映画『マリグナント 狂暴な悪夢』のネタバレあらすじ!ジェームズ・ワン監督の注目作
ビジュアル・ポスターからおぞましさが伝わるホラー映画『マリグナント 狂暴な悪夢』。骨のあるホラー/スリラーを得意とするジェームズ・ワンが手掛けました。
R18指定ということでグロさ・怖さを気にして「観に行けないかも」といった意見も多数耳にします。
しかしながらその部分ばかりに注目していると、大きく損をすることでしょう……!
ただ「怖いから」「グロいから」で鑑賞を避けるのは本当にもったいない、そう言い切れるほど素晴らしい作品であることは間違いありません。
“家族愛”もテーマにしつつ、謎を暴いていく繊細なストーリー。ストーリー終盤まで片時も目が話せぬ展開で、『マリグナント 狂暴な悪夢』の世界へ引き込まれてしまうはずですよ。
本記事ではネタバレを交えながら解説・考察を行っていきますので、未鑑賞の方はご注意くださいね。見どころもたっぷりとご紹介します!
目次
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』について
コロナウイルスの影響で公開延期を余儀なくされてしまった『マリグナント 狂暴な悪夢』。ネット上での先行配信がされることもなく、米国・日本と共に公開は2021年秋までずれ込むこととなりました。
日本でも高い注目を得ている本作ですが、なぜそこまで話題となるのか?その秘密は監督・ジェームズ・ワン氏の人気が関係しているでしょう。
ホラー/スリラー好きなら誰もが知るこの名前。そう、あの『SAW』や『アナベル』シリーズの創設者とも呼べる人物で、まさに「骨のあるホラーならこの人!」という存在なのです。
一時期は制作総指揮官などをメインに活動していましたが、今回は久しぶりに自ら監督を担当。2018年に公開された『アクアマン』以来なので、期待が寄せられるのも納得がいきますね。
10秒で分かる!映画『マリグナント 狂暴な悪夢』の簡単なあらすじ
妊婦のマディソン(アナベル・ウォーリス)は夫とうまくいかず、暴力を振るわれていました。その際に後頭部にケガをしてしまい、出血が止まらないまま眠りにつきます。
その晩のこと。夫のデレク(ジェイク・アベル)は人の気配を感じてリビングで起床。勝手に冷蔵庫が開く、奇妙な物音がするなど怪奇現象に見舞われたのち、突如現れた謎の男に殺されてしまいました。
そしてマディソンも異変に気付き、1階へ降りると夫の死体が!更に同じ人物に襲われ、意識を失います。
この一件は事件として扱われますが、その後もマディソンの身には奇妙な出来事が次々と起こるのでした。未だにデレクへやられた後頭部のケガも良くならず、時折出血するほど。
悪夢は日に日に悪化していき、彼女は精神的に追い詰められます。果たして謎の夢と、あの男の正体は一体……?
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』のネタバレあらすじ
【あらすじ①】研究所での出来事
それは1993年、シミオン病院研究所で発生した事案。
フローレンス医師(ジャクリーン・マッケンジー)は“ガブリエル”と呼ばれる子供の研究を行っており、その記録をビデオへ残していた。収録中ガブリエルが暴れ出し、手に負えなくなったため「治療」ではなく、「排除」を決意。
だが彼の威力は凄まじいもので、電波を操る力、人間を殺す力を持ち合わせている。立ち向かうフローレンスらに対し、スピーカー越しに「お前らを皆殺しにする」と宣言。
けれどもフローレンスもひるまず、「ガブリエル、あなたは悪い子よ。悪性腫瘍を切除します」と対抗するのだった……。
時は進み、現代。マディソン(アナベル・ウォーリス)は身重の体で懸命に動いていた。かつて二度ほど流産を経験し、精神が不安定になっているものの夫のデレク(ジェイク・アベル)は支えてくれない。
それおろか彼は感情的になると暴力を振るい、その度にマディソンへ謝る始末だったのだ。
この日もカッとなった挙句、彼女を攻撃。マディソンは後頭部を負傷してしまい、溢れ出た血が夜まで止まらない事態に見舞われてしまった。
【あらすじ②】悲しみに暮れるマディソン
協力的でない夫に悲しみを覚えながら眠りにつくマディソン。するとその夜、リビングで寝ていたデレクは人気を感じて目を覚ます。
冷蔵庫が勝手に開くなど奇妙な現象に襲われるが、家の中にはマディソン以外いない。状況に困惑していると、突然謎の男が姿を現しデレクを殺害。
異変に気付いたマディソンも続けて目を覚まし、すぐさまリビングへ向かった。すると倒れた夫と例の男を目撃してしまい、彼女も同時に襲われてしまう――。
翌日警察がやってくるが、外部からの侵入した痕跡もない。事件は「身内の犯行ではないか」ということで片づけられたが、マディソンは大きく傷ついていた。
そう、彼女はあの夜の衝撃で流産してしまったのである。妹・シドニー(マディー・ハッソン)が病室へ駆けつけるも、ショックで口もきけない状態だ。
刑事のケコア(ジョージ・ヤング)が事情聴取のためやってきても、うまく話せない。シドニーが代わりに対応し、事件は未解決のまま……。
【あらすじ③】加速する悪夢
出典:IMDb
一方でツアーガイドのセレナ(ジーン・ルイザ・ケリー)はは仕事終わり、職場で奇妙な現象に見舞われる。施設内の電気がチカチカと揺れ、長髪で全身黒ずくめの男が現れた。
奴はデレクを殺した人物と同じで、セレナをどこかの屋根裏部屋へさらっていく。磔になった彼女へ対し「腫瘍がどうなったか教えてやろう」と男は言うのだ……。
その頃、歳を取ったフローレンス医師が過去の患者リストを見直している。そこには“エミリー・メイ”という少女のデータがあり、1枚の写真が挟まれていた。
するとマディソンは家事をしている途中、洗濯機の扉にフローレンスの顔が浮かび上がったのを見てしまう。
例の男が彼女を殺害する悪夢を見て絶叫。しかしこれは夢ではなく、実際に殺されていたことをニュースで知る……。
またも警察が入り、「以前の事件と同一犯では」という推理が浮かび上がった。ケコアは医師の所持していたデータを全て持ち帰り、“エミリー・メイ”の項目を目にする。
度重なる悪夢でストレスが限界へと近づくマディソン。そしてシドニーへ「あなたと私は本当の姉妹じゃない」という真実を明かす。マディソンは養子縁組だったのだ。
けれども大切な姉を助けたいシドニーは彼女へ全面協力。警察へ今までの出来事を話しに行くことに。
【あらすじ④】隠されたマディソンの真実
マディソンが悪夢を見ると、被害者が出る。そのことは事実だったが、イマイチ信用しきれない警察たち。だがマディソンにはとある心当たりがあり、遂に「ガブリエル」の名を口にした。
母親の元を尋ねた2人は子供時代のビデオを再生。するとマディソンは時折ガブリエルと会話をしていたのだ……。親からすればガブリエル=架空の友達のように思えたが違うらしい。
その頃ケコアは捜査を進め、“エミリー・メイ”の写真を合成で将来の姿へと再現。するとその見た目はマディソンそっくりに仕上がってしまう。
マディソンの本名はなんとエミリー・メイ。養子に出された際改名し、あの病院で治療を受けたデータも出ている。そして研究に関わった医師らは次々と殺され……。ケコアはあともう一歩で真実に辿り着こうとするが、そのチャンスをうっかり逃した。
マディソンへ催眠療法を試しても、目ぼしい話は出てこない。やや諦めモードになると、なんと彼女の屋根裏から人が落下!そこには捕らわれていたはずのセレナの姿があったのだ。
これにて警察の態度は一変。セレナの件は誘拐として疑われ、今までの事件もマディソンの虚言によるものだと思われてしまう。
追い詰められた彼女は電気を操り、停電させる。更にケコアの電話にはガブリエルからの着信がきて……。
【あらすじ⑤】ガブリエルとマディソン
出典:IMDb
捕まってしまった姉を助けるべく、シドニーは廃墟となったシミオン病院研究所へと向かう。するとマディソンのデータが残っており、彼女とガブリエルは奇形性の双生児だったことが明らかになる。
体はマディソンだが脳味噌は繋がっており、彼女の背面に奴の頭や手が存在している状態。生まれながらに凶暴なガブリエルは、全身を支配することが狙いだ。
このままでは彼女が危険なため、医師らは切除を決意。だが全ては取り切れず、一部は脳味噌のなかに押し込む形で手術を終える。それがデレクの暴力により、呼び覚まされてしまったということ。
マディソンの体を乗っ取って大暴れするガブリエルは、警察も何もかも片っ端から殺してしまう。
そしてセレナは彼らの本当の親だった。当時はまだ若く、一人で育てられないため研究所へ預けたという。ガブリエルはそのことさえも恨みに感じていて、入院中の彼女を仕留めに向かう。
だが2人の脳味噌は繋がっている。助けにきたシドニーの姿を見て我に返ったマディソンは、意識の中で彼を封じ込めた。
正気に戻ったマディソンはシドニーと抱き合い「私には血が繋がっていなくても大切な家族がいる」ことを再認識するのだった。
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』の登場人物・キャスト
マディソン/アナベル・ウォーリス
夫の暴力に流産、のっけから散々な目に遭うマディソンですが悪夢は終わりません。その後もガブリエルの暴走に苦しめられ、警察からも疑いをかけられるなど本当に苦労が絶えないキャラクター。
絶望的な状況へ陥るのですが、そんな彼女を支えたのは妹シドニーの存在。意識の中でガブリエルを封じ込めることに成功し、ことなきを得たのでした。
マディソンを演じるのはアナベル・ウォーリス。『アナベル 死霊館の人形』のミア役に抜擢されて以来、大きな注目を集めます。もともとスリラーやミステリーなどの出演が多く、テレビドラマなどでも活躍していますよ。
シドニー/マディー・ハッソン
出典:IMDb
女優の卵をしながら懸命に姉をサポートする、頼もしき妹のシドニー。血が繋がっていない真実を聞いて困惑していましたが、それでもマディソンを支え続けたのです。
非常に家族想いで優しい心がマディソンへと響き、ガブリエルを封じ込めるきっかけとなったのでしょう。とても頼もしく非常に行動的なキャラクターでした。
シドニーを演じるのはマディー・ハッソン。2011年から活動する若手女優で、その美貌には誰もが目を奪われてしまうはず!『サモン・ザ・ダークネス』などに出演し、今後の活躍が更に期待されています。
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』の怖さ・グロさレベルについて
出典:IMDb
「本作が気になっているけど、怖いのはニガテ」「残虐表現はどのくらい?」など、ネット上では様々な疑問の声が挙がっています。
多くの方が案の定R18規制というレイティングを気にかけており、全編通してかなりキツい描写が繰り広げられる……と思っていることでしょう。
実際の『マリグナント 狂暴な悪夢』のホラー・スプラッターレベルはどのくらいなのか!?筆者独自の視点で解説します。
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』は怖い?怖くない?
ジャンルがホラーに分類されている本作。予告編を観るとかな~り恐怖度が高そうで、心臓がバクバクしてしまった人も多いはず。
確かにビックリ要素はあるのですが、前半パートに集中しているといった感じ。それにあくまでガブリエルは心霊ではないため、通常のホラー映画の驚きとは少々テイストも異なるのです。
正直なところホラー度はあまり高くない、と言っても良いかも?サスペンスやスリラー、アクションなど様々なカテゴリーが混ざっているような作品であるため、「恐怖」に全振りしていない印象を受けました。
ホラーが全くダメな人には向きませんが、映画によっては観られるタイプならこの点は心配いらないでしょう!
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』のグロさに注意
ホラー度はあまり高くないと言いましたが、グロさについては注意が必要です。
「激グロ過ぎて観ていられない」レベルではないのでR18は少々厳しい判断かな?と思ったのですが……とは言え、結構あんな部分やこんな部分(特に手術シーン)がモロ見せなので(苦笑)このレイティング基準は仕方がない気もしました。
血も出ますし、何よりガブリエルが気持ち悪い!マーベルの『ヴェノム』をもっと酷くしたような見た目が何だかゾワゾワするんです。
残虐表現が苦手な人は目を覆いたくなるようなシーンがありますので、ぜひともご注意いただきたいもの。ただ慣れているタイプは何とも思わないはずなので(笑)全く問題はないことでしょう。
逆に『SAW』シリーズが平気であるなら、むしろ『マリグナント 狂暴な悪夢』のグロさはちょっと物足りない可能性大ですね!
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』の見どころ
骨太な映画だからこそ、とにかく見どころに溢れています!「全てが見どころです」と言いたいところですが、特に注目していただきたいポイントをまとめました。
この要点を押さえて鑑賞するだけで、『マリグナント 狂暴な悪夢』がより楽しく味わえることでしょう。ただ映画館へ行ってボーッと観ているだけではもったいないですよ。何度でも観たくなる作品であることは確実です!
見どころ①これはホラー?スリラー?それともアクション!?ジャンル不明な新感覚さ
必ず鑑賞後に誰もが抱く感想は「これってホラー映画だったよね?」になるはず!そのくらい一つのジャンルに捕らわれておらず、良い意味で複数の要素を掛け合わせた斬新な映画に仕上がっています。
先ほどの章でも説明した通り、前半はしっかりとホラーな雰囲気。けれども中盤より「悪夢や男の正体は?」と警察を絡ませたミステリー感が炸裂!
さらにセレナが怪しげな屋根裏に閉じ込められる、ケコアがガブリエルと暗闇で追いかけっこなどハラハラのスリラー的展開も。そして大胆なアクションシーンを交え、最後は家族の愛情たっぷりに、綺麗な結末を迎えました。
この部分だけ読んでも、要素が盛りだくさんすぎてよく分からないかと思います(笑)そう、『マリグナント 狂暴な悪夢』は一般的な大衆ホラーというカテゴリでは終わらせない、エンターテインメント性がとにかく高い映画!
もちろんホラーではありますが、その概念に縛られず鑑賞してほしいですね。これだけ多くの味を投入しながらうまくまとまっているのも、ジェームズ・ワン氏の腕がキラリと光る部分でしょう。
見どころ②カッコよすぎるアクションシーン、グロさなんて気にならなくなる……カモ
後半は一気に物語も加速し、同時にガブリエルもマディソンを乗っ取って大暴れ。容赦なくサクサクと人を殺していき、格ゲーでも見せられているのかと思うくらい、気持ちいいなぎ倒しっぷりです。
人がバンバン殺されているにも関わらず、アクションがとにかくカッコいいので目が釘付けに!ホラー映画ではあまりお目にかかれないような躍動感がまた魅力と言えるでしょう。
ワン監督が手掛けた『アクアマン』や『モータル・コンバット』(制作のみ)の雰囲気が好みなら、そのツボにはバッチリとハマるはず。
怖い、グロい、の一言では片づけられないレベルの高さにはもう脱帽してしまいますよ。
見どころ③ストーリーもしっかり、手を抜かぬ脚本も◎
見せ方がとにかくうまい『マリグナント 狂暴な悪夢』ですが、どうしても描写が派手だとストーリーがおろそかになる作品も多いもの。しかしながら本作でその心配は不要です。
主人公の繊細な心理描写もあるほか、テーマに「家族愛」を置いているのもポイント。マディソンがDVを受け、更に養子縁組で血の繋がりがなかった……という衝撃の設定ですが、最終的には本物の愛を確かめることができたのです。ラストで姉妹が抱き合うシーンを観て、ついホロリとさせられてしまいました。
また謎解きの展開も完璧で、徐々に真実が明かされていくのも◎予想通りの流れではなく、一つ一つのオチが想像の斜め上をいくのも良いですよね。「2人は奇形性双生児でした」など、なかなか予想できないと思います!
設定に関してはカルト映画の『バスケット・ケース』をちょっぴり思い出してしまいましたが(笑)一風変わった物語が好きな人にはまずおすすめしたい映画ですね。
見どころ④100%完璧すぎない、あえてハズしたBGM
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』の完成度は非常に高いのですが、オープニング曲がやたらとカッコ良すぎる、BGMがちょっと違和感……?など、あえてフランクな一面を持っているのも面白い点です。
特にオープニングは手術シーンのグロ写真を張り付け、まぁノリノリな音楽でテロップが
続々と(笑)ホラー映画にありがちなじっとりとした始まり方ではないことに、少しびっくりしてしまいました。
わざと作品のイメージや雰囲気に合わない音楽で、うまい“ハズし”を加えた小技。これはニクいですね。このように細部にまで気が配られているのも、監督の強いこだわりが込められているからでしょう。
映画『マリグナント 狂暴な悪夢』のラストシーンを考察
終盤までハラハラする展開が続き、ラスト3分くらいでようやく物事は収束します。姉妹愛を確かめ合ったところでエンドロール、少々唐突な印象を受けた人もいるのではないでしょうか?
一見ハッピーエンドのように思えますが、ガブリエルの一部は未だマディソンの脳味噌へ埋め込まれたままなのです。
シドニーの声により意識が働き、それが動きを封じるきっかけとなりましたが……彼女から出ていってくれたわけではないですからね。つまりまたガブリエルを引き起こす要因さえ作ってしまえば、いつでも出てくる恐れを秘めているでしょう。
その引き金が後頭部のケガか?はたまた別のものか?は分かりませんが、その先が描かれていないことに恐怖を覚えます。
またあえて先を描いていないのは続編があるのかなぁなんて想像してしまいました。もしパート2があるのなら、再び『マリグナント 狂暴な悪夢』の世界をたっぷりと楽しみたいですね!
まとめ
ジャンル不明の新しすぎる映画『マリグナント 狂暴な悪夢』。従来のホラーの概念を怖し、挑戦的な内容でスクリーンへ登場!ジェームズ・ワン監督の積極的な姿勢、斬新なアイデアには思わず度肝を抜かれてしまいました。
これを観るとジャンルというのはあくまで“ジャンル”、「あまりとらわれ過ぎてしまうと勿体ないもの」ということを考えさせられるでしょう。今までにないエンターテイメントを与えてくれる本作は、映画好きなら必ず一度は観て欲しく思います。
そして個人的には続編を期待したいところですね。ぜひ話題沸騰中の『マリグナント 狂暴な悪夢』をチェックしてみてください。
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