「これはビジネスだ」ゴッドファーザーのシビれる名言・名シーン特集

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『ゴッドファーザー』といえば、言わずと知れた映画史に残る傑作マフィア映画です。三部作を通じてアメリカマフィアの繁栄と、父から子へと受け継がれる壮大で非常な運命を描いた本作。映画批評家たちが選ぶオールタイムベストでは必ずといって良いほど選出される、誰もが認めるクラシックでもあります。

マフィア組織の抗争とその生き様を描いた本作では、裏の世界で生きるアウトロー達のシビれるような名言もたくさん生まれています。特に主人公であり巨大マフィア組織のゴッドファーザーとして君臨するマイケル・コルレオーネの冷徹な思考と名言は、現代のビジネス社会でも通用するようなものばかり。血と裏切りの世界で生きるマフィア達の名言・名シーンに、現代社会を賢く生き抜く術を学びましょう!

目次

【名言①】「Never tell anybody outside the family what you are thinking again.(ファミリーの人間でない者に、お前の手の内を決して話すな)」/ヴィトー・コルレオーネ

『ゴッドファーザー Part1』で、主人公の父親であり先代のボス(ゴッド・ファーザー)であったヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)が、息子のソニー(ジェームズ・カーン)を叱った時の名台詞。人間というのは、調子づくとついつい色んな話を他人に披露したがるものですよね。

それは自慢話であったり、あるいは将来の計画だったり、ビジネスに関わるような大事な話かもしれません。しかし誰かに大事なことを打ち明けたいという欲求に駆られた時、この名言を思い出してみましょう。その相手は本当に信頼できる人物ですか?家族のように信用できる相手ですか?そうではないなと思った時には、自分の大切な話を無暗に披露するのは避けた方が良いかもしれませんね。

【名言②】「A man who doesn’t spend time with his family can never be a real man.(ファミリーを大切にしない奴は、決して本当の男にはなれない)」/ヴィトー・コルレオーネ

同じく『ゴッドファーザー Part1』から、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)が結婚披露宴で発した非常に有名な名言です。直訳すると「家族と一緒の時間を過ごさない男は、決して本物の男にはなれない」という具合ですが、単に家族を大事にしない奴は男じゃないという風にも訳されます。一代で巨大なマフィア組織(コルレオーネ・ファミリー)を立ち上げ、生涯を通じてそのファミリーのために戦い、偉大なるボス(ゴッド・ファーザー)として慕われたヴィトーならではの名言だと言えるでしょう。

ここでいうファミリーとは、単に血の通った「家族」という意味だけではなく、マフィア組織のファミリーという意味でもあります。仕事や出世はもちろん大切ですが、自分にとって本当に大事な物は何か、大切にしなければいけない物は何かというのを考えるのも大事かもしれませんね。

【名言③】「Keep your friends close, but your enemies closer.(友は近くに置いておけ、しかし敵はもっと近くに置け)」/マイケル・コルレオーネ

『ゴッドファーザー Part2』で、主人公であるマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)が父親から教わったと語る台詞。この言葉は孫氏の兵法から引用された格言でもあります。非常に深い台詞ですので、その解釈の仕方も一通りではありません。

「敵対する者をあえて自分の傍に置いてコントロールしろ」や「敵の懐に入れ」という意味にも取れますし、ビジネス的には「競合他社の動きを常に意識しろ」「友好的な人と付き合うばかりでなく、敵であるライバルと切磋琢磨しろ」という解釈もできます。

どちらにしろ、味方だけでなく敵の動向を常に観察し、時にはこれを利用することがビジネスには大切です。冷徹かつ合理的な経営センスによって父から受け継いだマフィア組織を破竹の勢いで拡大していく、マイケルらしい台詞ですね。

【名言④】「Never hate your enemies. It affects your judgement.(敵を憎むな。判断に影響する)」/マイケル・コルレオーネ

『ゴッドファーザー Part3』において老齢にさしかかったマイケル(アル・パチーノ)が、喧嘩っ早い性格の甥をたしなめた時の台詞です。時にはプライドが傷つけられ、頭に血が上ってしまい、相手を必ずどうにかしてやろうと思うこともあるかもしれません。しかし、そういった憎悪の心はビジネスに悪影響しかありません。相手を絶対に許さないと誓っても、その憎しみの心は意識して封印しなければなりませんね。

マイケル自身、自分やファミリーに敵対する人間は絶対に許さない男ではありますが、たとえ敵を追い詰めようとする時にも、彼の行動は常に冷静かつ合理的です。鉄の意思で常に自分の感情をコントロールし、目的達成のために最短最適の行動を取り続けるマイケルの理念を象徴する台詞の一つでしょう。

【名言⑤】「Friends and money – oil and water.(友情と金は、水と油だ)」/マイケル・コルレオーネ

同じく『ゴッドファーザー Part3』から、マイケル(アル・パチーノ)が自分の価値観を端的に言い表した台詞です。たとえ信頼できる友達であっても、お金が絡むとややこしいことになってしまうというのはよく言われることでしょう。しかしこれも、マフィアのボスとして血の制裁と裏切りの世界で生きてきたマイケルが言うと重みが違います。大事な友情を末永く維持するためには、お金の問題は遠ざけておいた方が両者のためですね

【名言⑥】「Our ships, must all sail in the same direction.(全ての船が同じ方向を目指さなければならない)」/リシオ・ルケージ

『ゴッドファーザー Part3』における黒幕ともいえる、リシオ・ルケージ(エンツォ・ロブッティ)がマイケル(アル・パチーノ)に言った台詞です。組織のリーダーがまず最初に念頭に置かなくてはならないことを、端的に言い表した台詞であると言えるでしょう。

大規模な組織になればなるほど、その内部には色々な目的や、様々な思想を持つ人間が多くなります。彼らは放っておけば全く別々の方向へ動き出したり、悪い時には組織内で対立しだすこともあるかもしれません。

そんなときに、リーダーが組織の最終目標を明確に示しておくことは非常に重要です。個々の人間が様々な個性や目標を持つことは結構ですが、それは大局として、組織の至上目標を達成するように舵を取らなくてはなりませんね。

【名言⑦】「If anything in this life is certain. if history has taught us anything. it’s that you can kill anybody.”(この世で一つだけ確かなことがある。歴史もそれを教えてくれている。それは人は殺せるということだ)」マイケル・コルレオーネ


出典:ゴッドファーザーfacebook

『ゴッドファーザー Part2』内で、暗殺の実行を渋る部下に対して、マイケル(アル・パチーノ)が威厳たっぷりに言い放った名言です。要約すると、「ごちゃごちゃ言ってないで殺れと言ったら殺れ」というブラック企業も真っ青の社長命令になります。時には、部下が大きなプロジェクトの前に怖気づいてしまうこともあるでしょう。しかしそれは大抵の場合、経験や知識の不足により、成功のイメージが湧かないからですね。「できっこない」と一度思ってしまうと、人は本当にできないと思い込んでしまうものです。

そんなときは、マイケルのように有無を言わさず実行させる強い言葉の力を借りるのが効果的なこともあります。「不可能なんて無い。やってみろ」。こんなことを言えるリーダーになりたいものですね。(しかし、部下に暗殺を命令するのはやめましょう)

【名言⑧】「I’m gonna make him an offer he can’t refuse.(奴が決して断れないオファーをする)」/ヴィトー・コルレオーネ

『ゴッドファーザー Part1』における、最も有名な台詞がこちらです。プロデューサーが映画への出演を許してくれないと相談してきた歌手に対して、ヴィトー(マーロン・ブランド)は安心させるようにこう言いました。つまり「私がきっと話をつけてあげよう」ということですが、「絶対に要求を呑ませる」「NOとは言わせない」という意味でもあります。

そのプロデューサーは、ヴィトーの指示によってベッドの中に愛馬の切断された首を置かれて、恐怖のあまりに全ての要求を呑むことになります。身内には底抜けに優しく、それを困らせる外部の人間には決して容赦しない。そんなヴィトーの徹底した人間性と、絶対に断れない状況を作る驚異の交渉術を一言で言い表した名台詞ですね。またこの台詞は、その息子であるマイケル(アル・パチーノ)にも受け継がれることになります。

【名言⑨】「I want you to use all your powers and all your skills.(お前の持つ力と技術の全てを使ってほしい)」/ヴィトー・コルレオーネ

『ゴッドファーザー Part1』より。ヴィトー(マーロン・ブランド)が、壮絶な最期を遂げた息子の遺体を葬儀屋に任せるために言った重厚な台詞です。これを頼まれた葬儀屋は、オープニングでヴィトーに娘を襲った暴漢たちへの制裁を求めた人物であり、ヴィトーはその借りを全身全霊で返して欲しいと言っているのです。

マシンガンで風穴だらけにされた身内の葬儀を任せるという特殊な状況で発せられた台詞ではありますが、こんなことを言われて奮起しない人間はいないでしょう。いつでも使えるような軽い台詞ではありませんが、本当に大事なことを人に頼むとき、ここぞという時に使いたい名言ですね

【名言⑩】「It’s not personal, Sonny. It’s strictly business.(私情なんかはさんでいない。これはビジネスだ)」/マイケル・コルレオーネ

『ゴッドファーザー Part1』から。父親を襲撃したソロッツォ(アル・レッティエリ)の暗殺を主張するマイケル(アル・パチーノ)は、周囲から「私情で動くな」とたしなめられます。これに対して言い放ったのが、マイケルのこの台詞です。個人的感情とビジネス的観点というのは、完全に分けるのが難しいのが現実でしょう。冷静に行動しようと心がけても、実際には問題を先送りにした日和見主義にすぎないことも多々あります。感情的な行動を忌避するあまり、逆に非合理的な行動を取ってしまうこともあるでしょう。

そんなとき、マイケルのこの言葉を思い出すといいかもしれません。たとえ個人的感情が関係したことであっても、客観的に勝算と利益が見込めるなら実行に移す。非情な冷徹さと家族への深い愛情を兼ね備えたマイケルならではの名言です。

【名言⑪】「Good health is the most important thing. More than success, more than money, more than power.(健康はもっとも大切だ。成功よりも、金よりも、権力よりも)」/ハイマン・ロス

『ゴッドファーザー Part2』の敵の一人、ハイマン・ロス(リー・ストラスバーグ)の台詞です。ロスは実在の大物マフィアであるマイヤー・ランスキーという人物をモデルとしており、一説には資金洗浄(マネーロンダリング)というシステムの創始者であるとも言われています。そんなロスの哲学を一言で言い表したのが、この名言でしょう。

何よりも健康が大事だ、という大物マフィアに似つかわしくない台詞は、ロス自身の生き様も表現しています。実際、ロスは劇中では捉えどころの無い好々爺として描かれ、裏社会のフィクサーというよりは静かな生活を送るただの老人のように見えます。一度映画を観ただけでは、彼がどんな人物なのか理解できなかった人も多いのではないでしょうか。しかしそれこそが、派手な成功や権力よりも自分自身の健やかな生活を重要視するロスの生き方です。人生における全ての成功は、決して健康に先立たないということがこの名言からわかりますね。

【名言⑫】「But don’t take sides with anyone against the Family again. Ever.(ファミリーに歯向かう者の肩を二度と持つな)」/マイケル・コルレオーネ

『ゴッドファーザー Part1』より。敵対するモー・グリーン(アレックス・ロッコ)というマフィアの肩を持つような発言をした兄フレド(ジョン・カザール)に対して、マイケル(アル・パチーノ)が言った台詞です。フレド自身は、一触即発の雰囲気のマイケルとグリーンの間を取り持とうとして、一時的にグリーンの味方をしたにすぎません。しかし、マイケルはたとえ自分の兄であろうと、そういった優柔不断な態度は許しませんでした。

ビジネスの場でも、目の前の面倒ごとを避けようとするあまり、その場しのぎで調子の良いことを言ってしまうことはありませんか?そういうときには、マイケルのこの台詞を思い出してみましょう。安易に相手に同調することは、自分の一貫性や築き上げた信頼を損なうことになります

【名言⑬】「Finance is a gun. Politics is knowing when to pull the trigger.(金融とは銃だ。政治とはその引き金を引くときを知ることだ)」/リシオ・ルケージ

『ゴッドファーザー Part3』から。Part3の黒幕といえるリシオ・ルケージ(エンツォ・ロブッティ)が、金融と政治の本質をマフィアらしい比喩で言い表した金言です。こういった名言が悪役からも多く飛び出してくるのが『ゴッドファーザー』シリーズの魅力の一つですね。主人公マイケル(アル・パチーノ)が対立する闇社会の大物たちは、ただの悪党ではなく、この世界の本質を見抜く才覚を持った強力な敵対者なのです。

ルケージが言うように、マイケルも裏社会を生き抜くためにギリギリの資金運用と政治交渉を余儀なくされます。常に全体の流れを観察して適切なタイミングで資金を投入し、逆行する未来が予見された際にはすぐさま資金を撤退します。

マイケルのような頭脳派マフィアにとって、まさに金融(Finance)とは拳銃であり、政治(Politics)はその銃口を向ける方向と撃発のタイミングを知るための手段であるわけです。そして銃の発砲と同じように、資金の運用は常に危険と隣り合わせであることをこの名言が教えてくれます。

【名言⑭】「This is the business we’ve chosen.(これが我々の選んだ家業だ)」/ハイマン・ロス

『ゴッドファーザー Part2』でハイマン・ロス(リー・ストラスバーグ)が、マイケル(アル・パチーノ)に殺しの疑惑をかけられた際の印象的な台詞です。ロスは陰謀を巡らせるPart2の黒幕であるわけですが、そのロス自身も弟分であるグリーン(アレックス・ロッコ)を、他ならぬマイケルによって過去に暗殺されています。

しかし、ロスはそれについてとやかく言うつもりはありません。利益の無い限り、仲間の復讐に動くこともありません。なぜなら、それが彼らの選んだ家業(business)だからです。我々は、自分の仕事に対してついつい愚痴をこぼしがちですよね。しかし良い面も悪い面も覚悟のうえで、我々は自分の仕事を選んだはずです

ビジネスが自分の思い通りにいかずに、理不尽な仕事や社会に文句の一つでも言いたくなったら、この名言を思い出してみるとよいでしょう。マフィアはたとえ殺されようとも文句は言いません。なぜなら、それは彼らが覚悟のうえで選んだ家業(business)なのですから。

【名言⑮】「They talk when they should listen.(彼らは聞かなきゃいけない時に話す)」/ヴィトー・コルレオーネ

『ゴッドファーザー Part1』より。ビジネスにおける大事な立ち振る舞い方について、ヴィトー(マーロン・ブランド)は我々をハッとさせるような名言をいくつも残してくれています。どんな場面においても、相手の話をじっと聞かなければならない時は存在しますね。そんな時に状況を読まずぺちゃくちゃと喋り倒したり、余計な口を挟んでしまうと、どんな交渉事も上手く行かないことが多いでしょう。

「聞くべき場面」と「話すべき場面」の分別がつかないと、不用意に自分たちの情報を相手に渡してしまうことにも繋がります。実際このシーンでは、ソニー(ジェームズ・カーン)の不用意な発言によって相手方に状況を読まれて、後々のファミリーの大事件に繋がってしまいます。ビジネスの場で自分が発言したくなったときには、一歩立ち止まってこの名言を思い出してみるといいかもしれませんね。

まとめ

ビジネスの場面で使える名台詞を中心に、『ゴッドファーザー』シリーズのシビれる名言の数々をご紹介しました!抜き差しならない修羅場を潜り抜けてきた男たちの言葉は、そのどれもが社会や人生の本質をズバリと言い当てるものばかりですね。

ビジネスで伸び悩んだとき、自分の人生を上手くコントロールできないと感じたときには、偉大なゴッドファーザーたちの力強い言葉からそのヒントを教わることができるでしょう。名作『ゴッドファーザー』シリーズをまだ観たことがないという人は、週末にでもぜひじっくりとご覧になってくださいね。

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