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又吉原作『劇場』映画化決定 ! 山﨑賢人がヒゲを生やして挑む ! キャストコメントも一挙ご紹介

ひとっとび編集長

芥川賞を受賞した事で大きな話題を呼んだ、又吉直樹作『火花』。そして、作家・又吉直樹の原点ともなった恋愛小説『劇場』の映画化が決定!

主演の山﨑さん・松岡さんともに行定監督とは初タッグ。原作は新進気鋭の作家・又吉直樹さんという事でその化学反応に期待大となっています。撮影は6月初旬から始まり、演劇の聖地・下北沢を中心に都内で行われ、現在も絶賛撮影中。

今回はそんな『劇場』公開に関していち早く詳細をご紹介していきます!

映画化決定!『劇場』あらすじ

中学時代の友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本と演出を担っている永田(山﨑賢人)だが、前衛的な作風が受け入れられず客足が伸びず悩んでいた。劇団員ともうまくいかない永田は、どこか言いようのない孤独を感じる日々を送っていた。

そんなある日、街で自分と同じスニーカーを履いている沙希(松岡茉優)に出会った永田は、思わず声を掛ける。突然声を掛けられ戸惑う沙希だったが、まとう空気がどこか放っておけない雰囲気の永田と一緒に喫茶店へ入る事に。沙希はそこで、女優になる夢を抱いて上京し、服飾の大学に通っている事を打ち明ける。ふたりの恋は、こうして始まった。

劇団の売り上げも乏しくお金のない永田は、沙希の部屋に転がり込み同居を始める。沙希は夢を追う自分の姿と重ねて永田を応援し、永田もまた、自分を理解し、支えてくれる沙希の事を大切に思いながら、理想と現実との間を埋めるかのように演劇に没頭していくが―。

又吉直樹原作『劇場』キャストスタッフ

本作のメガホンを取るのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『ナラタージュ』等恋愛映画を数多く手がけてきた行定勲(ゆきさだいさお)監督


出典:wikipedia

<行定勲監督コメント>

「小説『劇場』はあまりにも身に覚えがある場面ばかりで胸をかきむしるような想いで読んだ。
又吉さんの描くザラザラとした、夜が明ける頃に感じる切なくて淋しい主人公をどうしても撮りたくなった。
下北沢、渋谷、井の頭公園、そこかしこで錆つきそうな青春が吹き溜まっている。稀代の若く鋭い感性と共に、自戒を込めてどうしようもない男と女の在り方を映画とし
て映し出せたらと思います。

<プロフィール>
1968年生まれ・熊本県出身。2000年に『ひまわり』で釜山国際映画祭国際批評家連盟賞受賞
主な代表作は『世界の中心で、愛をさけぶ』・『クローズド・ノート』・『今度は愛妻家』・『ピンクとグレー』・『ナラタージュ』(17)など。
待機作に、『窮鼠はチーズの夢を見る』がある。

主演は、興行収入突破した大ヒット作『キングダム』で主演を務めた事も記憶に新しい、山﨑賢人さん!演劇に身も心も捧げながら、実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年・永田を演じます。

撮影前に何度も監督とエチュードを重ねて役を作り上げたといい、人生初のひげを生やしたという山﨑さんの貴重な姿も必見です!

<山﨑賢人さんコメント>
初めて本を読んだ時、人としてダメな部分ばかりですが、表現者としてとても共感できる弱さを見せる永田をすごく魅力的だと感じました。
自分にとってとても挑戦的な作品でしたが、以前からご一緒したかった行定監督のもと、今しか出せない自分のものを全部出せているのではないかと感じています。
撮影を通して、とても魅力的な原作にさらに映画としての魅力を盛り込んだ作品になるのではないかと思っています。

<プロフィール>
1994年生まれ・東京都出身、2010年に俳優デビュー。
翌年『管制塔』で初主演。2015年には、NHK連続テレビ小説「まれ」、「デスノート」(NTV)など話題作に多数出演。
映画では『オオカミ少女と黒王子』・『四月は君の嘘』・『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』・『斉木楠雄のψ難』・『羊と鋼の森』)などで主演を務めている。
待機作には主演映画『二ノ国』(声の出演/百瀬義行監督)、『ヲタクに恋は難しい』(福田雄一監督)など。

ヒロイン、沙希役を演じるのは『万引き家族』で世界に認められた若き実力派女優、松岡茉優さん。葛藤や迷いを抱えながらも、純粋に彼を愛そうとする健気な沙希を、儚くも愛しく演じています。

<松岡茉優さんコメント>
同い年の山﨑賢人君とは実は昔共演しているのですが、直接一緒にお芝居するのは初めてです。
永田と沙希について、撮影中何度も2人で話し合いました。2人とも脚本に心底惚れており、意見が違ったことはありませんでした。
とても繊細な本で、私たちの演じ方が変わってしまうと、話の到着すら変わってしまいそうで。行定勲監督が若い私たちを導いてくれました。
全国の恋する、愛する、はたまた情で離れられなかったり、何かのきっかけを失っているパートナー達が救われる映画になると思います。
完成を楽しみにしていてください。

<プロフィール>
1995年生まれ・東京都出身。2008年「おはスタ」でおはガールとしてデビュー。
『桐島、部活やめるってよ』・NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などで注目を浴びる。
主な代表作に、ドラマ「コウノドリ」・大河ドラマ「真田丸」・映画では『万引き家族』(是枝裕和監督)など。
待機作は、主演を務める『蜜蜂と遠雷』・『ひとよ』など。

原作者は、『火花』で2015年に芥川賞を受賞した事で大きな話題を呼んだ又吉直樹さん。

<又吉直樹さんコメント>
『劇場』という小説は、恋愛というものの構造がほとんど理解できていない人間が書いた恋愛小説です。
恋愛小説と呼べるものになっているかすらもわかりません。ただ、若くて未熟な二人がともに過ごしたどうしようもない時間を必死で書いているうちに、作家のわずかな能力を超えて濃密な風景が幸運にも立ち上がったと感じています。
ちょっと表現まわりくどいですか?「こいつなに一丁前に作家ぶっとんねん」と思いました?でも、本心なんです。それくらい自分にとって、大事な作品です。信頼している行定勲監督、そして山﨑賢人さん、松岡茉優さんをはじめ、魅力的な俳優陣によって映像になることを嬉しく思っています。
普通、原作者はシンプルな言葉で感謝を綴るくらいが丁度いいと思うのですが、思わず長文になってしまい恥ずかしいです。そして、言い訳しているせいで、より長くなってしまいました。すみません。絶対観に行きます!

<プロフィール>
1980年生まれ・大阪府出身。吉本興業所属のお笑い芸人であり、コンビ「ピース」として活動中。
2015年「火花」で第153回芥川龍之介賞を受賞。著書に、『東京百景』『第2図書係補佐』などがある。
2019年、自身3作目の中編小説となる『人間』を発売予定。

原作:「劇場」について

初掲載された「新潮」2017年4月号は発売から10日余りで完売、文芸誌としては異例の重版が決定。単行本は現在33万部を突破している。
「劇場」
出演:山崎賢人、松岡茉優
監督:行定勲
原作:又吉直樹「劇場」(新潮社)
脚本:蓬莱竜太
公式HP: https://gekijyou-movie.com/

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まとめ

2作目の映画化決定という嬉しいニュース。作家・又吉直樹さんと恋愛映画のマスターピースを作り上げてきた行定勲監督、そして話題沸騰中の若手キャスト達は、どんな化学反応を起こしてくれるのでしょうか?

公開が今から待ち遠しいですね!

 

この記事を書いた人
ひとっとび編集長
ひとっとび編集長

映画の情報サイト『映画ひとっとび』の編集長。 映画を「なんとな〜く」探している方から、「この映画の考察が知りたい!」というマニアな方まで楽しめるサイトを目指しています! 皆さんの映画ライフがもっと充実するお手伝いができますように。