11年ぶりのシリーズ新作映画『ハロウィン』(2018)のネタバレ解説

 

ホラー映画の金字塔として有名な『ハロウィン』はシリーズとなっており、2018年には(日本では2019年)シリーズ1作目の40年後を描く続編が公開されました。11年ぶりの新作にファンは大喜び!そして恐怖の殺人鬼ブギーマンも密やかな人気を博すダークヒーローですから、彼の帰りを待ちわびていた人も多いことでしょう。

あまり直接的な残虐描写がないことから、グロテスクな表現が苦手な方も観られる作品となっています。殺人鬼が脱走してしまうハラハラのストーリー、果たしてハロウィンの惨劇は防げるのでしょうか?本記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

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ホラー映画の原点となった『ハロウィン』について

TOHOシネマズ公式チャンネル

1978年に1作目が公開された後、たちまち話題となりシリーズが次々と制作されていきます。本作を代表する殺人鬼「ブギーマン」は長年愛されるダークヒーローの一人で、彼のつけているマスクはジェイソン(13日の金曜日)のヒントになったほど!他にも『エルム街の悪夢』など、多くのホラー作品に影響を与えたのでした。

シリーズは全部で9作ですが、本作はシリーズ1の続編のため「ハロウィンⅡ」などの展開・設定が一部省かれているなど、変更点がいくつかあるのだそう。そのためシリーズを全て通していなくても「1」を観ていればストーリーは理解できると思います!

監督を務めるのはデヴィッド・ゴードン・グリーン。1997年から活躍する人物であり、2013年の『セルフィッシュ・サマー』にてベルリン国際映画賞の監督賞を受賞しました。ジャンル問わず様々な作品を手掛けており、どうやら『ハロウィン』の新作映画も担当しているそうで……!続編に関しましては後述しておりますので、そちらの項目をぜひ参考にしてくださいね。

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映画『ハロウィン』の登場人物

ローリー・ストロード:ジェイミー・リー・カーティス

ハロウィン ローリー
映画『ハロウィン』公式サイト

シリーズ1ではマイケルに姉と彼女の恋人を殺害されています。そして彼女自身も狙われてしまったのですが、なんとか一命を取り留め、危機を逃れました。現在は娘と孫ができ、かつてマイケルに狙われたことから「あいつはまたいつかやって来る」と推測。奴を撃退するべく家は厳重な警戒態勢をとっており、彼女自身も銃の訓練をしていたのです。

しかしながら過去の出来事によって、精神状態はぐらついていました。かつてはアルコールに溺れてしまったこともあり、トラウマと戦いながら生きる強い女性です。ローリーを演じるジェイミーカーティスは1作目からの続投であり、ホラー映画への出演が目立ちますね!絶叫した顔が非常にうまいため「絶叫クイーン」と呼ばれる女優の一人なのだとか。。

『ハロウィン』シリーズの常連ですが、出演していなかった時期もあります。幅広いジャンルで活躍する実力派女優さんですよ。本作では役者だけでなく、エグゼクティブプロデューサーも務めています。

 

マイケル・マイヤーズ:ニック・キャッスル

ハロウィン ニック・キャッスル
映画『ハロウィン』公式サイト

通称”ブギーマン”と呼ばれる連続殺人鬼、マイケル。マイヤーズ家に生まれ落ち、わずか6歳にして姉を惨殺、その後は精神病院の閉鎖病棟へ入れられていました。しかしハロウィンの前日に病院から逃走。再び殺人鬼としての顔を見せ、人々を恐怖の底へ陥れたのです。白い不気味なマスクが特徴で、時には大胆な方法で他人を殺害するなど殺しに関してはプロフェッショナル。心の奥底が全く見えない人物です。

なんと本作では精神病院から刑務所に搬送される途中で逃亡!再びハロウィンの日に、人前へ姿を現すこととなるのでした……。彼の登場を想定しているローリーとの直接対決は見ものですよ。

マイケルを演じるのは映画監督や脚本家として知られるニック・キャッスル。実は俳優としての顔も持っており、非常に多彩な人物として有名です。スティーヴン・スピルバーグが監督を務めた『フック』では原案を担当。ほかの作品でも評価は高く、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で賞を獲得するほどの実力派なんですよ。

 

カレン:ジュディ・グリア

ハロウィン カレン
映画『ハロウィン』公式サイト

ローリーの実の娘であるカレン。母親が精神不安定、更には銃の使い方まで娘に教えていたため、カレンは嫌気がさして距離を取っている状態です。ローリーの事件を認めず想像の世界だと思っていたため、気難しい母親のことはあまり好いていないのでした。母の言うことも聞かずアリソンをハロウィンパーティーへ向かわせてしまったため、一家はピンチに陥ってしまいます……。

カレンを演じるのはジュディ・グリア。10代の頃から本格的に演技を学び、テレビや映画で活躍する女優さんです。『猿の惑星』シリーズや『アントマン』シリーズなど、有名作品に次々と出演していますよ。

 

アリソン:アンディ・マティチャック

ハロウィン アリソン
映画『ハロウィン』公式サイト

アリソンはローリーの孫にあたりますが、心優しい性格で彼女の不安定な部分を心配しているのです。マイケルの事件を信じており、ローリーへ辛い過去を乗り換えるように声をかける姿も。彼女がパーティーへ向かったことにより、あの恐ろしき惨劇への幕が開いてしまいました……。

アリソン役はギリシャでモデルをしていたアンディ・マティチャック。ドラマや映画に出演していることもありましたが、メインキャラクターを演じるのは今回が初!今後が楽しみなタレントさんですね。

 

フランク・ホーキンス:ウィル・パットン

ハロウィン ホーキンス
映画『ハロウィン』公式サイト

記者二人が殺害された現場に駆け付けたホーキンス保安官。実は40年前の事件が起きた時も現場に居合わせたため、すぐにマイケルの犯行と気づいたようです。繰り返される惨劇を止めるべく、奮闘するのですが……彼もまた、被害に遭ってしまう人間の一人。そして身近な存在に裏切り者の姿があったのです!

ホーキンスを演じるのは1983年から活動を続けるベテラン、ウィル・パットン。実に4年ぶりの映画出演となりますが、テレビにもちょこちょこ出演しているので非常に息の長い俳優さんと呼べますね!

 

映画『ハロウィン』のネタバレあらすじ

以下、ネタバレとなっていますのでご注意ください!

【その①】マイケル・マイヤーズとローリーの因縁

ハロウィン ローリー
映画『ハロウィン』公式Twitter

あの忌まわしき事件から40年後、マイケル(ニック・キャッスル)は政府の事情により精神病院から刑務所へ移送される予定だった。40年間一切口を利かない殺人鬼に、記者のアーロン(ジェファーソン・ホール)とデイナ(リアン・リース)は病院を訪れインタビューを試みる。しかし彼の様子は一切変わらないのだった。記事のために次はローリー(ジェイミー・リー・カーティス)の元を訪れるも、彼女は良い顔をしない。「移送前にマイケルに会うのは?」と提案すると、ローリーは機嫌を損ねて二人を家から追い出してしまう。

ヤツがまた逃亡し、事件を繰り返すことを恐れるローリーは家を厳重に警備し、銃の訓練まで行っていた。娘のカレン(ジュディ・グリア)は母親の行動をよく思っておらず、親子関係は悪化。過去に親権を剥奪されているほどである。

しかし孫のアリソン(アンディ・マティチャック)はそんな祖母を心配しており、母と祖母の板挟みになっているような状態。ローリーはまたもマイケルが現れることを予想し二人へ忠告するのだが、カレンは全く相手にしていなかった。「精神不安定な母の妄想」と決めつけていたからだ。

 

【その②】”ブギーマン”再び……

ハロウィン 精神病棟
映画『ハロウィン』公式Twitter

記者の二人は相変わらず取材を続けていたが、ある日謎の男に殺害されてしまう。男は記者の車には入っていた恐ろしいマスクをつけ、姿を消していった。
現場に駆け付けたホーキンス保安官(ウィル・パットン)は死体を発見。そこには精神病棟のガウンが落ちており、マイケルが逃亡したことを確信する。ホーキンスはかつての事件時も現場に居合わせたため、この恐怖を終わらせるべく動き始める。

マイケルが逃亡したことを耳にしたローリーは、再び忠告するも、すでにアリソンはハロウィンパーティーへと出かけていた。更にカレンは母親の存在が家庭崩壊へと繋がる、とまで言い出し母を追い出してしまう。

一方でパーティーを仲間と楽しむアリソンだが、ローリーから着信が。ちょうど彼氏と喧嘩真っ只中だった彼女は携帯を取り上げられてしまい、電話をすることはできずに終わる。そして人々が楽しむ中、街中を歩くマイケルは手当たり次第に家へ忍び込み、再び殺人を繰り返していくのだ……。

 

【その③】近づく恐怖

ハロウィン アリソン
映画『ハロウィン』公式Twitter

アリソンのある友人はパーティーへ行かず、ベビーシッターのバイトをしていた。子供が寝た後は彼氏と部屋で楽しくやっていたのだが、室内にはマイケルが現れあっさりと殺されてしまうのだった。

悲鳴によって現場へ駆けつけたホーキンスは二人の死体を確認。そこへローリーも駆けつけ、ホーキンスと40年ぶりの再会を果たす。確実にマイケルが近づいてきているため、やっとカレンとその夫は事態の緊急性に気づいてアリソンへ連絡した。だが携帯は故障しており、連絡がつかない。彼女のことは警察へ任せて、身の安全を確保するために一同はローリーの家へ向かう。

アリソンは彼氏と揉めてまさかの喧嘩別れ。アリソンがどんどん道を進んでいるうちに、ある男友達がマイケルの被害に遭ってしまう。そして彼の姿や友達の死体を目撃した彼女は、近所の家へ必死で逃げていった。
現場に着いたホーキンスはアリソンを保護。車に乗せるが。助手席にはサルティン(ハルク・ブルギナー)という長年マイケルについて研究し続ける医師が同乗している。車でローリーの家へ向かっているとマイケルが登場。ホーキンスは彼を轢き、銃でトドメを刺そうとするのだがサルティンはそれを妨害!彼はマイケルを研究し続けたことから、マイケルVSローリーの様子を見たがっていたのだ……。見事に油断させて、ホーキンスを殺害してしまう。

 

【その④】マイケルVSローリー、遂に決着?

ハロウィン 地下室
映画『ハロウィン』公式Twitter

アリソンとマイケルを同乗させ、ローリーの家に向かおうとするサルティン。パトカーの構造上逃げられないアリソンは知恵を使い、「マイケルは私の友人を殺した時、口を開いたのよ」と興味をひくような嘘をつく。サルティンはそのことに興味深々だが、目覚めたマイケルは彼を攻撃。殺害されるサルティンをよそに、アリソンはパトカーから逃げていった。

ローリーの家の前にはパトカーが到着し、警察だと勘違いしたカレンの夫は車に近づいてしまう。中からはマイケルが登場し、殺害されてしまう。ローリーは彼の死に気づくも、マイケルは外から彼女への襲撃を始めた。地下室に娘のカレンを隠し、自分は立ち向かうために地上へ。マイケルの小細工に気を取られ、二人は揉み合いに。そこへ何も知らないアリソンが駆けつけてしまい、慌ててカレンは娘を地下へかくまった。だがマイケルは地下室の存在に気付いてしまい、入り口が開く絶体絶命のピンチに!

だが幼いころから仕込まれ、銃の訓練までさせられていたカレンは策略家だった。彼をおびきよせるべくカレンはわざと泣き言を言い、ひっかかったところで銃を放つ。そして「ハッピーハロウィン」という声の元、ローリーは後ろからマイケルへにとどめを刺す。見事に地下室へ転がり落ちていくマイケル。そして家全体に火をつけ、三人は一命を取り留めるのであった。

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映画『ハロウィン』の謎

ハロウィン ポスター
映画『ハロウィン』公式Facebook

複雑難解なホラーではありませんが、残された謎も多い『ハロウィン』。ラストはどうなったのか?マイケルという人物は何を考えているかなど、解説していきますよ~!

マイケルは精神病なのか?

何度も逃亡を繰り返し殺人に固執するマイケルですが、精神科医のルーミス医師(彼を40年前に担当していた医師)いわく善悪を判断できないとのこと。ただの快楽殺人鬼ではなく、どこか精神異常のある人物と言えるでしょう。リメイク版では今まで描かれなかった彼の過去が映しだされ、母の愛人や姉のジュディスに辛く当たられていたのだとか。家庭環境が劣悪だっために、殺人鬼へとなってしまったようです。

ちなみにマイケルは人間なのですが、ダークヒーローの中でもかなり屈強。殺人に関する腕は非常に長けており、誰かに教わるわけでもなく淡々と殺人を繰り返すのです。そして車に轢かれても死なないという不死身っぷり。なぜそんなに強いのか、未だその謎は明かされていません。

 

ラストシーンは本当に死んでいる?

本作のラストシーンは激しい炎が家を包むところで終わっていますが……果たしてマイケルは死んでいるのでしょうか?公開終了後は「死んだ」「死んでいない」とファンの間では様々な憶測が飛び交い、「本作が最終章ではないだろう」という意見が圧倒的に多かったのだとか。明確に命を落とした描写はないため、もしかすると生きているのかも……。詳しいことは下記の項目をご覧ください!(笑)

 

続編『ハロウィン・キルズ』と『ハロウィン・エンド』

なんと続編がすでに決定しているようで、タイトルは『ハロウィン・キルズ』と『ハロウィン・エンド』。どちらも日本では2021年以降の公開ですので、今から非常に楽しみですよね!本作を紐解くような内容になっており、キャストや製作スタッフも続投しているのだとか。と、いうことはつまり……マイケルは生きているという説が濃厚でしょう。

そして『ハロウィン・エンド』も決定しているとのことなので、これが本当の最終章となることが推測されています。

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映画『ハロウィン』シリーズの設定と相違点

ハロウィン シリーズ相違点
映画『ハロウィン』公式Twitter

シリーズは現時点で9作品ありますが、本作は1978年版の続編にあたるため、間のシリーズとは話の関連性がないことも。設定にも変更が加えられているので、シリーズ前作の話が繋がっているというわけではないのです!順番に解説していきます。

 

ローリーはマイケルと兄妹だった!?

シリーズ2作目『ハロウィンⅡ』にてローリーとマイケルは血がつながっているというまさかの設定があるのです!マイケルが初めて殺人を犯したのは6歳の頃のため、ローリーはその後ストロード家に引き取られることとなるのです。そして彼女がマイケルの件を耳にしないように、過去を改ざんしているとのこと。

ただし本作ではこのような設定が起用されている雰囲気は一切ありません。もしかすると続編で明らかになるのかもしれませんが『ハロウィン 2018』だけを観ると設定を彷彿させるシーンもないため、なくなった設定なのかも?

 

ローリーは死んでいたり、息子がいたり……

4作品目で交通事故で亡くなったとされているローリーですが、7作目で復活を果たします。実は交通事故死と見せかけて本当は生きていた……というもの。それまではローリー・ストロードだったのが、ローリー・テイトに名前を変え、別人として生きていたとか。もちろんこの設定も本作は起用されていないので、あくまで参考程度に覚えておくといいかもしれません。

また7作目で息子のジョンが登場しており、彼がマイケルに狙われるストーリーが展開されています。しかし本作は娘のカレンに変更されているため、こういったところにも設定の相違が。シリーズを通して設定にバラつきがあるものの、それぞれに良さがあるので通して観るのも面白いと思いますよ!

 

『ハロウィン』のまとめ

続編も決定しており、ますます期待値が高まる『ハロウィン』。ローリーとマイケルの最終決着も見どころの一つですね。ハロウィンの時期が近づくと観たくなる作品なので、お家でハロウィンパーティーをする時に流すのもおすすめ!雰囲気も高まって、友達とワイワイ騒ぐのもいいでしょう☆

どんな形でマイケル、いや、ブギーマンが復活してくるのか非常に楽しみなところ。本作をしっかり鑑賞してから、続編に備えるとより面白さが増すはずです。ぜひ『ハロウィン』の世界に触れてみて下さいね。

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