映画『千と千尋の神隠し』あらすじ結末ネタバレ | 千尋の髪留めに込められた思いとは ?
2001年に公開されたジブリ映画『千と千尋の神隠し』。宮崎駿監督が手掛けた作品で、スタジオジブリを代表する一作となっています。不思議な世界観と魅力的なキャラクター、そして感動的なストーリーが持ち味です。
今回は、名作『千と千尋の神隠し』のあらすじを詳しく解説していきます!
また、監督のこだわりが詰まったシーンや、今作を更に楽しめる注目ポイントなどもご紹介!映画『千と千尋の神隠し』がもっと好きになる、そんな素敵な情報を皆さんにお届けします!
目次
世界から評価された『千と千尋の神隠し』について
出典:スタジオジブリ公式サイト
10歳の少女の成長をファンタジーとして描いた作品『千と千尋の神隠し』。あまりの面白さからまたたく間に人気となり、多くの記録を打ち立てました。
その中でも驚きなのは、歴代邦画興行収入第1位という記録!18年経った今でもこの記録は塗り替えられていません。
また、人気だけではなく作品のクオリティの高さも評価されていて、「第25回日本アカデミー賞」では最優秀作品賞を獲得。実はこの賞をアニメ映画が受賞したのは、今作と『もののけ姫』だけなのだとか!
映画を称賛する声は国内にとどまらず、毎年アメリカで開催される「アカデミー賞」では、長編アニメ映画賞を獲得しました。
他にも「第75回ベルリン国際映画祭」で、最優秀作品賞にあたる金熊賞を受賞。日本のアニメ技術の高さを世界に広めるきっかけとなりました。
世代を問わず楽しめて、更に世界中から愛されている『千と千尋の神隠し』。日本を代表するアニメ映画と言っても過言ではありません!
10秒で分かる『千と千尋の神隠し』の簡単なあらすじ
出典:スタジオジブリ公式サイト
今作は主人公・荻野千尋(柊瑠美)が両親に連れられてトンネルに入り、不思議な世界へ迷い込む所から物語が始まります。
両親は豚に変えられ、元の世界に帰る方法もなく途方に暮れていた千尋。そんな千尋を助けてくれたのはハク(入野自由)という謎の少年でした。
ハクからの助言を受けて湯屋で働くことになった千尋は、仕事をしていくうちに少しずつ居場所を見つけていきます。
そんな中、ハクが湯屋の主人・湯婆婆に利用されていることを知り、「ハクを助けたい。」と強く思った千尋。
もう一度人間の世界に帰るため、そしてハクを救うため、最初は臆病だった千尋が不思議な体験を通して成長していく物語です。
「もっと自分に自信を持ちたい!」という方にぜひ観て頂きたい、一歩を踏み出す勇気をくれる作品となっております!
映画『千と千尋の神隠し』のネタバレあらすじ
ここからは『千と千尋の神隠し』のあらすじを詳しく解説していきます。ネタバレを含みますので、まだ観ていない方はご注意ください!
【あらすじ①】迷い込んだ世界
出典:スタジオジブリ公式サイト
親の仕事の都合で引っ越すことになってしまった平凡な10歳の少女・荻野千尋。これからの生活に不安を抱きながら、両親と共に新しい家へ向かっていた。
しかし道に迷ってしまい、無理やり進んだ小道の先でトンネルを見つける。千尋は怪しいトンネルを怖がったが、興味津々な両親に連れられてトンネルをくぐってしまう。
トンネルの先には異国風の繁華街があり、美味しそうな食べ物が並んでいた。そこで食事を始める両親と一旦別れ、千尋は街を見て回ることに。
そして、千尋は謎の少年・ハクに出会う。「ここにいてはいけない。」と無理やり追い返されてしまい、急いで両親の元へ向かった千尋。しかし、両親は豚に姿を変えられていた。
パニックになる千尋の元にハクが現れ、ここで生きるために湯屋で働くよう助言する。
千尋はハクの指示通り湯屋のボイラー室へ行き、そこで働く釜爺(菅原文太)に「働かせてください!」としつこく頼み込んだ。熱意に負けた釜爺は、湯屋で働くリン(玉井夕海)に千尋の案内をさせるよう頼むのだった。
出典:スタジオジブリ公式サイト
リンに案内された千尋は、湯屋の主人であり恐ろしい魔女の湯婆婆(夏木マリ)と会い、働かせてもらえるよう頼み込む。湯婆婆は渋々それを承諾するが、「荻野千尋」という名は贅沢だからと、「千」に名前を変えられてしまうのだった。
【あらすじ②】湯屋でのお仕事
出典:スタジオジブリ公式サイト
着替えや布団を借りた千は、これからどうなるのか不安でいっぱいのまま一晩を過ごす。翌日、ハクとこっそり会い、豚に姿を変えられ養豚場に入れられてしまった両親に会った千。その変わり果てた姿にショックを受け、千は思わず涙した。
ハクに元々着ていた服を返してもらった千は、ポケットに入れっぱなしだったカードを見て、自分の名前が「千尋」だったことをを思い出す。湯婆婆は相手の名前を奪い、支配していたのだ。ハクは本当の名前を奪われたせいで湯婆婆の手下となり、この世界にとどまっているのだった。
出典:スタジオジブリ公式サイト
仕事に戻った千尋は、ドジを踏みながらもなんとか働き始める。
水を捨てに来た千尋は、窓の外に謎の生物・カオナシ(中村彰男)を見つける。てっきりお客さんだと思った千尋は、湯屋の中にカオナシを引き入れてしまう。
それ以来、カオナシは何かある度に千尋の前に現れて助けてくれるようになった。
仕事も一段落した頃、もの凄い悪臭を放つ厄介者・クサレ神が湯屋へ来てしまう。新人の千尋は湯婆婆に無理やり命令され、一人でクサレ神の接客をすることに。
千尋は苦戦しつつも一生懸命お客さんをもてなす。そして千尋の活躍で、クサレ神かと思われたそのお客が名のある河の神だと分かる。河の神は感謝の品にと千尋へ団子を渡し、湯屋へも大量の砂金を残して帰っていった。
河の神にもらった団子を興味本位で口にしてみる千尋。しかし、それは到底食べられるものではなく、とても苦いニガダンゴだった。千尋は、「この団子には何か使い道があるのではないか。」と考えるようになる。
そんな中、千尋に執着するカオナシの魔の手が湯屋に迫っていた。
【あらすじ③】千尋の成長
出典:スタジオジブリ公式サイト
翌日、朝からは騒がしくなっている湯屋に驚く千尋。実は千尋が引き入れたカオナシが、砂金をばら撒きながら接客を受けていたのだ。湯屋の従業員は威勢のいい客が来たと盛り上がり、豪華な料理を振る舞っていた。
そんな中、千尋は竜の姿になったハクと遭遇する。酷い怪我をしたハクが湯婆婆のいる最上階へ向かうのが見えて、「ハクが死んじゃう!」と千尋は焦っていた。
急いで最上階へ向かい、ある窓から中に入った千尋。そこは子供部屋で、湯婆婆の溺愛する息子・坊(神木隆之介)が寝かされていた。「一緒に遊べ」としつこく迫られた千尋は、手についていたハクの血を見せて脅かしなんとか逃げるのだった。
湯婆婆の部屋で傷だらけのハクを見つけた千尋。そこへ、湯婆婆と瓜二つの姉・銭婆がやってきて、ハクが銭場の大切なハンコを盗んだこと、そしてハクは湯婆婆と契約して魔法を手に入れたことを知る。
銭婆は魔法で坊をネズミに、湯婆婆の手下の鳥・湯バードをハエの様な小さい鳥・ハエドリに、更に湯婆婆の下っ端のバケモノ・頭を坊に化けさせた。
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千尋とハクは銭婆からなんとか逃げ、釜爺の元へやって来た。ハンコには盗んだ者が死ぬ魔法がかかっており、ハクが内側から攻撃されていると分かった千尋はニガダンゴの一部をハクに食べさせる。すると、ハクはハンコと共に謎の黒い生物も吐き出し、千尋がそれを踏み潰したことで一命を取り留めた。
千尋は銭婆の元へハンコを届け、ハクが許してもらえるよう頼みに行くと決意する。釜爺に電車の切符をもらった千尋だが、そこにリンがやって来て「湯婆婆がカンカンになってお前のこと探してるぞ!」と伝える。実はお客さんだと思っていたカオナシはバケモノで、従業員を3人も飲み込んでいた。
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千尋はカオナシの元へ行き、一人で接待をすることに。元いた場所に帰るよう説得する千尋だったが、カオナシは「千尋を食べて自分のものしたい。」という思いから襲いかかる。そこで、千尋は残りのニガダンゴをカオナシの口に入れた。カオナシはあまりの苦さに嘔吐を繰り返し、怒りで千尋を追いかけ回すのだった。
なんとか外へ逃げ出した千尋はリンと合流し、駅まで送ってもらう。すっかり力を失ったカオナシがついて来るが、それを千尋は受け入れる。
千尋とカオナシ、ネズミ、ハエドリは電車へ乗り込み、銭婆の元へ向かった。
【あらすじ④】本当の名前
出典:スタジオジブリ公式サイト
千尋達が電車に乗っている一方、湯婆婆はカオナシを引き入れた千尋のせいで大損をしたと怒っていた。そこへ、釜爺の治療を受けて回復したハクが現れる。
ハクは「まだ分かりませんか、大切なものがすり替わったのに。」と湯婆婆に教える。そこで初めて、湯婆婆は坊が偽物であることに気づいた。ハクは「坊を連れ戻してきます。その代わり、千と両親を人間の世界へ戻してやってください。」と湯婆婆に伝えるのだった。
目的の駅まで来た千尋達は、無事に銭婆の家へ到着する。銭婆は千尋達を優しく招き入れハンコを受け取ったが、そこにはもう盗んだ者が死ぬ魔法がかかっていなかった。千尋は、自分が黒い謎の生物を踏み潰したせいだと謝るが、実はその生物は湯婆婆が仕込んでいたもので、ハクを操るための魔法だったのだ。
銭婆からお守りとして髪留めをもらった千尋はそれで髪を結び、湯屋へ帰ろうとする。そこへ竜の姿をしたハクが迎えに来た。銭婆と、銭婆の元に残ることを決めたカオナシに別れを告げ、千尋達は大空へ飛び立つ。
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ハクの背中に乗って空を飛んでいた千尋は、昔ハクと出会ったことがあると思い出した。幼い頃に千尋は、川で溺れたことがあり、その川の名前が「コハク川」だったのだ。千尋はハクに「あなたの本当の名前は、コハク川。」と告げる。
するとみるみる竜の鱗が剥がれ、ハクは人間の姿へ戻っていく。本当の名前を思い出したハクと、それを涙して喜ぶ千尋は、手を繋いで大空を飛んでいくのだった。
そして、湯屋へ戻ってきた千尋達。ネズミに化けさせられていた坊は湯婆婆の前で坊の姿に戻る。一安心した湯婆婆は、ハクとした約束通り千尋を人間の世界に戻してやることに。しかし、そのためには「何匹もいる豚の中から両親を見つける」という試練があった。
千尋は豚をじっと眺め「ここにはお父さんもお母さんもいない。」と答える。その瞬間、千尋が働き始める時に書かされた契約書が破れた。
出典:スタジオジブリ公式サイト
試練に打ち勝ち自由になった千尋は、ハクに案内され帰る道を教えてもらう。しかし「私はこの先にはいけない。」とハクに告げられた千尋。二人はいつかまた会おうと約束し、別れるのだった。
千尋はトンネルの前で人間に戻った両親に再会する。しかしあの世界で起きたことを両親は全く覚えていなかった。
無事に元の人間の世界へ戻った千尋達。そこで千尋は振り返り、凛とした表情で怪しいトンネルを見つめるのだった。
映画『千と千尋の神隠し』のキャスト
荻野千尋/柊瑠美
出典:スタジオジブリ公式サイト
主人公の萩野千尋を演じたのは女優の柊瑠美さん。柊瑠美さんは元々子役として活動されていて、多くのドラマや映画に出演されています。ジブリ作品の常連で、『崖の上のポニョ』や『コクリコ坂から』にも参加されているんですよ!
素朴な声が印象的で、10歳の女の子の複雑な心情を素直な演技で表現されています。
今作の主役である萩野千尋は、少し臆病だけど優しい心を持った少女。時には拗ねてみたり、声をあげて泣いたりと子供らしい一面もあります。
実は、千尋というキャラクターは宮崎駿監督の知り合いの女の子がモデルになっているのだとか!
不器用ながらも一生懸命頑張るその姿から勇気がもらえる、とっても魅力的な主人公です。
ハク/入野自由
出典:スタジオジブリ公式サイト
ハクの声を担当しているのは、声優の入野自由さん。とっても人気な声優さんで、『おそ松さん』や『ハイキュー』など数々の有名アニメに出演されています。
入野自由さんの魅力は、なんといってもその美しい声!当時13歳だった入野自由さんの繊細な演技が、ハクという少年のミステリアスな雰囲気を上手く表現しています。
ハクは、自分の名前を忘れてしまった悲しい少年です。どこか儚げな空気感が魅力的ですよね!今作の中でも特に人気の高い人物で、千尋を助けてくれるその優しさが多くの人を虜にしています。
千尋と出会ったことで本当の自分を取り戻していく、美しさと強さを兼ね備えたキャラクターです!
湯婆婆・銭婆/夏木マリ
出典:スタジオジブリ公式サイト
湯婆婆、銭婆の声を担当しているのは女優の夏木マリさん。映画やドラマ、更には舞台でも活躍されていて、迫力のある演技が世界から評価されている女優さんです!
今作では、双子の湯婆婆と銭婆を細やかな演技で表現されています。二人の性格の違いをしっかり演じ分けられているので、ぜひ湯婆婆と銭婆の話し方に注目してみてください!
湯婆婆は湯屋を経営する恐ろしい魔女。欲深く、邪悪な心の持ち主です。一方の銭婆は恐ろしい魔女ではありますが、穏やかで面倒見のいい性格をしています。
千尋の運命に大きな影響を与える湯婆婆と銭婆。同じ外見なのに性格の異なる二人には、それぞれ違った魅力があります!
釜爺/菅原文太
出典:スタジオジブリ公式サイト
釜爺の声を演じたのは2014年の11月に亡くなられた俳優の菅原文太さん。数々の名作に出演されていて、ジブリ作品では今作の他に『ゲド戦記』のハイタカの声を担当されています!
作中では、一見怖そうに見えるけれど実は優しい釜爺を、より魅力的に演じられています。
釜爺は湯屋のボイラー室で働く従業員。最初は仕事をもらいに来た千尋へ厳しい一面も見せていました。しかし、銭婆へ会いに行きたいと言う千尋へ切符をあげたり、ハクの看病をしたりと、心優しい性格です。
見た目と中身のギャップが魅力の、みんなから愛されるキャラクターです!
リン/玉井夕海
出典:スタジオジブリ公式サイト
リンの声を担当したのは、歌手や女優として活躍されている玉井夕海さん。
玉井夕海さんは、宮崎駿監督が主催していたアニメーションについての講座を受けていて、そのことをきっかけにリン役へ抜擢されたそうです!
千尋をサポートしてくれる良き姉貴分のリン。実はその正体は謎に包まれていて、人間ではなく狐だという説もあります。また、とても大人びて見えますがその年齢は14歳なんだとか!
最後まで千尋の味方でいてくれた、誰もが憧れるかっこいいキャラクターとなっております。
『千と千尋の神隠し』の名シーンを解説!監督が込めた思いとは?
魅力的な名シーンが沢山ある『千と千尋の神隠し』。どの場面にも宮崎駿監督や製作陣のこだわりが詰まっています。
そこで、名シーンに込められた思いやこだわり、注目ポイントをご紹介!
ぜひ、注目ポイントに意識しながら『千と千尋の神隠し』を見返してみてください!
【名シーン①】エレベーターに乗る千尋と謎の生物
仕事をもらうために湯婆婆の元へ向かった千尋が、エレベーターに乗るシーンです!謎の白い生物を覚えている方も多いのではないでしょうか。
実はこの生物のモデルは、東北地方で信仰されている「おしら様」という神様です!
おしら様は農業と深い関わりのある神様だそうで、そのため大根の様な見た目をしています。手の先には大根のヒゲの様なものもついているので、ぜひ注目してみてください!
また、おしら様は子ども好きな神様なんだとか。優しく、ぽてっとした見た目が癒やされる印象的なキャラクターとなっております。
【名シーン②】契約書にサインする千尋
千尋が、湯婆婆の前で働くために契約書を書くシーン。千尋が書いたこの名前に、実はある細かいこだわりがあります!
よく見てみる、「荻野千尋」の荻という文字を間違えて書いています。千尋は自分の名前を間違えて契約書にサインしたのです!
湯婆婆は人の名前を奪って支配する魔女。ハクの様に本当の名前を忘れると、手下となってしまいます。しかし、千尋が本当の名前をあえて書かなかったため、手下にならずに人間の世界へ帰ることが出来たのです。
【名シーン③】千尋の大胆な行動
出典:スタジオジブリ公式サイト
怪我をしたハクを助けるために最上階の湯婆婆の元へ向かう千尋が、道なき道を強引に進むシーン。観ているだけでハラハラする場面ですよね!実はこのシーンにも宮崎駿監督や製作陣のこだわりが詰まっています。
この世界に迷い込んだばかりの頃の千尋はいつも怯えていて、臆病な部分が目立っていました。しかし、湯屋で働くようになったことで成長します。更に、「ハクを助けたい!」という強い思いも持っていたため、大胆な行動をとるようになったのです!
作画にもかなり力を入れたシーンだそうで、千尋の躍動的な動きが見事の表現されています。隠れた名シーンですので、ぜひ見返した時には注目して頂きたいです!
【名シーン④】振り返り、トンネルを見つめる千尋
出典:スタジオジブリ公式サイト
人間界に帰ってきた千尋が、振り返ってトンネルを見つめるシーン。何かを物語っているような千尋の表情が印象的ですよね。
実はこのシーンの解釈は様々で、「千尋はあの世界での記憶を忘れてしまっている」という説もあるのだとか。
このシーンの注目ポイントは千尋の髪飾り。よく見てみると、髪飾りが光っているのです!銭婆からもらったこの髪飾りには、宮崎駿監督のある思いが詰まっています。
不思議な世界で色んなことを経験した千尋。しかしそれを証明するものはなく、夢のお話のように不確かです。宮崎駿監督は「あの世界での出来事を、夢として片付けたくない。」という思いがあったそう。
そこで重要な役割を担うのがこの髪飾り。唯一、千尋があの世界から持ち帰ったものなのです。「確かに不思議な世界は存在し、そこに自分がいた。」ということを、千尋に教えてくれています。
物語のラストを飾るにふさわしい、監督の思いが込められた名シーンです!
まとめ
映画『千と千尋の神隠し』のあらすじや名シーンについて解説させて頂きました。
今作の解釈は人それぞれで、明確になっていない謎もあります。そんな想像を掻き立てる余白が、『千と千尋の神隠し』の魅力を更に引き出しているのかもしれませんね!
また、宮崎駿監督や制作陣の熱い思いが作品に反映されているのも印象的でした。
何年経っても色褪せない、日本を代表するアニメ映画『千と千尋の神隠し』。ぜひ、何度でもその魅力に触れて、爽やかな感動に包まれてくださいね!