マーベル・フェーズ4はドラマ配信がカギを握る!?全13作品まとめ
マーベル作品のフェーズ4の情報がついに解禁となりました!これにより、今年はマーベルの新作情報が大豊作となっています。新しい動画配信サービス「Disney+」が登場することが決定し、それに合わせた形でマーベルも新作の制作に乗り出したようです。この作品群を一般的には「フェーズ4」といいますが、一体どんな作品があるのでしょうか?気になりますよね!!
今回は、マーベルの新作であるフェーズ4の全作品について、見どころや注目ポイントも含めて徹底的に解説していきます!
目次
- MCU(マーベル)知識「フェーズって何?」
- マーベル作品フェーズ4を観る前に!フェーズ1~3まとめ
- MCU(マーベル)フェーズ4のラインナップ
- 『ブラック・ウィドウ(原題) / BLACK WIDOW』
- 『ファルコン&ウィンター・ソルジャー / The Falcon and The Winter Soldier』
- 『エターナルズ(原題) / Eternals』
- 『シャン・チー/テン・リングスの伝説 / Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』
- 『ワンダヴィジョン(原題) / WandaVision』
- 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス / Doctor Strange In The Multiverse Of Madness』
- 『ロキ(原題) / LOKI』
- 『ホワット・イフ…?(原題) / WHAT IF…?』
- 『ホークアイ(原題) / hawkeye』
- 『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』
- MCU(マーベル)フェーズ4の新たなドラマ配信が発表!
- まとめ
MCU(マーベル)知識「フェーズって何?」
では、マーベル映画(MCU)を見るときに欠かせない”フェーズ”というのは、一体なんでしょうか?最初に簡単に説明していきます。”フェーズ”というのは、英語では”段階”や”局面”という意味や、仕事における過程の”区切り”として普段は使用されます。
マーベル(MCU)の世界における”フェーズ”は、現在までに3段階に分かれていて、それぞれのシーズンごとにテーマが決まっているような形となっています。これをマーベルの映画作品では、「フェーズ+数字」といように表しているのです。
また、フェーズと映画公開順は連動していることから、もしマーベル作品の世界観を丸ごと体験したい!というのであれば、映画公開順、つまりフェーズごとに鑑賞をおすすめします。
マーベル作品フェーズ4を観る前に!フェーズ1~3まとめ
マーベル作品における、”フェーズ”の意味が分かったところで、これまでにどの様なマーベルの映画作品が公開されてきたか、簡単にまとめてみました。
2022年10月現在、マーベルの映画作品はなんと30作品(フェーズ4含む)に及び、今回ご紹介の映画ラインナップ以外にも、スピンオフドラマ作品や、映画をベースとしたアニメ作品など、その種類は多彩!MCU自体が一つの世界観を形成しているため、フェーズ4に進む前に、これまでのフェーズでの出来事を押さえておく必要があるのです。
ここで、フェーズ4を見る前に、一度これまでのフェーズについて、おさらいをしておきましょう。
フェーズ1 ~「アベンジャーズ」のメンバー紹介~
マーベルの映画作品におけるフェーズ1では、ヒーローチームの”アベンジャーズ”のメンバーのスピンオフ作品が登場しています。
- 『アイアンマン』
- 『インクレディブル・ハルク』
- 『アイアンマン2』
- 『マイティ・ソー』
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
- 『アベンジャーズ』
フェーズ2 ~新たなヒーローの登場とアベンジャーズのメンバーの変化~
マーベル映画のフェーズ2では、新たなヒーロー達の参戦をはじめ、アベンジャーズのメンバーの心境の変化を映し出す作品が数多く登場してきます。
- 『アイアンマン3』
- 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
- 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
- 『アントマン』
フェーズ3 ~インフィニティ・ストーンを巡る問題~
いよいよ佳境のフェーズ3。マーベル映画のフェーズ3では、フェーズ2でもちらっと登場した”インフィニティ・ストーン”という、地球誕生以前に生まれた特別な力を持つ石を巡る新たなバトルと、強敵サノスが絡むことで、ヒーロー達の絶望からの打開策、そしてその後がメインとなっています。
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
- 『ドクター・ストレンジ』
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
- 『スパイダーマン:ホームカミング』
- 『マイティ・ソー/バトルロイヤル』
- 『ブラックパンサー』
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アントマン&ワスプ』
- 『キャプテン・マーベル』
- 『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
MCU(マーベル)フェーズ4のラインナップ
マーベル映画のフェーズ1~3までザックリおさらいしたところで、いよいよお待ちかねのフェーズ4のラインナップをご紹介しましょう。
今回のフェーズ4はというと、世界中で旋風を巻き起こした『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』の直後に関係する作品や、ファンからも実写化を熱望されていた作品、はたまた聞いたことのないタイトルの作品など、様々です!
フェーズ4の特徴は、今までのフェーズになかった、ドラマ作品と映画作品の関連性の強さや、PG指定の入る作品など!これは、冒頭でもご紹介の新動画配信サービス「Disney+」に関係するものがあり、フェーズ4で紡がれるドラマ作品は全てこの「Disney+」での独占配信が決定しているんです。
それぞれにヒミツやワクワクするポイントがありますので、順を追ってご紹介していきます。
『ブラック・ウィドウ(原題) / BLACK WIDOW』
まずは、『ブラック・ウィドウ』からスタートです。思えば、フェーズ1~3の中で単独作品として登場が無かったスーパースパイのブラック・ウィドウこと、ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)に、今作で初めて焦点があたっています。
『ブラック・ウィドウ』のエピソードは、ブラック・ウィドウが過去に行っていたスパイ活動を中心に、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』直後の話も描かれるようです。これは、『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』で、ナターシャが命を落としてしまうことが関係しているようですね。
さらに、『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』内で、ナターシャとクリントが語っている「ブタペストからこんなところまで」のセリフにあった、ブタペストでの出来事も描かれるというウワサも!公式アナウンスによれば、2021年7月に全米公開されました!
注目すべきポイントはコレだ!
『ブラック・ウィドウ』の注目すべきポイントとしては、新たなヴィランである”タスクマスター”の登場がウワサされています。
”タスクマスター”は、傭兵兼戦闘教官という変わったバックグラウンドを持つヴィラン。原作コミックスでは、トニー・マスターズと名乗っており、傭兵でありながら、戦闘教官として数多くの依頼主を抱えている設定となっています。
また、原作では、トニー・スタークに雇われ、ヒーロー達に戦闘を教え込むなどといった役回りを行っている、不思議な設定です。なぜ、このような役回りになっているのかというと、「ヴィランであるほうがお金になるから」というもの。
また、2019年7月21日に行われたイベント「サンディエゴ・コミコン」では、ナターシャとタスクマスターと思われる人物の戦闘シーンをうかがわせるシーンが公開されています。この時点では、タスクマスターであると言及はされていませんが、真実はいかに!
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー / The Falcon and The Winter Soldier』
続いては、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)の右腕的存在になったファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)と、キャプテン・アメリカの唯一無二の親友であるバッキーことウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)がコンビを組む作品、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』です!
こちらは映画ではなく、なんと動画配信サービス「Disney+」にて限定配信のマーベルドラマとなっています。本国アメリカでは、2021年3月から配信されました。
『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』で有終の美を飾ったキャプテン・アメリカの意思を継ぐことになったファルコンですが、作中でキャプテン・アメリカのトレードマークであるシールドが受け継がれたことで、二代目キャプテン・アメリカの名もファルコンが受け継ぎました。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』以来の共闘となるファルコンとウィンター・ソルジャーですが、どの様な息の合ったコンビネーションを繰り広げてくれるのでしょうか!
あのキャラクターの再登場に注目!
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で注目すべきは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』においてヒーロー達の団結を打ち砕いた頭脳派ヴィランのヘルムート・ジモ(ダニエル・ブリュール)の再登場が決定していること!
ジモはその頭脳で、自分と家族を苦しめたアベンジャーズ達に復讐をしてきましたが、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の最後では逮捕されています。そんなジモの、コミックスを再現した姿がお披露目となったのです。
さらに、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でファルコン・ウィンター・ソルジャーそしてキャプテン・アメリカを裏で支えたエージェント13の再登場が予感されています。その理由は、エージェント13を演じていたエミリー・ヴァンキャンプの出演交渉が入ったからです!
今後どうなるかは現在不明であるものの、出演が決定した場合はどの様にファルコンとウィンター・ソルジャーに絡んでくるのでしょうか?今から予想が膨らみます!
『エターナルズ(原題) / Eternals』
続いては、『エターナルズ』です。『エターナルズ』は正直、聞いたことない人のほうが多いマーベル作品ですよね。『エターナルズ』のキャストは既にお披露目となっており、なんと女優のアンジェリーナ・ジョリーの参戦が決定しています!
アンジェリーナ・ジョリーが演じるのは、セナというエターナルズのリーダー!原作コミックスでは、サノスのいとことして登場し、リチャード・マッデンが演じるエターナルズの超人的ヒーロー・イカリスとリーダー争いをするという設定になっています。
では、エターナルズって一体どんな人たちなのでしょうか?
エターナルズっていったい何者!?
エターナルズというのは、マーベルの世界における100万年前の地球に登場する人類とは別の種族。人類を守る守護者として、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』でスター・ロード(クリス・プラット)の父親エゴ(カート・ラッセル)と同じ、”セレスティアルズ”という種族が生み出しているんです。
エターナルズは、超人的能力を持っており、さらに長寿で不死!そのため、人類からは神様とも間違われてしまいます。このことから、エターナルズはこれまでのマーベル映画作品に、コッソリ関係していたことが分かりますよね!
エターナルズが、新たなヒーローチームとしてマーベル映画を引っ張っていくのでしょうか?2021年に公開されました。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説 / Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』
出典:マーベル公式サイト
またもや聞きなれない映画タイトルが登場しましたね。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、シャン・チーというアジア系ヒーローが主人公!
そして、シャン・チーの前に立ちはだかるのが、『アイアンマン』や『アイアンマン3』で、トニー・スタークことアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)達の前に立ちはだかったテロ組織・テンリングスと、そのボスであるマンダリン!既に、シャン・チーを演じる役者も決定しており、シャン・チー役は中国系カナダ人のシム・リウ、マンダリン役にはトニー・レオンが発表済みです。
また、シャン・チー自身がカンフーの達人であり、テンリングスのボスであるマンダリンも原作では中国人で、カンフーの武術と”リング”の力を駆使しています。このことから、原作通りに行けば、武術対決が予想されます。
とはいえ、マーベルの映画作品は、これまでにも原作との設定改変もなされていることから、これからの情報に目が離せません!
注目のアジア系ヒーロー、シャン・チーとは何者?
シャン・チーについては、原作コミックスのみの登場のため、知らない人のほうがほとんどではないでしょうか。シャン・チーは、ブルース・リーが出演した『燃えよドラゴン』に端を発したマーベルのヒーローで、カンフーの達人という設定があります。
中国・湖南省で生まれたシャン・チーは、悪の組織にいる父のもとで武術を学びますが、後に父が悪者であることを知り、父を止めるためにヒーローとして対峙する、というのが原作でのストーリー展開となっています。
全米で2021年9月に公開されました。
『ワンダヴィジョン(原題) / WandaVision』
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で出会い、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でその距離を縮めていった、改造人間のワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)と人造人間ヴィジョン(ポール・ベタニー)にスポットがあたる作品も登場します。その名も『ワンダヴィジョン』です!こちらは、2021年春に「Disney+」配信のドラマとなっており、全9話が配信されました。
『ワンダヴィジョン』のポスターも既に公開となっており、このポスターからは、ワンダとヴィジョンが幸せに暮らしている様子が描かれています。このことから、物語は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の前日かとささやかれていましたが、どうも様子が違うようです。
MCU(マーベル)初のホラーテイスト!?あの二人に何が起こる!?
出典:Amazon.com
実は、『ワンダヴィジョン』の物語は、『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』の後日であることが公式発表されたのです!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、サノスがインフィニティ・ストーンをヴィジョンから奪うため、彼を狙っていました。その時、ワンダとヴィジョンは既に恋人同士でした。
さらに、『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』では、ヴィジョンが復活することはなく、失意のワンダの様子が描かれています。そして、『ワンダヴィジョン』は、ホラー仕立てでなおかつ後ほど紹介する『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』へと続く、初のドラマと映画の連動作品にもなっていることも発表されています。
ワンダの身に何かが起こることもささやかれており、かつヴィジョン役のポール・ベタニーからも、「ヴィジョンが生きているかどうかはわからない」という意味深な発言もされています。
一体、全6話の『ワンダヴィジョン』、どの様な展開になっていくのでしょうか!?
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス / Doctor Strange In The Multiverse Of Madness』
出典:Amazon.com
前述のドラマ『ワンダヴィジョン』と強い関係性をもつマーベル映画作品として紹介されたのが、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の単独2作品目である、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』です。
ドクター・ストレンジの続編については、ファンからの熱望もあってか、発表前まで様々な憶測が飛び交っていました。今回の発表では、ドクター・ストレンジを演じていたベネディクト・カンバーバッチの続投と、前作『ドクター・ストレンジ』の監督だったスコット・デリクソン以外のキャスト陣の出演発表はされていません。
前作で兄弟子だったものの、ヴィラン候補として名を連ねていたモルド(キウェテル・イジョフォー)や、ドクター・ストレンジの右腕となったウォン(ベネディクト・ウォン)の再出演はあるのでしょうか?
ドラマとの連動作品!ダークテイストの内容とは一体!?
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、マーベル映画では初のPG-13指定が入る映画となることが判明しています。実はスコット・デリクソン監督自身、これまでホラー映画の制作に携わることが多かったそうで、その本領が発揮されることは、間違いなさそうです。
また、ホラーテイストであることが発表されているドラマ『ワンダヴィジョン』との連動作品であることが発表されていることから、ひたすらに怖くなることが間違いない作品です。ワンダは最強のテレキネシスを持っていて、ドクター・ストレンジは最強魔術師です。この2人が”マルチバース”という多元空間を作り出してしまうのでしょうか?
こちらは、フェーズ4の目玉作品であることに間違いはありません。全米公開は2021年5月7日でした。
『ロキ(原題) / LOKI』
アベンジャーズのひとりであるソー(クリス・ヘムズワース)の義弟であるいたずらの神であり、ヴィランでもあるロキ(トム・ヒドルストン)が主人公のドラマもフェーズ4のラインナップに登場です!
「アベンジャーズ」や「マイティ・ソー」シリーズにおいて、ある時は敵、ある時は味方といった、トリッキーなキャラクターで人気を博しているロキに、初めて焦点のあたる作品となっています。これまでロキを演じてきたトム・ヒドルストン自身も「ロキの新たな旅立ち」という意味深の発言をしていることから、どの様に物語が進んでいくのか、ワクワクしてしまいそうなドラマ作品です。
サプライズ作品!?一味違ったロキの物語が見れるかも!?
注目したいのは、ロキが様々な場面に登場するという、一味違ったストーリー展開!公開済みであるコンセプトアートは、人混みにたたずむロキの姿が描かれています。このことから、ロキが人類の重要な歴史に関わって、いたずらを仕掛けるのではないか?という予想が展開されています。
また、1975年に公開された『JAWS/ジョーズ』の映画のポスターが見られることから、既に1975年がその舞台であることもわかります。そして、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で命を落とす展開となっているロキ。1975年の世界に現れていることからも、前日譚の話であることが予見されますよね。
ドラマでも様々なキャラクターに姿を変えて周囲を惑わせたりする様ですので、どんなキャラクターになるのかも楽しみですよね!ドラマの配信予定は2021年春予定とのことですので、同じ時期に配信予定の『ワンダヴィジョン』との繋がりもあるのかどうか、様々な予想ができます。
『ホワット・イフ…?(原題) / WHAT IF…?』
出典:マーベル公式サイト
『WHAT IF…?』は打って変わってのMCUは手掛ける初のアニメーション作品となっています。『WHAT IF…?』は、MCU(マーベル)の世界の中で実際に起こった出来事ではなく、『もしも』の世界を描く作品となっていて、これまでのマーベル作品とは一線を介す内容となっています。
なんと、アニメーション作品で、これまでマーベル作品でそのキャラクターを演じている俳優達が、自身の演じたキャラクターの声を当てるというサプライズ企画でもあるんです!配信は2021年夏とのことなので、どの様に運んでいくのか楽しみですよね。
MCU(マーベル)初の”もしも”の話!
MCU(マーベル)初の”もしも”話として注目の『WHAT IF…?』ですが、既に”もしも”の内容が発表されているんです!その内容が、「もしもペギー・カーターに超人血清が投与され、痩せこけたスティーブ・ロジャースがハワード・スタークのアーマースーツを着て戦いに加わっていたら」 というものです。
MCU(マーベル)界の”もしも”は、これ以外にも原作ではたくさんあり、
- もしもスパイダーマンがファンタスティック・フォーに加わったら?
- もしもアベンジャーズとソーが神々と戦ったら?
- もしもキャプテン・アメリカが蘇ったのが今だったら?
と異様なラインナップが過去に出版されています。
この独自の世界観から、実はひそやかな人気を博していて、ファンの妄想を映像化してくれるという、ファンサービス作品になることは間違いなさそうです。
『ホークアイ(原題) / hawkeye』
出典:マーベル公式サイト
ナターシャに続き、彼女の良き戦友(とも)であるホークアイ(ジェレミー・レナー)も単独スピンオフ作品の制作が決定しました!ドラマ『ホークアイ』は、2021年秋に配信される予定となっています。
アベンジャーズのメンバーは、特殊な能力や技術だったり、超人能力を持っているヒーローの集団で、どうしてもホークアイ自体、地味に映ってしまいます。ですが、ドラマ『ホークアイ』では「他の誰かに、スーパーパワーを持たないスーパーヒーローとは何たるかを説く」ことがテーマとなっている模様!
スーパーパワーでなく、自分のもつ一流の弓矢の技術を次世代に説いていくような内容に仕上がることが予想されるため、ヒーロー”ホークアイ”の後継者が登場するのではないかとささやかれているんです。
ホークアイの世代交代!?ケイト・ビショップに注目!
原作では、ホークアイの名前を襲名する女性ケイト・ビショップが登場し、二代目ホークアイが誕生するのですが、今作『ホークアイ』でも、この模様が描かれることが公式発表されています。原作でのケイト・ビショップは、10代の若きヒーロー達が結成する”ヤング・アベンジャーズ”の一員でもあります。
現時点で、ケイト・ビショップ役を演じる俳優は誰になるのか未発表です。どのようにホークアイの技と志がケイト・ビショップへと受け継がれていくのでしょうか。今から楽しみですよね!
『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』
雷神ソーのファンのあなた!ついにこの日が来ました。マイティ・ソーシリーズの続編もフェーズ4ラインナップに入っています!その名も、『ソー:ラブ・アンド・サンダー』です。ソー自身の物語が神話をモチーフに作られていることから、これまでの神話チックなお話しからは打って変わってのタイトルとなっていることにも注目です。
そして、今回判明した情報の中でも一番驚きを隠せなかったのは、ソーの恋人であるジェーン(ナタリー・ポートマン)のカムバック!
ジェーンがソーに!?
ジェーンは、これまでのソーシリーズに登場したヒロイン。しかし、ソーの単独第3作目の『マイティ・ソー/バトルロイヤル』では、ジェーンとの別れを語るソーの姿がありました。
そして、復帰したジェーンが今度は”マイティ・ソー”になり、これまでソーが愛用し、唯一キャプテン・アメリカが使いこなすに至った神の武器・ムジョルニアを握る、という展開が私たちを待ち受けているんとか。人間だったジェーンが、どうやってソーの持つ神の武器を使用するに至り、”マイティ・ソー”の名前を継承していくのか、これだけでも楽しみになってきますよね。
しかし、肝心のソーについては言及されていません。『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』の最後、ガーディアンズ達と共に”アスガーディアン”を(勝手に)名乗って宇宙の冒険へと旅立っています。ですが、受けた心の傷はそのまま。このことを考えると、どの様にソー自身が物語に絡んでくるかもなかなか予想がつかないですよね。
今後の情報が待ち遠しい限りです!
MCU(マーベル)フェーズ4の新たなドラマ配信が発表!
そして、2019年8月23日に行われた『D23Expo 2019』において、新たにフェーズ4の新作ドラマ情報が追加されています!これぞまさに、フェーズ4の隠し玉といってもいいでしょう。
これまでコミックスでも人気を博していたキャラクターや、別口のアニメ等で登場していた3キャラクターのドラマ配信が決定したのです!ここでは、その3作品をそれぞれご紹介していきます。
『ミズ・マーベル』
最初にご紹介するのは、MCU初のムスリム系女性ヒーローが活躍する、『ミズ・マーベル』です!ミズ・マーベル自体、既にマーベルのアニメーション作品では登場済みのキャラクターです。残念ながら、現時点での配信日をはじめ、誰が演じるのかという情報や、監督が誰なのかなどといった細かな情報は出ていません。
では、ムスリム系女性ヒーローの先駆けであるミズ・マーベルについて詳しく説明してきます。
『ミズ・マーベル』って誰⁈キャプテンマーベルと関係は!?
原作コミックスでミズ・マーベルを名乗るのは、パキスタン系アメリカ人であるカマラ・カーンという女子高生。なんと、マーベルコミックス界初のイスラム系ヒーローであるため、原作コミックスが出るや否や、宗教だけでなく”移民”というカマラのアイデンティティも、話題に上ったのです。
原作でのカマラは、オタクであるがゆえに、クラスメイトにからかわれてしまいます。このことがきっかけで、高校生の集まるナイト・パーティに出かけるのですが、その際にあることがきっかけで内なる”インヒューマンズ”という超人能力を開花させる煙である、テリジェン・ミストを浴びてしまい、能力を開花させるのです。
その能力は、身体の一部を変化させるといったもの。また、変身能力や回復能力(ヒーリング・ファクター)を得たことで、無敵のヒーローとなっていくのです。そして、カマラ自身、ヒーロー物を愛するオタクということから、かねてより憧れであったキャプテン・マーベルが以前使用していた”ミズ・マーベル”という名前を勝手に拝借(笑)
このことから、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン)との共演もあるのでは!?という噂もささやかれているのです。
『シー・ハルク』
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原作ファンのあなたは、彼女の映像化を待ち望んだのではないでしょうか!そう、ハルクことブルース・バナー(マーク・ラファロ)のいとこであり、弁護士でもあるハルクの女性バージョン、「シーハルク」のドラマ化も決定!
配信予定日や監督、俳優の詳細は未定であるものの、原作コミックスから人気を博しているシーハルクが、いよいよMCUの手で映像化だなんて、ファンにはたまらない情報です!
『シー・ハルク』は原作であったハルクと関係性は描かれるのか!?
シーハルクはハルクの女性バージョンで、ブルース・バナーのいとこであるとお話ししました。原作のシーハルクは、本名ジェニファー・ウォルターズという弁護士です。彼女は自分が担当する事件に関与した人物の弁護をしたことにより、命を狙われ、重傷を負います。その時に輸血を行った相手こそ、あのブルース・バナー。ガンマ線の入った血液を輸血されたジェニファーは、ハルク化する能力を得てシーハルクとなり、ヒーロー活動を行うようになったのです。
前述の通り、まだ制作決定の発表のみとなっていることから、MCU(マーベル)でブルース・バナーを演じているマーク・ラファロの再演も期待されています。
『ムーンナイト』
出典:Amazon.com
最後のヒーローは、「精神不安定ヒーロー」と呼ばれている、ムーンナイトです。どうやら、ファンの間ではMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)より何度も出演のコールがかかっている、キアヌ・リーブスに演じてもらいたい!という声が上がるほど。
しかし、残念ながら誰が演じるかや、誰が監督を務めるか、更には配信予定日などといった具体的な情報は、いまだ明らかになっていません。
『ムーンナイト』は傭兵がヒーローに!?
原作におけるムーンナイトは、まるで月光仮面を思い浮かべてしまうような、真っ白なマントにモノトーンで統一された三日月の模様がトレードマークの服をまとい、顔の見えないシンプルな姿が特徴的。
傭兵だったマーク・スペクターが、月の神コンシュに力を与えられ、ムーンナイトというヒーローに生まれ変わり、この世の犯罪に立ち向かうヒーローとなったのです。さらに、”精神が不安定”という特徴を持つ、マーベルの変わり種ヒーローです。
原作では、キャプテン・アメリカやスパイダーマン、ウルヴァリンの人格を脳内に作り出し、脳内会議を繰り広げるというエピソードもあることから、この様子をファンが「ひとりアベンジャーズ」と揶揄するというエピソードも。ドラマでは、このような姿をどう表現していくのかも、楽しみの一つとなっています。
まとめ
今回、MCUが発表したフェーズ4のマーベル映画・ドラマ作品、全17作品を網羅的に紹介しました。2022年に公開を控えた作品の情報がどんどんと明らかになっている中、まだ情報ができっていないものあるため、今後の情報が楽しみとなってきますよね。
さらに、『ワンダヴィジョン』と『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のように、ドラマと映画の連動というMCU初の試みもあり、MCUの更なる世界が繰り広げられることでしょう。
まだまだ、MCUのマルチバース(多元宇宙)の勢いは止まりません!