いつの時代も色褪せない!最高の時代劇映画30選
皆さんが時代劇映画に求めるものは何ですか?
迫力ある殺陣シーンや、熱い人情?それとも、ストーリーへの入り込みやすさ?ここでは、様々なイチオシ時代劇映画をタイプ別にご紹介していきます!あなたのお気に入りを見つけてみてくださいね!
時代劇映画の移り変わり
時間とともに移り変わる人々の趣向によって、制作される映画のテイストも変化してきました。そのため、最近の時代劇にはこれまでの時代劇とは違うポイントがいくつかあります。
映画の内容としては気負わずに観れる内容のものが多いことは特徴の一つとして挙げられます。これまでの時代劇のような荒々しいものではなく、武士の日常・生活を描いた作品が多くなり、その中にはコメディー要素が入っていたりと気軽に泣いたり、笑ったりできるものに変化しています。
しかし、今でも日常を描いた作品だけでなく、規模の大きな時代劇も人気を集めています。
『のぼうの城』や『信長協奏曲』などがヒットを収めた時代劇として記憶に新しいと思いますが、どれも内容的には重みが目立たないものが多いといえます。主演俳優の爽やかさや、シリアスすぎない殺陣シーンなどがその軽さを象徴しています。
主君に対しての忠誠心や上下関係など侍のシリアスな面をなるべく薄くした上でより馴染みやすい形に変化してきた時代劇は、典型的な勧善懲悪のものから、逆にその流れからは一歩外れたものまで自由な形に移り変わってきています。
手に汗握るスリルが魅力の殺陣シーン。時代劇にはかかせないものですよね!作品によって殺陣の魅せ方が全く違います。色んな映画を観比べてみると、より楽しめるかもしれません。なにより、真剣に刀を振る俳優さんの姿はいつの時代でもカッコイイです。
今回の記事ではストーリーの面白さはもちろん、殺陣のカッコよさが光る映画をご紹介します。あなたの求める最高の時代劇映画がきっと見つかるはず!
古臭い時代劇映画が好きならこれ!
まずは、こってり古臭~い時代劇映画をご紹介していきます!
1. 十三人の刺客
「戦わなければ、変わらない。命を燃やせ」
出典:Amazon.com
あらすじ
江戸時代末期、幕府の存続が危ぶまれていた。冷酷な殺しを繰り返す暴君 松平斉韶(稲垣吾郎)が老中に就任するからだ。そこで別の老中が幕府のお目付役 島田新左衛門(役所広司)に暗殺を依頼する。新左衛門は個性の強い13人の刺客を集め、緻密な計画を立て始めた。
しかし、その動きを斉韶の配下 鬼頭半兵衛(市村正親)が気づき対抗策を講じる。そしていよいよ決戦の時がやってきた。人数の差は圧倒的に斉韶が上回っていたが、13人の刺客は秘策を手に戦いはじめる……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
今作の殺陣はとにかくスケールが大きいです。特に後半の戦闘シーンは壮大でスピード感があり目が離せません。また13人しかいない新左衛門たちがどの様な秘策で戦っていくのかもポイント。そして豪華俳優陣の演技も素晴らしいです。特に稲垣吾郎さんの演じる悪役の存在感がすごいのでぜひそちらにも注目して下さい!
こんな人にオススメ
- スケールの大きい作品を探している
- とにかく戦闘シーンを重視したい
こんな人には向かないかも……
- 血しぶきなどのグロいシーンが苦手
- 激しく刺激の強い作品は疲れてしまう
2. 七人の侍
「戦え、己の命を削って」
出典:Amazon.com
あらすじ
舞台は山の中にある貧しい農村。農民は盗賊となった野武士に毎日おびえて暮らしている。村を守るために野武士を倒せる侍を探すことに。しかし、どの侍にも断られてしまい万事休すとなる。
そんな中、ある農家に盗賊が襲ってきた所を通りすがりの侍 島田勘兵衛(志村喬)が助けに入った。それから、勘兵衛を中心として7人の侍が集まり野武士を倒すことに。しかし野武士の恐ろしさは想像以上のもので……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
誰もが一度は聞いたことがある黒澤明監督の「七人の侍」の殺陣シーンは、とにかくダイナミック!後半の侍vs野武士の死闘は、観ている人の心に深く刻まれる映像だと思います。
また王道の殺陣だけではなく、個性的な動きがあるのも今作の魅力です。一度観たらつい黒澤明ワールドの虜になってしまう、圧倒的なエネルギーのある作品です。
こんな人にオススメ
- 長年愛される作品を楽しみたい
- 重厚なストーリーの映画が好き
こんな人には向かないかも……
- 白黒の映画に抵抗がある
- あいた時間に気軽に観られる映画を探している
3. 関ヶ原
「愛と野望、衝突!」
あらすじ
出典:映画『関ヶ原』予告編
豊臣秀吉(滝藤賢一)に才能を認められ、仕えることとなった石田三成(岡田准一)は利害を最優先する秀吉のやり方に疑問を抱いていた。忠誠を誓いながらも、正義を胸に動き始める三成。しかし、秀吉が病に倒れ死去。野望を抱く徳川家康(役所広司)は天下統一のために三成が率いる西軍と真っ向から戦うことに。西軍vs東軍、関ヶ原で起きた誰もが知る激戦の真実とは……
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
今作の注目すべき殺陣は、やはり最後の関ヶ原の戦いのシーンです。西軍と東軍が乱戦はとにかく大迫力で、かなり激しい戦闘を繰り広げます。泥臭くも力強い殺陣はリアリティがあり、歴史に知識がある方も楽しめる内容となっています。また、三成と初芽(有村架純)の淡い恋模様も作品の魅力です。
こんな人にオススメ
- 歴史が好きで関ヶ原の戦いについての知識がある
- リアリティのある戦闘シーンが好き
こんな人には向かないかも……
- 難しい歴史ものが苦手
- 映像美を堪能できる映画を探している
4.影武者
「動乱の戦国を巨大なる幻が行くーー」
出典:Amazon.com
あらすじ
天正元年、飛ぶ鳥を落とす勢いで進んでいた武田信玄(仲代達矢)はある夜に城内から狙撃され、命を落としてしまう。信玄は自分が死んだことは内部にさえ公表せず、幼い嫡孫が成長するまで最低でも3年は領地を固めてほしいと弟の信廉や重臣に伝えてこの世を去る。
信廉はその遺志を果たそうと、死刑寸前の信玄に瓜二つの盗人を連れてきて影武者に据える。しかし、織田信長や徳川家康、上杉謙信はその存在を疑い始める。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
この映画では鉄砲を使うようになったあたりの時代設定なため、あまり殺陣シーンは多くないといえます。しかし、後半の長篠の戦いは馬と人、鉄砲が入り乱れる圧巻の戦になっています!!
また、仲代達矢さんの演技もかなり高い評価を受けています。影武者と武田信玄で二役の演じ分けはさすがとしか言えません。また、他のキャストもとても豪華なので見どころだらけの映画です。
こんな人におすすめ
- 仲代達矢のかっこよさに酔いしれたい人
- 黒澤明のダイナミックな撮り方が好きな人
こんな人には向かないかも……
- 3時間ずっと観ているのは辛い人
- 動きの少ない映像はつまらないと感じてしまう人
5.用心棒
「地獄の門であった凄い奴二人。ピストルか刀か。壮絶の対決迫る!」
出典:Amazon.com
あらすじ
桑畑三十郎(三船敏郎)と名乗る一人の浪人はとある宿場町に行き着く。その村では賭場の元締めである清兵衛(河津清三郎)とその部下丑寅(三茶花究)の抗争が泥沼化したことによって町の産業もとまっていた。
三十郎はその抗争を止めることを居酒屋の権爺に宣言する。
まずは丑寅の子分三人を一気に斬り殺し、清兵衛に50両で用心棒として雇われることになる。しかし、清兵衛の女房・おりん(山田五十鈴)は清兵衛に丑寅を潰させた後に清兵衛に50両を支払わずに始末してしまおうと画策していた。抗争の結末とはどうなるのかーー。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
映画ラストの一騎打ちは特に三船敏郎さんの殺陣と演技が光ります。吹き上がる砂埃と、刀を持ってにらみ合う二人の侍。とても古い映画ですが、古いならではの味と空気感が今でも称賛される時代劇映画です。
こんな人におすすめ
- 黒澤明作品のファン、もしくは興味がある人
- 古き良き時代劇映画を観たい人
こんな人には向かないかも……
- 白黒映画が苦手な人
- 泥臭い映画が嫌いな人
6.椿三十郎
「何を仕出かすか 御存じ三十郎!」
出典:Amazon.com
あらすじ
9人の若侍は、次席家老の汚職を知り、城代家老(伊藤雄之助)に意見書を提出したものの破り捨てられてしまった。そこで大目付・菊井(清水将夫)に告発すると、真剣に聞いてくれるとのことだったので、菊井のために集まる若侍。
すると奥から汚い侍(三船敏郎)が出てきて、菊井が怪しいという。実際に集まっていた場所には菊井の手下が若侍を捕らえにやってきた。若侍と三十郎は不正を暴くため、身の安全のため、菊井に立ち向かう。
魅力的なカッコいい殺陣ポイント
俳優、音楽、脚本、カメラワーク、すべてが称賛されている映画『椿三十郎』。今作でも『用心棒』と同じように素晴らしい演技を見せてくれている三船敏郎さん仲代達矢さんペアは演技、立ち振舞、殺陣において完璧です。
椿三十郎には一人対三十人の大きな殺陣シーンがあるかと思えば、最後には三十郎と室戸半兵衛(仲代達矢)の居合による決闘のシーンまであります。殺陣が好きな方も十分楽しめるのではないでしょうか。
こんな人におすすめ
- 三船敏郎と仲代達矢のペアが好きな人
- 用心棒を観終わった人(用心棒からの椿三十郎という流れがポピュラーなようです!)
こんな人には向かないかも……
- 血しぶきやグロテスクな描写が好きではない人
- ユーモアのある力の抜けたような作品は好みではない人
コメディが好きならこの時代劇映画!
お次はコメディ要素の強い、比較的ライトに鑑賞できる時代劇映画をご紹介いたします!普段時代劇は観ないけど…といった方にもおすすめです!
7.清須会議
「誰だ!最後に笑うのは?歴史が動いた5日間。」
あらすじ
本能寺の変で織田信長が殺されてから、その跡取りをどうするのか大きな問題となっていた。筆頭家老・柴田勝家(役所広司)は信長の三男でしっかり者の信孝(坂東巳之助)を、羽柴秀吉(大泉洋)は次男で大うつけ者と噂される信雄(妻夫木聡)を、それぞれ信長の後継者として推していた。
ついに後継者を決める清須会議が行われようとしていた。集まったのは勝家、秀吉、丹羽長秀(小日向文世)、池田恒興(佐藤浩市)の四人。熾烈な頭脳戦と繰り広げられる駆け引き。軍配が上がるのはどちらだーー。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
有名な三谷幸喜監督の作品であり、日本史上初めて、戦ではなく会議で歴史が動いた瞬間とされている清須会議が元になっている作品なので殺陣のシーンを楽しみに観ている方には物足りないように感じてしまうかもしれません。
浅野忠信さんの後半にある殺陣では、短くはありますが、かっこよくてスマートな殺陣に注目です。
こんな人におすすめ
- おもしろく歴史に触れたい人
- 豪華な顔ぶれの映画が好きな人
こんな人には向かないかも……
- 殺陣シーンが楽しみで時代劇を観たい人
- 真面目な映画のほうが好みな人
8.幕末高校生
「運命はヘンな偉人にたくされた!」
あらすじ
新政府軍と政府軍が一触即発の状況にある幕末の江戸では、勝海舟(玉木宏)がなんとか衝突だけは避けようとしていた。
そんなある日、未来からやってきたという教師の未香子(石原さとみ)と教え子である雅也(榎本時生)が幕府に捕らえられているところに出会う。一緒にタイムトリップしてきた残りの生徒を探して早く元の世界へ戻りたい未香子は、勝海舟と話すうちに歴史が変わっていることに気づく。歴史が変わってしまうということは、未香子たちの世界は存在しなくなってしまうということ。
未来を守るために、歴史の改変を止めることはできるのか。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
若者にも時代劇を楽しんでもらいたいという気持ちから制作された映画なだけに、かなり現代色の強い映画です。
映画のラストには玉木宏さんの長い殺陣シーンがありますが、玉木さんは真剣は使わないので血の描写などがない分、苦手な方でも楽しめること間違いありません。また、カメラからの視点だけではなく、玉木さんの視点からの映像がところどころ差し込まれていたり、普通の殺陣とは少し違った楽しみ方ができます!
こんな人におすすめ
- 殺陣の血が苦手な人
- 時代劇に抵抗感を抱いている人
こんな人には向かないかも……
- 軽い時代劇を求めているわけではないという人
- リアリティのある映画が好きな人
9.超高速!参勤交代
「このミッション、インポッシブルです!」
出典:映画『超高速!参勤交代 リターンズ』公式Twitter
あらすじ
磐城国・湯長谷藩の藩主である内藤政醇(佐々木蔵之介)は幕府から普段は8日かかる参勤交代を5日で行えという命を受ける。命を下した老中松平信祝(陣内孝則)の狙いは金山を没収することだった。しかし、湯長谷藩は数年前にあった飢饉によって資金は底をついていた上に、5日で着くために少人数で行かなければならない。
約束の日までに江戸に着かなければ湯長谷藩は取り潰しとなってしまうので、やるしかないと覚悟を決めた政醇だったが、無事に参勤交代を果たして藩を守ることはできるのかーー。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
ただのコメディー映画だとあなどることなかれ!
実は面白いだけではなく、殺陣シーンもしっかりしていて楽しめます。出演している俳優さんは佐々木蔵之介さんを筆頭にこれまで時代劇出演経験のある俳優さんが多く、本格的な殺陣シーンを楽しむことができます。特に、佐々木蔵之介さんの抜刀術はとても美しく、真似した動画を撮る人がいるほどなんです!
クオリティーの高いアクションに注目です。
こんな人におすすめ
- 深田恭子さんのファンの人(深田恭子さん演じるお咲が非常に可愛らしいのでファンは必見です)
- 参勤交代についてどんなものなのか気になる人
こんな人には向かないかも……
- もっと大きな事件を観たい人
- 間に合うのかどうかハラハラしたい人
10. 忍びの国
「嫁さん以外、怖いもん無し」
あらすじ
織田信長は天下統一を目指して順調に陣地を拡大していた。しかし、そんな信長がどうしても手にできなかった国、「伊賀の国」には残忍な忍者が多く暮らしていた。伊賀の国で一番の腕を持つ無門(大野智)は、怠け者で妻のお国(石原さとみ)に尻に敷かれている。
そんな中、戦力を確保した織田信長軍が伊賀の国へ攻め込んできた。到底かなうはずもない相手に、伊賀の国の忍者はある秘策で対抗することに……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
今作の主人公は侍ではなく忍者です。殺陣も一風変わったものになっています。しかし迫力や見ごたえは変わりません!
嵐の大野智さん演じる無門は普段は怠けてばかりですが、戦いとなると様子は一変、とてもカッコイイ忍者になります。そのギャップも今作の魅力。侍vs忍者という、この映画でしか描けない戦闘シーンは必見です。
こんな人にオススメ
- 一風変わった殺陣が観たい
- 忍者を題材とした作品が好き
こんな人には向かないかも……
- 王道な侍同士の殺陣を楽しみたい
- クールな主人公に魅力を感じる
11. 銀魂
「宇宙一バカな“侍映画”だ、コノヤロー!!」
あらすじ
出典:映画『銀魂』予告編
時代は江戸時代末期、宇宙からやって来た天人が勢力を伸ばし、侍は廃れていく一方だった。それでも侍であり続ける坂田銀時(小栗旬)は、荒っぽく少しふざけた男。剣術道場の息子 志村新八(菅田将暉)、戦闘種族の神楽(橋本環奈)と共に万事屋を営んでいたが、かつての友人 桂小太郎(岡田将生)が行方不明になったと聞く。万事屋の3人は調査に乗り出すことになるが……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
話題となった今作は、コメディでありながら戦闘シーンもかなり作り込まれています。ド派手な殺陣は原作の漫画のよさを上手く表現していて、誰が観ても分かりやすく楽しい作品です。色んな敵と相対し華麗に倒していく銀時は、普段とギャップがあって魅力的なのでそちらも注目してみて下さい。
こんな人にオススメ
- 思いっきり笑いたい
- ド派手なアクションを楽しみたい
こんな人には向かないかも……
- シリアスな時代劇が好き
- 盛りだくさんな映画より、ゆっくり楽しめる映画を探している
12. 虎影
「愛する者を救う為、男は再び刀を抜く」
出典:Amazon.com
あらすじ
「忍びの世界で最強」と呼ばれていた虎影(斎藤工)は、忍者の世界から離れ家族と平穏な生活を送っていた。しかし、忍者の首領に妻(芳賀優里亜)と子供(石川樹)を人質にとられてしまう。隠された財宝を見つけてこいと命じられ、虎影は家族を助けるため再び刀を握ることに。財宝を巡る、命をかけた争奪戦に挑んでいく。はたして虎影は家族を救い、平穏な生活を取り戻せるのか……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
クールな忍者アクション映画かと思いきや、実はギャグ性も高い作品です。大乱闘シーンの殺陣もド派手で、観ていて飽きさせない工夫がされています。斎藤工さんの真剣な表情に惹かれること間違いなしです。
実写とCGが上手く融合した映像もポイント!斬新で鑑賞後には最高の爽快感が突き抜けるアクション映画です。
こんな人にオススメ
- 気軽に楽しめる作品を求めている
- 殺陣をする俳優さんの表情を堪能したい
こんな人には向かないかも……
- 重厚で深い物語が好き
- シリアスで泣ける映画を探している
13. 真田十勇士
「不可能に挑め」
あらすじ
「天下の武将」と名を馳せていた真田幸村(加藤雅也)だったが、実際は運がよすぎただけで特に能力が高いわけではなかった。周りからの期待と自分の能力の差に苦悩していた幸村は、抜け忍の猿飛佐助(中村勘九郎)に出会う。佐助は抜け忍9人を仲間として集め「真田十勇士」を結成。9人と幸村は大坂冬の陣、夏の陣に挑むのであった……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
コメディチックな部分もありながら、戦闘シーンはしっかり作り込まれている今作。幸村軍vs徳川軍の戦いは手に汗握るインパクト大な殺陣となっています。クールな忍、霧隠才蔵を演じる松坂桃李さんの色気のある戦闘シーンも必見です。最後までどちらが勝つか分からないドキドキ感をぜひ楽しんでいただきたいです。
こんな人にオススメ
- 一風変わった時代劇が観たい
- シリアスとコメディどちらも楽しみたい
こんな人には向かないかも……
- 史実にそった物語が好き
- 本格派の時代劇に魅力を感じる
人間ドラマを味わいたいならこの時代劇映画!
時代劇映画のみどころと言えば、殺陣やアクションだけでなく、「人間ドラマ」!!こってりと、それでいて胸が熱くなる時代劇映画をご紹介いたします!
14.のぼうの城
「豊臣軍にケンカを売った、でくのぼうがいた。」
あらすじ
周囲を湖に囲まれた忍城の領主・成田氏一門の成田長親は、民から「のぼう様」と呼ばれ、慕われていた。天下統一目前の豊臣秀吉は最後の敵として北条勢を攻め落とそうとし、圧倒的な力を誇示するべく、わずかな兵力しかない忍城に対して、2万の軍勢とともに石田三成を送り込む。
軍に城が包囲された時、城主である成田氏長は速やかに開城せよとの言葉だけ残し小田原に向かうが、長親は戦う決断をする。最初は驚いていたが、長親の決意に段々と団結してくる家臣と民衆たち。戦はどんな方向にむかうのだろうかーー。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
戦が題材の映画なだけあって、集団戦闘シーンが多く、あまり殺陣のシーンはありません。
やはり、注目してほしいのはかっこいい戦闘シーンの数々。特に、佐藤浩市さん演じる正木丹波守利英が馬に乗りながら叫ぶシーンは佐藤浩市さんの出す迫力に感動します!
もはや時代劇では当然かもしれませんが、出演している俳優さんは皆さんベテランで演技のうまい方ばかり。山口智充さんの演じる柴崎和泉守が槍を使用して馬上から働く姿も迫力満点です。
こんな人におすすめ
- 周囲から愛される人間からなにかを学びたい人
- 達成感を感じたい人
こんな人には向かないかも……
- 時代劇では昔の空気感を感じたい人
- リアリティーを追い求めている人
15.多十郎殉愛記
「行き場を失った男と女の悲恋の果て」
あらすじ
幕末の京都、元長州藩士の清川多十郎(高良健吾)は、小料理屋女将・おとよ(多部未華子)に世話を焼かれながら、怠惰な日々を過ごしていた。おとよは多十郎に想いを寄せており、多十郎もそれに気づいているものの、自分なんかのことを好きになるな、と跳ね返していた。
そんな時、勤王派である腹違いの弟・数馬(木村了)が京都を訪れてくる。その頃、京都見廻組は勤王の取締りを強化しており、多十郎はひょんなことから京都見廻組にその存在がバレてしまう。急襲してきた見廻組からおとよと弟を逃がすため、多十郎は囮になり、二人を守る。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
多十郎が弟の数馬とおとよという愛する二人を逃がすため竹林の中を逃げ回り、見廻組を自分に引きつけようという心意気はとてもかっこいいです!
高良健吾さんのセクシーな色気と、そこから出てくるだらしない男の雰囲気にもまた注目してください!
こんな人におすすめ
- 高良健吾さんの儚さが好きな人
- 純粋に殺陣を楽しみたい人
こんな人には向かないかも……
- 愛の物語ならば、愛だけにフォーカスしたい人
- 殺陣の技術に知識がある人
16.武士の一分
「命をかけて、守りたい愛がある」
出典:Amazon.com
あらすじ
優れた剣士でありながら、下級武士出身であるがゆえになかなか出世できず、毒味係として藩に勤めていた三村新之丞(木村拓哉)は、毒を持った貝を食べてしまい失明してしまう。このままでは藩に勤め続けることができない。
そこで妻である加世は上司の島田(坂東三津五郎)のもとへ家禄とお家のため頼みに行く。島田は加世に対して言うことを聞けば現状存続のために力添えをしてやると言い、加世を手篭めにしてしまう。それを知った新之丞は加世と離縁し、島田に復讐するため視力がなくても戦えるよう剣術を学びなおす。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
最後の一騎打ちのシーンでは木村拓哉さんの殺陣の上手さ、そして独特のかっこよさが相まって非常に見応えのあるシーンに仕上がっています。
それでも、普段の完璧にキマっている木村さんではなく、失明してしまい、それだけでなく妻まで取られてしまった、どこかださいような、悲しいような雰囲気がこの映画に柔らかさと温かみを与えています。
こんな人におすすめ
- 木村拓哉さんの普段とは違う演技が見たい人
- 夫婦愛で泣きたい人
こんな人には向かないかも……
- 激しいアクションのような殺陣が見たい人
- かわいそうな境遇を見ていられない人
17.最後の忠臣蔵
「守るべき人がいる。果たすべき使命がある。」
あらすじ
赤穂浪士の討ち入りから16年が経った時、四十七士の生き残りである寺坂吉左衛門(佐藤浩市)は討ち入りの真実を後世に引き継ぐ・遺族の支援をするという命を大石内蔵助から受け、その遺志をいま果たそうとしていた。
そんな時、無二の親友であり、討ち入りの前日に逃げたとされている瀬尾孫左衛門(役所広司)を見かけ驚く。孫左衛門は大石内蔵助から隠し子である可音(桜庭ななみ)を密かに育てるという命を受けていた。立派に成長した可音には名家に嫁ぐという話が出る。それで孫左衛門も使命をまっとうすることができる。
再会した赤穂浪士の生き残りと、大石内蔵助の忘れ形見である可音。様々な事情が絡み合う中で、忠臣蔵の本当の結末とは…
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
討ち入りのシーンの殺陣ももちろんまさに”殺陣”といったすてきなものですが、吉左衛門と孫左衛門が剣を交えるシーンは色々な感情が混じり合って、複雑な気持ちになります。事情を話したくても話せない、無二の親友を信じたい、それぞれの思いが届くことを願わざるにはいられません。
こんな人におすすめ
- 忠臣蔵の裏側に興味がある人
- 人を思いやる気持ちに感動したい人
こんな人には向かないかも……
- 典型的な流れに飽きた人
- 年の差恋愛は見たくない人
18.居眠り磐音
「この男、切ないほどに、強く、優しい。」
あらすじ
坂崎磐音(松坂桃李)は豊後関前藩でおきたある事件により二人の幼馴染を失い、許嫁の奈緒(芳根京子)を残して藩を去り、浪人となる。
その後、江戸で浪人として暮らし始めた磐音は資金不足に悩まされるが、見かねた大家が今津屋の用心棒の仕事を紹介してくれ、そこで働き始める。江戸ぐらしも様になってきた磐音。そんな時、今津屋が南鐐二朱銀をめぐる事件に巻き込まれる。磐音は用心棒として今津屋を守れるのか。
時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
とにかく松坂桃李さんの殺陣シーンはかっこいいとしか言えません。哀しい過去を背負い、剣術の腕は確かな磐音は松坂桃李さんのイメージとぴったりです!
スタイリッシュでスマートな動きはとても洗練された殺陣シーンだと言えるでしょう。
こんな人におすすめ
- 哀しい過去を背負った設定が好きな人
- 立ち上がろうと頑張る人を応援したい人
- ドラマ版『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙』を観ていた人
こんな人には向かないかも……
- すこしややこしい設定は苦手な人
- 無敵の磐音が見たい人
19.駆込み女と駆出し男
「離婚調停人が人生再出発のお手伝い、承ります。」
あらすじ
女性から離婚を切り出すことはとても困難だった江戸時代に、夫と別れたいと鎌倉にある幕府公認の縁切り寺・東慶寺に駆け込む女性達がいた。そこでは2年間尼僧の修行をすることによって確実に別れることができる。
鉄工所で働くじょご(戸田恵梨香)と、密かに盗人をしている愛人関係の商人から逃げたいお吟(満島ひかり)、道場破りに夫を殺され、無理やり縁組を組まされたゆう(内山理名)、の3人も東慶寺に駆け込んできた。
調停を任された信次郎(大泉洋)はこの三人を無事に別れさせることはできるのか。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
女性の強さがキーとなるこの映画では女性が戦うシーンや訓練するシーンがあるのが魅力です。薙刀であったり、しっかりと殺陣らしい殺陣ではないものの、男性ばかりが戦う時代劇が多いので、女性が力強く戦う姿にあなたも勇気づけられるのではないでしょうか!
こんな人におすすめ
- 楽しくテンポよく時代劇を観たい人
- 強い女性の姿に胸打たれたい人
こんな人には向かないかも……
- 男性の戦う姿が見たい人
- 難しい言葉のセリフは分からない人
20.武士の家計簿
「刀ではなく、そろばんで、家族を守った侍がいた。」
あらすじ
会計処理の専門家「御算用者」として代々加賀藩につかえてきた猪山家。八代となる猪山直之(堺雅人)はとても真面目に仕事をこなす男だった。
そんな直之には縁談の話が持ち上がり、お駒(仲間由紀恵)と結婚することになる。御蔵米の勘定係に任命された直之は、役人の不正に気づき、昇進することがかなう。
昇進したことによって出費は増え、息子の袴義の祝いもしなければならない、という中で猪山家には多額の借金があることも判明する。
猪山家の家計を立て直すため、一族全員で倹約と借金返済に挑む。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
幕末から明治維新という時代設定もあり、殺陣シーンはほぼありません。道場にて竹刀で戦うシーンはへっぴり腰で力の入らない剣術を堺雅人さんがなさっています。
そんなへなちょこ武士ですが、剣ではなくそろばんで戦うのが御算用者。剣では認められなくとも、会計の才能で激動の時代をうまく生き抜いていく姿にはきっと心を打たれるでしょう。
こんな人におすすめ
- 戦闘シーンが好きではない人
- 戦う武士だけではないと知っている人
こんな人には向かないかも……
- 真剣で戦う侍が見たい人
- 江戸時代の武士の家計という現実的な側面には興味のない人
21.散り椿
「ただ、愛のために」
あらすじ
出典:映画『散り椿』予告編
時代は享保15年、瓜生新兵衛(岡田准一)は熱い正義感から藩の不正を告発する。しかしそれは認められず、新兵衛は追放される。献身的に寄り添い続けた妻 篠(麻生久美子)が病に倒れ、死の間際にある願いを新兵衛に託す。その願いとは、榊原采女(西島秀俊)を助けてほしいというものだった。采女は良き友だったが、新兵衛の追放をきっかけに大きな因縁が生まれてしまった相手。2人が対峙することで明らかになる不正事件の真実、そして篠の愛とは……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
日本らしい映像美が素晴らしい今作の殺陣シーンは、力強くありながら美しいです。新兵衛と采女の戦いはまるで刀で対話しているかの様な、繊細で息をのむ緊張感があります。亡くなった妻の願いを叶えるために、不器用ながらも愛を貫く新兵衛の姿に胸が揺さぶられること間違いなし!また、ラストに訪れる最大の敵との殺陣シーンも見逃せないものとなっているので、ぜひ観ていただきたいです。
こんな人にオススメ
- 映像美を堪能したい
- 愛を貫く侍に魅力を感じる
こんな人には向かないかも……
- 鑑賞後スカッとする爽快なアクションを楽しみたい
- ポップな内容の映画を探している
22. 斬、
「なぜ人は人を斬るのか」
出典:Amazon.com
あらすじ
舞台は江戸時代末期、鎖国を続けるか開国するかで日本が揺れていた。藩にいた浪人 杢之進(池松壮亮)は困窮して農村へ移り住む。隣に住むゆう(蒼井優)、そしてゆうの弟の市助(前田隆成)と共に、移り変わっていく時代の中で懸命に暮らしていた。しかし、そんな平和な生活を送っていた杢之進のもとに剣士 澤村(塚本晋也)が現れる。刀の腕を見込んだ澤村は、京都で行われる動乱に杢之進を誘うが……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
今作は他の時代劇と全く違う点が一つあります。それは主人公が人を斬るということ自体に疑問を抱いていること。ド派手な戦闘シーンで魅せるのではなく、一つ一つの動きの繊細さで観客を惹きつけてくれます。静かでありながら生の力が溢れた、人の本来の姿を表現している作品です。
こんな人にオススメ
- 重厚な物語を楽しみたい
- 鑑賞後に考えさせられる作品が好き
こんな人には向かないかも……
- 爽快感を味わいたい
- ド派手なアクションのある映画を求めている
ガッツリ殺陣を楽しむならこの時代劇映画!
最後に、これまでも魅力的な殺陣ポイントをご紹介してきましたが、さらにガッツリとした骨太の殺陣を楽しみたい!という方におすすめの時代劇映画をご紹介いたします!
23.たそがれ清兵衛
「そんな父のことを、私は誇りに思っておりますーー」
出典:Amazon.com
あらすじ
時は幕末、海坂藩の御蔵役を務める井口清兵衛(真田広之)は、いつも終業の鐘とともに帰路についていた。それは家に老母と二人の娘が待っていたからだった。いつも家につくと亡くなってしまった妻の代わりに家事と内職に勤しんでいた。
いつしか同僚からは「たそがれ清兵衛」とばかにされるようになっていた。
春になり、清兵衛は親友の倫之丞と再会し、妹が夫に虐待されていたという話を聞いたときから、妹の朋江(宮沢りえ)は清兵衛のもとに通うようになる。恋心が芽生える二人だがーー。
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
やはり、真田広之さんのうますぎる殺陣シーンは必見です!小太刀という普通の刀よりもかなり短い刀を使っての殺陣シーンなのですが、さすが、と唸ってしまうような殺陣を見ることができます。
真田広之さんは出身がアクション事務所なこともあり、ワイルドで男らしいかっこよさを出しながらも、美しさを感じることのできる殺陣が魅力です。仰々しくアクション感満載のものとはひと味違うとてもリアルな殺陣シーンから目が離せません!
こんな人におすすめ
- リアルな殺陣が見たい人
- 殺陣シーンには美しさも求める人
- アカデミー賞総なめの名作が観たい人
こんな人には向かないかも……
- リアルすぎるのは怖い人
- 古典的な時代劇より現代的なものが好きな人
24.サムライマラソン
「行きはマラソン 帰りは戦」
あらすじ
幕末、250年以上続いた鎖国も終わろうとしていた。開国を迫られ、和親条約を結ぼうとしていた時、安中藩の藩主板倉勝明(長谷川博己)はアメリカの目的は日本を侵略することなのではないかと考えていた。そのため、十五里の遠足をすることで藩士の心と体を鍛錬し、日本侵略に備えようと考える。一着の者はどんな願いも叶えられるということで藩士達は一着になるため様々な策を講じる。さらには安中藩への刺客も幕府から向けられたりと、波乱万丈の日本初マラソンが幕を開ける…!
この時代劇映画のカッコいい殺陣ポイント
映画『るろうに剣心』を観たことがある人ならきっとワクワクするでしょう、佐藤健さんと青木崇高さんのコンビがこの映画でも観ることができます。
監督の指示で本物の殺し合いのような緊張感を求められたという佐藤さん。その言葉の通り本気の殺陣シーンは迫力満点です。
俳優陣がみなさん演技に定評のある方々ばかりなので、殺陣シーンだけではなく、映画全体を通して楽しめます。
こんな人におすすめ
- 豪華キャストの現代的な時代劇を求めている人
- 海外監督が撮った日本の時代劇が気になる人
こんな人には向かないかも……
- 少しややこしい設定は分からなくなってしまう人
- グロテスクなシーンは見れない人
- 映画の内容に大きな意味を見出したい人
25. るろうに剣心
「かならず、帰る」
あらすじ
舞台は幕末の京都。今作の主人公であり、凄腕の暗殺者 緋村剣心(佐藤健)はその刀さばきから、伝説の「人斬り抜刀斎」と言われていた。しかし彼は明治維新後、絶対に人を斬らない殺さずの誓いをたてる。町を転々とする流浪人となった剣心は、ヒロインの神谷薫(武井咲)を助け、彼女のところへ居候することに。そんな中、剣心の過去の通り名「抜刀斎」を名乗る者が現れて……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
原作である漫画の迫力をそのまま映像にした様な殺陣のシーンは圧倒されてしまいます。佐藤健さんのクールな表情、真剣に刀を振る姿に魅了されること間違いなし。また香川照之、江口洋介といった豪華な面々との真剣バトルも今作をオススメするポイント。それぞれ戦い方や殺陣の魅せ方が違うので、一つの映画で沢山のドキドキを味わえます。
こんな人にオススメ
- とにかく色んな殺陣を観たい
- 映画に爽快感やスピード感を求めたい
こんな人には向かないかも……
- スローペースでじっくり物語を楽しみたい
- 演出よりもリアリティを重視したい
26. 無限の住人
「この男、規格外」
あらすじ
少女、浅野凛(杉咲花)は両親を殺され復讐を誓う。そんな凛は「不死身の侍」がいると聞き、その人物を探すことに。見つけたのは万次(木村拓哉)という男。万次は妹を失い生きる意味を失っていた。復習を誓う凛の姿に妹を重ねた万次は、凛の敵討ちに手を貸すことに。狙う敵は天津影久(福士蒼汰)という剣客集団の首領だった。様々な刺客と戦っていくうちに万次は自分の身体に異変を感じはじめ……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
木村拓哉さんが敵をバッタバッタと斬っていくシーンは爽快です。300人の敵襲に切り込んでいく後半の殺陣は一見の価値あり!かなり工夫された魅せ方をしているので、どんな方が観てもその戦いに胸が熱くなります。不死身の侍が1人の少女を守るために戦う姿に惚れ惚れすること間違いなし。
こんな人にオススメ
- カッコイイ俳優さんの殺陣を観たい
- ドキドキハラハラ感を存分に感じたい
こんな人には向かないかも……
- 激しい血の演出が苦手
- 不死身という設定が好みじゃない
27. 曇天に笑う
「笑え。運命なんて、バカ野郎だ」
あらすじ
出典:映画『雲天に笑う』予告編
明治初期、世間では文明開化が進んでいた。そんな中、気味の悪い曇り空が続く琵琶湖の方では、災いをもたらす大蛇「オロチ」の復活が近いのではないかと噂されていた。そこで曇神社の三兄弟 曇天火(福士蒼汰)、曇空丸(中山優馬)、安倍蒼世(古川雄輝)は、大蛇から町を守ろうと立ち上がる。しかし、大蛇を封印するために明治政府が送り込んだ直属部隊、そして大蛇を自らのものにしようとする忍者部隊が出現し……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
今作は出演者に若い方が多く、漫画が原作ということもあって非常に見やすい映画です。作中に何度も出てくる殺陣もかなり凝った演出になっています。福士蒼汰さんの激しい戦闘シーンに魅了される方も多いはず!三兄弟の家族愛に心が温まる、爽快感ばっちりな作品をお楽しみください。
こんな人にオススメ
- 気軽に観られる映画を探している
- エンターテイメント性の高い作品が好き
こんな人には向かないかも……
- 重厚なストーリーを楽しみたい
- リアリティを追求した映画にひかれる
28. GOEMON
「愛する者のために」
出典:Amazon.com
あらすじ
舞台は戦国時代、織田信長(中村橋之助)が亡くなり豊臣秀吉(奥田瑛二)が日本統一を目指している。そんな中、金持ちから金品を盗み出し、それを貧しい人々へ与える盗賊 石川五右衛門(江口洋介)が民衆から脚光を浴びていた。しかし、いつも通り盗んだ小さな箱にはある事件の真相が書かれていた。その箱を巡る戦いに巻き込まれた五右衛門の行方はいかに……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
壮大な世界観と美しい映像が魅力の今作。公開当時のCG技術を駆使して作られた世界観は圧巻です。殺陣も他の作品と比べて異彩を放っています。迫力がありながら美しく、きっと今まで観たことがない新たな戦闘シーンを楽しめると思います。豪華俳優陣のカッコイイ殺陣をぜひご堪能ください。
こんな人にオススメ
- デジタル技術を駆使した映像に惹かれる
- 壮大な世界観が好き
こんな人には向かないかも……
- CGがふんだんに使われた映画に抵抗がある
- 激しいカメラワークに酔いやすい
29. 映画 刀剣乱舞-継承-
「任務、織田信長暗殺」
あらすじ
歴史修正主義者は、時間遡行軍を使って歴史に介入していた。その動きを止めるため、審神者の手によって刀剣から人へ姿を変えた「刀剣男士」たちが敵へ立ち向かう。そして、あの「本能寺の変」に歴史修正主義者の魔の手が忍び寄っていた。一度は時間遡行軍を倒したのだが、まだ織田信長が生きているという情報が入る。刀剣男士たちは織田信長を暗殺するため、出陣するが……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
人気ゲーム「刀剣乱舞」の映画ともあって、キャラクターの良さがそのまま表現されています。刀が一つのテーマでもある今作では、刀を使った戦闘シーンの魅せ方にこだわりが感じられます。殺陣は他の時代劇に引けを取らないほどのクオリティ!ゲームを知らない方でも楽しめる、知っている方は更に楽しめるアクション映画です。
こんな人にオススメ
- 刀剣乱舞をプレイしたことがある
- 2.5次元に興味がある
こんな人には向かないかも……
- ゲームやアニメに抵抗がある
- エンターテインメント性の強い作品が苦手
30. 座頭市
「もはや、敵なし」
出典:Amazon.com
あらすじ
盲目でありながら居合斬りの名人である市(ビートたけし)は、ある宿場町に足を踏み入れる。そこはヤクザによって支配された町であった。そんな中、両親を殺され復讐に燃える姉妹に出会う。さらに市は、剣の名手で今はヤクザの用心棒をする 服部源之助(浅野忠信)と出会い、互いに只者ではないことを悟る。姉妹の親の仇がこの宿場町を牛耳るヤクザ 銀蔵(岸部一徳)だとわかった時、市と源之助は相対することに……。
この時代劇映画のカッコイイ殺陣ポイント
出典:Amazon.com
スピード感が重視された殺陣は見ごたえたっぷりです。決闘シーンでは計算しつくされたカメラワークに目が離せません。ビートたけしさん演じる市の、盲目でありながら敵をバッタバッタと倒していく姿に胸が熱くなるはず!リアリティと見栄えが上手く融合しているので、じっくり観られて、かつ飽きがこない作品となっております。
こんな人にオススメ
- とにかく本格的な殺陣を楽しみたい
- どんどん敵を倒していく主人公の姿に惹かれる
こんな人には向かないかも……
- 血しぶきなどの演出が苦手
- 気軽に観られる楽しい作品を求めている
まとめ
昔の映画から現代の映画まで、殺陣は色んな変化を遂げてきました。どの時代にもよさがあるので、ぜひ幅広く作品に触れていただけたらなと思います。一見、難しく思える時代劇や歴史ものでも、観てみるとわかりやすかったり新しい発見があったりします。そしてなんといっても、真剣に刀を振る俳優さんの姿が最高ですよね!
この記事が新しい作品に触れる機会として、少しでもお役に立てていたら幸いです。