真実の愛を描いた異端なディズニー映画『マレフィセント』のあらすじネタバレ
ディズニーが贈る実写映画『マレフィセント』ですが、まだ観ていない方のために、その魅力とあらすじをご紹介していきます。「ディズニーとか所詮子ども向け映画でしょ」なーんて侮るなかれ!大人でも充分楽しめる深い映画なんです!
何故、マレフィセントが悪い魔女になったのか?何故、オーロラの祝賀会に呼ばれなかったか?出会ったばかりの王子と愛は生まれるの?など、『眠れる森の美女』というハッピーエンドの童話視点では明らかになっていなかった部分が描かれており、アニメ映画『眠れる森の美女』とは違った視点で綴られた新たな物語となっているのです!!
目次
ヴィランから新しいヒロインを生み出した『マレフィセント』について
ウォルト・ディズニー創立90周年記念作品でもある『マレフィセント』。ディズニーのアニメ映画『眠れる森の美女』に出てくるオーロラ姫に呪いをかけた悪役(ヴィラン)であるマレフィセントを主役にし、実写映画として作られたこの作品は、主役のマレフィセントをアンジェリーナ・ジョリーが演じることでも当時話題を呼びました。
その結果、2014年7月5日に公開された日本で、第一週にして50万人を動員し興行収入約7億円を記録し、初登場で1位を獲得。先に公開されていた1位の『アナと雪の女王』を抜く形となりました。更に、公開37日時点で興行収入50億を超え、実写洋画としては『レ・ミゼラブル』以来の快挙を達成しました。
監督は、『アバター』や『アリス・イン・ワンダーランド』などでプロダクションデザイナーを務めたロバート・ストロンバーグ氏。この方はアカデミー美術賞を2度も受賞しています。監督としてはこの『マレフィセント』がデビュー作品となりますが、映像の色彩や構図などの美しさを観ると、その実力が生かされていることが分かります。
10秒で分かる映画『マレフィセント』のあらすじ【微ネタバレ】
映画『マレフィセント』がどんな話なのか気になる方のために、まずは簡単に『マレフィセント』のあらすじを説明すると
ざっくりあらすじ
『眠れる森の美女』で悪役として描かれていたマレフィセントは元々心優しい妖精で、愛していた人間に裏切られた事で闇落ち。
のちに自分を裏切った相手が授かった娘に「16回目の誕生日の日が沈む前に、オーロラは糸車の針で指を刺すだろう。そして死んだように眠りにつくのだ」と呪いをかけてしまう。
しかし、すくすくと育つ可愛らしいオーロラを前にマレフィセントはなんだかんだと世話を焼いてしまい、自分を心優しい妖精だと信じて疑わない純粋なオーロラにすっかり心を許していく。
共に妖精の国で暮らそうと誓い合った矢先、オーロラは自分がかけた呪いのせいで深い眠りについてしまう。
悲しみに暮れるマレフィセントは、呪いを解く為王子を連れて彼女を目覚めさせようとするが——。
という展開で、今までのディズニー映画で描かれてきた王道的な「お姫様と王子様」の物語という訳ではありません。
人間に裏切られ、一度は信じる心を失ってしまった妖精が、オーロラという少女に出会ってその心を取り戻していくまでの流れをドラマチックに描いた作品。「王子様とお姫様」の間に芽生える「愛」とはまた違った、友愛や親子愛にも近い「真実の愛」がテーマの作品なのです。
『マレフィセント』のネタバレあらすじ
【あらすじ①】妖精マレフィセントと人間ステファンの出会い
昔々、信頼の絆で結ばれた不思議な力を持つ生き物が住む妖精の国と、強欲な国王が治める人間の国が隣り合って存在し、敵対していた頃のお話。
妖精の国では翼を持つ妖精の少女マレフィセント(イソベル・モロイ)が幸せに暮らしていた。ある日、人間の少年ステファン(マイケル・ヒギンス)と出会う。二人は両国の諍いを忘れ友情を育み、成長と共にその友情は恋に変わっていった。そして、マレフィセントの16歳の誕生日に、ステファンは“真実の愛のキス”を贈った。
しかし、それは“真実の愛”ではなかった。やがて野心家のステファンは、人間の世界の欲望に飲み込まれていった。姿を見せなくなったステファンを待ち続けるマレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)は成長し、最強の妖精として妖精の国の守護者となる。
【あらすじ②】ステファンの裏切り
人間の国のヘンリー王(ケネス・クラナム)が妖精の国を侵略しようと戦いに臨んだが、マレフィセントと妖精たちに返り討ちにされる。重傷を負ったヘンリー王は、マレフィセントを倒し自分の復讐を遂げた者に娘と王の座を譲ると宣言する。
国王の宣言を聞いたステファン(シャールト・コプリー)は、マレフィセントの元を訪れた。そして、マレフィセントに危険を知らせるために訪れたと言う。長い歳月会っていなかった二人の間にあった隔たりは、話をするうちに解け、人間の欲望を理解できないマレフィセントは素直にステファンを許し信じた。
しかし、ステファンはマレフィセントを薬で眠らせる。ナイフを手に殺そうとするが、どうしても出来ず、代わりにマレフィセントの翼を切って奪っていくのだった。
目が覚めたマレフィセントは、痛みで自分の背に翼がないことに気付く。痛みと悲しみに叫ぶマレフィセントの声はステファンにも届いていた。悲しみに暮れるマレフィセントは荒野をさまよい、出会ったカラスのディアヴァル(サム・ライリー)を自分の翼の代わりに仕えさせる。
ステファンが国王になるために自分を裏切ったことを知り、マレフィセントは怒りと憎しみに囚われる。美しかった妖精の国は、マレフィセントの心を反映するかのように色を失っていく。そしてマレフィセントは、王のいなかった妖精の国で女王として君臨するのだった。
【あらすじ③】糸車の呪い
国王になったステファンと妃の間に女の子オーロラが生まれる。それを知ったマレフィセントは、招待されていない祝賀会に姿を現す。うろたえるステファンをよそに、マレフィセントはオーロラにお祝いを贈ると言う。
「とても美しく優しい娘に育ち、あらゆる人から愛されるであろう」と言うマレフィセントだったが、「しかし、16回目の誕生日の日が沈む前に王女は糸車の針で指を刺すだろう。そして死んだように眠りにつくのだ」と呪いをかけるのだった。
許しを請うステファン王だったがマレフィセントは、「王女を死の眠りから目覚めさせることができるのは、それはただ一つ“真実の愛のキス”」「如何なる力にも変えられない」と呪いをかけて去っていくのだった。
【あらすじ④】マレフィセントに芽生える想い
ステファン王は国中の糸車を集めて壊して燃やし、城の地下牢の奥深くへ閉じ込めた。そして、3人の妖精(イメルダ・スタウントン、レスリー・マンヴィル、ジュノー・テンプル)にオーロラを託す。3人の妖精は、城から離れた森の中でオーロラを育てるが、人間の赤ん坊の世話の仕方が分からず、泥のついた野菜丸ごとを差し出す始末だった。
見かねたマレフィセントは、カラスのディアヴァルを使ってオーロラの世話をし、成長を見守るようになる。赤ん坊だったオーロラは成長し、純粋で心優しい美しい少女になっていった。成長し、好奇心旺盛なオーロラ(エル・ファンニング)は茨で囲まれた妖精の国に興味を持ち始める。
妖精の国でマレフィセントに会ったオーロラは、幼い頃から自分を見守ってくれているマレフィセントの存在を感じており、「フェアリーゴッドマザー」だと思い込む。何の疑いを持たずに心から自分を慕うオーロラに対して、マレフィセントはいつしか心を開くようになっていた。
呪いを取り消そうとするマレフィセントだったが、「如何なる力にも変えられない」とかけてしまった呪いは自分でも消せないものになっていたのだった。
【あらすじ⑤】真実の愛のキス
マレフィセントはオーロラに本当のことを話そうとするが、その前にオーロラは大人になったら一緒に妖精の国で暮らしたいと言い出す。マレフィセントは賛成し、今すぐで構わないと告げる。喜んだオーロラは、一緒に住んでいるおば様(3人の妖精)に話すと言って帰っていく。
しかし、3人の妖精から真実を聞いてしまったオーロラは、お城に向かってしまう。マレフィセントはオーロラを救うため、オーロラが森の中で出会って互いに好意を持ったフィリップ王子(ブレントン・スウェイツ)を連れて城に向かうのだった。
呪いの効果で城の地下に導かれるように行ったオーロラは、糸車の針で眠りについてしまう。フィリップ王子がオーロラにキスをするが、オーロラは目覚めなかった。マレフィセントは、眠るオーロラに自分の想いを告げ、その額にキスをするのだった。すると、オーロラは眠りから目覚める。マレフィセントのオーロラを想う気持ちこそが“真実の愛”だったのだ。
そして二人は、妖精の国に帰ろうとするが、復讐の念に囚われたステファン王によってマレフィセントが殺されそうになる。しかし、オーロラによってマレフィセントに翼が戻り、ステファン王は自滅してしまう。オーロラは、一つになった人間と妖精の国の女王となり、マレフィセントは昔のような明るい輝きを持つ心を取り戻したのだった。
映画『マレフィセント』のキャスト
マレフィセント/アンジェリーナ・ジョリー
主役のマレフィセントを演じるのは、日本でも人気を博する実力派女優のアンジェリーナ・ジョリー。1975年6月4日に米国カリフォルニア州で生まれた彼女は、複雑な家庭環境に育ち、今のスターとしての姿からは想像できない苦悩の思春期を乗り越えます。
演劇学校やファッションモデルを経て映画に出演するようになり、1999年の『17歳のカルテ』でアカデミー助演女優賞を受賞し、その実力が認められました。
プライベートでも養子を引き取り、実子と分け隔てなく育てるアンジーは、まさに母性溢れる女性。この物語のキーである“真実の愛”を表現するのにこれ以上の適役はないでしょう。
オーロラ/エル・ファンニング
心優しく美しいオーロラを演じるのは、こちらも実力派女優のエル・ファンニング。1998年4月9日に米国ジョージア州で生まれ、2歳8ヶ月のときから女優人生を歩み始めます。
幼少期から評価の高い演技力を持ち、『ドア・イン・ザ・フロア』ではアカデミー賞助演女優賞を獲得しているキム・ベイシンガーから絶賛されています。さらに、日本人には馴染み深い宮崎駿の『となりのトトロ』の英語吹き替え(ディズニー版)では、メイの声を担当しました。
高い演技力と、ドイツ系・アイルランド系の血を引きヨーロピアン的な美しい透明感をもつ彼女が演じるオーロラは、まさにイメージ通り!オーロラが実在したらこんな感じだろうと思わせてくれます。
ステファン/シャールト・コプリー
シャールト・コプリーは、1973年11月27日南アフリカ共和国生まれ。高校卒業後、ニール・ブロムカンプと制作会社を立ち上げました。
ニール・ブロムカンプ監督『第9地区』では主役のヘタレな役人を演じ、『特攻野郎Aチーム』ではイカれたパイロット役、SF映画『エリジウム』では敵側の残虐で最強の傭兵役を演じ、コアなファンからはその変貌ぶりを高く評価されています。そして『第9地区』のセリフは全てアドリブなんだとか。
そんなシャールト・コプリーがこの作品ではマレフィセントを裏切るステファン演じています。野心家のステファンですが、裏切りの罪悪感からか自分の妄執に取りつかれていきます。そのステファン王の苦悩を短い登場シーンで感じさせてくれています。
ディアヴァル/サム・ライリー
イギリスの俳優で1980年1月8日生まれ。映画『コントロール』でイギリスの伝説のロックバンド「ジョイ・ディヴィジョン」のイアン・カーティスを演じ、2007年英国インディペンデント映画賞で新人俳優賞、2007年エジンバラ国際映画祭では最優秀演技賞を受賞しています。
マレフィセントに仕えるカラス役ですが、サム・ライリーは女性の心をわしづかみにするほどの格好良さと品の良さを持っています。カラスから人間の姿に変えられた際に「僕の美しい存在に何をした」というキザなセリフが何とも似合い、成長したオーロラの手にキスをして挨拶をする紳士的な仕草がとてもスマートです。
3人の妖精(ノットグラス、フリットル、シスルウィット)
オーロラを育てる3人の妖精たちを簡単にご紹介します。
■ピンクの妖精・ノットグラス/イメルダ・スタウントン
イギリスの実力派女優。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から登場することになる魔法省から来たピンクの衣装が印象的なドローレス・アンブリッジ役を演じていたので、日本でも見た事があると感じる人が多いのではないでしょうか。
■青い妖精・フリットル/レスリー・マンヴィル
イングランドの実力派女優で、マイク・リー監督の『家族の庭』では複数の映画賞において女優賞を受賞しています。また、2015年に功績を讃えて贈られる大英帝国勲章(OBE)を授与されました。ゲイリー・オールドマンの最初の妻で、1987年から1990年まで結婚していました。
■黄色い妖精・シスルウィット/ジュノー・テンプル
イギリスの女優で、映画監督である父とプロデューサーの母を両親にもつ。二世でありながらも実力があり、スター俳優への登竜門である英国アカデミー賞で2013年(第66回)ライジング・スター賞を受賞。更に、同じ2013年のシッチェス・カタロニア国際映画祭(通称:シッチェス映画祭)では、『トランストリップ』(原題『マジック・マジック』)で主演女優賞を受賞しています。
映画『マレフィセント』のみどころ
【その1】アンジェリーナ・ジョリーの演技
見た目もイメージ通りのマレフィセントですが、アンジェリーナ・ジョリーの素晴らしい演技も、みどころの一つでしょう。
大人のステファンに再会した際、薬入りの水筒を知らずに飲むシーンでは、ふと目線を下げて何気なく唇に触れます。これだけで、何か違和感を感じていることが十分に伝わってきます。
また、祝賀会でステファンに「あなたは呼んでいない」と言われた時の、傷ついた表情をしてからの笑い声への演技は違和感を与えず、その感情の変化にゾクリとします。
繊細なアンジェリーナ・ジョリーの演技をじっくりと堪能してください!
【その2】サブキャラクターたちとマレフィセントの絡み
オーロラを育てる3人の妖精たちは、仲がいいんだか悪いんだか分からないけれどいつも一緒です。そして、この3人の妖精にマレフィセントがいたずらでちょっかいを出す辺りは、マレフィセントの意地悪だけどお茶目な性格を感じさせます。
そして、 カラスのディアヴァルは、そんなマレフィセントを一番傍で見ている存在です。素直になれないマレフィセントを理解し、恐れない存在として良いパートナーになっていきます。妖精の国で妖精たちとオーロラが泥あそびで泥のぶつけ合いをした際、傍で見ていたマレフィセントに泥が当たります。妖精たちは恐れおののきますが、マレフィセントの本当の心を知るディアヴァルは、一人笑うのです。
3人の妖精にいたずらをしかけるお茶目なマレフィセント、という思わず微笑んでしまうようなシーンや、周囲からは恐れられてばかりいるマレフィセントの事を唯一理解してくれているディアヴァルとの関係性なども必見です!
【その3】「王子のキスで目覚めない」ディズニー映画として異端の展開
アニメや童話では、オーロラ姫は王子のキスによって目覚めますが、この作品ではそうはいきません。予定調和なストーリーが多かったディズニー作品としては全くの異端な展開です。確かに、出会ったばかりで“真実の愛”が生まれるのだろうかと考えてみると、「王子の愛は真実の愛とは言えない」というこの映画のメッセージには納得してしまいますよね。
マレフィセントは、一縷の望みをかけてオーロラが森の中で出会ったフィリップ王子を連れて城に連れていきますが、キスをしても目覚めません。しかし、マレフィセントの“真実の愛”のキスによって目を覚ますのです。
マレフィセントが望んでいた“真実の愛”は自分の中にあったのですね。
映画『マレフィセント』がヒットした5つの理由
【その1】誰もが知る『眠れる森の美女』をベースにしたストーリー
誰もが知っているからこそ、どんな違いがあるのか、どんなストーリーになっているのかという興味と期待を掻き立てられたのではないでしょうか。
【その2】悪役と思われていたマレフィセントを主役にした新しい視点
今まで当たり前にあった物語を、既知の存在感ある悪役を主役にすることによって新しい物語に変え、新鮮な視点で見ることが出来る作品になっています。また、観客も観る前から様々な想像と期待が膨らみ、その期待を超えた作品となっていることで満足度が上がったのではないでしょうか。
【その3】ビジュアルがイメージ通りでリアルすぎる「マレフィセント」
映画ポスターなどからでも分かるように、外見からして主役のマレフィセントの完成度の高さを感じられ、更にはアンジェリーナ・ジョリーの演技力や演出の素晴らしさで完璧な作品となっていたのではないでしょうか。
【その4】善悪の概念を覆したストーリー
悪役だと思っていたマレフィセントの純粋無垢な時代から始まるストーリーで、既存のイメージがいきなりガラリと変わります。そして、その純粋な妖精に対して、裏切り欲望にまみれるステファンの存在で人間の愚かさを感じさせ、アニメ版とは違った感情を湧きあがらせる作品になっています。
【その5】美しい映像
まるで美しい絵画のようなシーンがちりばめられており、構図や色彩の美しさにため息をついてしまいそうになる程です。『マレフィセント』が何度観ても飽きない映画であるのは、斬新なストーリーに加えて芸術性も兼ね備えているからなのかもしれません。
『マレフィセント』で明かされた『眠れる森の美女』の4つの謎
【その1】マレフィセントは、なぜ悪い魔女になったのか
実はマレフィセントは心清らかな妖精であった事が明らかになりました。純粋無垢な妖精が人間によって憎しみと嫉妬を知ります。そしてマレフィセントは、闇の心に囚われた妖精になってしまったのでした。
マレフィセントを「悪者」にしてしまったのは、醜い「人間の心」だったんですね。
【その2】なぜマレフィセントは祝賀会に呼ばれなかったのか
ステファンは自分が王の座を得るために、マレフィセントの翼を切り落とすのです。そんな裏切り行為をしたステファンは、マレフィセントを招待できるはずもありませんでした。
【その3】なぜ16歳の誕生日なのか
ステファンが“真実の愛のキス”と言って贈った日が、マレフィセントの16歳の誕生日だったからです。そして、野心のために自分を裏切ったステファンにそのことを忘れさせないように同じ16歳にしたのでしょう。
【その4】呪いを解くカギは、なぜ“真実の愛のキス”なのか
マレフィセントもステファンも“真実の愛”を信じられなくなっていました。そんなものは存在しないと思っているので、ステファンに復讐したいマレフィセントは呪いを解くカギとしました。
しかし、実はマレフィセントは心のどこかで、“真実の愛”があること願っていたのかもしれません。その証拠に、オーロラを殺すことはせず「永遠の眠り」につかせる呪いにとどめています。わずかな希望を残していたとも思えるのではないでしょうか。
続編『マレフィセント2』への期待
出典:ディズニー公式HP
今年(2019)10月18日には『マレフィセント』の続編『マレフィセント2』が日米同時公開されます。
真実の愛を見つけたマレフィセントは幸せな日々を迎えていたはずですが、数年後に再びマレフィセントに試練が訪れるのです。どんな敵が現れるのか、マレフィセントとオーロラはそれにどう立ち向かうのか?とても気になるところです。
キャストもほぼ同じで、主役のマレフィセントはもちろん、オーロラや3人の妖精、カラスのディアヴァルもそのままという『マレフィセント』ファンも納得のメンバーです!
まとめ
単なるおとぎ話で終わらない『マレフィセント』。大人でも楽しめる映画であることが分かって頂けたのではないでしょうか。もちろん子どもが楽しめるようにテンポも良く1時間半程にまとめ上げられ、凝縮された作品となっています。
10月の『マレフィセント2』公開前に、まだ『マレフィセント』を観てない方は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか!