傷付いても立ち上がり続けるキャプテン・アメリカの名言集
世界中に愛されるカリスマヒーロー「キャプテン・アメリカ」!
アベンジャーズシリーズに登場するセリフには、彼の魅力が詰まったグッとくるものばかり。そこで今回は、シリーズの中から厳選してキャプテン・アメリカの名言・名シーンをご紹介いたします!!
シビれるセリフの数々から、彼の魅力を振り返っていきましょう!
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愛国心が作ったスーパーヒーロー、キャプテン・アメリカってどんな人?
アメリカの国旗を彷彿とさせるヒーロースーツを身にまとった、この人物。 彼こそが、アメリカンコミック(通称:アメコミ)MARVELのスーパーヒーロー、キャプテン・アメリカ! 映画では、俳優のクリス・エヴァンスが演じています。シリーズ最新作『Captain America: New World Order』(2024年公開予定)ではアンソニー・マッキーがキャプテン・アメリカ役を務める予定です。
”キャプテン・アメリカ”とはヒーローとしての名前。彼の本名はスティーブ・ロジャースと言います。本名をもじった「キャプテン・ロジャース」や、「キャプテン・アメリカ」の略称「キャップ」でも呼ばれています。
彼は、1922年に第二次世界大戦真っただ中のニューヨークで生まれます。
愛国心が人一倍強く、国のためにと軍への入隊を志願するような正義感の強い人物。しかし彼の身体はとても貧弱。体力もまったくないに等しかったため、軍人として戦うことができないほどでした。 しかし「超人兵士(スーパーソルジャー)計画」に参加し、この計画で特別な血清を打たれたスティーブは、何と筋肉隆々で高知能を持ったスーパーソルジャーに大変貌! アメリカを代表する兵士「キャプテン・アメリカ」へと生まれ変わります!
どんな能力を得たかというと、例えば、
■人間の限界を超えた体力や筋力、反射神経や感覚器官!
凄いですよね。
ヒーロー名やコスチュームの外観、武器のデザイン、そして愛国精神の強さからは、彼は単純な「愛国者」と誤解されがちですが、彼が忠誠を誓うのはあくまでアメリカの「自由・平等・博愛」の三原則と、そこに生きる人々。 その道に反するようなことがあれば、たとえそれが政府や国際組織、さらにはチーム内だとしても、幾度となく反抗・対立してきました。
今回は、キャプテン・アメリカと出会ってMARVELオタクが加速した筆者が、世界で人気を誇る往年のスーパーヒーロー、キャプテン・アメリカが映画作品内で語った名言について、ご紹介していきます。
キャプテン・アメリカの名言集
【名言①】「誰も殺したくはありません。でも悪党は嫌いだ。どこの出身であろうとも」
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で発した名言。スティーブの、人一倍愛国心が垣間見れる名言です。愛国心は誰よりも強いが、体が弱いために入隊試験に落ち続けていたスティーブ。
再び軍の入隊検査を受けたとき、スティーブの愛国心の深さを知ったアースキン博士が、スティーブと面談することになります。スティーブのこの言葉を聞いたアースキン博士が「スーパーソルジャー計画の被験者には、スティーブがふさわしい」と考えるようになったきっかけの言葉であり、「キャプテン・アメリカ」誕生の決め手となった言葉でもあります。
【名言②】「いや、できるさ。僕はキャプテンだ!」
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で発した名言。親友のバッキーが所属する第107連隊の兵士たちが、敵であるヒドラの軍隊の捕虜に。それを知ったスティーブは、ペギーの助けを借りてヘリコプターで助けに向かいます。ヒドラからの猛攻を受け、予定の場所よりも手前で飛び降りようとするスティーブ。それを止めるペギーでしたが、スティーブはその制止を振り切り、このセリフを吐き果敢に飛び降りていきます!
キャプテン・アメリカが不可能を可能にする瞬間です!
【名言③】「ああ。ただ……デートの約束があったんだ」
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で発した名言です! 映画の最後のシーン。敵組織ヒドラとの戦い後、北極に不時着したスティーブは、なんと氷漬けになってしまいます。
そして、70年後のニューヨークの病院で時を経て目を覚ますのでしたが、ニューヨークの町に飛び出したスティーブは、見知った1940年代とは異なる町並みに驚きを隠せません。
そんなスティーブの前にS.H.I.E.L.D.の長官であるニック・フューリーが現れ、事情を説明します。そこでスティーブは、70年前にペギーと約束したダンスを果たせなかったことを思い出すのです……。
ペギーとの関係を思うと、スティーブが眠っていた70年、なんとも切ないですよね。
【名言④】「ハルク、暴れろ!」
映画『アベンジャーズ』で発した名言。『アベンジャーズ』は2012年に公開されたマーベルヒーロー大集合映画。これまで単独作品で活躍したアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、そして超人的戦闘能力を持ったブラックウィドウ、ホークアイが加わり、チームを組み、同じスクリーンで共に宇宙からの侵略者から地球を守るという内容です。
これは、スティーブがキャプテンであるゆえん、その手腕を発揮する瞬間のセリフです。癖のあるメンバーをうまくまとめあげ、それぞれの戦闘スタイルを活かせるよう、的確な指示を出していく、シビれるシーン。あの暴れ者、ハルクもキャプテンの指示には素直に従うのです(笑)
【名言⑤】「最後までとことんつき合うよ」
映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で発せられた、スティーブと親友バッキーによる友情の名言! こちらはキャプテン・アメリカ3部作の中でも名作と言っていいほどの高評価の映画です。現代で目覚め、アベンジャーズとしてキャプテン・アメリカが挑んだ戦いから2年後が舞台となっています。
S.H.I.E.L.D.のエージェントとして平和の維持に携わっていたスティーブでしたが、これまで在籍してきたはずのS.H.I.E.L.D.から突然襲撃を受けてしまいます。さらに、ヒドラの伝説の暗殺者ウィンター・ソルジャーに追い詰められるのですが、なんとその暗殺者は、70年前に死んだはずの親友バッキー!
バッキ―との回想シーンで、第二次世界大戦中、母を亡くしてしまったスティーブをこの言葉で励ますバッキー。それから70年後の今、スティーブは洗脳され暗殺者となってしまった親友に対して、かつて自分を救ってくれたこの言葉を贈るのでした。
彼ら2人を「友」として繋ぐ、とても印象的な名ゼリフです。
【名言⑥】「そんなことは許されない」
映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で発せられた名言です。
作中で「体制を守るため人々を監視すべきだ」という計画が秘密裏に進んでいることを知ったとき、スティーブが「そんなことは許されない」と激しく怒りを露わにするシーンでの一言。
“自由を守るヒーロー:キャプテン・アメリカ”としての”怒り”であり、まさにキャプテン・アメリカというキャラクターの本質をついたセリフなのです。
【名言⑦】「長く待った経験なら誰にも負けないから言うが、待つな。君らは幸せになっていい」
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で発せられた名言です。ブルース(ハルク)とナターシャ(ブラックウィドウ)の間柄を察し、彼なりの助言を与えます。
ご存知の通り、スティーブはペギーに思いを寄せていました。それは、70年経っても変わらないまま。氷漬けとなった彼は時が止まっていましたが、ペギーの時は70年進んでいます。手に入れたかった幸せを手に入れられなかったスティーブだからこそ、幸せはすぐに掴んでいいという、スティーブの優しい人柄が垣間見えるセリフです。
【名言⑧】「過去は消せない」
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で発せられた名言です。トニーの両親殺しの真相に愕然とするトニーに、このセリフを言い放つスティーブ。このセリフだけを聞くと、一見、トニーの心情を考えない、どこか冷酷で嫌なやつだと捉えられてしまうかもしれません。
人間というものは複雑で、理論だけでは片付けられない側面を持ち合わせています。その側面というのは、私的な思いや感情。そう、どんなに頭が良いスタークでも、蓋を開ければ普通の人間。普通の人間がスティーブのように100%理性で行動できないから、起きてしまったねじれなのです。
ムジョルニアを動かせる高潔な聖人であるスティーブに、「共感」「同情」という能力は必要ないのでしょう。ある程度、自分の正気を保っておくためには、秩序の中で動かなければいけない。そんなふうに頭を働かせて、自分にできることをしなければいけなかったスティーブの側面が表れているセリフでしょう。
【名言⑨】「命に大小はない。誰かのために君が犠牲になっていいということにはならない」
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で発せられた名言です。
ヴィジョンは、自分の額に埋められたマインド・ストーンを狙われます。そこを助けるのがスティーブ達。自分が犠牲になればマインド・ストーンはサノスの手に渡らないのだから、破壊するべきだと主張しますが、それに対してスティーブがこのように諭します。
そして、物語の終盤。ヴィジョンはこのセリフを、スティーブにも返すのです。「命に大小はない」と。
【名言⑩】「僕はスティーブ・ロジャースだ」
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で発せられた名言です。
グルートに対して自身を紹介するシーン。これまでのシリーズでは”キャプテン・アメリカ”と名乗っていたスティーブ。自分の正義というものに誇りを持っていました。『シビル・ウォー』では、人よりも高いその正義感から、彼の中では„キャプテン・アメリカ“ではなく、„スティーブ・ロジャース”として戦ってしまった、もうキャプテン・アメリカとしての資格がないと自身で判断してしまったと言えます。
少しだけ自分のために行動してみたとはいえ、それでも”誰かの役に立つこと”は彼の本質。
『シビル・ウォー』のラストシーンと、以上の話を踏まえると、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でのスティーブは、„キャプテン・アメリカ“ではなく、„スティーブ・ロジャース”としてこの場に立ったのでしょう。
まとめ
「ありえない程、正義」というキャッチフレーズも定着しているキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャーズの、選りすぐり名言を10紹介しました!
『AVENGERS: THE KANG DYNASTY(原題)』と『AVENGERS: SECRET WARS(原題)』がそれぞれ2025年5月2日、25年11月7日全米公開予定です。
2019年に公開された、『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』では、キャプテン・アメリカが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で一度手放したオリジナルシールドを再び手にします。そのときの彼の震える手のシーンが、ファンの間で大きく話題になりました。
『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』をもって、キャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスさんはキャプテン・アメリカ役から引退されました。
有終の美、まだ見ていない方はぜひこの目で見届けましょう。