然にもスポットを追い払うことに成功したマイルス達だったが、スポットはそこで無数のポータルが存在する空間に行き着いていた。スポットはそこから別のユニバースへと行き来できることに気づく。マイルスへのリベンジを誓うスポットは、この力を利用するべく、さらなるエネルギーが必要だと判断していた。

家族との関係はうまくいっていなかった。父の昇進をお祝いするパーティには遅刻してしまった上に、お祝いのケーキは崩れてしまっていた。自身がスパイダーマンであることを打ち明けようとするも言い留まるマイルスは、親からは外出禁止を命じられてしまう。

自身の部屋で不貞腐れるマイルスだったが、そんなマイルスのところにポータルが開かれ突然グウェンが現れる。

【あらすじ③】マルチバースの世界へ旅たつマイルス

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
出典:Spider-Man:Across The Spider-verse公式Twitter

マイルスとグウェンは再会を喜び、自身の思いやスパイダーマンであることの宿命について語り合う。パーティに戻った二人は、マイルスの両親に遭遇。ぎこちなくも挨拶を交わしたところで、グウェンのもとに仲間からの連絡が届き、先にその場を発って行った。残されたマイルスは母に自身の正体がスパイダーマンであることを打ち明けようとするも、母はマイルスの成長を踏まえて、グウェンを追うように背中を押してくれるのだった。

グウェンを追ったマイルスは、グウェンがスポットを追っていたことを知る。加速機から力を得たスポットはすでにマルチバースを行き来していた。グウェンは本当はスポットを監視するためにマイルスのバースに来ていたのだ。自身に対する別れの言葉を告げるグウェン。マイルスは意を決して、グウェンを追いかけてポータルに突びこむのだった。

ポータルの先は別のバースにあるムンバッタンという都市だった。スポットを追いかけるグウェンをサポートしようとするマイルスだったが、別のバースに適用するための装置を持っていないマイルスはうまく体を動かせないでいた。

そこへスパイダーマン・インディアとスパイダー・パンクも合流し、共にスポットを捕らえようとするのだが、あと一歩のところでスポットは加速機に入り更なるエネルギーを獲得してしまった。その上、建物が崩壊し、町の人々に危機が迫る。

なんとかスパイダーマン同士で協力し、町の人々を救出したものの、スパイダーマン・インディアの恋人・ガヤトリの父を救出してしまったことでムンバッタンの町に異変が起こり始める。そこへやってきたスパイダー・ウーマンのジェシカは全員を本部へと連れて行くのだった。

【あらすじ④】無数のスパイダーマンとの邂逅

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
出典:Spider-Man:Across The Spider-verse公式Twitter

アース928のヌエバ・ヨークにあるスパイダー・ソサエティにやってきたマイルスたち。そこにはいろんなバースからやってきた無数のスパイダーマンたちの姿があった。また、スパイダーマンの他にも別のバースへと移動してしまったヴィランたちが捕らえられ、元のバースへと返されていた。

ジェシカに貰ったリストバンドにより身体の異変もなくなったマイルス。そんなマイルスはスパイダーマン2099であるミゲル・オハラのところへ連れてこられる。そこにはかつての仲間であるピーター・B・パーカーも子供を連れて来ていた。

ミゲルはマイルスがガヤトリの父を救ってしまったことでカノン・イベントを阻止してしまったことで、スパイダーマン・インディアのバースが崩壊の危機に陥っていること、そしてスパイダーマンには必ず起こる悲劇を含むカノン・イベントが存在すること、さらにはマイルス自身にも2日後に父がスポットによって殺されてしまうというカノン・イベントが控えていることを教えてもらうのだった。

それを聞いて反抗しようとするマイルスだったが、マイルスはミゲルによって捕らえられてしまう。スパイダー・パンクであるホービーのアドバイスによって脱出したマイルスは脱走。ミゲルは全スパイダーマンに、マイルスの捕獲を命じるのだった。

【あらすじ⑤】脱走するマイルスとグウェンの決断

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
出典:Spider-Man:Across The Spider-verse公式Twitter

大勢のスパイダーマンから逃げるマイルスだったがついにミゲルに追い詰められてしまう。そしてついにはミゲルに、マイルスをスパイダーマンにしたクモが別のバースからやって来たクモで、マイルスは本来はスパイダーマンになるはずではなかったイレギュラーな存在であることが明かされる

マイルスの世界のピーター・パーカーの死も自身のせいだとされ、実はグウェンやピーターもそのことを知っていた。ショックを受けるマイルスだったが、全てのスパイダーマンを引きつける策に成功したマイルスは一人再びスパイダー・ソサエティへと返っていく。父を救おうとマイルスはバースを移動する機械で強引に帰還を試みるのだった。

別の次元へと旅立ってしまったマイルス。その責任を問われたグウェンはミゲルによって自身のバースへ送り返されてしまう。自身のアパートに戻ったグウェンはそこで父と再会する。自身の感情をぶつけるグウェンは、父が警察を辞めたことを知り、カノン・イベントを回避できる可能性を知る。

その頃マイルスは自身を噛んだクモがもともと居たアース42に行き着いていた。そこでは父はすでに死んでおり、逆に死んだはずの叔父のアーロンは生きており、さらにはプロウラーに扮したアース42のマイルスが居た。

一方でグウェンはホービーの残した自作のリストバンドでマイルスの本来のバースにやって来ていた。マイルスの両親にマイルスを見つけることを約束し、彼女はピーター・B・パーカーを始め、マイルスと縁のあるスパイダーマンを集めて独自のチームを結成していた。グウェンはマイルスへの救出へと向かう──。

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の登場人物・キャスト

マイルス・モラレス(スパイダーマン) / シャメイク・ムーア

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出典:映画『スパイダーマン』シリーズ公式Twitter

『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』の主人公がマイルス・モラレスです

偶然特殊なクモに噛まれてしまった結果、スパイダーマンの力を手に入れたました。マイルスの住むアース1610では、すでにピーター・パーカーは亡くなっており、ピーター亡き町の平和を2代目のスパイダーマンとして守っています。

スパイダーマンではおなじみの伸縮する糸を放つ能力に加えて、電撃を放つ技や体を透明化する能力など、独自の特性も持っています。

頭脳明晰でエリート校に通う一方で、今は亡き叔父のアーロンに連れられグラフィティの制作に勤しむなど芸術的な感性も持ち合わせています。

マイルス・モラレスの声を担当したのは俳優のシャメイク・ムーアさん。『DOPE ドープ!!』(2016)や『サマリタン』(2022)などにも出演しています。

日本語吹替を担当したのは、声優の小野賢章さん。『文豪ストレイドックス』の芥川龍之介役や映画『ハリー・ポッター』シリーズのハリーの日本語吹替を担当しています。

グウェン・ステイシー(スパイダーグウェン) / ヘイリー・スタインフェルド

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出典:映画『スパイダーマン』シリーズ公式Twitter

『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』のもう一人の主人公とも言える存在がグウェン・ステイシーです。白いコスチュームに身を包んだスパイダー・グウェンでもあります。

かつてはグウェンの世界にも親友としてピーター・パーカーは居たのですが、蜘蛛に噛まれたのがグウェンだった為に、グウェンの世界ではピーターはスパイダーマンに成れませんでした。力を求めたピーターは血清を飲んでしまいリザードとなってしまい暴走の末、事故で死んでしまいます。

あまり人間関係もうまくいっていないようで、所属していたバンドメンバーも辛辣に脱退していたり、父親にも自身がスパイダーマンであることを伝えられずにおり、孤独を感じていました。

グウェン・ステイシーの声を担当したのは俳優のヘイリー・スタインフェルドさん。『バンブルビー』(2018)や『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』(2018)などにも出演しています。

日本語吹替を担当したのは、声優の悠木碧さん。『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役や『七つの大罪』シリーズのディアンヌ役などでも知られています。

ミゲル・オハラ(スパイダーマン2099)/ オスカー・アイザック

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出典:映画『スパイダーマン』シリーズ公式Twitter

マルチバースを監視しているスパイダー・ソサエティを結成したスパイダーマンがスパイダーマン2099のミゲル・オハラです。

2099年の未来都市があるアース928のスパイダーマンで、現在はマルチバースを超えて出現してしまったヴィランを捕まえて、元の世界へと送り返す活動をしています。

かつては別のユニバースで幸せな家庭を持っていた自分が亡くなったことを知り、その代わりに別のユニバースの自分が代わりに父になろうとした結果、ユニバースが崩壊してしまったことを体験しており、それ以来カノン・イベントの遵守を主張するようになりました。

ミゲル・オハラの声を担当したのは俳優のオスカー・アイザックさん。ドラマ『ムーンナイト』(2018)や映画『X-MEN:アポカリプス』(2016)などそのほかのマーベル作品にも参加してきています。

日本語吹替を担当したのは、声優の関智一さん。『ムーンナイト』(2018)でオスカー・アイザックが演じたスティーブン役の日本語吹替を担当したのですが、本作でもオスカーさんの役を担当することになりました。

スポット /  ジェイソン・シュワルツマン

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出典:Spider-Man:Across The Spider-verse公式Twitter

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のヴィランとして登場したのがスポットです。

もともとはアルケマックスの科学者であるジョナサン・オーンという男だったのですが、『スパイダーマン:スパイダーバース』でのマイルスたちの行動により、次元を移動できる穴を備えた白い身体へと変質してしまいました。

スポットの声を担当したのは俳優のジェイソン・シュワルツマンさん。映画『アザー・ミュージック』(2022)や映画『メインストリーム』(2021)などにも出演しています。

ジェシカ・ドリュー(スパイダーウーマン) / イッサ・レイ

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出典:映画『スパイダーマン』シリーズ公式Twitter

グウェンをスパイダーマン・ソサエティに引き連れてきたのがスパイダーウーマンであるジェシカ・ドリューです。妊娠中でありながらもバイクを乗り回し、スパイダーマンとして活動しています。

ジェシカ・ドリューの声を担当したのは俳優のイッサ・レイさん。映画『ラブバード』(2020)などに出演しています。

ホバート・“ホービー”・ブラウン(スパイダーパンク) / ダニエル・カルーヤ

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出典:Spider-Man:Across The Spider-verse公式Twitter

スパイダーソサエティに密かに抵抗意識を持っていたアナーキストのスパイダーマンがスパイダー・パンクであるホバート・“ホービー”・ブラウンです。

パンクロッカーであり、コラージュ風のスタイルが特徴です。実は密かに独自のリストバンドを開発しており、スパイダーソサエティと対立したマイルスやグウェンを導く役割を担いました。

ホービーの声を担当したのは俳優のダニエル・カルーヤさん。映画『NOPE』(2022)や『ブラックパンサー』(2018)などに出演しています。

パヴィトル・プラパカール(スパイダーマン・インディア)/ カラン・ソーニ

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出典:映画『スパイダーマン』シリーズ公式Twitter

アース50101のインド風の世界、ムンバッタンのスパイダーマンがスパイダーマン・インディアであるパヴィトル・プラパカールです。

ガールフレンドのガヤトリがおり、まだその正体は明かしていません。スパイダーマンとしての活動はまだ半年でありながら、その身体能力でマイルスたちとも肩を並べての活躍を見せました。

パヴィトルの声を担当したのは俳優のカラン・ソーニさん。映画『ゴーストバスターズ』(2016)や『デッドプール2』(2018)などに出演しています。

あのシーンに登場したスパイダーマンの元ネタは!?

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』には全てを追いきれないほどのたくさんのスパイダーマンの小ネタが仕込まれています。中でもはっきりと登場したネタの数々を追っていきましょう。

スポットが行き着いた実写世界の“あの人”は?

ヴェノム
出典:映画『ヴェノム』公式Twitter

スポットがマルチバースを行き来できることに気づいたシーンでは、古いコミック調の世界やレゴブロックのスパイダーマンの世界などが登場しました。そしてもう一つ、実写の世界へと迷い込みます。ここで登場した売店は実は映画『ヴェノム』シリーズに登場したペギー・ルーさん演じる店員のチェンさん。ヴェノムももともとはスパイダーマンに関連したキャラクターであり、スパイダーマンのユニバースの一つとしてまさかの登場となりました。

実写スパイダーマンシリーズからのカメオ出演はまだあり!

スパイダーマン:ホーム・カミング
出典:金曜ロードショー公式Twitter

実写のスパイダーマンシリーズからのカメオ出演はチェンさんだけではありません。スパイダー・ソサエティの中で数々のヴィランが捕らえられている中に、実写の世界のプロウラーとしてドナルド・グローヴァーさんの姿がありました。彼は『スパイダーマン:ホームカミング』にてアーロン・デイヴィス役を演じており、そのアーロンが今作にて再登場していたのです。

当時はアーロンの登場や発言内容から実写世界でのスパイダーマンシリーズにもマイルスの登場の期待が高まっていたのですが、まさかのアニメーションシリーズで伏線を回収する形となりました。

『スパイダーマン:ホームカミング』での登場もわずかな出演となっているので、誰だか覚えていない人は今一度見返してみると良いかもしれません。『スパイダーバース』のシリーズとはシルエットは全然違いますが、甥っ子の存在を話していたりとマイルスの存在も示唆されています。

まとめ

続きが気になる終わり方となった『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』でしたが、グウェンの物語として見ると起承転結が成立している少し変わった構成の映画となっていました。

果たしてグウェンはマイルスを連れて帰ることができるのか。そしてマイルスは父の死の宿命を乗り越えられるのか。そもそも別のバースのすでに父を失ったマイルスとの対峙の行方はどうなるのか。それらの答えは2024年公開の『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』までオアズケです!

この記事を書いた人
ネジムラ89
ネジムラ89

缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナー兼アニメ映画ライター。アニメ映画情報マガジン「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」をnoteにて配信中。その他いろんなとこでアニメ映画話を執筆中。古今東西関係なくアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるようにやっていきます。