”元祖肉体派俳優”アーノルド・シュワルツェネッガーを知るならこの映画7選!
日本ではシュワちゃんの愛称で有名なアーノルド・シュワルツェネッガー。
今回は、そんなシュワちゃん出演のおすすめ映画をご紹介していきます!!
目次
アーノルド・シュワルツェネッガーについて
出典:wikipedia
オーストリア・シュタイアーマルク州タール・バイ・グラーツ出身で1947年7月30日に生まれました。身長は188cmのO型。彼は元々ボディビルダーとしてアメリカ人の意識を変えたと言わしめるほど名を馳せていました。
今では役者が肉体改造をして映画に臨むというのは当たり前のようになりましたが、これは彼が”初めて映画界に本格的なトレーニングを持ち込み広めたおかげ”だと言われています。
”元祖肉体派俳優”肉体美を兼ね備えた俳優なんてまさに鬼に金棒ですね
また2003年から2011年にかけてはなんとカリフォルニア州知事を2期7年に渡って務めました。元々80年代からジョージ・H・W・ブッシュを公に支持するなど政治に関心があったことを匂わせていました。
当選した際「当選したからには私に休みはない。24時間、州知事だ」と言い一時俳優業を休業しており、ターミネーターの続編を望むファンからは悲しみの声が溢れていました・・。しかし2011年より州知事の任期終了に伴い俳優業に本格的に復帰しました。
デビュー映画は「SF超人ヘラクレス」(1970年)のヘラクレス役という、名前からもわかるように筋肉隆々の主人公を演じたわけです。(内容はコメディらしいですが笑)
日本で一躍有名になった作品といえば、ジェームズ・キャメロン監督によるSF映画「ターミネーター」。ここから彼は長きにわたり次々と映画に出演し、その人気を確固たるものとしてきました。
数多い彼の出演作品の中からシュワちゃんといえばコレ!なものを公開順に7本ご紹介します!
アーノルド・シュワルツェネッガー出演のおすすめ映画7作品
1.コマンドー
『世界一敵に回してはいけない父親』
出典:Amazon.com
あらすじ
精鋭部隊を率いたコマンダー(指揮官)として活躍したジョン・メイトリックス(アーノルド・シュワルツェネッガー)
引退したその後、娘・ジェニーと山荘で穏やかな生活を送っていた。
そんなある日、かつての上司カービー将軍は、コマンドーの元隊員たちが何者かによって次々と殺されていると伝えられる。護衛としてカービーの部下を残して行った直後、謎の武装集団に襲われ護衛たちは全滅、娘も連れ去られてしまった。
メイトリックスも必死の抵抗を見せるが拘束されてしまう――
撮影裏話
・今作は前年に「ターミネーター」で悪役を演じた彼が一転して正義のヒーローになり、その肉体を活かしたアクションで観客を魅了しました。
・また今作では自らの演技にコメディタッチを入れることで、これまでにないアクション俳優としての姿を見せることに成功し、この作品で彼はアクションスターの人気を確立したのです。
・シュワちゃんが大暴れしたショッピングモールはターミネーター2でも使用されている場所です。
ココが見どころ!
なんと言っても主人公シュワちゃんの無双感あふれるド派手なアクションがすごい!助けに行く道中様々な危機や困難に陥り、ハラハラするシーンも多々ありますが、それでも危機を脱し娘のために一人で武装集団とやり合う姿はまさに鬼神
娘の為にココまでするのかというくらい無慈悲な父親シュワちゃん。こんな父親の娘を連れ去るなんて、敵もうかつだったと言えるでしょう!
スピーディな展開で頭を空っぽにして観たい方にオススメです!
基本情報
上映時間:92分 監督:マーク・L・レスター 出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー/アリッサ・ミラノ 受賞歴:なし 日本公開日:1986年2月8日 |
2.プレデター
『最強の異星人VS最強の軍人』
出典:Amazon.com
あらすじ
ダッチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)率いる特殊部隊が要人救出のため架空の国バル・ベルデに到着。
このチームにはダッチの元戦友であるCIAのジョージ・ディロンも同行していた。彼らは墜落したヘリコプターを発見しあたりを捜索すると、皮膚を剥がされて逆さ吊りになった死体を発見する。
そんな彼らをサーモグラフィーを使い監視する謎の生物がいた・・・
撮影裏話
・プレデターといえば「プレデター2」や派生作品の「エイリアンVSプレデター」が有名かもしれませんが、この第一作目にあのシュワちゃんが出演しています。
・プレデターのデザインはターミネーターで一躍脚光を浴びたスタン・ウィンストンが担当しており、スタジオに向かう飛行機の中でデザインをしていたとき偶然一緒になったジェームズ・キャメロンに提案したことがきっかけになっています。
・プレデターの監督にそのスタンを紹介したのはシュワちゃんだそうです。
ココが見どころ!
未知の武器を使う異星人との戦いは、現代武器を扱うスペシャリスト達でさえ太刀打ち出来ないほど圧倒的強さで打ち負かされます。
圧倒的不利の中で主人公ダッチは一人、互角の死闘を繰り広げます。そもそもこの異星人の目的は何なのか、なぜ命を狙われるのか・・・
今作はシュワちゃんが圧倒的に強いという作品ではありませんが、条件の違う1対1のバトルはとても目の離せないものとなっています!
基本情報
上映時間:107分 監督: ジョン・マクティアナン 出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー/カール・ウェザース/エルピディア・カリーロ/ビル・デューク/ジェシー・ベンチュラ/ケヴィン・ピーター・ホール 受賞歴:なし 日本公開日:1987年6月28日 |
3.ターミネーター2
『2作目が最高と言われる作品の原点?!』
出典:Amazon.com
あらすじ
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)と未来からの刺客ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)との争いで、未来はスカイネットの機械に支配されると知ったサラ。彼女は元凶となるサイバーダイン社への爆破事件で逮捕され、将来起きることを警察に話したが信じてもらえず、精神病患者扱いのまま警察病院に収監されていた。
10年後、サラ・コナーの息子ジョン・コナーは養父母のもとで暮らしていた、しかし未来から来た謎の男(ロバート・パトリック)に母と同じく追われる羽目となったジョンは、危機一髪のところでサングラスをかけた大男助けられる。
ジョンは知らないがその姿は10年前サラ・コナーの命を狙った男と全く同じ姿だった・・・
撮影裏話
・シュワちゃん演じるターミネーターT-800は前作ではサラ・コナーを狙う刺客として登場しました。
・ターミネーターが大ヒットしたため続編を望む声が多かったが、ジェームズ・キャメロンは権利を有していなく、複数の映画会社が持っていました。
そのため会社と監督側で衝突が発生し、続編の話は頓挫していました。
・しかしその後、会社がの経営が悪化し、それを知ったシュワちゃんが「トータル・リコール」で組んだカロルコ社に権利を買い取れと持ちかけたことで話が進みました。
ココが見どころ!
言わずとしれた超大作、観たことがなくてもアトラクションやゲームなどで目にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか
敵の刺客ロバート・パトリック演じる液体金属型T-1000との戦闘シーンは銃撃戦や肉弾戦がほぼCGで表現されており、当時としては画期的でとても迫力あるものとなっています。
他作品のパロディでもよく使われる「I’ll be back」(また戻ってくる)。このセリフはこの映画から生まれましたサラ・コナーが前作で命を狙われた男と再会?するシーンも見ものです!
SF映画の代表作といっても過言ではない今作は、日本でのシュワちゃんの知名度を広げる映画の代表作とも言えるでしょう。
基本情報
上映時間:137分(公開版)、154分(完全版) 監督:ジェームズ・キャメロン 出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー/リンダ・ハミルトン/ロバート・パトリック/エドワード・ファーロング 受賞歴:アカデミー賞・視覚効果賞、メイクアップ賞、音響効果賞、録音賞 日本公開日:1991年8月24日 |
4.トゥルーライズ
『昼はサラリーマン、夜はスパイ』
出典:Amazon.com
あらすじ
妻と娘と共にロサンゼルスで暮らすコンピュータ会社のセールスマンであるハリー・タスカー(シュワルツェネッガー)しかし彼の正体は大統領直属の凄腕スパイだった。
そんなある日妻ヘレンが見知らぬ男と電話で密会の約束をしているのを聞いてしまう。ヘレンが不倫をしていると誤解したハリーは組織の力を使い調査する、結果誤解だとわかったものの妻が抱く平凡な日常への不満を聞くことになる。
そこでハリーは自分のスパイの仕事を妻に疑似体験させることにした。
撮影裏話
・実はキャメロンはもともと「007」シリーズが大好きだったので、アクションにコメディを入れた作品を作りたいと思っていた。
・そんなときにフランス映画の「La Totale!」という作品を気に入ったシュワちゃんが、ジェームズ・キャメロンにリメイクを持ちかけて実現した作品です。
ココが見どころ!
スパイ映画ではあるのですが、コメディ色も強く、妻役のジェイミー・リー・カーティスとの掛け合いがとても面白いです!
国家の危機と家族の危機という状況が天秤にかけられるありえない展開で、夫婦で協力しながら解決していきます。
ジェームズ・キャメロンとシュワちゃんといえばターミネーターですが、こちらのコンビもやはりいい味だしていますね!
終盤のシーンは伝説的と言われとてもインパクトがあり、いつまでも記憶に残る映画です!
基本情報
上映時間:141分 監督:ジェームズ・キャメロン 出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー/ジェイミー・リー・カーティス 受賞歴:なし 日本公開日:1994年9月10日 |
5.ジュニア
『いいだろう、俺が産む!』
出典:Amazon.com
あらすじ
婦人科医学のアレックス博士(シュワルツェネッガー)とラリー博士(デヴィート)彼らは流産のリスクを減らす革新的な新薬の開発に成功。
しかしそんな怪しい薬を試させてくれる妊婦はおらず途方に暮れるアレックス。
そんな中卵子の低温保存を研究するダイアナ博士(トンプソン)が新しくやってきたことを知ったラリーは男であるアレックスに”ジュニア”と名付けられた卵子で妊娠すればいいととんでもないことを提案したのだった
撮影裏話
・「ジュニアは不朽の名作であることを証明せよ」とのお題でエッセイを募ったが全国紙に取り上げられたにもかかわらず期限までに投稿されたエッセイは3つだけでした。
あらすじからハチャメチャな作品だとわかると思いますが、今までにないコメディで、なんとシュワちゃんが妊娠します!
もう何を言っているのかわからないと思いますが見ればわかります。笑いあり涙ありの展開で、最後まで展開が読めません。こういった一面も出せるのかーと感心させられる作品です。
ちなみにシュワちゃんファンならお馴染みの「重火器」ですが、今作では珍しく出てきません…笑
基本情報
上映時間:109分 監督:アイヴァン・ライトマン 出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー/ダニー・デヴィート/エマ・トンプソン 受賞歴:なし 日本公開日:1994年12月23日 |
6.イレイザー
『全てを消し去る男』
出典:Amazon.com
あらすじ
「イレイザー」ことジョン・クルーガー連邦保安官(アーノルド・シュワルツェネッガー)は証人保護プログラムのエージェント。
ジョンは大手軍事企業サイレス社の重大な陰謀を知るリー・カレンの保護を命じられる。しかし彼女は誰も信用しておらず、保護を断ってしまう。
だが彼女が帰宅したところサイレス社の刺客に襲われてしまう。危機一髪で彼女を救ったジョン彼女を安全な場所で保護したジョンは、恩師であるロバート・ドゥゲラン連邦保安官に呼び出され証人保護プログラム下の証人たちが殺されていることを聞かされる――
撮影裏話
・激しいアクションシーンが多々ありますが、シュワちゃんはなんとスタントマンを使用していません。
・実はターミネーター2以降作品があまりヒットしていなくて、今作で久々のヒットとなりました。
ココが見どころ!
やはり今作でも最強なシュワちゃんですが、今までと違うのはサスペンス要素も加わったところ。
巨大な陰謀に巻き込まれながらも、孤軍奮闘で戦う主人公、ラブロマンスもありつつ、二人で協力しながら敵を退けていきます。
正義は時として報われないことがありますが、最後のどんでん返しがまさに圧巻でスカッとさせられること間違いなし!
基本情報
上映時間:115分 監督:チャック・ラッセル 出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー/ジェームズ・カーン/ヴァネッサ・ウィリアムズ/ジェームズ・コバーン 受賞歴:なし 日本公開日:1996年8月3日 |
7.ジングル・オール・ザ・ウェイ
『戦うお父さん再び!』
出典:Amazon.com
あらすじ
運動器具会社社長のハワード(アーノルド・シュワルツェネッガー)は日々仕事に追われ、8歳の息子ジェイミーと約束を破ってばかりだった。なんとかジェイミーの機嫌をとりたいハワードはクリスマスに大人気の「ターボマン」フィギュアをプレゼントすることを約束した。
すっかり息子の機嫌も直り一安心のハワードだったが、商品の予約をするのを忘れて当日になって慌ててフィギュアを探す羽目になる。何とかしてフィギュアを手に入れたいハワードだが、同じくフィギュアを探す郵便配達員マイロンと争いながらフィギュアを手に入れようと奮起する。
撮影裏話
・実は登場するフィギュア「ターボマン」はもともと「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーが元ネタとなっており、実際にこういった苦悩を抱えたお父さんたちを反映した作品になっているとか
・そんなターボマンフィギュアは実際に購入することができます、しかし現在では入手困難なため値段はお高くなっております。今まで紹介してきた映画とうってかわって今回の映画はコメディです、しかし何故か後半では突然SFアクションな展開も観られます!
ココが見どころ!
アクション映画ではバッタバッタと敵を倒してきたシュワちゃんですが、今作では強さではなく様々なトラブルに巻き込まれる父親を演じています。
8歳の息子を機嫌を取るために走り回ったり、殴り合い、不審者扱い、しまいには逮捕されそうになったり?!
また物語の起承転結も素晴らしく、テンポよく進んでいき、なんといってもオチが効いててなんともアメリカンコメディらしい作品となっています。続編「ジングル・オール・ザ・ウェイ2」も出ていますが、こちらは主人公がシュワちゃんからラリー・ザ・ケーブル・ガイ主演のオリジナルビデオとして2014年に発売されています。
基本情報
上映時間:89分 監督:ブライアン・レヴァント 出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー/シンバッド 受賞歴:ゴールデン・カメラ賞インターナショナルベストアクター賞受賞 日本公開日:1996年12月14日 |
まとめ
今回ご紹介した作品は20年以上前のものも多く、古いものばかりとなっています。
2022年現在75歳となったアーノルド・シュワルツェネッガー。昔ほど映画に出る機会は減りましたが、若かりし頃の作品はどれも見どころあるものばかりです。
2015年の「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は期待を大幅に下回る結果となり、続編がボツとなってしまいました…。しかし2019年11月には「ターミネーター:ニュー・フェイト」でT-800役で再び出演することが決定しています!
こちらが好評であればまた続編も十分ありえますので今後の活躍にまた期待したいですね。