「未来で待ってる」だけじゃない! 時をかける少女の名言・セリフ10選!
2006年7月15日に公開されたアニメ映画『時をかける少女』。10年以上経った今でも幅広い世代から愛されている人気作です。多くの賞も受賞し、世界中から評価されています。
時を越える能力「タイムリープ」を持った17歳の少女・紺野 真琴が青春のもどかしさや美しさの中で成長していく物語。映像がとても綺麗で、観ている人の心を浄化してくれるような、爽やかな作品です。
そんな『時をかける少女』に登場するセリフの中でも、特に心に響くものをご紹介します。 きっとあなたも自分の青春時代を思い出すはず!
目次
- あらすじ
- 『時をかける少女』の胸に響く名言・名セリフ
- 【名言①】「真琴がいい目を見ている分、悪い目を見ている人がいるんじゃないの」
- 【名言②】「何だかなあ……ずっと3人でいられる気がしてたんだよね。遅刻して功介に怒られて、球取れなくて千昭になめられて」
- 【名言③】「真琴、俺とつきあえば?」
- 【名言④】「帰らなきゃいけなかったのに、いつの間にか夏になった。お前らと一緒にいるのがあんまり楽しくてさ……」
- 【名言⑤】「大事なことを話してくれたのになかったことにしてしまった」
- 【名言⑥】「でも真琴、あなたは、あたしみたいなタイプじゃないでしょ? 待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えに行くのがあなたでしょ?」
- 【名言⑦】「未来で待ってる」
- 【名言⑧】「うん、すぐ行く、走っていく」
- 【名言⑨】「実は私もさ、やること決まったんだ」
- 【名言⑩】「Time waits for no one.」
- まとめ
あらすじ
どこにでもいる平凡な女子高生・紺野真琴(仲里依紗)は、同級生の間宮千昭(石田卓也)、津田功介(板倉光隆)と青春を謳歌していた。
そんなある日、真琴はひょんなことから時間を越える能力「タイムリープ」を手に入れてしまう。最初は自分の能力を信じられなかったが、徐々に使えることを確信し、自由自在に時を越えられるようになる。
失敗してもすぐやり直し、間違えてもやり直し。そんな思い通りの毎日も束の間、千昭から「俺とつきあえば?」と突然告白されてしまったのだ。
素直に受け止めることができない真琴は、タイムリープを使ってとりあえず無かったことに。しかしタイムリープの能力を使える回数は限られていて……。
戻りたくても戻れない、青春に生きる17歳の少女の物語。
『時をかける少女』の胸に響く名言・名セリフ
「時をかける少女」には、17歳の少女少女ならではの素直で純粋な言葉や、過ぎていく時間の尊さなどを教えてくれる深い言葉が散りばめられています。
また、魅力的なキャラクター達の想いがこもったセリフも数多くあり、観れば観るほど愛が深まる作品です。
今回は、そんな『時をかける少女』の中でも、特に皆さんに知っていただきたい名言や名セリフを、キャラクターの心情や場面の解説などと一緒にご紹介します! 今作をもう一度じっくり観たくなること間違いなし。
真琴達と一緒に、青春時代へタイムリープしてみませんか?
【名言①】「真琴がいい目を見ている分、悪い目を見ている人がいるんじゃないの」
真琴の叔母でミステリアスな雰囲気から「魔女おばさん」と呼ばれる芳山和子のセリフ。真琴がタイムリープを好き放題使って楽しんでいる話を聞いて、諭すように言いいました。
実際、真琴がタイムリープすることで他の人が失敗したことになったり、自分だけが得をしたりと、周りに影響が出ていました。
実は、芳山和子という人物については様々な考察が飛びかっているのですが、タイムリープの経験者という説が濃厚で、自分の経験談から真琴にアドバイスしているのかもしれません。
【名言②】「何だかなあ……ずっと3人でいられる気がしてたんだよね。遅刻して功介に怒られて、球取れなくて千昭になめられて」
千昭の漕ぐ自転車に揺られながら真琴が言ったセリフです。一緒に遊ぶ仲間だった真琴、千昭、功介ですが、功介が女の子に告白されたことで友情関係が揺らいでしまい、真琴が少し寂しそうに呟きます。
うまくいってほしいけれど、3人で遊べなくなるのも悲しい。学生時代に似たような感情になったことがある方も多いのでは?
甘酸っぱい3人の関係性が見える、とても印象的なセリフです!
【名言③】「真琴、俺とつきあえば?」
真琴の「何だかなあ……ずっと3人でいられる気がしてたんだよね。遅刻して功介に怒られて、球取れなくて千昭になめられて」という言葉を聞いた千昭が言ったセリフです。
ずっと真琴を想っていた千昭が、意を決して打ち明ける胸キュン場面。バックの夕日が綺麗で、作中で人気が高いセリフです!
3人の関係が崩れるのを恐れる真琴と、それでも想いを伝えたかった千昭の、切ない恋模様に胸が揺さぶられますね。
【名言④】「帰らなきゃいけなかったのに、いつの間にか夏になった。お前らと一緒にいるのがあんまり楽しくてさ……」
千昭が未来からやって来たことを話しているシーンで発せられたセリフです。ほんとうはこの時代にいてはいけない存在の千昭。
未来では消失してしまう絵をどうしても見たくて時代を越えてきた千昭ですが、真琴たちとの楽しい毎日から離れられなかったのです。
時が止まった世界で悲しい音楽とともに絞り出されたこの言葉は、観ている人の胸に突き刺さるセリフです。
【名言⑤】「大事なことを話してくれたのになかったことにしてしまった」
千昭が姿を消してしまい、残された真琴と功介がベンチに座って話しているシーンで真琴が言ったセリフです。
千昭に告白された真琴はタイムリープを使って、その告白をなかったことにしてしまいます。
未来に帰らなければいけないけれど、それでも伝えたかった千昭の大切な言葉を、勝手になかったことにした自分を悔やんで泣き出す真琴。
青い空に向かって大声で泣く真琴の姿が、とても印象的です。
【名言⑥】「でも真琴、あなたは、あたしみたいなタイプじゃないでしょ? 待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えに行くのがあなたでしょ?」
和子が、落ちこむ真琴に向けて言ったセリフです。和子は高校生の頃好きだった人の「必ず戻ってくる」という言葉を信じて待ち続けています。
そんな和子と正反対な性格なのが真琴です。待ち続けるのが和子、とにかく行動に移すのが真琴。2人の対比がなされている、深い意味を持ったセリフです。
ぜひ、考察しながら観ていただきたいです!
【名言⑦】「未来で待ってる」
最も有名なこのセリフ、今作を象徴する言葉でもあります。千昭が真琴に告白した時と同じような夕日の中で、最後の言葉を交わす2人。
泣き出してしまう真琴の耳元で優しく呟く千昭の姿に、胸がぎゅっと締めつけられた方も多いはず。
また、この言葉がいったいどういう意味なのか、観ている人によって受け取り方はまったく違うと思います。さまざまな考察があるので、調べてみるとまた違った楽しみ方ができるかも!
【名言⑧】「うん、すぐ行く、走っていく」
「未来で待ってる」という千昭の言葉に真琴が返したセリフ。どこか吹っ切れたような真琴の表情が印象的です。待ち合わせに遅れてきた人がいたら走って迎えに行く、そんな真琴らしい言葉ですよね。
もう時を越えることはできませんが、それでも未来を信じる真琴と千昭がもう一度会える未来はやってくるのでしょうか?
ぜひ2人の未来を想像してみてください!
【名言⑨】「実は私もさ、やること決まったんだ」
真琴が功介と野球をしながら言ったセリフです。進路がまったく決まっていなかった真琴が、自分のやりたいこと見つけ、誇らしげに言います。
その前向きな表情に、真琴の成長を感じます。いったいなにをやりたいのか、作中では語られることがありません。しかし、きっと千昭のことと関係があるのでしょう。
未来に繋がる何かを夢に見て、真琴は青空を見上げます。最後に現れる大きな入道雲は、3人の青春の美しさを表しているのかもしれません。
【名言⑩】「Time waits for no one.」
あえて最後に紹介させていただくのは、真琴がタイムリープの能力を手に入れる前に理科準備室の黒板で見つけたこの言葉です。
「時は誰も待ってくれない」というこの言葉、実は今作の大きなテーマである時間を表していたのです。誰かがチョークで書いたこの言葉には、「今を生きろ」という熱いメッセージがこめられているのではないでしょうか。
まとめ
『時をかける少女』に登場する名言をご紹介しました。今作は観る人の受け取り方によって、まったく違う印象を与える言葉が多くあります。
誰かと意見を交わしながら観ると、さらに楽しめるはず! この映画を観ている間は、何度でも青春時代に戻れるような気がしてきますね。
ぜひ、長年愛され続けている名作アニメ「時をかける少女」をご覧になっていただきたいです。