【英語あり】『フォレスト・ガンプ』の心に刺さる名言集 | 「人生はチョコレートの箱」
名作として名高い「フォレスト・ガンプ」。人より知能指数が低いフォレスト・ガンプが、純真無垢な心で周りの人々を巻き込みながら思いがけない成功を収めていくガンプの半生を、アメリカ激動の時代とともに描いたヒューマンドラマです。この作品で主人公ガンプを演じるトム・ハンクスはアカデミー賞主演男優賞を獲得しました!
そのセリフは、「アメリカ映画の名セリフベスト100」にもランクインするほど印象深いものが多くあります。そんな「フォレスト・ガンプ」に登場するセリフの中でも特に印象的なものを抜粋してご紹介します。
あらすじ
知能指数は人よりも低く、小さい頃からいじめられてきたフォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)は、誰にも負けない俊足と、穢なき心を持っていた。彼はバス停のベンチで、バスを待つ人々に自らの過去を語る。その話は激動のアメリカと共に歩んだ信じられないような人生だった。
目次
- 映画『フォレスト・ガンプ』の勇気をもらえる名言集
- 【名言①】「Life was like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.(人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと分からない。)」
- 【名言②】「Stupid is as stupid does.(バカをするやつがバカなんだ。)」
- 【名言③】「Run, Forrest! Run!(走って!フォレスト、走って!)」
- 【名言④】「I’d never named a boat before, but there was only one I could think of, the most beautiful name in the wide world.(船に名前をつけたことはなかった。だけど、思いつくのは1つだけだった。世界でもっとも美しい名前だ。)」
- 【名言⑤】「You’ve got to put the past behind you before you can move on. And I think that’s what my running was all about.(前に進む時には、過去は後ろに置いていきなさい)」
- 【名言⑥】「I’m pretty tired… I think I’ll go home now.(とても疲れた。帰ろうと思う。)」
- 【名言⑦】「Momma said there’s only so much fortune a man really needs and the rest is just for showing off.(ママは言ってた。ほんとうに必要なお金なんて少しでいい。残りは、見栄を張るためだけって。)」
- 【名言⑧】「I’m not a smart man… but I know what love is.(僕は賢い人間じゃない。でも、愛が何かは知ってるよ。)」
- 【名言⑨】「You have to do the best with what God gave you.(神様からの贈り物を使って、ベストを尽くすのよ。)」
- 【名言⑩】「I don’t know if we each have a destiny, or if we’re all just floating around accidental-like on a breeze(ぼくらにはみんな運命があるのか、ただ風に吹かれているだけなのか、分からない。)」
- まとめ
映画『フォレスト・ガンプ』の勇気をもらえる名言集
IQは低いかもしれませんが、誰よりも素直で曇りなき心をもったガンプ。彼の語る言葉にはシンプルながら、人々が見落としていたり忘れているような大切なものが多くあります。その中でも選りすぐりの名言や名台詞を、解説を踏まえてご紹介していきます!
【名言①】「Life was like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.(人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと分からない。)」
余命がわずかとなったガンプの母が、息子に贈った言葉です。この言葉はガンプに刻み込まれているようで、映画冒頭で一緒のベンチに座った女性にガンプが言う言葉でもあります。そしてこの後、まさしく開けてみないと分からない、ガンプの様子からはとても想像がつかない驚くべき半生が語られていきます。
ちなみに、このセリフはアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が発表した「アメリカ映画の名セリフベスト100」の40位に選ばれました。
【名言②】「Stupid is as stupid does.(バカをするやつがバカなんだ。)」
初めてスクールバスに乗ったガンプは、ジェニーという少女と出会います。ジェニーは「あなたバカなの?」とガンプに聞きますが、彼はこう答えました。そして彼らはこれをきっかけに仲良くなります。このセリフは後でも何度か出てきますが、ガンプとジェニーが運命の出会いを果たす重要なシーンでの言葉でした。
【名言③】「Run, Forrest! Run!(走って!フォレスト、走って!)」
少年時代のガンプは、足に矯正具をつけていたことから、いつもいじめられていました。ある日、自転車で追いかけてくるいじめっ子たちから走って逃げていたところ、ジェニーがガンプ向かってこの言葉を叫びます。すると足から矯正具は外れ、ガンプは誰も追いつくことができない風のように走り去ってしまいました。今まで自分を拘束していたものから開放されるとても印象的なシーンです。
高校時代にいじめられた時も、ベトナム戦争へ赴く時も、ジェニーはガンプに向かって同じセリフを叫びます。ジェニーからガンプへ勇気を与える、この映画を象徴するような名台詞です。
【名言④】「I’d never named a boat before, but there was only one I could think of, the most beautiful name in the wide world.(船に名前をつけたことはなかった。だけど、思いつくのは1つだけだった。世界でもっとも美しい名前だ。)」
ガンプは除隊後、ババとの夢であったエビ採り漁船を購入し、エビ採り漁を始めます。しかし、思うように漁果は伸びません。そんな時、「船に名前をつけると運が向く」という話を聞き、ガンプの思う「世界でもっとも美しい名前」をつけました。それはもちろん「ジェニー」。
このおかげかその後は大漁続き、その名を知らないものはいない会社へと成長するのです。ガンプがジェニーを思う気持ちの強さがわかる名台詞ですね。
【名言⑤】「You’ve got to put the past behind you before you can move on. And I think that’s what my running was all about.(前に進む時には、過去は後ろに置いていきなさい)」
突然ジェニーがいなくなったガンプは、ママのこの言葉を思い出し、おもむろに走り出します。そしてアメリカを何度も横断し、一躍時の人となりました。そんなガンプにインタビュアーがなぜこのようなことをするのか聞いたときガンプはこう答えました。ジェニーを忘れようと思い、走り続けるガンプの切ない一言です。
【名言⑥】「I’m pretty tired… I think I’ll go home now.(とても疲れた。帰ろうと思う。)」
3年以上走り続けたガンプには、助けや救いを求める多くの人々がついて走るようになっていました。ある時、急に立ち止まったガンプ。人々はガンプが何かありがたいお言葉を言うことを期待していましたが、それに反してガンプの言葉は至ってシンプルでした。
風に吹かれるように行動するガンプの生き方がうまく表れているセリフです!
【名言⑦】「Momma said there’s only so much fortune a man really needs and the rest is just for showing off.(ママは言ってた。ほんとうに必要なお金なんて少しでいい。残りは、見栄を張るためだけって。)」
アップル・コンピュータへの投資が功を奏し、ガンプは大金持ちとなります。しかしガンプはお金には興味が無いようです。彼は教会に寄付をしたり、病院を作ったり、ババの家族にお金を送ったりしました。ガンプの性格を考えれば、当たり前のような気もしますが、なかなかできることではありません。
【名言⑧】「I’m not a smart man… but I know what love is.(僕は賢い人間じゃない。でも、愛が何かは知ってるよ。)」
ジェニーが出ていってからしばらく経ったある日、ガンプのところへ彼女が戻ってきます。2人は一緒に暮らすようになり、ある日、ガンプはジェニーにプロポーズをします。しかし、ジェニーの反応はあまりよくありません。その時ガンプはこのセリフを言います。
ガンプは小さい頃に出会ったときから、どんな時でもジェニーを思い続けていました。恋愛には疎いガンプですが、一途な気持ちが伝わる素敵な一言です。
【名言⑨】「You have to do the best with what God gave you.(神様からの贈り物を使って、ベストを尽くすのよ。)」
母の余命があと僅かであるという知らせを受け取ったガンプは、急いで母の元に駆けつけます。ガンプの母が病床で息子に語りかけた言葉です。人と比べて知能指数が劣る息子を名門の学校に入れ、”普通の子”と同じように育ててきた母は最後までガンプを誇りに思っていました。
【名言⑩】「I don’t know if we each have a destiny, or if we’re all just floating around accidental-like on a breeze(ぼくらにはみんな運命があるのか、ただ風に吹かれているだけなのか、分からない。)」
ガンプはようやく愛するジェニーと結婚します。しかし、ジェニーはエイズに侵されており、一緒に過ごした時間は決して長くはありませんでした。ジェニーの墓の前に立ち、ガンプはジェニーに語りかけます。自分たちの息子のこと、これから上手くやっていくこと、必要なものがあれば言ってほしいこと、普段感情を表に出さないガンプですが、このときは涙を流しながら語りかけていました。
最後までジェニーを思う気持ちと、ガンプの哲学が詰まった言葉でした。
まとめ
多くの感動を呼び、人々の心に今も残るセリフを生んだ「フォレスト・ガンプ」の名言をお送りしました。ガンプの哲学は、劇中でも歌われるボブ・ディランの「風に吹かれて」のような、その場に任せて過ごすことですが、彼にはブレない芯とひたむきさがありました。
その愚直なまでのひたむきさは、周りの人を巻き込み、文字通り世の中を変えました。なにかに躓いたとき、挫けそうになったときは、ガンプの言葉を思い出してもう一度走り出してみてはいかがでしょうか。
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