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生きる力が湧いてくる!『湯を沸かすほどの熱い愛』の名言集

ひとっとび編集長

主演の宮沢りえさんが第40回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したことでも話題となった映画『湯を沸かすほどの熱い愛』

本作は中野量太監督による商業映画デビュー作品で、監督自身がオリジナル脚本を手掛けたことも話題となりました!
2016年10月29日に公開され、様々な映画祭で多数の賞を受賞したことでもこの作品の素晴らしさが伺えます。“家族とは”という永遠のテーマを、主人公双葉(宮沢りえ)を中心に温かく描き切った渾身の作品。登場人物たちが熱く心を通わせる本作は、全編を通して涙なしでは見られません!そんな『湯を沸かすほどの熱い愛』から、生きる力が沸いてくる名言をご紹介いたします。

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あらすじ

出典::映画『湯を沸かすほどの熱い愛』本予告篇ーYouTube

父・幸野一浩(オダギリジョー)がパチンコに行ってくると言い残して姿を消してから早一年。
家業である銭湯「幸(さち)の湯」は現在休業状態だが、娘・安澄(杉咲花)を育てるため、母・双葉(宮沢りえ)はパン屋でパートをしながら家計を支えていた。

持ち前のパワフルさで懸命に生活を送る双葉だったが、ある日突然倒れてしまう。医師に「余命わずか」と告げられた彼女は、その日を境に命あるうちに“絶対にやっておくべきこと”を実行していく決意をする。まず、探偵の滝本 (駿河太郎)に頼んで居場所があっさり判明した一浩を、双葉は家に戻るように説得する。
すると一浩は昔浮気相手との間にできたという片瀬鮎子(伊東蒼)も連れ帰って来て、新たに幸野家の家族四人での生活が始まった――。

『湯を沸かすほどの熱い愛』の熱すぎる名言・名台詞!

湯を沸かすほどの熱い愛
出典:GooglePlay公式Facebook

余命宣告を受けた双葉は、残された家族が強い絆で結ばれるよう、次々に行動していきます。ぶつかり合いながらも、それぞれに成長していく幸野家の人々。中でも特に心に熱く残る名言を、解説と共にお送りします!

【名言①】「着替えて帰ろう。」

通っている中学校でいじめられ絵の具だらけになった安澄を、双葉が迎えに行くシーンでの双葉のセリフです。
いじめられているとは決して言わず、目を潤ませながらも『全部自分でやった』と踏ん張る安澄に、双葉から大きな愛情を表したメッセージです。当たり前に過ぎていく日常の中に、帰ることができる場所があるありがたさとその温もりを再発見できますよね。

【名言➁】「後ろ、乗る?」

汚れた制服から双葉のパン屋の制服に着替えた安澄と歩く中学校からの帰り道、『明日も学校行こうね。』と勧める双葉に、いじめられ不安の色を隠せない安澄は何も言えません。そんな安澄に、自転車の後部座席に乗るよう促す双葉のセリフです。

悲しいことがあったとき、信頼する母のぬくもりを感じられることは、一番安心できることかもしれません。双葉の腰に力強く手を回す安澄は、やっと安心して涙を流します。心が折れそうなとき、身近な人からのさりげない行動や温もりに人は救われますよね。

【名言③】「私にはどうしてもやらなきゃいけないことがまだある。」

双葉の病状が悪化し、検査をしに一浩と病院に行った帰り道、車中で双葉が一浩に言うセリフです。
死が間近に迫っていることを受け入れ覚悟を決めた双葉の強さ、そして残された時間を最大限使って、大切な人たちへ出来るだけのことをやって生き抜きたいという確固たる意思が感じられます。双葉の生きざまに、一見当たり前に思える日常は奇跡的に成り立っているのだということが再確認できますよね。

【名言④】「逃げちゃだめ!立ち向かわないと!」

湯を沸かすほどの熱い愛
出典:映画『湯を沸かすほどの熱い愛』公式Facebook

いじめられ今度は制服を隠されてしまった安澄が、制服がないから学校に行きたくないと告白するシーンでの双葉のセリフです。
どんな状況であっても、最後には自分が変えていくしかないと厳しくも人生の本質を伝えようとする双葉と、母のような強さを持てない自分にもがく安澄。真正面からぶつかり合う熱い親子関係と気迫に、胸が締め付けられます。

そしてこのセリフは、誰もが奮い立たされる言葉ですよね。困難に立ち向かわなければならないとき、きっとこのセリフに背中を押されるでしょう。

【名言⑤】「お母ちゃんの遺伝子ちょっとだけあった。」

決死の覚悟で制服を取り返し学校から帰って来た安澄が双葉に言うセリフです。
自分の力で状況を変化させたことで、今までの自分よりも強くなれたと自信が持てた安澄。祈るような思いで安澄の帰宅を待っていた双葉も一安心し、二人は抱き合います。二人の絆がより一層強まった名台詞です。

【名言⑥】「でもまだ、ママのこと、好きでいてもいいですか?」

鮎子は幸野家で生活をしながらも、“来年の誕生日までには必ず迎えに行くから”と書き置きされた実母の言葉を信じていましたが、結局実母は迎えに来ませんでした。

母を探しに家を出た鮎子が幸野家に戻って来た次の日の朝、『できればこの家に居たいです。』と食卓で皆に伝える際に言うセリフです。まだ幼い鮎子が絞り出すように伝える複雑でどうにもできない気持ちに、涙なしでは見られません。

どうしても別れなくてはならない人や、どうにもならないことであるにも関わらず、想いを断ち切れないことってありますよね。そんな時は、無理せずその気持ちを大切にしまっておくことも大事なのだということを教えてくれますね。

【名言⑦】「やっと目的地見つけましたよ!しばらく、住み込みで働かせてもらいます!」

湯を沸かすほどの熱い愛
出典:映画『湯を沸かすほどの熱い愛』公式Facebook

双葉・安澄・鮎子の三人は旅行に出かけますが、あるサービスエリアでヒッチハイカーの向井拓海(松坂桃李)と出会います。彼は目的のない旅をしていたのですが、双葉との出会いで大きく変化します。

このセリフは“目標を達成できたら報告に行く”と約束し再び旅に出た拓海が、とうとう双葉に会いにやってきたときに発した言葉です。拓海の成長を表現するのと同時に、病床で幸野家や幸の湯の未来を心配していた双葉をほっと安心させる、とても大事なセリフでした。

ただ何となく投げやりに生きていた人物が再生した姿はたくましく、そして頼もしいですよね。人はみんな誰かに支えられて生きているということを、改めて考えさせられます。

【名言⑧】「俺がこうやって支えるから、全部、全部任せろ!!」

湯を沸かすほどの熱い愛
出典:映画『湯を沸かすほどの熱い愛』公式Facebook

病状が悪化し、緩和ケアセンターに入院している双葉。その病室の窓から見える場所にみんなで組体操のピラミッドを作るシーンで、一浩が一段目の土台になりながら双葉に伝えるセリフです。
双葉を事あるごとに裏切って来た一浩ですが、父親としての自覚や責任感をここにきてようやく持ち始め、彼なりに双葉へ精一杯の愛情表現をした瞬間でした。死期の迫る双葉にとって、これほど心強い言葉はないですよね。

家族の形はそれぞれですが、勇気を出して想いを伝えることで、絆はより強くなるのかもしれません。

【名言⑨】「絶対、お母ちゃん独りぼっちになんてしない。だから安心して…ありがとう。」

寝たきりの状態でとうとう話すことができなくなってしまった双葉に、安澄が涙ながらに伝えるセリフです。
母を包み込むかのように、力強く語りかける安澄。成長した娘を目の当たりにし、“安心したわ”と答えるかのように双葉は微笑み涙を流します。「ありがとう。」という感謝の気持ちをストレートに伝える安澄の姿に、この母子のこれまでを、すべて目撃したかのような衝撃を受ける名シーン・名台詞です。

【名言⑩】「あったかいね、お姉ちゃん。」

鮎子が安澄に言うセリフです。母・双葉からの最後の願い。湯を沸かすほどの熱い愛が、みんなを温めます。このセリフの本当の意味を知ったとき、涙が止まりません。

まとめ

『湯を沸かすほどの熱い愛』の名言・名台詞をご紹介しました!家族や人との関わりの中では摩擦やぶつかり合いも当然起こりますが、やはり人は人に救われ、人に生かされているのだということを改めて痛感することができる名台詞ばかりです。これらの名台詞から、生きる力や勇気を受け取っていただけると幸いです。

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この記事を書いた人
ひとっとび編集長
ひとっとび編集長

映画の情報サイト『映画ひとっとび』の編集長。 映画を「なんとな〜く」探している方から、「この映画の考察が知りたい!」というマニアな方まで楽しめるサイトを目指しています! 皆さんの映画ライフがもっと充実するお手伝いができますように。