生々しい表現に思わず目を瞑りたくなる!?園子温監督のおすすめ映画7選!

「グロ」や「エロ」など、生々しい作品が特徴的な、世界に認められる園子温監督。女優を育てることでも有名です。園子温監督は、本名も園子温です。1961年生まれの57歳。出身地は愛知県の豊川市です。
1985年に監督デビューし、2009年公開の「愛のむきだし」では、宗教にのめり込む人々の姿を描き、ベルリン国際映画祭、国際批評家連盟賞を受賞します。2012年に公開した「ヒミズ」でもベネチア国際映画祭のグランプリを争うコンペティション部門に出品されるなど、海外でも注目されています。そんな園子温監督の作品は、生々しく、目を覆いたくなるような作品が多いです。
役者に対しては、厳しく接するそうですが、満島ひかり、二階堂ふみ、吉高由里子は、その厳しさで育てられたとして知られています。
それでは、園子温監督の”世界に認められる作品の数々”を公開度順にご紹介していきます!

1.自殺サークル

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あらすじ

新宿駅のプラットホームにて。54人の女子高生たちが、横一列にてをつないで、線路に飛び込み集団自殺を遂げた。これが皮切りとなり、ブームのように集団自殺が繰り返される。

警察が事件か、事故のどちらで処理していいのか混乱している時、 ”コーモリ”(嘉門洋子) という人物から電話が入り、自殺予告をしているサイトの存在が告げられる。そのサイトは「自殺クラブ」と呼ばれるものであった。警察は、サイトの主催者であるジェネシス(ROLLY)を逮捕する。しかし、ジェネシスは相次ぐ集団自殺事件に便乗した連続殺人グループのリーダで、集団自殺事件とは無関係であったーーー。

ココがスゴい!「自殺サークル」園子温監督の撮影裏話

あまりCGを使わず血糊を使って撮影されたそうです。相当な量の血糊を使ったと思います。
駅のプラットホームでの集団自殺は迫力がすごいです!気になる方は予告でも詳細が見れますよ。

絶対見逃せない!この映画の見どころ!

「コンビニにいく」ぐらいの軽い気持ちで自殺をしていく光景は、この映画でないと見れないでしょう。非日常を味わいたい方は是非。

基本情報

上映時間:99分
監督:園 子温
出演者:石橋凌/永瀬正敏/さとう珠緒/宝生舞/野村貴志/麿赤児
受賞歴:第7回ファンタジア国際映画祭(カナダ) 画期的映画部門観客賞・画期的映画賞審査員賞
公開日:2002年3月9日

2.愛のむきだし

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あらすじ

敬虔(けいけん)なクリスチャンの家庭に育った青年、角田ユウ(西島隆弘)。若くして、母親を亡くし、神父の父テツ(渡部篤郎)と2人暮らししていた。しかし、ある出来事を境に、優しかった父はユウに懺悔を強制するようになる。父の期待に応えようと、懺悔のために毎日罪作りをする内に ”盗撮” の世界にはまっていく。

そんなある日、運命の女性ヨーコ(満島ひかり)に出会い、一瞬で恋に落ちるがーーー。

ココがスゴい!「愛のむきだし」園子温監督の撮影裏話

・撮影現場は緊張感があったそうです。「楽しい現場ではいい作品は生まれない」、「役者から嫌われても構わない。厳しくすることが役者に対する愛」だと園子温監督はいいます。
4時間の上映時間でも、カットしすぎたと感じるそうです。そこで、未使用シーンを1時間以上復元し、音楽や音響も再構築した、5時間を越える最長版が作成されました。「家でゆっくりと見て欲しい」と園子温監督はいいます。

絶対見逃せない!この映画の見どころ!

満島ひかりがワンカットで台詞をいうシーンは圧巻です。ヨーコがユウに向かって、愛の賛歌と呼ばれる章を暗唱します。この章は、愛とはどういったものかが語られた章であり、聖書の中でも有名な部分です。

基本情報

上映時間:237分
監督:園 子温
出演者:西島隆弘/満島ひかり/安藤サクラ/尾上寛之/清水優
受賞歴:
・第9回東京フィルメックス アニエスベー・アワード
・第59回ベルリン映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞受賞
・『映画芸術』2009年日本映画ベストテン第1位
公開日:2009年1月31日
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3.冷たい熱帯魚

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あらすじ

小さな熱帯魚屋を経営する社本信行(吹越満)と妻の妙子(神楽坂恵)は、娘の美津子(梶原ひかり)がスーパーで万引きしたと通報を受ける。娘を引き取りに行った二人は、そこで村田幸雄(でんでん)と出会う。彼は、スーパーの店長と知り合いで、万引きの件を穏便に収めてくれたのだ。

村田は巨大な熱帯魚屋である、アマゾンゴールドのオーナーであった。帰り道に、村田に誘われ、店に寄る。美津子を住み込みの従業員として預かることを提案され、了承する社本。さらに数日後、村田から儲け話を持ちかけられ、深い闇にはまっていくのであったーーー。

ココがスゴい!「冷たい熱帯魚」園子温監督の撮影裏話

実際に起きた複数の連続猟奇殺人事件に着想を得て製作された作品です。
・神楽坂は青あざができ、梶原も鼻血をだすことがあったほど、激しい現場だったようです。出演者たちの園子温監督への信頼があったからこそできた撮影ですね。

絶対見逃せない!この映画の見どころ!

強烈な悪役・村田を演じるでんでんの演技力でしょう!村田は一見すると、人望がある優しいおじさんですが、ひとたび本性を表すと、残虐な殺人鬼に豹変するんです。普段は気のいい八百長の親父さんのような役を演じることが多い、でんでんは「村田を演じたあとは、(日常生活で)どんな悪いことでもしていいような気持ちになって大変でした。でも悪人の役をもらっておいて、お礼を言うのも何だけど、ありがとうございました」とコメントしています。

基本情報

上映時間:146分
監督:園 子温
出演者:吹越満/でんでん/黒沢あすか/神楽坂恵/梶原ひかり
受賞歴:
・第36回報知映画賞・監督賞(園子温)、最優秀男優賞(でんでん)
・第54回ブルーリボン賞・作品賞
・第21回東京スポーツ映画大賞・作品賞、監督賞(園子温)
・第35回日本アカデミー賞・最優秀助演男優賞(でんでん)
公開日:2011年1月29日

4.ヒミズ

ヒミズ|株式会社ポニーキャニオン

映画『ヒミズ』予告編 2012年1月14日(土)公開! – YouTube

あらすじ

舞台は東日本大震災によって被災したとある町。実家の貸しボート屋を営む中学生の住田祐一(染谷将太)は、不遇な現実を諦観しつつも、平凡な生活を夢見ていた。そんな住田を一途に思う同級生の茶沢景子(二階堂ふみ)は愛する人と共に守り守られながら生きていくことを望んでいた。

そんなある日、借金から逃げ、行方をくらましていた住田の父が帰ってくる。住田に暴力をふるい、お金をせびる父。そんな中、住田の母(渡辺真起子)は、父とは違う中年男性と駆け落ちする。住田は限界を迎え、取り返しのつかないことをしてしまうーーー。

ココがスゴい!「ヒミズ」園子温監督の撮影裏話

・作品の準備期間に東日本大震災が起こったことから、内容を変更し、被災地の映像を加えたそうです。「震災後に、何もなかったように映画を撮り続けることはできなかった。どんなことをしても震災を作品に取り込まなければと思ったのです」と園子温監督は語っています。
・二階堂ふみはヒミズのオーディションで、茶沢景子役をやりた過ぎたけど、どう伝えれば良いかわからず泣いたそうです。映画への気持ちが伝わります。

絶対見逃せない!この映画の見どころ!

主人公が中学生というのがおもしろいです。子供なのに、不遇な人生を変えるため、努力し続ける住田の姿には心打たれるものがあります。こんなにも辛い人生を見せられたら、自分の悩みなんてちっぽけに思えます。

基本情報

上映時間:130分
監督:園 子温
出演者:染谷将太/二階堂ふみ/渡辺哲/諏訪太朗/川屋せっちん
受賞歴:
・2012年映画芸術日本映画ワーストテン2位受賞
・第68回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(染谷将太)(二階堂ふみ)
公開日:2012年1月14日

5.新宿スワン

映画『新宿スワンⅡ』公式サイト

映画『新宿スワン』本予告 2015年5月30日公開 – YouTube

あらすじ

舞台は新宿。一文なしだが、野心家である白鳥龍彦(綾野剛)は、新宿・歌舞伎町に迷い込む。あることをきっかけに彼は、スカウト会社バーストの幹部社員である真虎(伊勢谷友介)に紹介され、バーストの社員になる。彼は、色いろな人物と対峙しながらも、スカウトマンとして、一人の人間として、成長していくのであった。

ここがスゴい!「新宿スワン」園子温監督の撮影裏話

・役者さんのインタビューによると、園子温監督が、町で会ったキャバ嬢を起用したり、色いろな変更があったそうです。
・綾野剛は、初めての撮影のときに、周りも引くぐらいのハイテンションでいったようです。園子温監督はそんな綾野剛の姿を見て、現場の方向性を変えました。

絶対見逃せない!この映画の見どころ!

本作のみどころは、トップを目指して上を目指し続ける龍彦の生き方です。現在は便利な世の中で、さしたる情熱を持たずとも不便なく生きていけます。しかし、若者に向けて、園子温監督は「龍彦のように小さくまとまらずに、大きい夢をドカン抱いて生きて欲しい」と語っています。そんな監督の思いも詰まった作品です。

基本情報

上映時間:139分
監督:園 子温
出演者:綾野剛/山田孝之/沢尻エリカ/伊勢谷友介
受賞歴:第7回TAMA映画賞 最優秀男優賞(綾野剛)
公開日:2015年5月30日

6.ラブ&ピース

映画『ラブ&ピース』(@LandP_asmik)さん | Twitter

映画『ラブ&ピース』予告編 – YouTube

あらすじ

鈴木良一(長谷川博己)はロックシンガーになることを夢見ていたが、今は諦め、サラリーマンとして働いている。彼は、同僚の寺島裕子(麻生久美子)に片思いしていて、亀のピカドンだけが友達。ある日、ピカドンを職場に連れて来ているのがバレてしまう。焦った良一はピカドンをトイレに流してしまうーーー。

ココがスゴい!「ラブ&ピース 」園子温監督の撮影裏話

・園子温監督の作品では出演者が解放されるそうです。今作の撮影の方法を、俳優を犬に例えて「動物と仲良くなるときのように、自由にしていい空間に解き放つんです」と語っています。
・公開の25年前に園子温監督が、商業映画のために書いた最初の台本です。ラブ&ピースには、園子温監督のやりたかったことの原点が全部詰っています

絶対見逃せない!この映画の見どころ!

これまで園子温監督があつかってきた「グロ」「エロ」を完璧に封印しているところです。
監督は「最後に笑って泣ける、そんな映画を初めて作りました。家族連れで楽しんでほしいです」と作品について語っています。今までの作品からは想像できない園子温ワールドを楽しみましょう…!

基本情報

上映時間:117分
監督:園 子温
出演者:長谷川博己/麻生久美子/渋川清彦/奥野瑛太/マキタスポーツ
受賞歴:なし
公開日:2015年6月27日

7.ひそひそ星

映画『ひそひそ星』園子温最新作 2016/05/14公開

映画『ひそひそ星』予告編 – YouTube

あらすじ

舞台はロボットが8割、人類が2割になった未来の宇宙。星々を巡り、人間たちに荷物を届けるアンドロイドの鈴木洋子(神楽坂恵)は、今日も船内を掃除したり、旅を記録したり、マシンらしく退屈せずに過ごしていくのであったーーー。

ココがスゴい!「ひそひそ星」園子温監督の撮影裏話

・園子温監督は「25年前の自分をリスペクトして、当時考えたことをなるべく忠実に実現してやろうという気持ちで取り組んだんです。とにかく宇宙船は、ハリウッド映画にも今まで絶対に存在しなかったものにしたかった」といいます。
モノクロの映像で綴ったSF映画なんです。タイトルにもひそひそとあることから静けさや、退屈さをモノクロから表現したんだと思います。

絶対見逃せない!この映画の見どころ!

この映画の見どころは “退屈” なところです。と、いうと誤解されると思いますが、ひそひそ話は、退屈であることが前提になっている作品なんです。映画の公式サイトには「宇宙船での旅はたいくつ極まりない。しかし、マシンである洋子は退屈を感じない」とあります。

つまり、私たち(映画の観客)は退屈を感じるが、アンドロイドは退屈と思っていないということです。園子温監督は映画を通じて、「退屈とはなにか」というメッセージを投げかけたかったのでしょう。

基本情報

上映時間:100分
監督:園 子温
出演者:神楽坂恵/遠藤賢司/池田優斗
受賞歴:第40回トロント国際映画祭 NETPACアジア最優秀映画賞
公開日:2016年5月14日

まとめ

以上、園子温監督の作品を公開年度順にご紹介しました!社会の裏が舞台になったり、殺人ものがあったり、はたまたコメディがあったりと、様々な顔を見せてくれる園子温監督。
次の作品がどんなものになるのか予想できないです。これからも注目していきましょう!

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