「君を知らずに100年生きるよりずっといい」ポカホンタスの深すぎる名言集
ディズニー映画で初めて”悲恋”を描いた作品が『ポカホンタス』です。主人公の生き様が、現代女性が抱える多くの恋の問題を解決するヒントを与えてくれているように感じます。
叶わぬ恋を抱える女性はたくさんいますが、これほどまでに勇敢で己を信じ、前に進もうと頑張る女性はどんな言葉で私たちを魅了してくれるのでしょう。
映画『ポカホンタス』には、意味深な名言がたくさんあり、恋にも人生にも前向きになれる言葉がちりばめられています。この記事では、そんな素敵な名言の数々をご紹介していきます。
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目次
- あらすじ
- 『ポカホンタス』の勇気が出てくる名言・名台詞
- 【名言①】「聖霊は、大地にも水にも空にも宿っている。その声をよーく聴けば、きっと進むべき道がわかるよ」(柳の木のおばあさん)
- 【名言②】「あなたが人と思った人だけがあなたと同じような外見で同じような考え方をするのよ。でももしあなたが見知らぬ人のもとに歩み寄ったら、あなたが今まで知らなかったことを知ることができるわ」(ポカホンタス)
- 【名言③】「心で聴くのよ。風の言葉も森や川の声も、きっと聞こえてきてわかるようになるわ」(ポカホンタス)
- 【名言④】「大地の生命は巨大な輪のようなものだって教えられたわ。始まりも終わりもない、永遠に続くまるい輪のようなものだってね」(ポカホンタス)
- 【名言⑤】「はじめはとても小さな輪でも、だんだん大きく広がっていくだろう? まずは小さな輪から始めるんだ。いいかい? 正しい道が歩きやすいとは限らないのさ」(柳の木のおばあさん)
- 【名言⑥】「僕は明日死んでもいい、君を知らずに百年生きるくらいなら。」(ジョン・スミス)
- 【名言⑦】「ポカホンタス、夢を覚えているだろう? 自分の道から目を背けないことだ」(柳の木のおばあさん)
- 【名言⑧】「やめてお父様! 憎しみからは何も生まれないわ!」(ポカホンタス)
- 【名言⑨】「自分の道は自分で選びなさい」(パウアタン族の首長)
- 【名言⑩】「何が起きても、僕はいつも君の側にいるよ。永遠にね」(ジョン・スミス)
- まとめ
あらすじ
17世紀、アメリカ大陸にやってきたイギリス人青年のジョン・スミス(メル・ギブソン)と、北アメリカ先住民パウアタン族の首長の娘、ポカホンタス(アイリーン・ベダード)が織りなす恋の物語。
ジョンが新大陸に上陸し、大自然の豊かさを目の当たりにしていると、偶然先住民のポカホンタスと出会う。すぐに心を通わせることができた2人。しかし、部族と白人との間に、土地を巡って争いが起こる。
ジョンとポカホンタスは互いの仲間を諭そうと奔走するが、その先には別れが待っていたのだった――!
『ポカホンタス』の勇気が出てくる名言・名台詞
ポカホンタスには、自分の足元や道筋を示すような言葉たちがたくさん出てきます。ポカホンタス自身だけでなく、柳の木のおばあさん(リンダ・ハント)などが、悩みの根底にある部分を諭すような言葉をくれるのです。
そういった名言の数々は、聞くだけで勇気や前向きな心をくれます。セリフの中にどんな素敵な言葉があるのか、早速見ていきましょう!
【名言①】「聖霊は、大地にも水にも空にも宿っている。その声をよーく聴けば、きっと進むべき道がわかるよ」(柳の木のおばあさん)
毎夜、同じ内容の不思議な夢を見ているポカホンタス。その意味が知りたくて、聖霊を宿した古木、柳の木のおばあさんに夢の内容を伝え尋ねたときに返ってきたセリフです。
ポカホンタスの亡くなった母からも同じ質問をされたと言っていました。
進むべき道というのは、なかなか自分で見つけることができないものです。誰かの助言が必要だと感じたときに思い出してみるといいかもしれません。
【名言②】「あなたが人と思った人だけがあなたと同じような外見で同じような考え方をするのよ。でももしあなたが見知らぬ人のもとに歩み寄ったら、あなたが今まで知らなかったことを知ることができるわ」(ポカホンタス)
ジョンと出会ったポカホンタスが、互いの考え方の違いに気づいていったセリフです。このとき、すでにお互いの言語や人種、肌の色など多くの違いがあったのですが、違いがあっても歩み寄り、お互いを知ることが大切だと言っています。
知らないからこそ、この言葉の重要性がわかります。そして、とても前向きな言葉です。
【名言③】「心で聴くのよ。風の言葉も森や川の声も、きっと聞こえてきてわかるようになるわ」(ポカホンタス)
ポカホンタスが森の奥へとジョンを案内しているときの名言です。ジョンは森の奥へ進めば進むほど、ポカホンタスの言っていることが理解できるようになっていく、次のシーンへと続きます。
自分の耳で聞くのではなく、心で聴く(感じとる)ことが大切だということがよくわかる言葉ですね。
【名言④】「大地の生命は巨大な輪のようなものだって教えられたわ。始まりも終わりもない、永遠に続くまるい輪のようなものだってね」(ポカホンタス)
ジョンの偏った考え方や言葉を聞いて、ポカホンタスが言った言葉です。
ジョンは、この言葉を聞いて自分が変わっていくのを実感したようで、表情がみるみる変わっていきます。自分の世界とポカホンタスの世界が融合していくのを感じたのでしょう。
【名言⑤】「はじめはとても小さな輪でも、だんだん大きく広がっていくだろう? まずは小さな輪から始めるんだ。いいかい? 正しい道が歩きやすいとは限らないのさ」(柳の木のおばあさん)
月明かりの夜、ジョンとポカホンタスが柳の木のおばあさんのところで相談をし合います。そして、お互いの仲間に争いをやめるべきと話をしたが、どちらも耳を貸そうとせずに戦いの準備をしている、どうしたらよいかと話し合い、柳の木のおばあさんに助言を求めます。
柳の木のおばあさんが、自分の垂れ下がっている小枝で沼の水をひと指ししていった名言がこれです。
柳の木のおばあさんは、行動について話しています。自分のおこなったことは、自分だけのものでなく、周囲へと広がっていくのだと知ってほしかったのでしょう。
【名言⑥】「僕は明日死んでもいい、君を知らずに百年生きるくらいなら。」(ジョン・スミス)
原文は「I’d rather die tomorrow, than live a hundred years without knowing you」
パウアタン部族一の戦士、ココアム(ジェームス・アパウマット・ホール)がジョンたちの仲間に殺され、ジョンは捕虜としてパウアタン部族に捕まります。
村はずれの小屋に閉じ込められているのを知ったポカホンタスが会いに行き、「こんなに苦しむのなら出会わなければよかった」と言った後にジョンが言った名言です。
愛を知らないで生きるよりも、愛を知ったことの方がどんなに大切かを実感させる、とても深みのある名言ではないでしょうか。愛の偉大さと強さ、そして大切さを再認識させられます。
皆さんは日常生活においても、「こんなに苦しいならあの人の事好きにならなきゃよかった…」「憧れのあの人が引退してしまった…こんな事なら初めからファンになんてならなければ…」と悩み苦しんでしまう事ってありませんか?
しかし、いずれ別れや苦しみが訪れる事になっても、出会えたという事はとてもかけがえのないものです。「もしその人と出会えなかったら」という怖さ。それは、ひょっとしたら手に入れた後に失ってしまう怖さの何倍も恐ろしいものではないでしょうか。どんなに苦しくても「それでも出会えてよかった」と思えるようになりたいですね。
【名言⑦】「ポカホンタス、夢を覚えているだろう? 自分の道から目を背けないことだ」(柳の木のおばあさん)
翌日、日が昇ったらジョンが処刑されると知り、悲しみにくれたポカホンタスは柳の木のおばあさんのところへ相談に向かいます。その時に言われた言葉です。
そのあと、ミーコがジョンの羅針盤を持っていることに気づき、どうすればよいか気づくのです。
自分がどうしたいのか、どうするべきなのかはすでに心の中に答えがあります。しかし、迷ったり、価値があったりするのかどうかと考えてしまうことも多いものです。
そのときに、自分に問いかけてみたいセリフではないでしょうか。
【名言⑧】「やめてお父様! 憎しみからは何も生まれないわ!」(ポカホンタス)
パウアタン族の首長でポカホンタスの父親が、処刑執行のために持っていたこん棒を捕虜となっていたジョンに向かって振りかざしたときにかけた言葉です。ポカホンタスは身を挺してジョンをかばいます。
愛する人を、自分の身を投げうってでも守りたいという気持ちが強く伝わってきます。
【名言⑨】「自分の道は自分で選びなさい」(パウアタン族の首長)
パウアタン族の首長をかばって撃たれてしまったジョンは、イギリスへと帰国することになってしまいます。「自分と一緒に来てほしい」というジョンの言葉を聞き、ポカホンタスに向かって父親としてかけた言葉です。
2人が心から愛し合っていることを知ったから、ポカホンタスの背中を押すために言ったのでしょう。
【名言⑩】「何が起きても、僕はいつも君の側にいるよ。永遠にね」(ジョン・スミス)
大陸に残ると決心したポカホンタスに対してジョンが言ったセリフです。本当は自分も残ると言ったのですが、撃たれた傷を治すためには本国に帰らなければなりません。治ったら絶対に会いにくると心に誓いますが、長く離れてしまうことに不安を感じないはずはありません。
この言葉は、ポカホンタスだけに言ったのではなく、離れ離れになってしまう気持ちを奮い起こすために、自分にも言い聞かせた言葉だったのではないでしょうか。
まとめ
ハッピーエンドであってほしいと願ってしまいたくなる映画『ポカホンタス』。この物語の中に、こんなにもたくさんの名言があるとは思ってない方が多いのではないでしょうか。
話の内容は恋の物語ですが、そこには人種問題や格差、そして私利私欲など、多くの「壁」があります。だからこそ、心に響く言葉たちが多いのでしょう。
「ハッピーエンドにならないからちょっと……」と引き気味になるのではなく、ポカホンタスや仲間たちが教えてくれる勇気の出る言葉をあらためて聴くために、ぜひ観ていただきたいです。