【英語有り】一途で真っ直ぐな愛にときめく『きみに読む物語』の名言集
あなたは“これだけは誰にも負けない!”と自信を持って言えることはありますか?
今回ご紹介する映画『きみに読む物語』はどこにでもいる平凡な男の物語です。しかし、彼は人生において誇れる“誰にも負けなかったこと”がひとつだけありました!
それは命がけで、ある一人の女性を愛したこと……。
2004年に公開され、10年以上経った今もなお“最高にロマンチックな映画”と賞される映画『きみに読む物語』。実は、ヒロインであるアリーの優柔不断っぷりに賛否両論の声も挙がっていますが、そんな意見を跳ね除けてしまうほど、ノアからアリーへの愛だけはいつだってまっすぐで本物。そんなノアの姿に「私もこんな風に愛されたい!」と胸打たれる女性が続出しているんです!
今回は、ノアからアリーへの感動的な愛のセリフをご紹介します。生涯をかけて守りぬいた真実の愛は、果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか。
目次
- あらすじ
- 『君に読む物語』の涙が止まらない8の名言
- 【名言①】「あなたも鳥よね?」「君が鳥なら」
- 【名言②】「彼女は突然彼の人生に戻ってきた。彼の心に広がる炎のように。」
- 【名言③】「うまくやるのは難しい。努力が必要だ。でも俺は努力したい。ずっと君が欲しいから。一緒にいたいから。将来を思い描いてみて。30年後、40年後……。誰と一緒だ? もし奴なら行け! それが君の望みなら俺は耐えていける。無難に選ぶな」
- 【名言④】最高の愛は魂を目覚めさせ、人を成長させる。ハートに火をつけ、精神に平安を与える。君がそれをくれた。僕もあげたかった。
- 【名言⑤】「私どうしたの?」「別に。少し遠くへ行っていただけさ」
- 【名言⑥】「ママは最愛の人だ。離れない。ここが私の家だ。ママが私の家さ」
- 【名言⑦】「あなたは私たちの愛が奇跡を起こすと思う?」「ああ、思うよ」
- 【名言⑧】「私はどこにでもいる、平凡な思想の平凡な男だ。平凡な人生を歩み、名を残すことなくじきに忘れ去られる。でもある一つだけ誰にも負けなかったことがある。命がけである人を愛した……。私にはそれで充分だ」
- まとめ
あらすじ
老人ホームに入所しているデューク(ジェームズ・ガーナー)は、同じ老人ホームに住んでいる認知症の女性(ジーナ・ローランズ)に物語を朗読するのが日課。その物語とは、ある若い男女の恋物語だった……
ーーー1940年。シーブルックの田舎町に住む青年ノア(ライアン・ゴズリング)は、夏の間訪れている裕福な家の娘アリー(レチェル・マクアダムス)にひと目惚れする。ノアはなかば強引にアリーとのデートの約束をし、アリーもしだいにノアに惹かれていき、ふたりは恋におちる。しかし身分の違いから、アリーの両親は交際に反対し、ふたりを引き離す。彼女が去った後、ノアは一日も欠かさずアリーに手紙を書き続けるが、その手紙はアリーには届かない……
『君に読む物語』の涙が止まらない8の名言
『君に読む物語』の中のひとつひとつのシーンには、ノアからアリーへの愛のメッセージがちりばめられています。『君に読む物語』を観た女性なら、誰しも“アリーのように愛されたい!”そう思うのではないでしょうか。
ひと夏の恋と言われた17歳の夏、7年後に再会し再び燃え上がった恋。そしてふたりの現在に至るまで、ノアのひたむきで穏やかなアリーへの愛がひしひしと伝わる10の言葉をご紹介します。
「君が望めば 道化にも詩人にも 気の利いたヤツにも 迷信家にも 勇敢にも ダンサーにも 何にでもなる 君が望みさえすれば」
17歳のノアがひと目惚れしたアリーを必死に口説くシーンです。この少しキザな歯の浮いたようなセリフ以外にも、他の男性と観覧車に乗ったアリーと男性の間に割りこんで入ったり、一歩間違えばストーカーともとれるような愛の告白をし続けて、ノアはアリーの愛を勝ちとります!
名言からも感じ取れるノアの真っ直ぐな愛に、あなたも胸打たれてみませんか?
【名言①】「あなたも鳥よね?」「君が鳥なら」
<英文>
アリー「You are a bird too?」
ノア「If you’re a bird I’m a bird.」
17歳のふたりが恋をし、海へデートに行った時のアリーとノアの会話です。“私の前世は鳥よ!”とはしゃぎまくるアリーがノアに問いかけます。上で紹介した言葉どおり“君が望めば何だってなる”を貫くノアに、観ているこちらも思わず笑みがこぼれてしまうシーンです。
鳥になりたいと言ったアリーに、7年後ノアはサプライズをしかけます。ふたりが無数の水鳥の中ボートを漕ぐシーンは美しく、忘れられないシーンとなることでしょう!
きみに読む物語
泣けました。最期なんか号泣でした。しゃくりあげながら見ました。こんなに綺麗な話があろうか。
“If you’re a bird, I’m a bird”
が1番好きなセリフでした。
あとは「私たち、一緒に死ねるかしら。」気づいたら私、ニコラススパークスの映画ばっかり観てる。
— maya”” (@NyanNyanSpoon) August 9, 2019
【名言②】「彼女は突然彼の人生に戻ってきた。彼の心に広がる炎のように。」
英文:「She had come back into his life like a sudden flame; blazing and streaming into his heart. 」
ふたりは身分の違いから、アリーの両親に反対され、無理やり引き離されます。ノアは離れてから1年間毎日手紙を送りますが、彼女からの返事は一度もありませんでした。7年後、すっかりすさんで“愛はないんだ”というノアに再び消えた炎を灯すかのように、アリーが現れます。想いつづけた人を前に固まってしまうノアの回想シーンの言葉です。
【名言③】「うまくやるのは難しい。努力が必要だ。でも俺は努力したい。ずっと君が欲しいから。一緒にいたいから。将来を思い描いてみて。30年後、40年後……。誰と一緒だ? もし奴なら行け! それが君の望みなら俺は耐えていける。無難に選ぶな」
7年ぶりに再会し2日間昔のように過ごすふたりですが、アリーを心配した母と婚約者のロンは追いかけてきます。ロンのもとへ行こうとするアリーを必死に止めるノアの言葉です。“無難に選ぶな”という言葉は、強くアリーの心に刺さります。それでも一度は行ってしまうアリーの車を見送るノアの姿は切なすぎます。
この名シーンの一部は、ノア演じるライアン・ゴスリングのアドリブだったというから驚きです!
【名言④】最高の愛は魂を目覚めさせ、人を成長させる。ハートに火をつけ、精神に平安を与える。君がそれをくれた。僕もあげたかった。
英文:「The best love is the kind that awakens the soul and makes us reach for more, that plants a fire in our hearts and brings peace to our minds, and that’s what you’ve given me. That’s what I hope to give to you forever. I love you. I’ll be seeing you. Noah」
17歳のノアが毎日送り続けたアリーへの365通のラブレターは、7年ごしでアリーのもとにやっと届きました。その365通のラブレターの最後の1通に書かれたノアの言葉です。ノアがどんな想いで、1年間毎日手紙を書き続けたのかを考えると胸が苦しくなります。
【名言⑤】「私どうしたの?」「別に。少し遠くへ行っていただけさ」
認知症のため、何度も忘れたり思い出したりを繰り返す現在のアリー。思い出した時に不安気にノアにこう聞きます。優しく何でもないんだ、というノア。しかし、この後またすぐアリーはノアのことを忘れて“触らないで!”と叫びます。悲しそうなノアの表情にそれだけで泣けてきます。それでも奇跡を信じて、また同じ物語を読み聞かせるのです
【名言⑥】「ママは最愛の人だ。離れない。ここが私の家だ。ママが私の家さ」
ここまで観てきて、何となく物語のノアとアリーはこの老人ホームのふたりのことなのかな、と誰もが気づくとは思いますが、このシーンでふたりが結婚し、結ばれていたことが明らかになります。
ノアとアリーの子どもや孫たちが老人ホームを訪れます。ノアを心配し、家に戻ってきてという子どもたちへの、ノアの返事です。アニーのいるところがノアの家であり帰る場所で、そこがどこかなんて関係ない、という彼の愛の深さに感動します。
【名言⑦】「あなたは私たちの愛が奇跡を起こすと思う?」「ああ、思うよ」
<英文>
アリー「Do you think our love can make miracles?」
ノア「 I do.」
アリーが眠る部屋を訪れたノア。目を覚ましたアリーは記憶があり、ノアに問いかけるシーンでの言葉です。“また会おう……”そう言ってふたりは手を繋いで同じベッドで永遠の眠りにつきます。
ふたりは最後の愛の奇跡を起こしたのです。
【名言⑧】「私はどこにでもいる、平凡な思想の平凡な男だ。平凡な人生を歩み、名を残すことなくじきに忘れ去られる。でもある一つだけ誰にも負けなかったことがある。命がけである人を愛した……。私にはそれで充分だ」
英文:「I am nothing special; just a common man with common thoughts, and I’ve led a common life. There are no monuments dedicated to me and my name will soon be forgotten. But in one respect I have succeeded as gloriously as anyone who’s ever lived: I’ve loved another with all my heart and soul; and to me, this has always been enough.」
『君に読む物語』オープニング、ノアの自己紹介のような回想シーンでの言葉です。最後まで物語を観た後に、このノアの初めの言葉をもう一度思い出してみてください。
ノアの、まさに言葉どおりの生きざまに胸がアツくなり、もう一度温かな涙が溢れるはずです。
映画「きみに読む物語」の冒頭
私はどこにでもいる
平凡な思想の平凡な男だ。
平凡な人生を歩み、名を残すこともなくじきに忘れ去られる。
でも一つだけ、
誰にも負けなかったことがある。
命懸けで、ある人を愛した。
私にはそれで十分だ。誘惑の多い時代だからこそ見直されるべき価値観だと思う。
— yuuu (@ad_career28) March 26, 2019
きみに読む物語見たんだけどもしこんな想い合える相手がいたら自分の人生が何もない平凡なものだとしても生きるの幸せだし一瞬一瞬がものっそい大切なものになるよね…って思った…しかし想いすぎて自分爆発しそう…
— さわ (@8ami7) March 1, 2018
まとめ
ノアが物語を通してアリーに読み聞かせる物語は、アリーからノアへのラブレターだったのです。この物語はまるで、アリーから一度も返事が来ないのに書き続けた、365通のノアのラブレターの返事のようですね。
“最愛のノアへ これを読んでくれたら私はあなたの元へ……”そう締めくくられたこの物語をノアは何度アリーに読み聞かせたのでしょう。たったひと夏と言われたふたりの恋は、永遠の愛となったのです。
人生をこんな風に締めくくることができたなら……ノアのように“私にはそれで充分だ”そう思えるのではないでしょうか。