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【ネタバレ】映画『るろうに剣心 京都大火編』のあらすじーシリーズ1番人気を誇る作品の魅力を徹底解説!

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『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚』は週刊少年ジャンプで連載された大人気歴史シリーズです。連載されていた期間は20年以上遡るものの実写映画の大ヒットの影響もあり、今なお根強い人気を誇っています!

2012年に大ヒットを記録した『るろうに剣心』ですが、2014年には「京都大火編」、「伝説の最期編」の2部作の同時公開も行いました。そして今年4月23日、6月4日にはシリーズ第4部・第5部の公開も決まっています。

この記事では最新シリーズ公開前の振り返りとして、シリーズ第2作『るろうに剣心 京都大火編』のネタバレ・解説をしていきます。

「1回見たけど内容を覚えてない」といった方は必見です!

シリーズ第1作『るろうに剣心』のネタバレはこちら

るろうに剣心 ネタバレ【ネタバレ】映画『るろうに剣心』のあらすじーシリーズ第1作の魅力に迫る!

映画『るろうに剣心 京都大火編』について

「るろ剣」シリーズは1作目から豪華俳優陣を揃えましたが、2作目である本作はさらに豪華なキャストを招集しました。剣心と対をなす人斬り・志々雄真実役には藤原竜也さん、志々雄の側近である瀬田宗次郎役には神木隆之介さんが起用されています。

そして元々キャラの再現度には定評があった本シリーズですが、今作では全身を包帯に覆われる志々雄のキャラも完全再現するなど、一層完成度の高いものとなっています。

その甲斐あってか、本作はシリーズ3作の中でも1番の興行収入を記録し、ファンの間でも1番の人気を誇ります。

邦画のアクションシーンに革命を起こしたとされる前作をあらゆる面で上回った今作。ここから『るろうに剣心 京都大火編』の魅力に迫ります!

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10秒でわかる映画『るろうに剣心 京都大火編』の簡単なあらすじ

神谷道場の居候として東京で穏やな生活を送る緋村剣心(佐藤健)の前に現れたのは、明治政府の重役からの使い。総務省に赴いた剣心は京都で暗躍する志々雄真実(藤原竜也)の討伐を命じられる。

志々雄の討伐ー即ち自身が「人斬り」に戻る決断を迫られた剣心は一旦は返答を保留する。後日、総務省に赴いた剣心はそこにあった人々の姿を見て志々雄を止めようと決断するのだった。

ここからはストーリーのネタバレになります。

ネタバレを飛ばしたい方はこちらをタップ

映画『るろうに剣心 京都大火編』のキャスト

映画『るろうに剣心 京都大火編』のネタバレあらすじ

あらすじ①斎藤一と志々雄真実と遭遇

るろうに剣心 京都大火編
出典:映画.com

舞台は京都。古い坑道を行く元新選組三番隊隊長・斎藤一(江口洋介)と部下の警官たち。用心しながら進む彼らであったが、突然何者かに斬られ倒れていく。

部下を失いながらもなお進む斎藤。坑道を抜けた先には燃え盛る火の海があり、そこには全身を包帯で覆われた志々雄真実の姿があった。

志々雄は斎藤を自分の仲間に引き入れようとするが、斎藤がこれを断ると仲間の警官たちを次々に炎の中に落としていく。

ゆっくりと立ち去る志々雄に迫る斎藤であったが、志々雄の部下たちに行く手を阻まれるのだったーー。

あらすじ②剣心の決意

一方東京で平和な暮らしを送る剣心たちであったが、ある日剣心のもとに陸軍からの使いがやってくる。連れられて行った先には陸軍要職・大久保利通(宮沢和史)の姿があり、京都で暗躍する志々雄の討伐を剣心に命じる。

返事に一週間の猶予を与えられた剣心であったが、その間に大久保は暗殺される。大久保を暗殺したのは志々雄の側近・瀬田宗次郎(神木隆之介)であり、瀬田は剣心にも接触をはかる。

その後内務省を訪れた剣心。そこにあったのは志々雄が屠った警官たちの亡骸と、泣き崩れる遺族の姿であり、それを見た剣心は自分が京都に行って志々雄を止めようと決心を固める

あらすじ③巻町操との出会い

東海道を行き京へ向かう剣心。しかし志々雄の密偵は全国に張り巡らされており、剣心の動きは筒抜けである。道中剣心は巻町操(土屋太鳳)という少女に出会い、その後の行動を共にすることになる。

剣心が小田原を抜けたという情報を得た志々雄は挨拶代わりにと、部下にある村を襲わせる。志々雄のやり口に激昂した剣心はそこに現れた志々雄の側近・瀬田の後を追うのだった。

一方東京では薫にしか別れを告げず、京へ発った剣心に対する怒りを発散できない相楽左之助(青木崇高)がいた。そこに現れたのが四乃森蒼紫(伊勢谷友介)である。

四乃森は左之助に剣心の居場所を尋ねる。行き場のない怒りを発散できずにいる左之助は四乃森に喧嘩を売るが、一方的に返り討ちされてしまうのだった。

あらすじ④剣心VS瀬田ー1度目の対決

るろうに剣心 京都大火編
出典:映画.com

瀬田の後を追い志々雄と対面する剣心。これ以上好き勝手はさせないと対決を挑む剣心であったが、志々雄はその申し出を受けず瀬田に相手をさせる。

第2部・第3部の中で幾度となく刃を交えることになる2人の最初の対決である

激しい打ち合い。抜刀術勝負になった末に剣心は自身の持つ刀・逆刃刀を折られる。明らかに剣心の負けであるが、瀬田は次に会う時と言葉を残して去っていく。

志々雄のもとに戻った瀬田。志々雄はその瀬田に「十本刀」を集めるよう命じる。それはすなわち志々雄の国家転覆計画の始まりを意味するのだった

あらすじ⑤名匠・新井赤空の最後の刀

折れた逆刃刀を打ち直すべく逆刃刀の作者・新井赤空を探す剣心。しかしその剣心の動きも志々雄の知れるところであった。

赤空の死を知り、息子の青空を訪ねた剣心はそこで「十本刀」のひとり「刀狩の張」と相まみえる。張は赤子を人質にとって、赤空最後の刀を差し出すよう青空を脅す。

赤子を助けるため、平和な世の中を保つために今一度自身の身を汚す覚悟を決める剣心は青空から渡された赤空最後の一振りを抜くーー

あらすじ⑥国家転覆計画「京都大火」の幕開け

その頃剣心を追ってきた薫と弥彦は斬り合いの噂を聞きつけ、急ぎ駆けつける。剣心が逆刃刀でない刀を抜こうとしているのを見て、止めようとする薫であったが、あと一歩遅く、剣心は「刀狩の張」を斬ってしまった。

薫と弥彦の登場に驚きながらも、人を斬ってしまったと絶望する剣心。あまりの出来事に唖然とする薫。しかし弥彦は剣心が抜いた刀が逆刃刀であることに気付く。

その後捕えられた「刀狩の張」は志々雄の国家転覆計画の重大情報を告げる。

それは坂本龍馬の池田屋計画をなぞらえ、京都を火の海に沈めるという計画だった。

いよいよ志々雄の「京都大火」計画が幕を開けるーー。

あらすじ⑦志々雄の陰謀

「京都大火」の計画を事前に聞きつけた剣心たちは警察隊とともに対策にあたる。続々と現れる志々雄の手下たち。剣心や薫、斎藤、それぞれが敵と相まみえる。

同時刻、御庭番衆の館ではもうひとつの戦いが行われていた。剣心を探し東京へ赴いていた四乃森と剣心に協力する形をとった御庭番衆の翁。死んでいった仲間の仇を取るべく復讐に囚われた四乃森は、自身の邪魔をする者はかつての仲間でさえも斬り伏せる。

場面は戻って剣心たち一同。剣心や斎藤、左之助は皆違和感を感じ始めていた。志々雄の配下にしては敵が弱すぎる。そこで剣心は志々雄の計画が東京を狙ったものであると気付く。急ぎ港へ向かう剣心。道中すれ違ったのは瀬田に攫われた薫の姿であった。剣心と瀬田、向かう場所は共に同じ。

2人は江戸へ向けて出港した志々雄の艦隊に乗り込む

あらすじ⑧剣心VS志々雄

瀬田を追って単身艦隊に乗り込んだ剣心は一心不乱に敵を斬り伏せる。吹きすさぶ雨の中、現れる志々雄。自らの手で剣心を屠ろうとついに剣を抜く。

向かってくる敵を斬り伏せながら志々雄との距離を縮めていく剣心。しかしその時、志々雄の配下の手によって薫が海に落とされてしまう。ついに志々雄と対面した剣心であったが、勝負を放り出す形で自らも海に飛び込む。

大荒れの海の波に攫われ、どこかの砂浜に流れ着いた剣心。そこに現れた謎の男。

男は剣心を担ぎ上げどこかへ連れ去るのだったーー

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映画『るろうに剣心 京都大火編』のキャスト

緋村剣心 / 佐藤健

るろうに剣心
出典:映画『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』公式サイト

本作主人公。穏やかな風貌で、少し間の抜けた話し方、争いを好まぬ性格であるが、かつては「人斬り抜刀斎」として京都中を震撼させた伝説の剣客。

器が大きく滅多に怒りを見せない人物であるが、今作では志々雄に対して激怒する姿を度々見せることになった。

前作に続き主人公の緋村剣心を演じたの俳優の佐藤健さん。前作で数々の賞を受賞したアクションはさらに磨きがかかっています。特に映画終盤で屋根を駆けるシーンは圧巻です!

また前作に比べ感情の起伏が激しくなる演技も必見です。怒り、悲しみ、時に影をのぞかせるその表情にも注目してみてください!

神谷薫 / 武井咲

るろうに剣心
出典:映画『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』公式サイト

本作ヒロイン。剣心を居候させている。「神谷活心流」の師範を担い、父から受け継いだ道場を守り抜く気の強い少女。活発で正義感が強く、思ったことは口に出すタイプのため危険に晒されることも多い。

剣心の心のよりどころであり、自身も剣心のことを心から慕っている。今作ではそんな気持ちの葛藤を見せることになった。

前作に続きヒロインの神谷薫を演じたのは女優の武井咲さん。今作では薫の葛藤を見事演じています。

剣心を思うあまり自分の気持ちを押し込めてしまう薫。しかしそんな姿勢は本来の彼女ではなくて・・。2人の間に流れる空気感にも注目です!

志々雄真実 / 藤原竜也

るろうに剣心
出典:映画『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』公式サイト

遊撃隊に転身した剣心から暗殺業を引き継いだ「影の人斬り」。過去に剣心との面識はないが、剣の腕と頭の切れは剣心に比肩すると言われた。

その底知れない野心から危険視され、討幕派が勝った後に仲間から奇襲され、身を焼かれる。辛うじて生き残ったものの全身を包帯で覆われるようになってしまった。

自身を奇襲した者への復讐は考えておらず、「日本転覆」という目的のためだけに動く。

モデルは新選組筆頭局長芹沢鴨。

本作での剣心の敵・志々雄真実を演じるのは俳優の藤原竜也さん。『DEATH NOTE デスノート』、『カイジ』など数々の映画に出演し、多くの賞を受賞した名俳優です。

しかしそんな彼であっても志々雄の役作りには苦労したそうです。作中一再現が難しいと言われる志々雄の外見を作るのは特注のスーツ。そのあまりの不便さに嫌になったと言っています。

逆に良かったと言っているのが志々雄の「仮面性」。実写映画ということで役作りに苦労する俳優が多い中、包帯という「仮面」があることで志々雄という役を演じやすくなったそうです。

剣心とは衝突することなった志々雄ですが、どちらも自身の正義に従うという点では共通しています。手段を選ばないため、残酷に描かれる志々雄ですが、単に悪役としてでく人としての魅力が垣間見えます。藤原さんの志々雄像に注目です!

瀬田宗次郎 / 神木隆之介

るろうに剣心
出典:映画『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』公式サイト

志々雄の精鋭部隊「十本刀」最年少にして最強の剣士。志々雄の側近として最も信頼を置かれている部下であり、大久保利通暗殺をはじめとする最重要任務を任される事実上の右腕。

喜怒哀楽の「楽」以外の感情が欠落しており、常に微笑を浮かべている。

モデルは新選組一番隊隊長・沖田総司。

志々雄の側近・瀬田宗次郎を演じたのは俳優の神木隆之介さん。その風貌から作中人気も高かった美少年・瀬田を見事再現しました。

特に、常に微笑を浮かべる瀬田の不気味さを表現したのは圧巻です。剣の腕は剣心に迫るものがありながらも、志々雄の前では少年のようにあどけなさを見せるギャップがたまりません!

四乃森蒼紫 / 伊勢谷友介

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出典:映画『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』公式サイト

江戸幕府に仕え、江戸城の警護を務めた御庭番衆最後の御頭で15歳にしてその座を引き継いだ天才剣士。常に冷静で表情を変えないが、非常に情に厚い。

幕府が倒れた後、新政府から多くの仕官の話がきていたがこれを断り、口封じのために殺される味方のために剣をふるった。

幕府によって仲間を殺されたが、その幕府は滅びてしまったため行き場のない怒りを抱えており、次第にその時代最強であった「抜刀斎」に固執するようになる。

剣心を追う謎の剣士・四乃森蒼紫を演じたのは俳優の伊勢谷友介さん

四乃森の設定は原作とは大分異なりますが、自然に溶け込ませています。今作では剣心と志々雄という構図とは別に、第三勢力として登場する四乃森。志々雄と手を組む原作との違いにも注目してみてください!

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映画『るろうに剣心 京都大火編』のここを見よ!

原作の中でもファンから絶大な人気を誇る京都編。その実写化とあって期待するファンも多い分、クオリティを心配する声も多く聞かれました。

しかしそんな不安をはねのけてみせた今作。その中でも「ここを見よ!」という注目ポイントを紹介します!

①衝突するそれぞれの正義

前作に比べ登場人物が多く、それぞれが剣心の過去に関わることになる今作。そこで描かれるのは男たちの正義であり、己の美学です。

維新後は「不殺の剣」を掲げ、人を救うために剣をふるう剣心。

「弱肉強食」の信念を掲げ、その世界の実現のために生きる志々雄。

そして己と仲間のために剣心に歯をむく四乃森。

それぞれが対立することになりますが、彼らが剣をふるう理由は同じ。それは自身の譲れぬものを守るため。その面では共通しているのです。

実写映画というものは、原作の限られた場面を切り取り、映像の世界に収めるものですが、登場人物たちが何を思い、何のために戦っているのかが鮮明に見えてきます。

登場人物たちの抱える過去、それに基づく信念、そしてどう決着させようとしているのか、そこに秘められた美学を感じ取ってみてください!

②左之助と剣心の友情

あらすじで述べた通り、今作は剣心が仲間たちを東京に残し京都へ旅立ちます。そこにあるのは危険な戦いに仲間たちを巻き込みたくないという剣心の優しさです。しかし優しさは時に人を傷つけるもの。何も告げられずに置いて行かれた左之助は剣心に怒ります。

注目して見てほしいのが「京都大火」が始まり、左之助と剣心が合流するシーン。薫と弥彦は一足先に再会していましたが、左之助と剣心の再会はここでした。

「さの…どうして…?」

「どうして?おめえの力になるために決まってんだろうが!」

「かたじけない」

「分かりゃいいんだよ」

左之助の登場に驚く剣心とやっと再会した左之助。自分に何も告げずに旅立った剣心に怒る左之助は剣心の顔を見るなり殴りかかります。

しかし2人の喧嘩はそこで終わり。東京から京都へ来るまで溜め込んでいた左之助の怒りは拳骨ひとつで治まります。

この場面で一層増したふたりの友情。今後左之助が剣心のためにどう戦うか注目したくなりますね

③薫の恋慕と剣心の信頼

るろうに剣心 京都大火編
出典:映画.com

京都へ向かうことを決心した剣心は薫にのみ別れを告げて旅立ちます。

「今までありがとう。そして、さようなら。」

平穏な生活と自分の役目を天秤にかけて、剣心は薫へ別れを告げます。左之助や弥彦にそうしたように、何も告げずに行くのが正解だと分かっていながらも、大切な薫には告げずにいられなかったのでしょう。

ここに剣心の優しさと、滅多に見せないように弱さが詰まっている気がします

一方別れを告げられた薫ですが、最初に出てきた言葉は「志々雄を暗殺するの?」といった剣心を心配するものでした。

行って欲しくないという自身の気持ちを押し込めて、剣心が「人斬り」に戻ってしまうことを真っ先に心配する、切実な気持ちを痛々しいほど感じられる場面です。

そんな薫ですが、恵に背中を押される形で京都へ剣心を追っていくことを決心します。大切な人が変わってしまうのを自身の手で止めようとする、そんな薫の性格を象徴しているとも言えます

まとめ

志々雄や瀬田、四乃森との決着がつかずに終わってしまう今作。気になる物語の続きは『るろうに剣心 伝説の最期編』で描かれます。

艦隊で東京へと向かった志々雄との決着はいかに!そして最後に剣心を背負っていった男は誰なのでしょうか?物語は今後も目が離せない「るろ剣」シリーズに注目です。

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文学部に通う現役大学生ライター。映画も文学もかじってます。好きな映画は『ソラニン』、専門は平安文学です!