映画『ドラえもん』シリーズがエモい!おとなの心にも染み入る名言特集
世界中の人が知っている、あるいは観たことがある、ネコ型ロボット「ドラえもん」。藤子・F・不二雄先生の漫画をアニメ化し、今では子供から大人まで心に残る作品を多数残しています。2023年3月公開予定の最新作『のび太と空の理想郷』で42作目になり、テレビアニメは1973年から始まっているので、今年で49年目となります!そう思うと、とっても長く愛されてきた作品なことがわかりますね!!
今回は“映画『ドラえもん』シリーズに登場するとびきり心に響く名言をご紹介していきます!この名言を知っていれば、きっと何倍も映画の魅力を感じられるでしょう。
映画『ドラえもん』シリーズはキャッチコピーも魅力的!
名言の前に、ドラえもん映画といえば一部の方はピンとくるかもしれませんが、近年のドラえもんはキャッチコピーとポスターが秀逸でどこか”エモい”と度々ネット上で話題になっていますよね。
名言のご紹介に入る前に、”エモい”キャッチコピーをいくつかご紹介していきます!
「リングはひとつ。救いたい星は、ふたつ。」(画像左)
「氷は、透明なタイムマシンなんだ」(画像右)
「時を超えるのが、友情だろ」(画像左)
「本当の友だちと、、ニセモノの友だち。何が違うんだろう。」(画像右)
「7億年前にあったことは、明日あっても不思議じゃないんだ。——全地球凍結」(画像左)
「10万年後に、助けてくれ。」(画像右)
「2018年、春。新しい島、見つかる」(画像左)
「見つけたのは、宝物以上の、宝物。」(画像右)
「万有引力があるんだね。離れてたって、友だちには。」
「大人のフリが上手な人が、大人なだけだよ。」
出典:ドラえもん公式Instagram
「帰り道がわかっているから、どんなに暗くても怖くはない。」
出典:ドラえもん公式Instagram
「道は違っても、同じ光を見上げている。」
出典:ドラえもん公式Instagram
「子どもの頃、世界を救いたかった。今夜は、あいつを救いたい」
出典:ドラえもん公式Instagram
「思い出だって、思い出さないと消えてしまうから」
出典:ドラえもん公式Instagram
…お分かりいただけましたでしょうか?ドラえもんを子供向け作品だと思って侮るなかれ。おとなになってしまった人の心にもグサグサと刺さるキャッチコピーばかりですよね。
そして、これらのキャッチコピーだけではありません!映画ドラえもんシリーズには、数多くの「名言」が登場します。下記でご紹介する名言の数々から作品を振り返り、子どもも大人も楽しめるドラえもんの世界に浸ってしまいましょう!
映画『ドラえもん』シリーズ名言集
ドラえもんの名言
2013年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第33作目『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』内のドラえもんとのび太の出会いの回想シーンの名言。ある日ドラえもんの鈴が何者かによって盗まれてしまいます。ドラえもんはのび太との大切な思い出の詰まった鈴のため、どうしても取り返したいと必死になります。
二人が出会って関係がうまくいっていないとき、のび太はドラえもんの鈴を誤ってドブに落としてしまいます。それを二人で泥だらけになりながら一生懸命探していると、のび太の靴の中に入っていたことに気づき、二人は笑い合います。ドラえもんは「あの時ようやくのび太くんと友だちになれた気がした」と、その鈴をのび太との思い出として大切にしていたのです。二人の友情が詰まった大切な鈴を見つけたとき、とても感動的で涙を誘われます!!
2016年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第36作目『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』内のドラえもんの名言。ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の5人はそれぞれの理由で家出をすることを決意し、日本最古の誕生の地へ行くことになりました。そこで石器時代の生活や文明をみて、ドラえもんの道具を貸せばいいという話になったとき、ドラえもんが皆に言った一言です。
未来を変えることはできても過去は変えてはいけない、そういう原理をのび太たちに教えた名言です。普段当たり前のようにひみつ道具を使っている彼らにしたら、使えないもどかしさはあるかもしれませんが、それも勉強だとドラえもんは教えてくれます。
2006年公開の『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』から抜粋したドラえもんの名言。恐竜の卵を探すのに必死になっているのび太を見て、ドラえもんが応援して見守る時に発したもので、最近ではドラえもんお得意の「あたたかい目〜」の元となったセリフでもあります。
今回も温かい目出るかな?
#のび太の新恐竜
#ドラえもん pic.twitter.com/xJr3zZgljj— あんたい (@anneentai) July 3, 2019
一生懸命になっているのび太を、背後で表情を変えながら見守っているドラえもんですが、、その内の「あたたかい目」がシュールで面白いと、ネット上で有名になりました。
コミカルなシーンですが、1つのことに打ち込むのび太を密かに応援するドラえもんの優しさが現れたセリフですね。更に「失敗してもいいさ」というセリフに、「大切なのは失敗しないことではなく、一生懸命になること」というメッセージを感じられます。
『映画ドラえもん のび太と夢幻三剣士』より。こちらは有名小説「三銃士」をモチーフにした作品。好きな夢をみることができるひみつ道具で夢の世界に入り、夢の中の世界で活躍するのび太。
夢の中での生活に浸り、現実から逃げようとするのび太に対して放つセリフがこちら。このセリフは、私たちの心にも刺さるものがあります。ドラえもんは、画面を超えて私たちにも”辛いことから逃げず、立ち向かうことの大切さ”を教えてくれているのかもしれません。
1992年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第13作目『映画ドラえもん のび太と雲の王国』内のドラえもんの名言。のび太は雲の上には天国があると信じていて、周りに馬鹿にされます。そんなのび太を励ますため、ひみつ道具「雲かためガス」を使って雲の王国を作ります。ところが、本当に雲の上には天界があり、のび太たちは不法に侵入したとして捕まってしまいます。ドラえもんは天界人に警告のつもりでガスタンクを準備するも対天人連邦にタンクを悪用されそうになります。
その時、ドラえもんは責任を感じ、捨て身の攻撃でガスタンクに突っ込み、事態を収拾させるのです。ドラえもん映画にはあまりない展開ですが、ドラえもんの男気が見えた瞬間でした
のび太の名言
2000年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第21作目『映画ドラえもん のび太と太陽王伝説』内ののび太の名言。
のび太にそっくりな太陽王ティオのために戦いに挑むときに「僕が味方したって大した戦力にはならないと思うけど」という前置きがありながら、「君は一人じゃない!」というメッセージが込められています。
何をやってもダメなのび太ですが、友達を思いやる心は誰にも負けません!「自分も頑張らないと!」と思えるセリフです。
2002年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第23作目『映画ドラえもん のび太とロボット王国』内の名言。心があるロボットの心を抜き取るというロボット王国の王様へ、のび太が放った言葉です。
心がないロボットとは会話にならないですし、悲しいですよね。いつも喧嘩ばかりしているドラえもんとのび太ですが、心があるからこそ喧嘩もできて仲直りができる。そんな当たり前なことを改めて教えてくれる一言です。
2017年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第37作目『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』内で、ドラえもんが氷の中に閉じ込められてしまった時、のび太が言った一言。
謎のリングに導かれ、氷の下に眠る巨大都市にたどり着いた5人。いつもドラえもんに頼りひみつ道具を使っていたが、そのドラえもんが凍ってしまい、なんとしてでも助けようとする4人。もはや友達の域を超えて家族の絆を感じますよね。いつもは助けられてばかりでも、やるときはやる!のび太はそういう男です!
2018年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第38作目『映画ドラえもん のび太の宝島』でのび太がシルバーに向かって言う名言。「宝探しをしよう」と始まったこの冒険。海へ航海に出て、海賊との闘いが繰り広げられる。船長のシルバーとその息子フロックに出会うが、親子は対立していました。シルバーは子供を守るためと計画を進めていきますが、フロックはそれを阻止しようとしています。
そんな親子を見たのび太は、「大人は絶対に間違わないの?僕たちが大事にしたいと思っていることは、そんなに間違っているの?」と子供の気持ちをシルバーにぶつけます。「僕だったらお父さんと仲が悪かったら悲しい」と自分に重ね、二人の仲を取り持ちます。のび太って、基本的には何をやってもだめな子なんですが、こういう場面で出る素直な言葉に向き合ってみると、本当に優しくていい子なんだと考えさせられますね。
2014年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第34作目『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』のラストシーンでのび太が夕陽を見ながらつぶやく一言です。たくさんの危険や感動な冒険をしてきた5人ですが、これからもみんなで冒険がしたい、そう思った一言でしょう。これは私たち大人へのメッセージですね。子供は冒険が好き、それを経験させてあげられるのが大人の役目なのだと実感させられます。
出典:Amazon.com
2008年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第28作目『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』内に出てくるのび太の名言。ある日のび太は裏山から拾ってきた苗木にひみつ道具「植物自動化液」を掛けて、自由に動けるようになった苗木に「キー坊」と名づけ、友達になります。しかし、植物の惑星宇宙人たちがキー坊を利用して地球の緑をすべて回収する計画を企てているのを知り、阻止するためにドラえもんたちは冒険にでます。
キー坊が捕まり、緑の巨人に飲み込まれ暴走をしたとき、のび太がキー坊を信じていると強く感じさせるセリフです。キー坊とすごした日々、友達になれたということ、それはキー坊との絆をより深く感じさせるものです。
しずかちゃんの名言
2004年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第25作目『映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』内のしずかちゃんの名言。ワンニャン国からの帰り道に、人と動物の繋がりや家族のつながりなどをそれぞれしみじみ感じたしずかちゃんたち。小学生ながら、大人をもハッとさせてくれる言葉ですよね!ちなみに、今作は旧ドラえもん声優を担当されていた大山のぶ代さんの最後の映画作品となっています。
1985年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第6作目『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』内のしずかちゃんの名言。人の親指ほどの大きさのピリカ星のパピと出会い友達になります。ピリカ星を守るべく大冒険が始まるのですが、戦艦の中にしずかちゃんとスネ夫が二人になり、敵が攻めてきたときに怯えて隠れようとするスネ夫に放った言葉です。
しずかちゃんは女の子なのに、たくましく正義感が強いのを改めて実感する一言となっています。そのあとちゃんとスネ夫も出てきて、女の子一人で危険な目にあわせられないと男気を見せてくれます。いつのなら怯えて終わるスネ夫も、この作品ではかっこいい一面が観られますよ!
2011年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第31作目『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ天使たち~』内のしずかちゃんの名言。リルルは地球侵略を企む惑星から来たスパイロボットだったが、しずかちゃんに助けられ次第に自分がやっていることが正しいのか疑問を抱いていきます。そんなリルルが「人間のすることってわからない。どうして敵を助けるの?」と質問してしずかちゃんはこのように答えました。
人間って見て見ぬ振りができない生き物ですよね。人が困っていたら助ける、その行動がロボットには不思議に思えたのでしょう。しずかちゃんの優しさが詰まった名言になっています。
ジャイアンの名言
1990年3月公開の映画ドラえもんシリーズ『映画ドラえもん のび太とアニマル惑星』内に出てくるジャイアンの名言。アニマル惑星より地球に戻ってこれたジャイアン達。しかし聞こえるはずのないチッポの声がジャイアンに聞こえ、アニマル惑星が悪魔ニムゲの襲撃を受けていることを知ります。
アニマル惑星では散々怖い思いをしたドラえもんたちですが、みんなで助けに行くことになり再度集合します。しかし、ジャイアンは時間になっても集合場所に現れません。置いていこうとした瞬間、大きな風呂敷を持ったジャイアンが現れみんなに向けて放った一言です。ジャイアンって俺様だけど、友達のことになると一番に動ける友情を大切にするタイプですよね。
普段はいじめっ子のジャイアンですが、なんとも肝の据わったカッコイイセリフを放ちのび太を擁護するシーンです。恐竜のピー助を恐竜ハンターに引き渡せば助かるものの、ジャイアンはのび太の味方をすることを優先します。
自分の気持ちに嘘のない、まっすぐな言葉だからこそでたセリフですね。
『映画ドラえもん新・のび太の日本誕生』より。あのガキ大将が世界で一番怖いとも称する母親に対して泣きながら大反発するシーンです。
結局ジャイアンは母に言いくるめられてしまうのですが、普段のび太を泣かせているあのジャイアンが泣きながら訴えたセリフには視聴者も驚かされました。
スネ夫の名言
2006年3月公開の映画ドラえもんシリーズ第26作目『映画ドラえもん のび太の恐竜』内のラストシーンでスネ夫がジャイアンに言った名言。恐竜時代に飛んで狂暴なティラノサウルスやその時代の恐竜ハンターに追われるなど、様々な危険な目に遭いながらも無事に帰って来たのび太たち。その帰り道ジャイアンがスネ夫に「宿題みせろよな」と優しく言うと、いつもなら嫌がるスネ夫も、優しい声で名言を答えたのです。
いつも俺様なジャイアンが優しく言うってなかなかないシーンですよね。でも同じ経験を乗り越えた仲間だからこそ、お互いが優しくなれるのだと教えてくれます。ドラえもんならではの、“友情”が見える会話だと思います。
まとめ
以上、映画ドラえもんシリーズの名言特集でした!
ドラえもんの映画といえば感動作が本当に多く、友情がどれほど大切か、人として何が正しいのかを教えてくれるものばかりです。加えて、毎度豪華声優さんが集うゲスト声優も楽しみの一つですね。
名言を振り返って、「あの作品また観てみたいな」と感じたら、ぜひぜひチェックしてみてくださいね!