愛が深ェ!魂に刺さるワイルドスピードの名言集 | ドミニク他アツいセリフが勢揃い!
『ワイルド・スピード』シリーズは、アメリカのストリートレースや、日本のドリフト文化などをテーマにして始まった、大人気カーアクションムービーです。
本シリーズは2001年公開の1作目『ワイルド・スピード』から、2021年公開の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』までの全9作品と、さらにホブスとショウが主人公のスピンオフ映画として2019年には『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が公開されています。さらに2023年には『ファスト X』の公開が予定されています。
個性的なキャラクター揃いのこの映画では車やレースを通じて、仲間との絆や愛、自由などが感動的に描かれています!
そして、そんな『ワイスピ』シリーズには、グッとくる名言やセリフが溢れているのも大きな特徴です。スリリングなカーアクションの合間に挟まれる、登場人物達のしみじみしたセリフや粋なジョークは、作品をより心に残るものにしてくれるでしょう!
シリーズ未見の方はもちろん、既に熱烈なワイスピファンだ!!!という方も、名言で作品の魅力をおさらいし、”ワイスピ沼”に再び深く浸ってみませんか?
目次
第1作目『ワイルド・スピード』の名言
【名言1】それからゼロヨンだけに生きる人生。先のことは考えず、借金も店もチームも気にしねぇ。10秒足らずの時間だけ、オレは自由だ」/ドミニク
記念すべきワイスピシリーズの第1作目『ワイルド・スピード』で、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)が発したセリフです。
英語verは「I live my life a quarter mile at a time. Nothing else matters: not the mortgage, not the store, not my team and all their bullshit. For those ten seconds or less, I’m free.」。
ガレージで彼の後の相棒となるブライアン(ポール・ウォーカー)に、父親から譲り受けた車ダッジ・チャージャーを見せながら、過去を語るシーンはしみじみします。ドミニクにはつらい過去があったから、ゼロヨンの10秒間だけその悲しみから解放されるのだと分かります。またドミニクが、いかにストリートレースを愛しているか、が分かるシーンでもあります。
「ゼロヨンだけに生きる人生。先のことは考えず、借金も店もチームも気にしない。10秒足らずの時間だけ、オレは自由だ」
この名言わかる人はしっかり映画を見てる証拠
こんなことゆってみたいよね。— yuto (@gy_tfr) June 22, 2019
【名言2】「飯代は自分で払える、おれは人の厄介にはならない、自分のパンは自分で買う」/ブライアン
ドミニクとブライアンの、レストランでの会話です。警察の上司に圧力をかけられ機嫌が悪いブライアンに、ドミニクが「飯を食いたきゃいつもクールに」と言いました。
ドミニクは仲間の中でも常にリーダー的存在で、周囲の皆は彼に奢ってもらっていたよう。しかし、ブライアンはそれらの人達とはちょっと違う、どこかに孤独を抱え持った存在。後のシリーズでブライアンは、ドミニクが頼る事のできる大切な”仲間”となっていきます。
何気ないセリフですが、後々見返すと本当にグッとくるシーンです。
第2作目『ワイルド・スピードX2』の名言
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【名言1】「前を見て運転しないと、プレイボーイさん。/モニカ
原文は「You might wanna keep your eyes on the road, playboy.」
ワイルドスピード2でおとり捜査官として出演している美女・モニカが、話に気を取られて運転に集中していない(ようにみえる)ブライアンに対して言う言葉。この言葉を”挑戦”として捉えたブライアンは、「俺をナメてるのか」というばかりに、助手席のモニカを見つめながら100kmにいきなり加速させるんです!非常に危険なので絶対に真似できませんが、カッコイイですよね。このセリフが名言というよりも、このシーン自体がとっても有名なのでおさえておきたいです。
アザラシくん
第3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の名言
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【名言1】「あの連中を見ろ、ルールに従ってる。怖いからだ。人生は単純だ“選んだ道は後悔するな”」/ハン
これまでに数々の修羅場を乗り越えてきた、謎の男ハン(サン・カン)の名言です。英語verは「Look at all those people down there. They follow the rules, for what? They’re letting fear lead them.Life’s simple. You make choices and you don’t look back.」
ハンは『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』から登場します。彼がなぜ東京に住んでいるのかは、時系列でいうとこのストーリーの前の物語となる4、5、6作目で説明されています。
主人公であるショーン(ルーカス・ブラック)に向かってハンが言ったこの言葉は、いろいろな解釈が可能です。選んだ道をいちいち振り返っている様では迷いが生じ、事の成果を出す事は難しいという教訓と捉える事も出来ます。
またこのセリフから、常にルールに従うだけでは生きていけなかった、ハンの過去が物語られています。
ワイルドスピードのTokyo Drift
このワンシーンの一言が心に刺さる
【人生は単純だ “選んだ道は後悔するな“】 pic.twitter.com/Z7LSP42BZX— Boss@Archrival (@ArchrivalJP) March 7, 2016
【名言2】「速いから何だ?もっと意味があればやるが、それだけじゃな」/ハン
ショーンがハンにドリフトキングのタカシ(ブライアン・ティー)となぜドリフトで勝負しないのか?と尋ねた時の名言です。
ショーンはドリフトでハンがタカシに勝てると気付いていました。ただ、ハンはレースで勝って賞賛を浴びたり、実力を誇示する為に走るのはバカらしいと考えているようです。
まだ高校生のショーンに対して、他人と自分を比較するのではなく、意味のあることをする価値を教えた名言です。
ショーンはその後、意中の同級生ニーラ(ナタリー・ケリー)をタカシから守る為、タカシと真剣勝負のレースをします。
【名言3】「こういう諺がある。釘が不足で蹄鉄打てず、蹄鉄不足で馬が走れず、馬が走れず伝令届かず、伝令届かず戦に負けた」/カマタ組長(タカシの叔父)
ハンが上がりをかすめ取っていた事に気付いたやくざのカマタ組長(千葉真一)は、甥であるタカシを訪ねそのことを忠告します。
タカシが「でもそれ程の額では……」と、誤魔化そうとした時に、叔父であるカマタの口から出てきたのがこの言葉です。
これは「たかが釘が足りないぐらいの事だ」と思って油断をするな!という教訓ですが、劇中では千葉真一がこの言葉を発する事で、より重みのある言葉となっています。
尚、この言葉は海外の伝承童謡であるマザー・グースの歌詞のアレンジであるようです。
【名言4】「子供じゃないんだぞ、何が悪い?俺がいなきゃ、お前はまだ喫茶店を脅して小金を集めてた」/ハン
カマタから忠告を受けたタカシがハンに怒りを覚え襲撃するシーンで、ハンが彼に返した言葉です。
やくざの叔父のコネもあり、言われた事をただやっていれば生きてこられたタカシとは違い、ハンは様々な場面で機転を利かせてどうにか生計を立ててきたアウトロー。
タカシは銃でハンを脅しますが、これまでに多くの危ない経験をしたハンは少しも怯えません。
言われたまま生きるのではなく、自らの意思で物事を選択してきた、ハンのキャリアが感じられる名言です。
第4作目『ワイルド・スピード MAX』の名言
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【名言1】「前に、なんでドムを逃したのか聞いたよね?多分それは、ドムのことを自分自身よりも尊敬していたからだよ。」/ブライアン
出典:IMDb
原文は「You asked me why I let Dom go? I think it’s because, at that moment, I respected him more than I did myself. 」
第1作の『ワイルド・スピード』以来に復活したドミニク×ブライアンのコンビは、今作でより2人の絆が深まっていきます。この名言は、1作目でドミニクの罪を見逃して彼の仲間になった理由について、ミアに話すシーンで生まれました!捜査官として”正義”を追い続けてきたブライアンにとって、ただの悪党だけでは片付けられない存在だったドミニクたち。彼の”正義を曲げ、警察官という職を捨ててまでもドミニクについていくことを決めたブライアンの覚悟が伝わってきます!
【名言2】「たった1インチの差でも1マイルの差でも、勝ちは勝ちだ。どのレーサーでもそう言うさ。」/ドミニク
出典:IMDb
原文は「Ask any racer. Any real racer. It don’t matter if you win by an inch or a mile. Winning’s winning. 」
ブライアンとレースをすることになった時に、ドミニクが発した名言。『ワイルド・スピード MEGA MAX』ではレティが殺されたことを知るというドミニクにとって非常に辛い出来事が起こります。そんな中でも”ファミリー”に支えられながら自分の道を生き続ける彼はとってもカッコイイです。
第5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』の名言
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【名言1】「それなら2人居る」/ブライアン
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『ワイルド・スピード MEGA MAX』からは、チーム強奪もの映画のテイストが強くなりました。シリーズ1作目から4作目に活躍したキャストが一気に登場し、作品は以前より華やかになります。これはその人物紹介がなされるシーンでの、ブライアンのセリフです。
ハンはカメレオン、ローマン(タイリース・ギブソン)はペテン師などそれぞれの登場人物が、個性に合った役割を持っています。そんな中ドミニクが「ドライバーが2人要る、プレッシャーに強くくじけない者」と行った時、ブライアンが嬉しそうに発したのがこのセリフです。2人とは、ドミニクとブライアンの事に他なりません。
【名言2】「修羅場をくぐると何が大切か分かるわ」/ジゼル
出典:IMDb
大きなヤマを踏む前に皆がお酒を飲んでいる中、1人で車の点検をするジゼル(ガル・ガドット)のセリフです。軍にいた経験や、麻薬組織のメンバーであった事、これらの過酷な環境から彼女が学んだ教訓。
劇中ではタフでクールな存在のジゼルですが、彼女のそつのなさはこのような地道な努力から培われているのだと分かります。ハンはこれに対して「いい教訓だ」と返しています。
【名言3】「金は結局はかない物さ、一番大切なのは仲間の存在だ。」/ドミニク
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ファミリー一同がバーベキューをするシーンでのドミニクのセリフです。英語verは「Money’ll come and go. We know that.but most important things in life will always be the people in this room. 」
裏切り者になりかけていた過去の仲間ヴィンス(マット・シュルツ)が、ミアを助けた事からドミニクらの元にカムバックした直後の場面。
またこのシーンでは、ミアに子供が出来た事を皆で喜び祝福します。
ドミニクのこのセリフの信念は、ワイスピシリーズを通して貫き通されています。加えてワイスピシリーズが、ただのド派手なカーアクションムービーではなく、血の繋がらない仲間との絆が描かれた名作である事が証明される名言でもあります。
乾杯しよう
金は結局はかない物さ
一番大切なのは仲間の存在だ
ここにいる今ここに
ファミリーにワイスピ5やっぱいつ観ても熱いな…(´°ω°`)
— 夜須っ子ベイベー (@hide_nuko) December 5, 2012
【名言4】「逃げても自由になれねぇ、よく覚えておけ」/ドミニク
出典:IMDb
ファミリー一同は、リオで一番の悪党レイエス一味に仲間のヴィンスを殺され、改めてレイエス(ホアキン・デ・アルメイダ)の手強さを知りました。
レイエスは裏社会を思うがままに支配し、警察も買収する程の権力者。この権力に怯まないのは、アメリカ外交保安部ホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン)とその部下のみです。
ドミニクにはリオ行きの飛行機が用意され、ホブスの部下であるエレナ(エルサ・パタキー)からも「逃げて!」と言われました。これはその大ピンチの時に、ドミニクがエレナに返した言葉です。
英語verは「Running ain’t freedom. You should know that.」
この言葉には、たとえ困難であっても立ち向かわなければ真の自由を手にする事は出来ない、という教訓が秘められています。
【名言5】「24時間だけ猶予をやる。金は諦めて、時間を有効に使え。やり残した事をやるがいい。明日になったら、お前達を追う」/ホブス
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本来警察側であるホブスは、ドムやブライアンその他のメンバーを逮捕すべき所ですが、リオの裏の支配者レイエスを倒す事に協力した彼らに情けをかけます。
このシーンはちょうど1作目『ワイルド・スピード』で、「ブライアンがドムを逃がすシーン」を思い出させてくれる場面でもあります。
更にホブスは、自分らより1枚上手だったファミリーの作戦の行く末を知り、豪快に笑います。
英語verは「The way I see it, you’ve earned yourselves 24 hours. The money stays, though. If I were you, I’d use the time. Make peace with whatever demons you got left. Cause come tomorrow, I will find you.」
第6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』の名言
【名言1】「おごりだ」/ホブス
死んだと諦めていたレティ(ミシェル・ロドリゲス)が生きていた、とドミニクはホブスから聞かされます。そこで犯罪チームのドミニクらファミリーは、ドミニクの恋人であるレティを助ける為、捜査に協力することになりました。
皆が集合しホブス捜査官から大切なミッションの説明を受けている中、お調子者のローマンはスナック菓子が食べたくなり自販機の前で小銭を出し、もたもたします。
ホブスはローマンに銃を向けますが、撃ったのはスナック菓子の自販機のガラス。木端微塵になった自販機のガラスを見て、驚愕したローマンにホブスが吐いたセリフがコレです。
英語verは「it’s on the house.」
このセリフは短いですが、ホブスの人となりがよく分かる場面です。
ミシェル・ロドリゲスのファンとしては、「レティとの再会」は嬉しい限り。ベイのウインクにもゾクゾクする。ホブスの荒っぽい「尋問」や、「おごりだ」に苦笑。ローマン「黙ってようぜ/みんなに」は(´゚ω゚)・*;’.、ブッ #eiga
— K (@kseigazaxtukann) March 20, 2015
【名言2】「何も覚えてないけど1つだけ言えるわ、イヤだったらやらない」/レティ
ブライアンは記憶を失ったレティに、自分が彼女を潜入捜査に誘ったからこうなったのだと言い謝罪します。これはその時、レティがブライアンに返したセリフです。
英語verは「I may not remember anything, but I know one thing about myself. Nobody makes me do anything I don’t want to.」
レティはこの言葉で、それまでの長い間自分を責め続けていたブライアンを解放します。
自分自身をよく知っており、その行動に責任が持てるレティの芯の強さが感じられる名言。また観客もこの彼女らしいセリフに、レティが返ってきた!と実感できます。
第7作目『ワイルド・スピード SKY MISSION』の名言
【名言1】「全く無謀な作戦だが、気に入った」/ミスター・ノーバディ
出典:IMDb
『ワイルド・スピード SKY MISSION』以降ホブスからの紹介で、ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)が突如現れます。
ミスター・ノーバディは自分の事を「取るに足らない男さ」と紹介後、ドミニクにコロナビールを奢りました。
療養中のホブスの代わりに、彼はドミニクらに捜査の依頼をします。ローマンをはじめ、言いたい事を好き放題言うメンバー。作戦に対する自由過ぎる発想に驚いたノーバディから出たのがこの言葉です。
このセリフは「常識的なやり方に縛られていると、逆に中途半端な結果しか出せない場合もある」という事を仄めかしています。またこのセリフから、ミスター・ノーバディがドミニクらのチームのやり方にほとんど口を挟まず、好きに実行させる大器な人物であることも分かります。
【名言2】「別れなんかない」/ドミニク
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無事難題を解決し、浜辺で遊ぶブライアンとミアとその子供。他のメンバーは、それをゆったりと眺めていました。このセリフはそんな時、ウィズ・カリファのエンディング曲「see you again」が流れると共に、ドミニクによって発せられます。
ファンの方なら胸が痛い程周知の事実だと思いますが、実はブライアン役のポール・ウォーカーは、この『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影期間中に、自動車事故で帰らぬ人となりました。
あまりにも早すぎた彼の死に、本シリーズのキャスト、スタッフ、映画ファンの皆がショックを受け、一時は撮影も中止されています。
作中の「役」を超え、ポール・ウォーカーを誰よりも愛していたドミニク役ヴィン・ディーゼルのこの言葉が、多くの人から共感を得るエンディングとなりました。
第8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』の名言
【名言1】「俺とお前でタイマンする時は、お前のケツを太鼓のように叩いてやるよ。」/ホブス
原文は「Let me tell you something, me and you , one on one, no one else around… I will beat your ass like a Cherokee drum.」
『ワイルド・スピード SKY MISSION』で初めて殴りあい、今作で出番がさらに増えたデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)とホブスの罵り合いから生まれた名言。刑務所にいた2人が、他の囚人たちを倒しながら共に脱獄する前のシーンです。
ここでの”太鼓”とは”チェロキードラム”のことで、ネイティブアメリカンが使う楽器のようです。ホブスを演じているドウェイン・ジョンソンは元プロレスラーで、試合の前のマイクパフォーマンスでよく「お尻を叩いてやる(beat your ass)」と言っていました!そのオマージュだというのもおもしろいですね。
【名言2】「人の命を救うより大切なことはたった1つ、娘の身だ。」/ホブス
原文は「The only thing that I love more than saving lives is my daughter.」
娘が所属するアメフトのコーチをしているホブスが、試合中にミッションを言い渡されたときに発した名言。何があっても娘だけには影響がないように守り続けることを誓っている、ホブスの父親像がわかるセリフです!
まとめ
以上、ワイルドスピードシリーズの名言をご紹介しました!シリーズ全8作品の中には、こちらに挙げた以外にも素晴らしいセリフや名言が埋もれています。
まだ鑑賞されていない方は、ぜひ映画の中の生き生きとした登場人物の名言をお楽しみ下さい。
また2023年には、ワイスピシリーズの最新作、『ファスト X』が公開予定です。こちらもぜひチェックしたいところですね!