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こういう形の愛もある!『マディソン郡の橋』の名言から見る男女の愛の形

ひとっとび編集長

1995年に公開された『マディソン郡の橋』は、永遠の愛の物語です。一言で言ってしまえば「禁断の不倫映画」ですが、1度観たらただの不倫映画ではないことがわかります!

これほどまでに男女の愛を語り、愛することを大切にしている映画はないのではないかというほど、胸が熱くなりラストでは涙を流さずにはいられません。

メリル・ストリープとクリント・イーストウッドだの組み合わせからこそ表現できた愛の世界を名言を一緒に覗いてみましょう。

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あらすじ

マディソン郡の橋
出典:映画『マディソン郡の橋』公式Facebook

出典:映画『マディソン郡の橋』予告編-YouTube

アイオワ州マディソン郡で平凡な主婦として天命を全うした フランチェスカ(メリル・ストリープ)は、子どもたちに遺書を残していた。「自分の遺灰はローズマンブリッジから蒔いてほしい」という遺書の内容に子どもたちは驚く。その理由として書かれていたことは不倫物語秘話だった…。

フランチェスカは、平凡な主婦として穏やかではあるが退屈な日々を送っていた。
ある時、夫のリチャード(ジム・ヘイニー)が子供たちを連れてイリノイ州の農産物品評会に出かけることになる。4日間を一人で留守をすることになったフランチェスカ。そんなとき、プロカメラマンのロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)が、屋根付きのローズマンブリッジへの道を尋ねてくる。

フランチェスカは、彼の車に同乗して橋までの道を案内することに。道案内の最中、話をしてフランチェスカの故郷の小さな街を知っていたロバートに好意を持ったフランチェスカ。 気が合った二人は会話をし、毎日会うようになる。互いに惹かれ合い、一晩を共にしてしまい…。

目次

『マディソン郡の橋』の愛の名言集

『マディソン郡の橋』では、人を愛する気持ちが強くなると、「こんなにも素敵な言葉を紡いでしまうのか」というくらいたくさんの名言が出てきます。不倫だけど確実な愛と心の奥底にあって包み込むような愛があるのだということを感じられる名言を解説と共にご紹介します。

【名言①】「僕たち二人は生まれてからあの4日間の出会いのために生きてきたのです」


出典:映画『マディソン郡の橋』公式Facebook

フランチェスカが残した遺品を整理しているときに、フランチェスカの子供たちがロバートから送られてきた封筒を見つけます。その中には母フランチェスカの若いころの写真とラブレター、鍵が入っていました。
この名言は、ラブレターに書かれていた言葉です。その文面は愛に溢れ、運命の4日間を惜しみ、運命すら感じると心から思っているロバートの愛の言葉でした。

何年たっても消えない愛を甘美な言葉で簡潔に書かれていて、女性であれば誰もがうれしくなってしまう名言ではないでしょうか。

【名言②】「人は変化を恐れますが、こう思えばいい。変化するのが自然だって。」

フランチェスカからレモンティーの誘いを受けて、2人で話をしている際にロバートが言ったセリフです。
これからの2人の関係や心の距離が縮まるスタートとなります。この会話がきっかけとなりにフランチェスカの心が開き、親近感と好感度が高くなったのです。

【名言③】「いいですかフランチェスカ、あなたは決して単純な人じゃない」


出典:映画『マディソン郡の橋』公式Facebook

夕食をフランチェスカの家で食べ、夜道を散歩し、ブランデーを飲んでお互いのことを話し合ったロバートとフランチェスカ。夜明けのローズマンブリッジを撮影に行くと家を出ようとしたときにロバートが言ったセリフです。

片田舎に住んでいることや平凡な主婦であることに引け目を感じていたフランチェスカを元気づけ慰めます。
内面に複雑さを感じてもらいたがっていた彼女の気持ちを汲み取り、ロバートがさよならの代わりに言ったのではないでしょうか。

【名言④】「考えてくださってありがとう、ロバート。私、会いたいの。平気よ」


出典:映画『マディソン郡の橋』公式Facebook

フランチェスカを夕食に誘ったロバート。しかし、ランチの時に小さな街で不倫をした女性がどんな目に遭っているかを知って、外で会うのはよそうとフランチェスカに電話をします。「僕はあなたをややこしい立場に置きたくないんだ」と言うのですが、フランチェスカはこう言って自分の気持ちを素直に伝えます。

気持ちが高ぶっていて、どうしても2人の時間を持ちたいという強い気持ちがこもった名言ですよね。

【名言⑤】「これが私だと思っていた女は完全に消えていた。私は別の女のようにふるまいながらそこに真実の自分を見つけていた」

ロバートとフランチェスカが一線を越え、一緒に入浴しているときのフランチェスカの心の声です。ロバートに心を奪われている自分を客観視して表現しています。ロバートによって夫に見せていた自分とは違う自分を感じていたようです。

もし、あなたが今の自分とは違う「真実の自分」を発見したらフランチェスカと同じように感じるかもしれませんね。

【名言⑥】「僕がなぜ写真をつくるか、なぜここまで来たのか。全てはね、運命だったんだ。つまり、今まで人生で僕がやってきたことの全ては、君に出会うためだった。」


出典:映画『マディソン郡の橋』公式Facebook

朝食を食べている最中、明日でいなくなってしまうロバートに対して、フランチェスカはどうすればいいかわからなくなって、不安な気持ちをぶちまけます。そこでロバートがこう言いました。

愛した人が去ってしまうことがわかっている場合、多くの女性はフランチェスカのように不安な気持ちを皮肉めいて喋ってしまうでしょう。ロバートはそれを全て受け止め、女性たちが求めてやまない言葉をちゃんと伝えたのです。

【名言⑦】「私はこの家をずーっと引きずって歩くことになるわ。そして私はその苦しみをあなたのせいにし始める。それだけじゃない、この美しい4日間までが愚かな間違いのように思ってくる。」


出典:映画『マディソン郡の橋』公式Facebook

一緒にいられる最後の夜、一緒に夕食を食べながら、ロバートはフランチェスカに一緒に行こうと説得します。しかし、フランチェスカは自分たちだけのことだけではなく、家族のことを第一に考えて、ロバートに訴えたセリフです。

フランチェスカは、一時は良くても、次第に残してきた家族のことを考えてしまうような関係を望んではいなかったのです。それは責任を放棄したことになるということをフランチェスカは十分に理解していたのでしょう。

【名言⑧】「この愛を永久に続けたいわ。今の気持ちのままこれから死ぬまでね。でも、ここから出たら愛は消える。だって、新しい人生を始めてしまうと、過去は消えるのよ。だからこの思い出を心の支えにして生涯を生きていくわ」


出典:映画『マディソン郡の橋』公式Facebook

説得を続けるロバートに対して泣きながら訴えたフランチェスカのセリフです。

確かに今は幸せを感じ、ついていくことが正解だと思ってしまうでしょう。しかし、そうじゃないことがわかっているからこその言葉だったのではないでしょうか。

【名言⑨】「これは初めて口にする言葉だ。この先も言うことはない。この愛は生涯にたった一度の確かな愛だ」

どうしても行けないというフランチェスカにロバートが出ていく前に言ったセリフです。

男性が愛について真剣に語るということは多くないでしょう。本当に愛しい女性にしか言えない強い思いからの言葉なのかもしれません。

【名言⑩】「お前にはお前の夢があったことは知っている。それを与えてやれずに済まない。でも、お前をとても愛している」


出典:映画『マディソン郡の橋』公式Facebook

ロバートが去ってから何十年かが過ぎ、病に倒れた夫の看病をしているフランチェスカに夫が言ったセリフです。もう先が長くないと悟ったのでしょう。妻を愛していることと共に愛していたけど叶えさせてあげられなかったことを悔やんでの言葉です。

死期が近いことを悟っての言葉ですが、フランチェスカとロバートのことを知っていたかのような口ぶりとも取れます。もし、知っていたとしたら夫リチャードもまた、すごく深い愛情でフランチェスカを包んでいたと取れますね。

まとめ

話を聞いただけではこの物語を受け入れられないかもしれません。「浮気や不倫なんて」と思われるかもしれません。しかし、本当の愛が結婚の後にやってくる場合もあります。このフランチェスカのように。

迷いに迷ったあげく彼女が選んだのは、本当の愛よりも家族です。彼女は分別をつけたのです。そしてこの秘密を墓場まで持っていきました。ここが一般的な浮気や不倫と区別できる部分ではないでしょうか。

本当の愛だとわかっていても、妻として母としての「責任を取る」ことが大切であることを示しています。一時の感情に流されたい気持ちをぐっとこらえ、死んでからの時間をロバートに捧げようと考えたところが「こういう愛の形もあるんだ」と思わせます。

夫への愛、本物の愛、あなたがフランチェスカの立場だったらどうしますか?そう思いながら、観てほしいと思います!

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この記事を書いた人
ひとっとび編集長
ひとっとび編集長

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