簡単に分かる『カメラを止めるな!』あらすじ結末ネタバレ解説 | タイトル伏線回収にあっぱれ!

2018年、熱狂的なブームを巻き起こし、社会現象となった映画『カメラを止めるな!』。皆さんの周りでもオススメしている人はいませんでしたか?彗星の如く突如現れ、日本映画界に大きな衝撃をもたらした本作は、公開当初はたった2館のみで上映されていました。

その面白さから評判が評判を呼び、まさにゾンビウイルスの如くその口コミは伝染し続け、公開して2ヶ月経った時点で全都道府県200館以上の劇場で上映されました。
新人監督と無名俳優のみで撮られたこの映画はなぜこれほどまでに人々を熱狂させたのか。ポスターに書かれた「この映画は二度始まる」とは…。

この記事ではそんな『カメラを止めるな!』のあらすじと魅力をネタバレ全開でお送りします!未鑑賞の方はご注意ください!

『カメラを止めるな』の簡単なあらすじ

いきなり盛大なネタバレですが、この映画は三部構成になっていて、いわゆる”メタフィクション”ものの作品です。二転三転するどんでん返し展開と、臨場溢れるリアルな演出。『カメラを止めるな!』が大ヒットを遂げた所以はまさにここにあります。

本作の構成はちょっと特殊で、「メタフィクション」展開が2段階構造になっているので、1度目のしかけに気付いて油断しているとまんまとダマされてしまう。まさに究極のエンターテイメント作品なんだ

編集長

『カメラを止めるな!』の構造についてざっくり解説すると

  • 【騙しパート①】
    『カメラを止めるな!』映画冒頭で「ゾンビ映画」としての映像が流れる
  • 【騙しパート②】
    暫くして「カット!」という声が上がり、映画冒頭で映し出されたゾンビ映画は「”劇中で登場人物たちが撮影している映画の映像”」であった事が分かる
     
  • 【騙しパート③】
    しかしその後、「ゾンビ映画」を「撮影」しているはずだった現場に本物のゾンビが現れる展開となり、現場は阿鼻叫喚の渦に。
     
  • 【騙しパート④】
    …ところが、「ゾンビ映画を撮っていたら本物のゾンビが現れた」という展開さえも『ONE CUT OF THE DEAD』という映画の登場人物たちが撮影している「映画の展開」にすぎない事が発覚!
     
つまり本作は「ゾンビ映画として」ではなく、「そのゾンビ映画を制作する監督や役者たちの奮闘劇」を楽しむ事こそ本質であるというのが最大のしかけ。前編は「登場人物達が撮影しているゾンビ映画の映像」、中編は「それを撮影している登場人物たちの人間ドラマやリハーサル風景」、後半は「撮影当日、撮影現場で何が起こっていたかを描いた舞台裏の奮闘」という三部構成で繰り広げられるんだ。

編集長

トビくまくん

なるほど。でもそういうメタ構造の映画ってよくあるよね?『キャビン』とか『トゥルーマン・ショー』なんかもそうだし
どんでん返し要素ももちろんだけど、この映画は何と言っても臨場感がスゴい。これは実際に観てもらわないとうまく説明できないんだけど、トラブルが起こっても絶対にカメラを止めずアドリブで対応しまくる登場人物たちの臨場感そのものが爽快で、観ている側がその空気に入り込む事が出来る「ドタバタな爽快さ」と「観終わった後の達成感」こそが、この映画の真骨頂とも言えるんだ!

編集長

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『カメラを止めるな!』ネタバレあらすじ《前編「ゾンビ映画」上映パート》

それでは、ここからは更にガッツリと『カメラを止めるな!』のあらすじを前編・中編・後編に分けて解説していきます。

【前編①】廃墟で42テイク!ゾンビに襲われるシーン撮影

『カメラを止めるな!』ネタバレ
出典:映画『カメラを止めるな!』公式Twitter

ある山奥の廃墟。「目を覚まして!」と叫ぶ女に虚ろな目をした男が歩み寄る。男はゾンビ化しており、女の声は届かない。ついに壁際まで追い込まれた女は、男に噛まれ、「愛してる…」と呟きながら倒れる。
「はい、カット!」と廃墟に響き渡る声。そう、これは映画の撮影だったのだ。

「今何テイク目?」「42テイク目です」と慌ただしく動くスタッフ。「君に本物の恐怖はあったか?」と女優に詰め寄る監督。「自分では出そうとしてるんです…」と涙目になる彼女に「出そうとしてるからダメなんだ!出るんだよ!嘘まみれのその面剥がせよ!」と監督の檄が飛ぶ。
メイク担当の「少し休憩しましょう」という言葉で監督や技術班は外に出る。

メイク担当の話によると、この廃虚はいわくつきで、「出る」との噂があるという。そんな話をしていると扉の奥からガンッ!という大きな音が。三人は凍りつくが、俳優の男は場を和ませようと趣味の話を聞く。メイク担当の最近の趣味は護身術だと答える。相手に後ろから羽交い締めにされたとき、腕を振り上げながら「ポンッ!」と叫ぶのだという。

【前編②】仲間が突然ゾンビに…パニックになる現場

『カメラを止めるな!』ネタバレ

3人がそんな他愛のない話で盛り上がっていると、助監督が帰ってくる。扉のそばでタバコを吸う彼の後ろからうめき声が。カメラマンの男が血まみれで立っていた。「何すかそのメイク?リアルっすね~」と笑う助監督の顔にカメラマンはゲロを吐きかけた。彼はゾンビ化していたのである。

助監督の悲鳴に俳優2人とメイク担当が駆けつけると、ちぎれた腕が飛んできた。片腕のない助監督を見た3人は、ドッキリだと思い笑っていたが、助監督の脈がないことに気づき、これが現実だと知る。ゾンビカメラマンは女優の顔にまでゲロを吐きかけ、さらに助監督までがゾンビになってしまう。

なんとかゾンビを外に締め出すと、監督がこの一部始終を撮っていることに気づく。「これが映画だ!嘘がない!」と興奮する監督。すると座り込んでいた録音係が急に立ち上がり、廃墟の外に出て行こうとする。監督が止めようとしても、言うことを聞かず、結局、録音係は外に出てしまう。
間もなく、外から彼の悲鳴が。監督も「カメラは止めない!」と叫んで出て行ってしまう。残された俳優たち3人は、お互い怪我がないかしきりに確認しあっていた。

【前編③】ゾンビに噛まれたと思われて!?

『カメラを止めるな!』ネタバレ
出典:映画『カメラを止めるな!』公式Twitter

山奥で圏外だということで外と連絡も取れず、残った三人は車で山を降りようとする。そこに、扉の外から「俺だけだ!バケモンはいない!」という監督の声が。ドアを開けると、そこにはゾンビを羽交い締めにした監督が。監督はゾンビを中に押し入れると「アクション!」と撮影を始めた。

堪忍袋の緒が切れたメイク担当は、女優が持っていた斧で録音係ゾンビの首を切り、俳優は監督を角材で殴って気絶させる。3人は外の車に乗り込むが、鍵がない。助監督が鍵を持っていることを思い出すが、その直後、車の窓に助監督ゾンビが激突してくる。助監督ゾンビは女優を外に引きずり出し、もみ合いになる。いつの間にか復活していた監督はこの状況もカメラに収めていたが、女優がカメラにぶつかり、そのままカメラが動かなくなる。

女優は助監督ゾンビからなんとか鍵を奪って逃げる。やっと動き出した映像もいつのまにかカメラワークが様変わりし、ゾンビも後を追いかけてくる。

女優は地下に逃げ込むが、目の前にカメラマンゾンビが現れる。はさみうちにされ、絶体絶命と思われたその時、俳優が助監督ゾンビを殴り、女優を助け出す。
2人はなんとかメイク担当がいる廃墟に戻るが、女優の足の傷を見た彼女はゾンビに噛まれた跡だと疑い出す。彼女は女優がゾンビに噛まれたと決めつけ、斧を振り回しながら襲いかかる。俳優がそれを取り押さえるも、お得意の「ポンッ!護身術」で振り切られる。追いつかれた女優は「キャー!」と叫び、そのまま女優の顔のズームアウトとズームインが長く繰り返される。

映画『カメラを止めるな!』出典:映画『カメラを止めるな!』公式Twitter

【前編④】偶然見つけた斧で…最後まで演じきったラストシーン

俳優は、狂ったメイク担当の脳天めがけて斧を振り下ろす。彼は女優を抱きしめようとするが、「私から離れて!」と彼を突き飛ばす。女優はそのまま近くの小屋へ逃げ込み、座り込んで泣いてしまう。しばらく泣いていた彼女だったが、足の傷をおもむろに剥がす。よく見るとそれは特殊メイクだったのだ。女優は外に出ようとするが、何者かの気配が。声を押し殺す彼女の前でそれは立ち止まり、どこかへ行ってしまう。外に出た女優は偶然斧を見つける。「こんなところに斧が。ついているわ。」とその斧を持ち屋上へ。

「お願いやめて!」と叫ぶ女優を、どこからともなくやってきた監督がカメラを向け、「そうそう!その顔だ!」と撮影を続ける。女優は、俳優ゾンビとのやたらと長い一悶着のあと、彼の首を斧で切る。女優は「台本通りやれ!」と憤る監督にも斧を振り下ろす。血まみれの彼女が歩く先には五芒星が。その真ん中にたち、クレーンカメラを見上げる女優。ここでタイトルロゴとエンドロールが流れる。

映画『カメラを止めるな!』出典:映画『カメラを止めるな!』公式サイト

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『カメラを止めるな!』ネタバレあらすじ《中編「ゾンビ映画撮影準備」パート》

【中編①】【一ヶ月前】ゾンビドラマのオファー

遡ること1ヶ月前、日暮(濱津隆之)は再現VTRの監督をしていた。長い付き合いの細田(細井学)は車椅子に乗り、目薬を使って泣くシーンを演じている。そこへライン・プロデューサーの古沢(大沢真一郎)がやってくる。彼に呼び出された日暮は、会議室に連れて行かれ、そこにはTVプロデューサーの笹原(どんぐり)がいた。

そこで二人から、ゾンビ映画の専門チャンネルを立ち上げること、第一回目の放送はワンカットのゾンビ映画「ONE CUT OF THE DEAD」を生中継で撮ってほしいことを言い渡される。

家に帰ると、妻の晴美(しゅはまはるみ)が護身術のビデオを見ながら腕を振り上げ、「ポンッ!」と言っている。日暮は晴美に今日のオファーについて話すが、「でも断ったんでしょ?あんたにそんな度胸ないもの」と一蹴されてしまう。そこへ、娘の真央(真魚)が慌ただしく出ていってしまう。日暮は晴美の頼みで、真央の後にこっそりついていく。

真央はADをしており、子役に目薬なんか使わずに本物の涙を見せるべきだと熱弁する。結局、真央は監督や子役の母親と揉めて現場をクビになってしまう。日暮が声をかけるも、それを無視して真央は家に帰ってしまう。
その夜、家族3人でテレビを見てると神谷(長屋和彰)という若手俳優のインタビューが流れていた。彼は真央のお気に入りのようだ。日暮がふと今日もらった台本を開くと、主演の欄に彼の名前があった。

【中編②】台本の読み合わせが始まる

台本の打ち合わせのため、俳優役の神谷、女優役の松本(秋山ゆずき)、録音係役の山越(山﨑俊太郎)、カメラマン役の細田、助監督役の山ノ内(市原洋)、監督役の黒岡(イワゴウサトシ)が会議室に集まっている。山越はADに「軟水を用意してくれないとお腹を下してしまう」とクレームを言い遅れてやってきたメイク担当役の相田(高橋恭子)は赤ん坊を連れていた。

台本の読み合わせが始まるが、それぞれが要望を通そうとしてなかなか先に進まない。さらには赤ん坊が泣き出し、はじめての台本読みからすでに不穏な空気が漂う。

映画『カメラを止めるな!』
出典:映画『カメラを止めるな!』クラウドファンディングサイト

【中編③】懸命にリハーサルを繰り返す日暮

日暮家では、晴美が今回の台本を読んでいる。「暇つぶしに読んでいるだけよ」と言い訳する彼女に、「お母さん、また始めたら?」と真央が声をかける。晴美は元女優だったのだ。
それからはリハーサルに明け暮れる日々だった。しかし、やはり俳優たちは一筋縄ではいかない人たちで、思うように進まない。カメラマンの谷口(山口友和)は腰痛持ちで、ワンカット撮影はなかなか辛いと言うものの、助手の松浦には頑なに譲らない。

思うようにいかないと落ち込む日暮に、細田は愛娘のために禁酒していることを話す。今まで酒で家族に迷惑をかけてきたことを打ち明け、泣き出してしまう。
その夜、日暮もまた1人夜酒をし、自分に肩車される幼かった頃の娘の写真を見て号泣するのであった。そこに晴美は日暮にある提案を持ちかける。

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『カメラを止めるな!』ネタバレあらすじ《後編「ゾンビ映画」撮影当日パート》

【後編①】いよいよむかえた撮影当日

いよいよ撮影当日、撮影現場には晴海と真央がいた。父の仕事現場を見学するという体裁で、神谷を見に来たのである。

スタッフは屋上でクレーンカメラを設置したり、ラストシーンに使う五芒星を描いたりと慌ただしく準備する。会議室には役者と監督が集まっており、打ち合わせをしている。そこにプロデューサーからの差し入れの一升瓶の高級な日本酒が届く。細田はそれをまじまじと見ていた。山越は台本を読みながら水を飲むが、間違えて山ノ内の硬水を飲んでしまう。
そこにADから、黒岡と相田が来れなくなったとの報告が。どうやら二人は不倫しており、その道中で事故にあったようだ。今から代役を呼ぶわけにもいかず、役者と年齢が近く、台本も読み込んでいる晴美がメイク担当役に、日暮が監督役で生放送を決行する。
その後ろでは、アル中の細田が禁断症状である手の震えが起き始め、硬水を飲んでしまった山越のお腹の調子も悪くなっていくのであった。

【後編②】迫真の演技を披露!トラブル発生もアドリブでつなぐ

そしてついに一発勝負ワンカットの撮影が始まる。最初の女優にダメ出しをする場面で、日頃の鬱憤を晴らすように、アドリブで松本に暴言を浴びせ、神谷にはビンタを食らわせる。日暮の熱演に真央を含むスタッフは驚きを隠せない。

次のシーンはカメラマン役の細田がゾンビになるシーンだが、撮影に向かう細田の足取りがおかしい。細田は差し入れの日本酒を全部飲んでしまったのだった。

日暮は泥酔した細田を抱えて起こそうとするが、扉にぶつかり、大きな音を立ててしまう。すっかり酔っ払った細田は山ノ内に向かって本当のゲロを吐きかける。その足取りはさながらゾンビであり、その調子でゾンビ役に徹するが、ゲロNGだった松本にもゲロを吐きかけてしまう。しかし、なんとか松本と神谷は細田を外に追いやるのだった。

【後編③】アドリブ多発でも決して ”カメラは止めない!”

映画『カメラを止めるな!』
出典:映画『カメラを止めるな!』公式Twitter

日暮が再び役に入り、ゾンビを復活させたことを説明する。しかしその途中で急に山越が立ち上がり、外に出てしまう。腹痛が限界に達し、我慢できなくなったのだ。山越の本気の悲鳴はゾンビに襲われているようにも聞こえる。

緊急事態と判断した古沢は番組中断のテロップを用意するが、日暮はカメラ目線で「撮影は続ける!カメラは止めない!」と言う。場を繋げるため、神谷、松本、晴美の三人は延々と安否の確認をしている。ADがテロップを入れようとしたその瞬間、真央がそれを静止し、「山越さんをゾンビにすれば、話がつながる!」と主張する。山越にゾンビメイクを施し、演者たちにはカンペで変更を指示する。

晴美は廃墟にやってきた山越ゾンビを迫真の演技で倒す。晴美は「外の車まで走るわよ!」と叫び、それを合図に一同は外に飛び出す。

【後編④】ゾンビとの激しいもみ合い、その裏で…

晴美の迫真の演技でその場を切り抜けたが、彼女には役に入りすぎて主演俳優の腕を折り、劇団をクビになった過去がある。
次は松本が山ノ内ゾンビに追われるシーンだ。二人がもつれ合うシーンを撮っていたカメラマンの谷口は、不意に松本にぶつかってしまう。

倒れた谷口は腰痛が爆発し、カメラを持ったまま起き上がれなくなってしまう。谷口が続行できないと判断した助手カメラマンの松浦はカメラを手に取り、撮影を続行。かねてからやりたかったズームアウトズームインの繰り返しを思う存分に楽しむ。

暴走した晴美は台本を完全に無視し、細田ゾンビや山ノ内ゾンビ、さらには日暮にまで蹴りを食らわし、屋上へ逃げる松本を追いかける。見かねた真央はモニター室から飛び出し、撮影現場に向かう。
屋上まで松本を追い詰めた晴美を神谷が止めようとするが、晴海の暴走は止まらない。神谷の腕をねじりあげ、その拍子にラストシーンで使うクレーンカメラにぶつかり、壊してしまう。

【後編⑤】諦めない!必死のラストシーン。最高のハッピーエンド!

映画『カメラを止めるな!』
出典:映画『カメラを止めるな!』監督・上田慎一郎公式Twitter

日暮は暴走する晴美をなんとか気絶させ、その隙に彼女に流血メイクを施し、神谷が斧で殺したという筋書きにする。しかしラストシーンで使うはずの斧を使ってしまったため、予備の斧を偶然松本が拾うという展開に変更する。
いよいよラストシーンに差し掛かるが、クレーンは壊れており、このままでは最も重要な五芒星の俯瞰ショットを撮ることができない。作品より番組だと主張する古沢に日暮は珍しく怒鳴りながら食い下がる。しかし最後は妥協してしまい、五芒星の俯瞰ショット無しで続けることに。そんな父の姿を見ていた真央は、父の台本を見て何かを閃いたように「今動けるのって何人いる?」と聞く。

なんと、俯瞰ショットに必要な高さを人間ピラミッドで作ろうというのだ。

細田、山ノ内、山越、を土台に、神谷や古沢までもが加わり、頂上には父に肩車される真央がカメラを構える。ADも支えに入り、晴美が見守る中、全員が必死の形相で放送終了までの15秒間を耐える。「はい!カットー!」という声がかかり、一同はマットに倒れ込む。トラブル続きの撮影を乗り越えた役者やスタッフは、全員が清々しい顔をしていた。
真央は父に一枚の写真を差し出す。それは父の台本に貼られていた、幼い自分が父に肩車され、カメラを持っている写真だった。

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『カメラを止めるな!』が 大ヒットした3つの理由

カメラを止めるな!出典:映画『カメラを止めるな!』公式Twitter

巧妙に散りばめられた伏線&回収

前編の違和感が伏線となり、それを後編で回収する本作は、一見するとドタバタコメディですが、その伏線の張り方が恐ろしく入念で、表情やタイミングまで見逃せません。

劇中で回収される伏線の一部を、一覧でまとめました。

伏線→回収
  • 監督の狂気じみたブチギレ演技→演技ではなく、撮影時から自分勝手な女優と男優に対するアドリブのガチ怒り
  • 壁から「ドン!」という物音→アル中役者がドアに衝突した音
  • メイク担当と女優・男優とのぎこちない会話→アル中役者の演技を成立させるために裏で監督が操っている間、アドリブで時間稼ぎしていた
  • メイク担当の護身術「ポンッ!」→監督の妻でもあるメイク担当が最近ハマっている(中盤で練習しているシーンあり)本当の趣味で、完全なアドリブ。実はその後の伏線にもなっている…!
  • アル中役者のゲロ(×2)→①助監督には本来噛むだけなのにゲロ ②ゲロは事務所NGの女優にまでゲロ
  • 突如外に出ようとする音声スタッフ→軟水しか飲めないのに誤って硬水を飲んで便を我慢できなくなった(第2部で語られるこだわりの伏線も回収)
  • 監督がカメラ目線で「撮影は続ける!カメラは止めない!」→ハプニングの連続で撮影中止を懸念した監督が、カメラを通して意思表示
  • 突如カメラが置きっ放しに→腰痛持ちのカメラマンが動けなくなり、見習いカメラマンが代わりに続行
  • 暴走しだすメイク担当→役に入り込みすぎて台本無視(誰も止められない…)
  • やけに長く叫び続ける女優→監督がメイク担当を気絶させ、男優の血まみれメイクが終わるまでの時間稼ぎ
  • 小屋に逃げた女優の前に現れたゾンビ(足元だけ)→実は「斧を拾って」と書かれたカンペを持つAD
  • ゾンビになった男優を女優がなかなか殺さない→ピラミッドができるまでの時間稼ぎ
  • 監督を何回も斧で斬る女優→監督がピラミッドに加わるまでの時間稼ぎ

上記は「ONE CUT OF THE DEAD」の本編内のみで回収できる伏線ですが、そのほかにもたくさんの伏線が貼られています。1部&2部で違和感を感じた伏線を3部でしっかりと回収しているのが人気の理由の一つでもあるでしょう。

関係の修復と、ラストシーンの感動

さらに、本作は父と娘、妻と夫といった家族の絆、そして最初はバラバラだった役者やスタッフが、「はい!カット!」という一つのゴールに向けて一丸となって頑張るヒューマンドラマでもあります。

「ONE CUT OF THE DEAD」の監督を引き受ける前は妥協した再現VTRの撮影をしていましたが、家を出て行ってしまう娘にもう一度尊敬されたい思いや、昔映画監督を目指していた頃を思い出したことから監督を引き受けることを決めます。そして、親子で肩車している写真が父親の台本に貼ってあることを知ったマホが組体操を思いつくのです…!

また、ラストの組体操のシーンは「あっぱれ」としか言いようがありません。なぜかというとこのシーン、下記の3つの感動ポイントが組み込まれているのです!

  1. 父と娘が昔、肩車していた時の写真の再現
  2. 自分勝手な主演男優が映画のために協力
  3. 組体操を必死で維持する撮影陣+役者陣

しかもこの場面、1部で観ていた時は「こんな映画、早く終わって」と思っていた方も多いのではないでしょうか?しかし3部でもう一度見ている時は、「組体操が崩れちゃう、早く終わって」と、気持ちが反転しているのです!気が付いたときにはハッとさせられました。

ネタバレ無しでは絶対に「語れない」異質さ

本作は新人監督と無名俳優で撮影されたことも話題となりました。無名の役者を使うことにより、誰が主人公で誰が物語を引っ張るのか予測できない展開が面白さを際立てているんです。

こんなどんでん返しな作品ですから、人に紹介するときは決してネタバレは厳禁です。これから見る人には最大限楽しんでほしいという気持ちから、詳しく紹介したくても「とにかく見てくれ!」としか言えないことも話題になりました。皆さんの周りにもそんな人いませんでしたか?

また、著名人や映画関係者、批評家の人たちが絶賛したことによってSNSで話題となり、多くの映画レビューサイトで軒並み高評価を得ています。

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まとめ

映画『カメラを止めるな!』

出典:金曜ロードSHOW!公式Twitter

映画ファンのみならず、日本中を席巻した『カメラを止めるな!』をご紹介しました。「この映画は二度始まる」で話題となった本作ですが、見終わった後にもう一度前編のワンカット映画を観ると、より一層楽しめます。一度観たよという方も是非、「二度」観てはいかがでしょうか?

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