悲しくも力強い恋を描いた映画『レオン』感動の名言集

どんな依頼でもクールにこなすが、女性と子どもだけは何があっても殺さない「掃除人・レオン」。そして麻薬取締局の捜査官たちに家族を殺された12歳のマチルダ。

その二人の愛は、まさに純愛。殺し屋でありながらどこか純粋で、冷酷になりきれないレオンと、12歳にして大人にならざるをえなかったマチルダの言葉は、真正面から人生に立ち向かっている人間にしか言えない重みと切実さを含んでいるものばかりです。

今回は名作映画「レオン」から、明日誰かに言いたくなる名言の数々をご紹介します。

あらすじ

ニューヨークに住むイタリア系移民のレオン(ジャン・レノ)は、レストランオーナーを隠れ蓑にしているマフィアのボス、トニー(ダニー・アイエロ)の依頼を完璧にこなすプロの殺し屋だった。

アパートの隣に住む12歳の少女マチルダは家族と暮らしていたが、父親はマチルダに暴力をふるい、継母は派手好きでマチルダに無関心、義姉とはぶつかってばかりで、幼い弟だけが唯一心のよりどころだった。

麻薬取引に加担していたマチルダの父親は、商品を横取りしたために組織の息がかかった麻薬捜査官のスタンフィールドの逆鱗に触れ、一家もろとも皆殺しにされてしまう。

マチルダはちょうど買い物に出ていたために命びろいしたものの、幼い弟を殺されたことへの復讐をするために、レオンにスタンフィールドを殺してくれるよう依頼する。

しかしレオンに断られたため、自分に殺しを教えてほしいと嘆願するが…。

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「レオン」の心に刺さる名言

【名言①】マチルダ「人生ってずっと辛いの?それとも子どものときだけ?」レオン「ずっとさ」

レオンの名言
出典:IMDb

アパートの廊下で初めてレオンとマチルダが会話をするシーンです。マチルダは煙草を吸っています。父親に殴られた際についた頬の傷跡をレオンに見られ、マチルダが経緯を語りつつ尋ねたセリフです。

12歳にして人生を辛いものだと感じてしまうマチルダの境遇が、この会話だけで分かります。それに対するレオンの答えは、12歳の少女相手に何と望みのないことを言うのだろうという一言ですが、うわべだけの綺麗ごとを言わないレオンの人間性が見える言葉です。

【名言②】レオン「おい、そんな言い方はブタに悪い。ブタは人間よりもいいやつらだ」

レオンの名言
出典:IMDb

殺された自分の母親をブタ呼ばわりしたマチルダに言ったレオンの言葉です。母親をブタと言ったことではなく、ブタを庇うあたりがレオンらしい言葉です。

このあと、ブタの絵がついた鍋つかみをパペットのようにしてマチルダを笑わせます。ブタの鳴きまねをする姿もコミカルながら愛おしく、レオンの素朴なやさしさが滲み出ているシーンです。このシーンでレオンにグッと心を掴まれた方もきっと多いはず。

【名言③】マチルダ「かわいい名前ね」

レオンの名言
出典:IMDb

レオンの名前を初めて聞いたときのマチルダの返しです。12歳の少女から「かわいい」と言われたレオンは飲んでいたミルクを吹き出します。大人びたマチルダに翻弄されていくレオンですが、まさにその第一歩とも言える一言です。

【名言④】「大地に飢えれば根を張るわ」

レオンの名言
出典:IMDb

「俺に似て無口だから良い」と観葉植物であるアグラオネマを大事そうに植木鉢で世話するレオンに向けて、マチルダが放ったセリフ。箱庭に閉じ込めて可愛がっていては、育つものも育たなくなってしまう。グサりと的を射たようなセリフですよね。

【名言⑤】レオン「”オーケー”というのはやめろ!オーケー?」

レオンの名言
出典:IMDb

レオンに殺し屋の弟子入りをしたマチルダ。マチルダはリスペクトを込めて、レオンの指示にその都度「オーケー」とこたえます。しかし、とってつけたような「オーケー」に徐々にイラつくレオン。

まるでコントのようなやり取りですが、殺しを教えてもらうような殺伐とした人生においても、こういうクスっと笑える会話ができる二人が素晴らしいです。レオンの天然ぶりもほほえましいですね。

【名言⑥】マチルダ「レオン、あなたに恋したみたい。初めての恋よ」

レオンの名言
出典:IMDb

スタンフィールドを追って警察署に忍び込んだマチルダは、逆に捕まってしまいます。それを知ったレオンは、矢も盾もたまらなくなってマチルダを救い出しに行きます。命を助けてもらったマチルダが「ありがとう」のかわりに一言、「わたし、あなたに恋したみたい」。

少女らしく、それでいてどこか艶っぽい、なんとも可愛らしいセリフですよね。

ところがこんなキュートな告白を受けたレオンはと言うと、無骨にも「なぜ恋に落ちたってわかるんだ?」と質問で返してしまうレオン。シンプルな疑問なのか、それとも照れ隠しなのか……戸惑いがちなレオンの表情にも注目です。

【名言⑦】マチルダ「あの人は父親じゃないわ。愛人よ」

レオンの名言
出典:IMDb

ここでいう愛人とはレオンのこと。アパートを出てホテルで暮らすことになったふたりは、当然のように親子として振る舞っていました。マチルダももちろんそうした事情はよく理解していたはずですが、レオンから子ども扱いされつづけていたことへの不満が溜まり、ちょっぴり仕返しをしてみたくなったのでしょう。あるいは、レオンへの恋心がいよいよ募ってきたのかもしれません。

しかしこのセリフがきっかけで、マチルダとレオンはホテルを追い出されることになるのですが……。

【名言⑧】マチルダ「私が欲しいのは、愛か死よ」

レオンの名言
出典:IMDb

人を殺すと人生が変わってしまうとレオンに諭されるマチルダでしたが、彼女にとっては家族が殺された時点ですでに劇的に人生は変わってしまっていたのでしょう。愛すべき者のいない人生なんて私にとっては何の意味もない……。過酷すぎる現実を生きるということは、12歳の少女でさえもこれほど極限の精神に追い込まれてしまうものかと思わされます。

【名言⑨】マチルダ「もし私が勝ったら、一生一緒にいさせて」

レオンの名言
出典:IMDb

自分と一緒にいてくれるのかどうか、マチルダはレオンにロシアンルーレットで決めるよう迫ります。一緒にいられないのなら死んだ方がましだと思っているからです。そして生きているかぎり自分と一緒にいてほしい。大人でもここまで腹をくくるのは難しいですね。

【名言⑩】マチルダ「もう大人よ。あとは年を取っていくだけ」レオン「俺は逆だ。年は取ったが、大人になる時間が必要だ」

レオンの名言
出典:IMDb

一人で仕事に行こうとしたレオンはマチルダに「大人になったほうが良い」と言われます。ハードな人生が、必要以上にマチルダ自身をこんな風に大人びさせてしまったのでしょうか。しかしどこか無理をして頑張っているようにも感じます。そしてレオンのこのセリフには、子供のような純粋な内面と同時に哲学者のような洞察の深さも感じられます。

【名言⑪】マチルダ「片目を開けてあんなにイビキをかく人ははじめてだわ」

レオンの名言
出典:IMDb

いつもは寝るときにも椅子に座っているレオンですが、ある晩はじめてマチルダと一緒にベッドで眠ります。翌朝、良く眠れたかと聞かれたレオンは、「いつものように片目だけ開けて寝ていた」と強がりを言いました。するとマチルダがこう返します。

つねに身の危険を感じ緊張していたレオンが、マチルダと一緒にいると心が休まるようになったのです。マチルダのおかげでレオンの気持ちに変化が起きていることが分かるシーンです。

【名言⑫】「大地に根を張って暮らしたい。決して君を独りにはしない」

レオンの名言
出典:IMDb

言わずと知れた名シーンのセリフ。マチルダの弟を殺した者に追い詰められ、身体の小さいマチルダだけを通気口からなんとか逃がそうとするレオン。「一緒に残る」「絶対に行かない」と泣き喚くマチルダを宥めるようにこのセリフを吐きます。

「君は俺に生きる喜びを与えてくれた。幸せになるんだ。」とも口にするレオンは、この時既にマチルダへの思いを自覚していたのかもしれません。

マチルダはレオンのセリフを自分にも言い聞かせるかのように信じ、脱出へと向かいます。残されたレオンは、その直後敵襲を食らってしまうのでした――。

【名言⑬】マチルダ「もう大丈夫よ。レオン」

レオンの名言
出典:IMDb

ラストシーンでのマチルダのセリフです。学校に戻ったマチルダは、レオンが育てていた鉢植えの観葉植物を学校の庭に植え替えます。この鉢植えは、どこにも根を張らずに生きるレオンの人生そのものでした。しかし、こうして地面に植えたことで、これからここでしっかり根を張って生きていけるよ、という意味を込めているのです。そしてマチルダもまた、この場所でしっかり生きていくということを意味しているのです。

まとめ

映画「レオン」には他にも心に刺さる名言がたくさんあります。過酷な人生を歩む二人のセリフからは、ウソのない心からの叫びのような思いが伝わってきます。

日頃の生活で辛いことがあって落ち込んでも、これらの言葉を思い出してみると少し強くなれるかもしれませんね。

 

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