『アベンジャーズ』の憎めぬ悪役ロキ特集!抱きしめたくなるほど愛される理由とは?

マーベルの作品を彩るのはアベンジャーズといったヒーローだけではありません!悪役であるストーリーにはヴィランも欠かせない要素で、その中でも雷神ソ―の義弟ロキはアベンジャーズにも劣らない人気っぷりです。ソーを裏切ったと思いきや、一緒に力をあわせて戦う義理堅い一面に、ファンは骨抜きにされています。この記事では、そんな愛され悪役のロキの魅力を余すところなく紹介します!

また、この記事にはロキが出演する作品の重大なネタバレも含まれるので、まだ観ていない人はご注意ください。

「ロキ」とは?

アベンジャーズ ロキ
出典:映画『アベンジャーズ』公式Twitter

アスガルドの王オーディンがヨトゥンヘイムのローフェイ王を倒した際に拾った赤ん坊で、そのままオーディンが引き取って養子として育てました。ソーの義弟にあたりますが、ソーと自分に対する待遇の差や能力の差に鬱屈とした幼少期を過ごしています。自分の出自を知って、さらにひねくれる結果になりました。

ソーは武勇や不屈の精神といった戦士として育ちますがロキは魔術に長けた「邪神」(悪戯の神)として成長します。そのため、テレパシーや瞬間移動、幻惑能力を使って自分の姿を第三者に変えて人を騙すことを得意としています。

脳筋なソーより、聡明な自分がアスガルドの王にふさわしいと思い込んでソーを追放したり殺そうとしたりしますが、その度に失敗。支配する場を地球に変えたことで、地球を守ろうとしてアベンジャーズが結成されます。アベンジャーズ結成のきっかけはロキなのです。

ロキが出演しているマーベル作品は下記6作品!ぜひチェックしてみてください。

『マイティ・ソー』(2011年)
『アベンジャーズ』(2012年)
『マイティ・ソー ダーク・ワールド』(2013年)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018年)
『アベンジャーズ エンド・ゲーム』(2019年)

ロキを演じるのはトム・ヒドルストン

アベンジャーズ ロキ
出典:「ディズニー・スタジオ」公式Twitter

ひねくれ邪神としてソーやアベンジャーズの厄介者となったロキを演じているのは、イギリスの俳優トム・ヒドルストン

彼は元々、188cmという高身長と金髪を活かしてソーのオーディションに臨みましたが、ケネス・ブラナー監督の目にとまって敵役のロキに抜擢されました。ロキとして出演したことで人気に火がつき、2015年に映画雑誌メディア『SCREEN』と映画メディアのイマジカBSが共同で企画した、英国俳優の人気投票「英国男優総選挙2015」で堂々の1位を獲得しました。その後も人気は衰えることなく、2017年には英国で最も影響力のある人物の1人にリストアップされるほど。

男性向け雑誌の『GQ』では「スーツを着ることを許された唯一の顔と体」を評価されるほどスタイルが良く、有名なスーツブランドからモデルの依頼が殺到していると言われています。

トム・ヒドルストンの主な出演作品は以下の通りです。ロキ以外のトム・ヒドルストンの魅力にメロメロになること間違いなしです。

『戦火の馬』(2011年/スティーブン・スピルバーグ監督)
『オンリー・ラヴァ―ズ・レフト・アライブ』(2013年)
『クリムゾン・ピーク』(2015年)
『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017年)

ロキのきゅんとくる3つの魅力

ここからは、作品中に見えるロキの本質的な魅力について紹介していきます。思わずきゅんとしてしまうようなキャラクター性に惹き込まれること必至です!ロキという人物を知れば、映画をもっと面白く観ることができますよ。

【魅力①】ミステリアスな雰囲気とカリスマ性

アベンジャーズ ロキ
出典:「ディズニー・スタジオ」公式Twitter

ロキの魅力といったら、なんといっても完璧なまでのルックスと醸し出される妖しげな雰囲気ではないでしょうか。黒く艶やかな長髪に白い肌といった、一見女性的に見える外見でもあるのに、身長の高さと肩幅の広さが男性らしい頼もしさを演出しています。ソ―とは違ってインテリ頭脳派でもあります。アイアンマンにはシカだと馬鹿にされていた大きな兜も、ロキだからこそ似合う代物なのです。

邪神というだけあって口先だけは達者なロキ。プライドが高く、人を常に見下していて、相手を騙すためなら平気で嘘八百を並べます。そんな悪役として相手を振り回すカリスマ性と同時に、ヒーローとしての一面あります。ソーの恋人であるジェーンが危ない目に遭いそうな時は身を挺して守るという場面もありました。

どこか裏があるような、まったく真意が読めないミステリアスな表情と立ち振る舞いや妖しげな色気、ヒーローとしての優しい部分にファンは振り回されながらもきゅんきゅんしています。

【魅力②】兄ソーと仲良し?

アベンジャーズ ロキ
出典:「ディズニー・スタジオ 」公式Twitter

ソーが太陽だとしたらロキは月……という風に、2人は相反する存在です。しかし兄弟としてなのか、ライバルとしてなのか、2人の間には愛や友情を超えた絆があります

ロキにとってソーは、自分の王座への道を阻む憎むべき邪魔者でしかないはずなのに、共通の敵が現れた時は渋々ながら協力し合います。2人の姉でもある、死を司る女神ヘラが現れた時は、故郷であるアスガルドを守るために共闘しました。

そんな天邪鬼な弟を、ソーは放っておけないのでしょう。何度裏切られても、ロキの力を頼りにしています。ロキはソーに頼りにされると、今まで裏切った相手を頼りにする成長しない兄に対して、やるせなさとむず痒さを感じるのでしょう。また、「またどうせ裏切るのに、どうして協力してしまうんだろう……」と自分に対しても苛立ちを感じているのかもしれません。シリーズを重ねていくにつれて、そんな素直じゃないデコボコ仲良し(?)兄弟の姿が微笑ましく思えてきます。

【魅力③】実は母親想い

アベンジャーズ ロキ
出典:「マーベル」公式Facebook

ロキはアスガルドの王オーディンに拾われた養子です。ソーやその母親フリッガとは血がつながっていません。自分がアスガルド人ではないと知ってからは、周りを敵と認識します。

『マイティ・ソー ダーク・ワールド』において、自分を優しく厳しく育ててくれたフリッガに対しても、ロキが「あなたは私の母親ではない」と心苦しそうに言い放つシーンがあります。その表情の切なさや申し訳なさから、本心で言っているわけではないことがフリッガにはバレバレでした。

その後フリッガはダークエルフに襲撃されて命を落とします。母の死を知り、その弔いの場に同席できないことを悔しく思い、ロキは自暴自棄になります。いつもは冷静沈着で飄々としているのに、無念を物に当たり散らすその姿は、確かに母を想う息子そのものでした。ソーを殺そうとしたり地球を滅茶苦茶にしたりしても、自分を気にかけてくれる母親に対する愛情がロキの中にあるのでしょう。そんなロキの人間っぽい感傷も魅力の1つです。

愛されロキのかわいいイタズラ集

ロキは悪く言うと邪神、良く言うと悪戯の神です。作中でもたくさんのイタズラを仕掛けて、周りのみんなを困らせてきました。ここでは、そんな愛されロキの、迷惑が一周回って微笑ましく感じるイタズラを紹介します。

イタズラ①ソーの仲間に変身

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出典:「ディズニー・スタジオ 」公式Twitter

『マイティ・ソー ダーク・ワールド』では、敵を倒すためにソーは牢屋に入れられていたロキを特別に出してあげます。久々に外に出れたこと、兄が頼りにしてくれたことが嬉しくて、ロキがはしゃぎながら自分の得意なイタズラでソーをからかうシーンがあります。キャプテン・アメリカの姿になったり、ソー自身をソーの友人である女戦士シフの姿にさせたり、幻惑の魔法を存分に使って張り切っていました。(誰にも見つかってはいけない状況だったため、隠密行動をしたいソーにはちゃんと怒られています)

ソーの役に立ちたいという気持ちの表れとしてはしゃいでいたのか、ファンを楽しませるためにあるような子供っぽく可愛らしいイタズラシーンでした。

イタズラ②死ぬ死ぬ詐欺

アベンジャーズ ロキ
出典:「ディズニー・スタジオ 」公式Twitter

ロキは通算2回の「死ぬ死ぬ詐欺」で、ソーやファンを騙しています。

最初の死ぬ死ぬ詐欺は『マイティ・ソー』。本編の最後にロキはソーによって倒され、アスガルドにある虹の橋(ビフレスト)から落ちていきます。しかし、落ちた先で生き延びてサノスに交渉しに行き、ちゃっかり『アベンジャーズ』で復活

2度目の死ぬ死ぬ詐欺は『マイティ・ソー ダーク・ワールド』。母親フリッガの仇討ちとしてソーと協力し、敵陣に乗り込みます。しかし苦戦するソーを助けようと身を挺したことでロキは絶命します。ソーの腕の中で看取られますが、実は死んだふりをしていただけで、オーディンの姿になりすましてどさくさに紛れてアスガルドを乗っ取りました。

しかし『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』ではサノスに首の骨を折られ、今度こそ本当に死んだと言われています。ファンは今回も詐欺であってほしいと願っていました。

イタズラ③自分の英雄的死を劇にする

アベンジャーズ ロキ
出典:「マーベル」公式Twitter

『マイティ・ソー ダーク・ワールド』のラストで感動的な死を飾ったロキは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』ではオーディンに変身してアスガルドで暮らしていました。ソーは王位継承権を放棄したので、これで念願のアスガルドはロキの思いのままに。

しかし、ふとソーがアスガルドに帰ってみると、宮殿の前で劇団員がロキの死をテーマにした劇をしていました。事実と異なる脚色がされていることにソーは怪訝に思い、その劇をやけに絶賛しているオーディンが怪しいと踏んで、すぐにその正体を見破ります。

アスガルドの国民の前でロキは変身を解かざるを得なくなり、自分の英雄的死を扱った劇が嘘っぱちだということもバレてしまいました。アスガルドの統治計画は、またしてもソーによって阻まれてしまうのです。

イタズラ④「助けて!」

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出典:「ディズニー・スタジオ 」公式Twitter

『マイティ・ソー バトルロイヤル』での大人気のシーンです。グランドマスターが支配する惑星サカールから逃げる道中のエレベーターの中で、ソーはロキに「『助けて』をやろう」と持ちかけ、ロキは眉を潜めて「嫌だ、やりたくない、屈辱的だ」と断固として断ります。次のシーンではロキを担いだソーが「助けてくれ!弟が怪我してるんだ!」と言って敵に近づき、ロキをぶん投げて敵を一網打尽にしました。

おそらく幼い頃からやっていた兄弟の鉄板ネタなのでしょう。力持ちのソーがロキの体を担いで投げ飛ばすという遊びは、ソーにとってはお気に入りで、ロキにとっては嫌な思い出。その温度感の差もまた、兄弟の歴史を感じることができて胸が熱くなるシーンといえます。

グッとくる!ロキの名言!

ロキのひねくれ者でイタズラっ子な部分を説明してきました。ここからは、愛されロキの名言を3つ紹介します。アベンジャーズから一目置かれる悪役であるロキは、作中でもたくさんの名言を残してファンを沸かせていました。

「Kneeeeeel!」(跪け!)

アベンジャーズ ロキ
出典:「ディズニー・スタジオ 」公式Twitter

ロキの一番の名言といったらコレではないでしょうか。映画『アベンジャーズ』において、ロキは地球に降り立ち、大勢の前でターゲットにしていた男性の目玉をくり抜きます。そして恐怖に震える人たちに向かって、大声で「跪け!」と叫ぶのです。人々は思わず言われた通りにロキに跪きますが、その時ロキは高揚感を感じて満足げに微笑みます。

今までアスガルドではソーの日陰にいたロキでしたが、地球では人々は自分を支配者と見なして跪いてくれます。人の上に立ちたい願望が強いロキにとって、これほどまでに嬉しい瞬間はなかったでしょう。やっていることは悪役らしく酷いことなのですが、これまでの彼の人生を考えると思わず同情してしまうのではないでしょうか。

「I’m here.」(いるよ)

アベンジャーズ ロキ
出典:映画『アベンジャーズ』公式Twitter

これは『マイティ・ソー バトルロイヤル』でのロキのセリフです。アスガルドを救おうと息巻くソーが惑星サカールで捕まってもロキは知らんぷり。ソーが闘技場に駆り出されることになっても、ロキはお得意の幻惑の魔術を使って自分の身代わりを作ります。知らない惑星で唯一頼りにできるロキは保身のために傍にいてくれないことに絶望したソーは、ロキを信用しないと心に決めました。

ラストのシーン、滅びたアスガルドを寂しそうに見つめるソーの背後にロキが近づきます。ソーはどうせいつもの幻惑だろうと「そこにはいないんだろう」と言って物を投げつけますが、ロキはそれをキャッチ。そして「いるよ」と一言。

ここに兄弟の絆が表現されています。落ち込む兄の傍に、今回は傍にいてやろうというロキの不器用なりの優しさが見えるシーンです。

「I, Loki, Prince of Asgard…Odin-son…The rightful king of Jotunheim, God of Mischief…」(私はロキ、アスガルドの王子、オーディンの息子、ヨトゥンヘイムの王、そして悪戯の神だ)

アベンジャーズ ロキ
出典:映画『アベンジャーズ』公式Twitter

このセリフが登場するのは映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』。インフィニティ・ストーンを狙って宇宙船を襲ってきたサノスに対して、ロキが言い放ちました。ロキはサノスの強さを十分理解していて、ソーを殺されるわけにはいかないと判断し、サノスの注意が自分に向くように仕向けます。

ロキは今までソーに対する劣等感と生きていました。自分はアスガルド人でもなければ、正当な王位継承権もなく、オーディンの血のつながった息子でもない。そんな何者でもない自分を恥じていました。

しかし、自分が死ぬ時にようやく自分自身を認めます。「アスガルドの王子、オーディンの息子、ヨトゥンヘイムの王、悪戯の神」として死ぬことを選択します。ロキのアイデンティティが完成する瞬間の名言です。

ロキが主人公のドラマがスタート

アベンジャーズ ロキ
出典:「マーベル・スタジオ」公式Twitter

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』でサノスに殺され、もうロキに会えないと絶望していたファンを救済するニュースが2019年の4月にマーベル・スタジオから発表されました。

ロキを主人公としたドラマシリーズが、トム・ヒドルストンの主演でスタートすることが決定。ストーリーは、変幻自在に自分の姿を変えることができるロキが人類の歴史のあちこちに登場して、歴史に予期せぬ影響を与えていくというものです。映画『アベンジャーズ エンド・ゲーム』で完結したシリーズのつながりから考えると、ロキの若い時を描いたドラマになると言われています。

ドラマの配信時期はまだ未定ですが、ロキの可愛いイタズラがたくさん見られるドラマになるので、公式の情報を気長に待ちましょう。

まとめ

アベンジャーズにとっては憎き悪役のロキですが、こんなに魅力たっぷりの愛されるキャラクターということが分かりました。自分はソーよりも頭が良くて王にふさわしい!と虚勢を張っていますが、少しひねくれてしまっただけの繊細な内面を知ると、思わずきゅんときて感情移入してしまうのではないでしょうか。女性ファンにとっては、抱き締めたくなるほど可愛い存在なのです。

ロキのことが気になった人は、もう一度ロキが登場する作品をチェックしてみてください。前回観た時には気づかなかったロキの魅力をたくさん発見できるかもしれません。魅力に気づいてしまったら最後、あなたも底なしのロキの沼から出てこられなくなること間違いなしです。

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