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映画『グリーンマイル』のあらすじネタバレ~結末を解説!

たかなし亜妖

『It』、『シャイニング』、『ミザリー』などホラー小説で有名なスティーヴン・キングの小説を映像化した『グリーンマイル』。ホラー要素は一切なく、刑務所を舞台とした人間味のある物語が展開される長編映画です。

約3時間という長尺ながら、一時も目が離せない細やかなストーリーが非常に魅力的。不思議な世界観ではありますが、涙なしには観られない深みのある作品でしょう!

本記事はネタバレを含みますので、未鑑賞の方はお気を付けくださいね!一度観れば本作の魅力に気づき、ハマってしまうかもしれません……!!

刑務所が舞台の感動ドラマ『グリーンマイル』について

グリーンマイル スティーヴン・キング
出典:Amazon.com

アメリカでは1999年、日本では2000年に公開された映画『グリーンマイル』。原作小説は1996年に発表されたものですが、映画では登場しないキャラクターがいるなど、一部修正が加えられています。ホラー作家で有名なスティーヴン・キングですが、本作にホラー要素は全くなし。カテゴリーは「ファンタジー」に振り分けられていますが、少々ジャンル分けの難しい作品とも言えますね。

彼の作品を映像化したのは映画監督、フランク・ダラボン。『ショーシャンクの空に』や『ミスト』など、スティーヴン・キングの小説をいくつか担当しているのです。元々は脚本家でもあるので、多くの作品の脚本・制作として関わっているのだとか。主にホラー映画を中心に活動しており『エルム街の悪夢の悪夢』『フランケンシュタイン』『ウォーキング・デッド』辺りも非常に有名でしょう!

フランクは原作小説を元に約2か月で3時間尺の脚本を書き上げたそう(!)興行収入は約65億円で、2000年アカデミー賞では脚本・音響・作品賞にノーミネートされました。

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10秒でわかる映画『グリーンマイル』のあらすじ

介護施設で生活をしている、ある1人の男性。彼の名はポール、同じ介護施設で顔を合わせる老人女性と親し気な様子でした。しかしポールはテレビである活動写真が流れ始めた瞬間、ふいに涙を流して取り乱してしまいます。女性は気遣って、二人はその場から席を外すことに。

二人だけの場所へと移動し、彼は60年前の昔話と訥々と語り始めます。舞台は1932年、世界恐慌のアメリカ……まだポールが刑務所の看守をしており、主任を務めていた時の話。

刑務所と言えど死刑囚を取り扱う監房で、死刑の決まった人間が次々と送り込まれてきます。そんな中一人の罪人・ジョン・コーフィーがやってくることを耳にしました。ジョンは黒人男性で体が驚くほど大きく、見る者全てを圧倒させるほどの威圧感がある大男だったのです。

しかしそんな見た目とは裏腹に「暗闇が怖い」など気弱な一面が垣間見えます。顔つきも弱々しくとても犯を犯した人間とは思えません。ポールは彼が本当に罪人なのか疑問を持ち始めてしまい……。

『グリーンマイル』のネタバレあらすじ

以下、ネタバレとなりますのでご注意ください!

【あらすじ①】グリーンマイルにて大男と出会う

グリーンマイル 罪状
出典:映画『グリーンマイル』公式Facebook

介護施設に住むポール・エッジコム(トム・ハンクス/ダブス・クリア)の日課は、パンを持って散歩へ行くこと。施設の黒人男性に「転んでケガをしたら大変ですよ」と言われるも、その日課を怠ることはなかった。彼には施設内で親しい女性がいる。ある時みんなでテレビを観ていると、古い活動写真(映画)が流れ始めた。突然それを観て泣き出すポール、女性は彼を気遣って二人で席を外すことに。

突如泣き出したポールは、ゆっくりと過去の出来事を語り始める。それは60年前の1932年、世界恐慌真っ只中のアメリカ。彼自身がまだ刑務所の看守であり、主任を務めていた頃の昔話だ。

その監房はE棟、緑色の通路から「グリーンマイル」と呼ばれ、大罪を犯した死刑囚が収容されている。当時ポールは酷い尿路感染症を患っていたが、仕事を休むことさえままならなかった。なぜなら州知事の息子であり、コネで入ってきたパーシー・ウェットモア(ダグ・ハッチソン)が問題児であること、そしてジョン・コーフィー(マイケル・クラーク・ダンカン)が送られてくる予定があったからだ。

パーシーは自分の立場を利用してやりたい放題、ジョンを一人連れてくるだけでも問題を起こしポールは彼を叱責する。大男のジョンはとても罪人とは思えず、気弱そうな素振りからつい違和感を覚えてしまうほど。挙句の果てには収容後「暗闇が怖い」などと口にしており、通常の死刑囚とは雰囲気からして違うものがあった。

しかしジョンは少女たちを殺害し、レイプするというおぞましい事件を起こしていることが発覚する。少女二人を小脇に抱え、子供のように泣きじゃくっているところを発見されて逮捕に至ったと罪状には記されている。その際「元に戻そうとしたけど手遅れだった」と謎の供述をしているのだ。

ジョンの存在が気になる一方で、問題児パーシーの行動も頭を悩ませるものだった。死刑執行にやたらと興味を見せているのだが、看守たち、そして上司は彼に対して良いイメージを持っていない。ハル・ムーアズ(ジェームズ・クロムウェル)はパーシーが看守のポジションを離れるまで問題を起こさぬよう、ポールに注意を促した。

【あらすじ②】監房での不思議な出来事

グリーンマイル ジングルス
出典:映画『グリーンマイル』公式Facebook

ある夜、一匹のネズミがグリーンマイル内に現れる。人間の前に現れ、堂々とした態度を見せるネズミを看守たちは面白がり、パンをあげるなどして様子を見た。本来なら退治をするべきなのだが見つからなくなってしまい、それっきり。だがこのネズミは度々グリーンマイルに姿を現すようになる。

そして日をまたぎ、一人の死刑囚の死刑執行の日がやってきた。電気椅子を用いた方法であり、執行日の前にはリハーサルが行われる。執行前には濡らしたスポンジを頭に乗せるなど様々なルールが存在しており、まだ新人のパーシーは手を出すことはできないが、執行に興味津々。自分に死刑執行の舵取りをさせてくれとポールに頼むが、彼は決して良い顔をしない。

だがパーシーも一切引かず「執行をさせてくれなければここに居座るぞ」と宣言。問題児であり悩みの種である人物を置き続けるわけにもいかないので、ポールは断るに断れなかった。

悩みが増え尿路感染症も酷くなる中、監房では囚人のデル(マイケル・ジェッター)が例のネズミを飼いならしていた。芸を仕込み、すっかり彼になついているようだ。殺伐としたグリーンマイル内にも朗らかな雰囲気が流れ、看守たちも面白く思っている。ネズミはMr.ジングルスと名付けられ、デルの大切な相棒と化していた。

ポールはある日ハルから、問題児の囚人が入ってくること、そして彼の妻が脳腫瘍を患っていることを聞かされる。妻・メリンダ(パトリシア・クラークソン)は容態も酷くなり、治療は不可能なのだとか……。彼とは夫婦同士で仲が良かったことから、ポールは複雑な思いに駆られてしまう。

そんな中、遂に問題児の囚人ビリー(サム・ロックウェル)が送り込まれてきた。なかなかの曲者で薬を打たれているフリをし、監房へ着いた途端暴れるなど早速問題児としての顔を見せ始める。自身の病気が更に深刻化しているポールは、同僚も心配するほど追い詰められていた。なんとか事態を収束させるも、あまりの痛みに倒れてしまう。

そんな時檻から見ていたジョンが、ポールへ「こっちへ来て」と声をかける。凶悪な囚人のため警戒をしていたものの、近寄るとジョンはポールの股間を掴み……あっという間に病気を治してしまった。ジョンの口からは大量の小虫が溢れ、それは天へ昇って消えていく。

一体何が起きたのかは分からないが、ポールの病気は完治し痛みも消え失せていた。

【あらすじ③】騒然となる死刑執行

グリーンマイル 電気椅子
出典:映画『グリーンマイル』公式Facebook

相変わらずビリーは看守をからかう、言うことを聞かない、囚人を煽るなどの問題行動を繰り返す。独房に閉じ込めてもいつもの調子で、態度が何ら変わることはなかった。

一方、デルの死刑執行日が着々と近づいてくる。ポールは彼の死刑執行の舵取りをパーシーに任せる予定だが、これを機にE棟担当から外れてもらおうと考えていたのだ。だがパーシーは相変わらずで、もうすぐ死が迫っているデルに横柄な態度を取り続ける。

するとビリーがパーシーへちょっかいを出し、彼は驚きのあまり小便を漏らしてしまう。ビリーがやってきて暴動を起こした初日もそうだが、パーシー自身は口だけで、いざという時は何もできない”役立たずでしかない。恥ずかしい一面をその場の全員に見られ、デルは彼をバカにする。真っ赤になったパーシーはデルへの怒りが募っていた。

デルは自身の死刑執行もそうだが、何よりMrジングルスのことを心配していた。安心させるためにもポールとブルータスは「ジングルスをネズミのサーカスへ送る」と優しい嘘をつき、彼の不安をぬぐった。

しかしその矢先でパーシーが怒りのあまり、Mrジングルスを踏みつぶして殺してしまう。泣き崩れるデル、いたたまれない気持ちになるポールらだが、そこでジョンがネズミを生き返らせると言う摩訶不思議な現象を巻き起こす……。尿路感染症を治した時と同じく、彼の口からは大量の虫達が出ていくのだった。そして死刑執行日は、Mrジングルスをジョンが預かる運びとなる。

リハーサルでは失敗のなかったパーシーだが、いざ本番を迎え、彼の悪戯心が動き出してしまう。囚人には濡らしたスポンジを必ず頭の上に置かなくてはならないのだが、パーシーはわざとスポンジを乾いたまま乗せた。そして死ぬ直前には「ネズミのサーカスなどあるわけない。こいつらのついた嘘だ」と酷い言葉を浴びせ、デルに絶望を与えたのだ。

いざ執行となり彼の体に電流が走るも、生き地獄のような状態となり辺りは騒然となってしまう。デルの苦しみはE棟にいるジョンにまで伝達し、Mrジングルスにまで届いていた。死刑執行後の体は丸焦げ、一歩間違えれば大火事となっていただろう。ハルが一同を責めるも、パーシーはあまり反省の色を見せなかった。

【あらすじ④】ジョンが残したもの

グリーンマイル ジョン
出典:映画『グリーンマイル』公式Facebook

看守たちはジョンの持つ不思議な力に気づき、ポールは彼の力を使ってメリンダの病気を治せないか提案した。大罪を犯した死刑囚のためかと顔をしかめるも、一同はポールの思いに賛同し、協力することとなる。

計画が実行されたのは夜中のことだった。ジョンを連れてハルの家を訪れ、半ば強引にメリンダへ引き合わせる。するとジョンは力を発揮し彼女の病を一気に吸い込み、そのまま飲み込んでしまう。メリンダは元の状態へ戻り、ジョンへ心から感謝の気持ちを告げた。そして彼に、ネックレスをプレゼントする。

無事に計画を終えE棟へ戻ると、問題児のパーシーが今回の件を報告しようとしていた。しかし彼は計画実行前に一同に拘束され、軟禁されていたため身動きができない。ポールらが帰ってきた矢先に憎まれ口を叩くが、ジョンは先ほど飲み込んだものをパーシーへ移してしまう。すると彼の様子は一気に変化し、問題ばかりを起こすビリーを殺してしまった。ジョンは悪の心を持つ二人を、自らの力で罰したのである。

ポールがジョンの手を握ると、真実が見える。ビリーの犯した罪、そしてジョンが引き起こした事件の犯人は……なんとビリーだったのだ。やはり彼自身は、何の罪も犯していなかったのである。

しかしながら死刑執行を止めることはできない。ジョンも自らの運命を否定することはしない。毎日たくさんの人々が殺され、苦しみを覚えることに疲れてしまったと言う。「もう生きていたくないんだ」と悲し気に話す彼を見て、ポールらは何とも言い難い気持ちになっていた。

最後に彼の望みを聞くと、活動写真を観たことがないと語る。看守達はせめてもの親切心で、ジョンに活動写真を見せた。(※これが冒頭部分の活動写真と一致する)

そしていざ死刑執行の日、舵取りはポールが行う。彼の優しさ・真実・行いを全て知っている看守達は複雑な思いで電気椅子の前に立っており、中には涙を堪えきれない者もいる。こうして彼らの手でジョンは生涯を終え、遺体にメリンダのプレゼントしたネックレスを下げた。

こうした過去を持ち、60年が経過したポールは介護施設の女性に一部始終を話していた。あの後とても気が気でいられず、E棟から離れるべく転属願いをブルータスと出したらしい。現在のポールは108歳、話している女性よりも、彼はずっとずっと年上なのである。

これも全てはジョンから受け継いだ力であり、未だにMrジングルスも生きている。処刑後、ネズミは再び姿をE棟へ現したのだ。毎朝ポールがパンを持って向かう先はMrジングルスのいる小屋であり、一人と一匹はまだまだ命が続いているようだ。

しかし長く生きていれば、別れも増える。もうブルータスもハルも、メリンダも、そして自分の妻でさえ他界していた。「君も先に逝くだろう」とポールは悲しい顔で女性に伝える。“ジョンから受け継いだ力”ではあるが、彼はこれを”ジョンという奇跡の存在を処刑してしまった罪”と考える。

いつかは来るであろう迎えも、まだ来ていない。ポールは自身のグリーンマイル(=死ぬまでの道のり)があまりに長く感じていた。

『グリーンマイル』のキャスト

ポール・エッジコム役:トム・ハンクス/ダブス・クリア

グリーンマイル トム・ハンクス
出典:トム・ハンクス公式Instagram

E棟の主任を務めることから「ボス」と囚人から呼ばれるポール。冷酷な人間ではなく非常に人間味がありますね。ラストで堪えきれなくなり涙を流すシーンに、こちらもホロリときてしまうほど。ジョンの処刑は抗えないものでしたが、下された決定をひっくり返すことはできません。

ジョンの力を受け継いだことで、108歳になっても元気で若々しい見た目。ですがそれは決して素晴らしいことではなく、愛する者の死を次々と見届けなくてはならない事実が待っているのです……。まだか、まだかとお迎えを待ち続け、自身のグリーンマイルが長すぎるとさえ感じていたのでした。

ポールの看守時代を演じるのは大スター、トムハンクス。元々は若手コメディアンとして活躍しており、実は映画監督としての顔も持っているのです。アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞の常連であり、日本の来日回数も非常に多いですよね。映画好きでなくとも、彼を知らない人はいないでしょう!

そして108歳のポール役はダブス・クリア。アメリカ出身の俳優であり、8歳から演劇を始めるなど長きにわたって活躍していました。映画の出演は本作が最後となっており、2007年に亡くなっています。90歳まで生きられたご長寿の俳優さんでした。

ジョン・コーフィー役:マイケル・クラーク・ダンカン

グリーンマイル ジョン
出典:映画『グリーンマイル』公式Facebook

死刑囚として連れてこられた大男、ジョン。まるで罪を犯したとは思えないほど弱気で、暗闇が怖いなど見た目とは180度違う発言にポールも困惑してしまいます。罪状では凶悪犯罪を起こしていることとなっていますが、実際は無実。ジョンが起こしたとされる事件の真犯人は、後にE棟へやってくるビリーだったのです。

回想シーンで少女二人を抱きかかえて号泣しているのは、助けようとして間に合わなかったからですね。本当は心優しく気弱な人間、だからこそ生きることに疲れてしまい、死を受け入れたのだそう……。最後の処刑シーンは、観ていて胸が締め付けられるものがありました。

そんなジョンを演じるのは身長194センチ(!)のマイケル・クラーク・ダンカン。この役で2000年アカデミー賞では助演男優賞にノーミネートされ、一気に話題となりました。ジョン役は非常に人々の印象も強く、マイケルと言えばジョン!のようなイメージさえついているほど。

『アルマゲドン』など様々な有名作品に出演しますが、心筋梗塞を患い54歳という若さながらこの世を去ります。唯一無二のキャラクター性を持つマイケルだったので、非常に惜しまれる死となりました。もっと色々な役を演じているところを、見たかったですよね。

ブルータス・“ブルータル”・ハウエル役:デヴィッド・モース

グリーン・マイル ブルータス
出典:映画『グリーンマイル』公式Facebook

E棟を担当する看守の一人で、立場は副主任。ポールの相棒的存在。体の大きな男性であり、ジョンがやってくる前は「オレより大きな男なのか?」と言っていたくらいでした。ポールと同じくらいの厳しさを持ち、パーシーの問題行動に度々注意を払う姿も。思い返せばパーシーを叱り、殴り・・・と彼に対してはある意味一番厳しかったような(笑)

ですが非常に心優しき一面もあり、ジョンの死刑執行前には「オレ達を感じてほしい」と彼を励ます言葉をかけていました。ブルータスにとってもジョンの件は耐えられなかったようで、後にポールと共に移動願いを提出するのでした。

ポールの相棒を演じるのはアメリカ合衆国出身の俳優・デヴィッド・モース。元々は舞台で活躍していましたが、映画やTVにも進出。しかしあまり良い役にめぐまれない時間が長かったそうで、売れるまでには時間がかかったのだとか。現在は66歳になりますが、活動を続けています。

パーシー・ウェットモア役:ダグ・ハッチソン

グリーンマイル パーシー
出典:映画『グリーンマイル』公式Facebook

冒頭からとにかく嫌な奴で人々を困らせるパーシー。コネがあることを強みとし、横暴な態度を取り続けては看守たちに嫌われています。ここまで突き抜けたクズキャラクターもそういないので、非常に印象深い登場人物と言えるかも(笑)大きく出る割には小心者、肝心の場面では全くの役立たずというクズっぷりが最高ですね。

物語の中盤まで調子に乗った行動は続きますが、ジョンの手によって様子がおかしくなってしまいます。そして最終的には精神病院送りに……。それ以降のことは一切描かれていません。非道で残酷な彼はきっと罰を受けるべき存在だったのでしょう。

個性的な悪役を演じるのはダグ・ハッチソン。パーシーの嫌味ったらしい演技で高評価を受け、より注目されるようになったそう。確かに演技力は高いので、評価されるのも納得ですね!『CSI』シリーズのエピソード1や『LOST』、『24』にも出演しているので、見かけたことがある方は多いはず!

映画『グリーンマイル』の登場人物=聖書?

グリーンマイル 泣ける
出典:Amazon.com

あまり日本で馴染みのない聖書ですが、本作ではそれをベースに登場人物の設定がなされているのだとか。スティーヴン・キング自身が聖書をヒントにしたお話作りを好んでいるため、『グリーンマイル』もその要素が含まれています。

まず物語のもう一人の主人公・ジョンはイエス・キリストの位置にあたります。彼の持つ能力は病気を治す、死んだ者を生き返らせる、罪深き悪人を懲らしめるといったもの。まさにキリストの行い!といったところでしょう。そしてジョン・コーフィーを英語で書くと「John・Coffey」。つまり「Jesus・Christ(ジーザスクライスト)』と頭文字が全く一致しているため、ジョン=キリストということが分かります。

次にポールですが、彼はローマの百人隊長の位置。”百人隊長”と聞いてもピンとこないと思いますが名前の通り、100人近くを従えていたローマの軍人隊長のこと。当時はイエスを信仰するユダヤ人に差別の目を向けるローマ人がほとんどでしたが、この隊長だけはイエスを信じ続けたと言われています。実際にそれは旧約聖書に記されているのだとか。

つまりイエスを信じ続ける百人隊長……言い換えればジョンを信じるポール、なのです。

『グリーンマイル』のネタバレまとめ

3時間という長尺ながら、一切飽きさせることなく人間ドラマが展開していく『グリーンマイル』。ただ涙を誘うだけでなく、看守たちの言葉に表せない葛藤やジョンの存在、もっと言えば人間の存在についてまで考えさせられるお話です。生きるときに疲れたのなら、この作品を観ると何か思うことがあるかもしれません!

鑑賞後は心が洗われるような気さえしてしまいます。ジョンの起こした奇跡を、ぜひ最後までご覧ください。

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たかなし亜妖
たかなし亜妖

フリーライター&シナリオライターの映画好きサブカル女子。ライター歴は一年半くらいでまだまだひよっこ。 「感動よりも恐怖を、お涙よりもスリルを!」を基準に映画を選ぶ人。ホラー、スリラーサスペンス、鬱になりそうな作品が特に好き。でもハッピーな気分になれる海外ドラマも好き。キャラクターものもアニメも好き。要するにかなりの雑食です。